レビューを書いてばかりいて読んでいなかった頃そんなことには気づきもしなかったのだけど、ここのところ「書く気がうせている」状態が続いたので、人のレビューばかり読むようになって、その面白さを再発見するようにもなった。
その人の心象風景が投影されるのか、レビューはどこから見ているかというのがわかる。
ちなみに私の場合は「常連としての目線」の場合と、「一見としての目線」がはっきりとしているけれども、ストーリーテラー的な目線で語ることはない。
訪問しているエリアや、店のランクにもその目線が如実に現れて、限定的な地域のみで書いている人と、広範囲な地域に書いている人では評価基準が驚くほど違うようだ。
制限は一応ないのだろうけど、取材して事実としてつかんだことを書いたのか、想像で書いているのかというのも読んでいるとなんとなくわかって、想像で書いているだろうと思われる人のほうが断定しているところが面白い。
食べログレビュアーの評価は総合的に見ると「多数決」と「長いものには巻かれる」的なところがあるので、玉石混合なのだが、自分がフォローしているレビュアーの評価がある店であれば、信頼度は結構上がる。結局は個人の好みに支配されるのが「好き嫌い」なのだからあたりまえといえばあたりまえなのだけど。
これを機に、私も評価基準を変えてみようかな、と思った。