遊心さんのプロフィール詳細

　以前の書き込みは、日記の方に転記しました。


　改めて、総合評価について書いておきます。

★★★★★　満点。およそ減点すべき点が見つからない。（滅多に付けませんけど）
★★★★　　わざわざ遠回りしても、行く価値あり。
★★★　　　気にいった。近所にあったら、時々行くかな。
★★　　　　基準。可もなく不可もなく。
★　　　　　たぶん、二度と行かない。

　まあ、たぶんに感覚的というか、その日の気分で付けているので、矛盾することがあるかもしれません。ビール好きなので、美味いビールが飲める店や品揃えが多いと、評価が甘くなります。★半分は、どちらか迷った場合につけます。
　基本的に★１つと思った店については、レビューを書きません。どんな店にも、存在価値はあると思うので。たとえ、１００人のうち９９人が芳しくないと思っても、残り１人が良いと感じるならば、その１人にとっては最高の店。
　傾向としては、★２つと３つが大半になっています。
　
　食べログでは、基準を★★★として、換算するようになりましたが、私には、マイナスを細分化する意味が分かりません。よって、現状のままで続けます。


［トイレについて］
　トイレについての記述はいらないのではないかとの意見も見つけましたので、述べさせていただきます。
　私としては、トイレは、飲食店にとって非常に大きい要素だと考えます。いくら料理が良くて、雰囲気のいい店でも、トイレが不快な空間であれば、台無しになってしまうと考えてます。多少老朽化していても、トイレに気をつけている店は少なくありません。昔に比べると、最近の飲食店は、だいたい気を配っていることが多くなったので、あまり言及しませんが、要するに、神経が行き届いているかどうかのパロメーターになると考えます。駄目な所は、雰囲気を減点しています。かといって、雰囲気★１つの店のトイレが駄目という訳ではありませんけど。

［割り箸について］
　いくつかのレビューに割り箸の問題について書き込んだところ、質問を受けました。あまり長々と書くのはどうかと思いましたので、簡潔にしましたが、補足がてら、私の考えを述べたいと思います。
　私の知る限り、「割り箸がもったいない」というブームが起こったのは、日本の歴史上３回目です。最初は、第２次世界大戦中のこと、船舶が不足した折、「割りばしに使う木材を船の建造に回せ」という話。２度目は、昭和５０年代のオイル・ショツクの時。これは、紙不足から、「割り箸に使う木材を紙の原料に」という話だったと記憶しています。
　最初の時は、当時の軍需省が徹底的に調査し、出た結論は、「割り箸に使う木材を集めても船は造れない」というもの。そもそも割り箸の材料に使われていたのは、間伐材、端材、廃材だったもので、これらを集めても、とても造船には不向きだったからであります。それどころか、不可能に近い。
　２度目の時ですが、割り箸の材料となる樹木は、杉、松、竹が多く、これがまた、油分や繊維の問題から、製紙には不向きとされ、ブームは終息しました。ところが、実は、これが禍根を残しました。それは、割り箸の需要が減ったため、国内の製造業者の多くが廃業してしまったことであります。そして、そのままの状態が続いているのが現状です。その結果、間伐材の用途が限られ、売り物にならないという話。昨年、テレビで鹿児島の杉林が取り上げられていましたが、間伐材を山から下ろすのに１本１３０００円の費用がかかるのに対し、売れても１本８０００円位にしかならないとのこと。したがって、間伐材を放置する、あるいは間伐すら行わないケースも少なくないとのことです。それは、他の木々の成長を阻害し、根ぐされを起こすなど、森林にとって、あまり良い結果をもたらしません。
　要するに、樹木→木材→割り箸→ゴミのサイクルから、割り箸が抜け落ちるだけの話。、最終的にゴミになるのは一緒であります。さらに言えば、木材は燃やせば、ほぼ二酸化炭素になりますが、腐らせるとメタンガスを発生させてしまいます。メタンは、二酸化炭素の２０倍の温暖化作用があるという話。
　海外から輸入される割り箸の場合にしても、寡聞にして事情は分かりませんが、建築資材として売った方が高いものを、わざわざ安い割り箸に加工するとは考えにくい。従って、あまり事情は変わらないと思います。
　ただし、木材全般の問題としてとらえるならば、話は別であります。例をあげると、シベリアの森林伐採は、日本向けの輸出が増えたためと聞いております。これが永久凍土層の破壊、減少につながっているらしい。けっして、温暖化のせいだけではありません。