マダム・チェチーリアさんが投稿したJean-Georges Tokyo(東京/六本木)の口コミ詳細

レビュアーのカバー画像

フォトエッセイで綴るマダム・チェチーリアのレストラン探訪

メッセージを送る

マダム・チェチーリア (女性・東京都) 認証済

この口コミは、マダム・チェチーリアさんが訪問した当時の主観的なご意見・ご感想です。

最新の情報とは異なる可能性がありますので、お店の方にご確認ください。 詳しくはこちら

利用規約に違反している口コミは、右のリンクから報告することができます。 問題のある口コミを報告する

Jean-Georges Tokyo六本木、麻布十番、乃木坂/フレンチ、アメリカ料理

1

  • 夜の点数:4.4

      • 料理・味 4.4
      • |サービス 4.7
      • |雰囲気 4.3
      • |CP 4.4
      • |酒・ドリンク 4.4
1回目

2015/04 訪問

  • 夜の点数:4.4

    • [ 料理・味4.4
    • | サービス4.7
    • | 雰囲気4.3
    • | CP4.4
    • | 酒・ドリンク4.4

カウンターで至福のディナー

(2015年4月)

ひと月ほど前に予約を入れて4月1日水曜日30分遅れで
おじゃま致しました。なぜ30分も遅れたかと申しますと
ローダーデール前の桜並木が美しくて、そこでタクシーを
下りて満開の桜を愛で、お散歩で坂を下りて行きましたら
ケンゾー・エステイトに Happy Hour のサインがあって
アペリティフ代わりにロゼを一杯〜♬ 寄り道が長くなっ
てしまったからでした。が、JG では皆様に笑顔でお迎え
戴き、エントランスと階段には満開の桜が活けてあり・・
カウンター中央に私達の席が用意されていました。ほぼ同
時に女性2名様ご来店で8pm 前に私達を入れてカップル
4組で満席になりました。

先ずはワイン・リストを拝見〜ブルゴーニュではロマネ・
サン・ヴィヴァン2011年(18万9千円)ラ・ターシ
ュ2011年(28万3千円)ロマネ・コンティ2011
年(89万円)ボルドーはカロン・セギュール1989年
(4万9千円)シャトー・ラフィット・ロートシルト98
年(19万2千円)シャトー・ラトゥール96年(19万
8千円)シャトー・マルゴー86年(18万9千円)とい
ったラインナップ〜♬ ワイン愛好家は皆様同じく、と思
いますが、貴重なワインはたとえ開けなくてもワイン・リ
スト上でも充分にその存在を愉しめるものなのでございま
す!NY で三ッ星に輝くシェフ・ジャン-ジョルジュの日本
初レストランですから私としてはアメリカのワインで今宵
のお料理を愉しみたくカリフォルニア・ワインに目を移し
ます。ハイ・エンドが2010年オーパス・ワン(¥89
000)かと思いきや、今ロゼをいただいて来た KENZO
ワイナリーの醸造家ナパの女神と称されるハイディ・バレ
ットが97年に手掛けパーカー・ポイントで100点満点
を叩き出した名品中の名品 ’スクリーミング・イーグル’ が
載っているではありませんか!! さすが!JG〜♬ ヴィン
テージは2010年、お値段は39万8000円でした。

お友達と私は春のメニュー8品のコース(¥18000)
をいただくことに・・ワインは私のイニシアティヴでナパ
のニュートン(¥16000)を選ばせて戴きました。奇
しくも一緒に行ったダイアナ・ロスのコンサートの後→六
本木ヒルズの TUSK で飲んだワインで〜その前にニュー
トンの素晴らしさを知ったのは汐留のロイヤルパーク・ホ
テル24F にあるイクスヴァンでした。今宵のボトルは〜
Unfiltered Merlot で、より味わい深く、なんとも〜たお
やかで円みのあるメルロー、エレガントなボディーと仄か
な甘みを感じる長い余韻〜〜♬ アミューズからエッグ・
キャヴィアへと見事なプレリュードを奏で〜フォアグラ→
甘鯛→小鳩のグリルまでしっかりサポートしてくれました。

アミューズは春の彩り〜たらの芽、こごみ、そら豆など春
の香り満載、お味噌とマスタードを併せたソースで日本人
シェフならではの提案、感性でまとめられた目にも麗しい
一品〜♬ 続くは〜コースではレモン・ジュレとキャヴィ
ア・クレーム・フレッシュでしたが、私はやはりシグネチ
ャー・キュイジーヌのエッグ・キャヴィア・ウォッカ・ク
リーム(¥4500)がいただきたくてア・ラ・カルト追
加でお願い致しました。レモン・ジュレはレモン半分をく
り抜いて柔らかなジュレを詰めキャヴィアを載せた初夏を
思わせる爽やかな一品ですが、個人的にはクリーミーで優
しいジュレにキャヴィアの塩気がやや生臭く立ってしまう
感じがなきにしもあらず・・卵の殻の中にスクランブルと
ウォッカ入り生クリームが入ったエッグ・キャヴィアの方
が完成度の高い一品のように感じられました。

本マグロのヌードル仕立ては鮪と言えばアボカド、という
定番中の定番とも言える組み合わせながらワサビ醤油でな
いところが JG!! さっぱりとジンジャー・マリナード、
隠し味にはリ・オイルでございます。花びらのような透け
て見えるほどに薄いラディッシュを載せた美しい逸品〜♬
鮪の美味しさを損なわなずモンブランのように美しく魅せ
る絶妙なカットに JG のシグネチャーたる貫禄が備わって
ボルディエのバターでいただくサクッとしたビスケットと
の相性のよいこと、この上なしでございます。

フォアグラのブリュレはキャラメリゼしたフォアグラを苺
と柚子のジャムでいただく一品で〜もちろん、バルサミコ
にもよく合いますがフルーツで二度違うニュアンスが愉し
めます。ボリュームもオプティマムですネッ!コースとコ
ースをボルディエが繋ぎます。毛ガニのリゾットは北海道
産の毛ガニをボイルして柚子と海藻で仕上げられ、歯応え
のあるお米と柔らかなカニの身がカニ味噌とハラペーニョ、
柚子胡椒と心地よいハーモニーを奏でます。熱々で供され
〜最初にお米の甘みが来て辛みは後から追いかけて来ます。
決して激辛ではなく、節度のある上品な辛さとでも申しま
しょうか、辛さが一人歩きしない、むしろ全体的には優し
ささえ感じる一品でございます。

甘鯛の鱗焼きは白ゴマ・ソース〜これまた手の込んだ一品
で鱗が付いた甘鯛の切り身はふっくらとジューシー、皮は
カリッ! 単なる焼きでも揚げでも表現できない JG の世界
に圧倒されます。ハーブとスパイスの妙〜♬ この軽やか
さはどこから来るの?シェフの手元が見えるカウンターは
JG ならではの醍醐味で!! レモン・ジュレと卵の殻のキ
ャヴィアからここまで拝見させていただいて参りましたが、
スパイス・スモークした小鳩のマッシュルーム・バジル添
えも絵画のような逸品でカルダモンとアニスが香るスパイ
ス・マリネ〜スモークしてから備長炭でグリル〜♬ デザ
ートはストロベリー・リンツァー、プティ・フール付きで
丁寧にオブラートに包まれた西京味噌キャラメル、ココナ
ッツ風味のヌガー、フランボワーズのパウダーを煉って作
った小さなお餅など、最後の最後までサプライズ満載〜♬

水かきの付いた水鳥の足に入ったレモン・ジュレとキャヴ
ィアに象徴される自由自在な発想、縦横無尽に繰り広げら
れる JG のお料理のオリジナリティーは ’アジアン・テイ
ストのフレンチ’ などと括っては失礼千万〜完成度が高い、
などと言う表現が陳腐に聞こえるほどでございます。意表
を突く見せ方も奇をてらったものではなく品性のある芸術
作品として見事に完結していて、決して押し付けがましく
なく、そして、どれもが ’実のある’ 感動的な逸品揃い〜♬
10年連続でミシュラン三ッ星、NY タイムズで最高の四
ッ星を獲得されたジャン-ジョルジュ氏と NY店でスー・シ
ェフを務めた米澤文雄の日本人としての感性が相まって他
の追従を許さない創作フレンチの極みをライブで堪能させ
ていただきました。ソムリエ始めスタッフ、マネージャー
のサービスと接客も申し分なくカウンターでの接待も充分
アリ。アフター・ディナーで雨になりましたがランディー
前の桜並木を抜けてクルマの中から雨の夜桜〜♬ 満開の
桜のお出迎えとお見送りで〜♬ 至福のスプリング・メニ
ューでございました。事あるごとに訪れたい名店〜♬
東京の六本木に誕生です!!

(2014年6月)

6月1日 @9pm〜帰りがけにクルマでけやき坂を上がって
来るとショコラ・ドゥ・アッシュがあったところに2階建て
レストランがオープンしているではありませんか! ガラス
越しに店内の様子が見えて何やらよい雰囲気〜♬ ちょうど
お店の前にクルマが停められたものですから私が下りて様子
を見に行こうと致しましたら店内からマネージャーらしき方
が出て来られて非常に丁寧な接客〜♡ ディナーの帰りで犬
が一緒にいますので(また次回という意味で・・)お伝えし
ますと、ワンちゃんとご一緒にテラスでお茶でもいかがです
か? という展開に〜♬ じゃ、僕はヒルズにクルマを入れて
来るよ・・で、私とアンジェリーナは彼のエスコートでテラ
スのテーブルにご案内していただきました。

テラスはケンゾー・エステイトのワイン・ショップ前にあり
テラスにお客様はいらっしゃらず、でもテーブルはきちんと
セットされていました。ワインを一杯いただいて行くことに
致しましたら・・’アジアン・テイストのフレンチ・レスト
ラン’ だそうですが、お薦めのグラスの赤ワインはフレンチ
ではなくカリフォルニアのケンダル・ジャクソン〜これが素
晴らしい状態で〜♬ ハートのお皿にボルディエのバター!!
自家製のパンはスコーン型のビスケットで、これがまた美味
しい〜〜♬ ワインに合うことこの上なし!! 思いがけず、
夏の夜の静かなテラスで至福のひとときを過ごさせていただ
くことになりました。

アンジェリーナのパパがエスプレッソをお願いしましたら白
のカップ&ソーサーがまた奮っていて〜♬ 器は全てセラッ
クス・メゾンデートルでございます。お洒落なレストランね
ぇ・・一度お食事に来なくては〜♡ と感心しておりますと
"お客様、横浜のモノリスでお会いしてますよネッ!" エッ!
モノリス?? 去年の夏、岡田シェフにお会いできなかった
ことがあったけど→ "あの時、接客をさせていただいて〜お
客様のシャンパンを注いだのは僕だったんですよ〜♬” まぁ
〜こんなことが世の中にはあるのネ!! 彼はモノリスもジ
ャン・ジョルジュも傘下に治めるノバレーゼの社員・笹尾
建太氏で3月のジャン・ジョルジュ東京オープンから此処で
マネージャーとして勤務されていますが横浜のモノリスでは
岡田シェフと一緒に仕事をされていたのでした。私が代官山
カフェ・ドゥ・フェシエに端を発する岡田シェフとの出会い
をお話しましたら〜これから岡田に電話してみますよ〜♬
とポケットから携帯を出され〜また!その電話にタイミング
よく岡田シェフが出られて〜私に変わると・・六本木で仕事
が決まりそうなので決まり次第ご連絡入れます!!

という経緯でモノリスで会えなかった岡田シェフと六本木で
再会することになるのですが、そのきっかけはなんとジャン
・ジョルジュのテラスでした。笹尾マネージャーのワンちゃ
んとテラスでコーヒーでもいかがですか?という一声がなけ
れば岡田シェフと携帯電話で話すこともなく、彼の新しい六
本木の職場で再会を果たすこともなかったかもしれません。
ジャン・ジョルジュは NY 発〜東京は初出店で現在世界24
ヶ国で展開中〜上海では2店舗目が先週オープンしたばかり
というお話でした。改めて〜ゆっくりディナーでおじゃまさ
せていただきま〜す!!


  • ワイン・リスト

  • ボルディエのバターとパン

  • アミューズは春の彩り

  • ワイン・ペアリング・コース

  • エントランスの桜

  • 1F:カウンター

  • 準備万端・・

  • ワインも決まりました

  • エッグ・キャヴィア

  • 本マグロのヌードル仕立て

  • レモンのジュレとキャヴィア

  • キャヴィアを盛りつけ中

  • フォファグラのブリュレは

  • 苺と柚子のジャム添え〜♬

  • 毛ガニのリゾット

  • 慎重に、慎重に・・

  • 甘鯛の鱗焼きを載せます

  • 美しい!! そして美味しい!!

  • 盛り付け台は大理石

  • エッグ・キャヴィア製作中

  • 小鳩のグリルが載りました

  • お隣のカップルはバースデー

  • 小鳩の備長炭グリル

  • Unfiltered Merlot 2011

  • プティ・フールとコーヒー

  • ストロベリー・リンツァー

  • このセラーにお宝が・・

  • ご覧くださいませ〜♬

  • 前回はテラスでアンと共に〜♬

  • 六本木アークヒルズ通り

  • 雨の夜のランディー前

  • ライトアップで夜桜のアーチ

  • ディナー・メニュー

  • テラスはコミューナルですが

  • このテーブルはジャンジョルジュ

  • お皿にはボルディエのバター

  • けやき坂からの外観

  • このパンw/ボルディエが美味

  • しっとり〜ホクホク〜♬

  • お洒落なカップでエスプレッソ

  • 大人っぽい雰囲気が漂います

  • テラスから見える森タワー

  • アーティストの遊び心〜♬

  • 思いがけず素敵なアフターディナー

2015/04/21 更新

エリアから探す

すべて

開く

北海道・東北
北海道 青森 秋田 岩手 山形 宮城 福島
関東
東京 神奈川 千葉 埼玉 群馬 栃木 茨城
中部
愛知 三重 岐阜 静岡 山梨 長野 新潟 石川 福井 富山
関西
大阪 京都 兵庫 滋賀 奈良 和歌山
中国・四国
広島 岡山 山口 島根 鳥取 徳島 香川 愛媛 高知
九州・沖縄
福岡 佐賀 長崎 熊本 大分 宮崎 鹿児島 沖縄
アジア
中国 香港 マカオ 韓国 台湾 シンガポール タイ インドネシア ベトナム マレーシア フィリピン スリランカ
北米
アメリカ
ハワイ
ハワイ
グアム
グアム
オセアニア
オーストラリア
ヨーロッパ
イギリス アイルランド フランス ドイツ イタリア スペイン ポルトガル スイス オーストリア オランダ ベルギー ルクセンブルグ デンマーク スウェーデン
中南米
メキシコ ブラジル ペルー
アフリカ
南アフリカ

閉じる

予算

営業時間

ページの先頭へ