グルメハンター・酔いどれ天使さんが投稿したリストランテ 薫(北海道/野幌)の口コミ詳細

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酔いどれ天使なグルメハンター 食べ飲みパトロール

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閉店リストランテ 薫野幌、高砂/イタリアン

1

  • 夜の点数:4.8

    • ¥10,000~¥14,999 / 1人
      • 料理・味 4.8
      • |サービス 4.5
      • |雰囲気 4.5
      • |CP 4.8
      • |酒・ドリンク 4.8
1回目

2016/08 訪問

  • 夜の点数:4.8

    • [ 料理・味4.8
    • | サービス4.5
    • | 雰囲気4.5
    • | CP4.8
    • | 酒・ドリンク4.8
    ¥10,000~¥14,999
    / 1人

独自に編み出した火入れ、イタリアンをベースにした至高の料理

2016・8・21(日)18時~

北海道江別市野幌寿町24-6-7
札幌からは車、高速使って30~4分くらいでしょうか。
もしくはJRですが最寄駅から25分だそうです。
友人に誘ってもらい初訪問。

札幌のとある寿司屋さんとこちらのシェフが知り合いで今回の食事会に。
神経〆、低温火入れなど熟成なネタを扱う凄腕な職人である寿司屋さん、人は変態な寿司屋と呼ぶ(笑)
薫のシェフも独自に編み出した火入れの技術を持ち、二人話が意気投合なのです。
寿司屋さんの車で江別まで。

ほんと住宅街。
こんな場所にイタリアンあるのって信じられない。
通りから長いストロークを進むと店舗、レンガっぽい赤い色味の大きな一軒家レストラン。
「創作イタリアン薫」」と屋号看板出ています。
数段の階段上りエントランス。


店内は靴を脱いで知り合いの家に上がるかのよう。
18時より少し早めについたので、和室に案内されしばし待つ。
この和室も素敵な空間です。

10分くらい待ってメインフロアに移動。
夜は基本的に4人しか客をとらないというお店、予約必須ですね。
メニューは特になく、おまかせなコースが2種、7500円、12000円。
今回完全なるおまかせ。
最奥が厨房で、オープンキッチン、何やら燻した香りが漂い食欲そそられる。


まずは泡。
ホールの女性がいくつか運んでくれて、フランチャコルタを。
やっぱり、イタリアだったらこれ選んじゃいますよね。
ロンバルディアの瓶内二次発酵=シャンパンと同じ作りです。

そして白はミアーニ2003年のビンテージ。
ご一緒した方の見立てで。
初めて飲んだ個性のある味わいで、複雑味があってびっくり。
そしてネットで調べると大変高価なワインです(驚
なのに良心的な価格です。

赤はメルロー単一。これはシェフが選んでくれました。


*ノドグロ河内産のタンカンマリネ
上にあしらってあるベビーリーフを脇によけると、厚めにカットされたノドグロ。
これが神経〆にて3週間ねかせてあるという。
上質な脂を纏いなんともコクがある、うま味が満載、癖なく食べやすい。
河内のタンカンの柑橘がさっぱりとさせ、香りがさわやか。
利尻産の塩水うにをあしらってありました。


*厚岸まるえもんの酒蒸し
まるえもんのサイズが大き!!火入れしてこのサイズはびっくり。
火入れは本当に見事、ほぼ生ガキのごとくクリーミーさが残っています。
そして味。
椎茸ダシも使っていて、グルタミン酸とグアニル産で旨みが凝縮してます。


*金目鯛のアクアパッツァ
これがいい意味で予想を裏切られた、驚き感動の一皿。
魚と野菜のワイン蒸しって想像していましたが、全く違うStyle。
白い皿の淵に、切り身の金目鯛。
これが昆布の旨みを吸ってふっくら食感、皮目はパリッと食感。
金目鯛と昆布の澄んだスープがあまりに美味しくて唸る。
塩分がかなり控えめ、淵の岩塩を少量加えて好みの味に。


*エゾシカのコトレッタ
コトレッタって揚げ物、かつってこと。
赤身のエゾシカ、色味が実に美しくほれぼれしてしまう。
火入れがこれまた絶妙です。
食感が柔らかく、癖が全くない。美味いです。
筋子の味噌漬けがソースにあしらわれていました。

*ポルチーニのタリアテッレ
ポルチーニが驚くほど入っている。
実はイタリア産ではなくて、北海道で取れるポルチーニと同じ品種目になる茸だとか。
大き目カットされたっぷり、香りがバツグンです。
自家製のタリアテッレ、舌触りの滑らかさあり食感よし。やさしいクリームソースで纏まれています。


*シャトブリアンのステーキ
仙台牛のシャトーブリアンでこれが脱帽でした。
唯一無二な火入れの技術で、食感が今まで食したことのない雰囲気。
生肉っぽい柔らかさながら、しっかり火は入り、脂身は沖縄のソーキ肉の骨のごとくとろりとしたゼラチンっぽい感じ。
前日に焼いてから、後で味付けを施すという手法。
これにもたっぷりと利尻の塩水うに、ピュアホワイトのヤングコーンも。
ピュアホワイトのヤングコーンなんてなかなかないと思う、農家に特別にオーダーしているのかも?


*フランボワーズのチョコレートケーキ、バニラジェラート。

*エスプレッソ
食後の飲み物は料理と別途。


WINEはリーズナブルなものからこだわりのものまでさまざま。
料理の火入れの技術に唸るばかり。感動ものです。
シェフはイタリアンがスタートですが、様々な飲食で経験を積んでこのスタイルに。
東京、札幌市内で食べたら、いくら取られるのだろう。
東京芸能人の取材依頼が入ってるそうな。グルメで売ってる奴よりも先に訪問出来てよかった(笑
素晴らしいお店です。

  • 和室にもワインボトルが並びます

  • 外観

  • 屋号看板

  • エントランスの調度

  • 店内

  • 店内

  • テーブルのセット

  • フランチャコルタ

  • フランチャコルタ

  • フランチャコルタ

  • 厚岸まるえもん、大きいサイズ

  • きんめ鯛のアクアパッツァ

  • きんめ鯛のアクアパッツァ

  • シェフにワインを選んでもらう

  • シェフにワインを選んでもらう

  • エゾシカのコトレッタ

  • 赤ワイン(メルロー)

  • ポルチーニのタリアテッレ

  • 仙台牛のステーキ

  • フランボワーズのチョコケーキ&バニラジェラート

  • フランボワーズのチョコケーキ&バニラジェラート

  • 仙台牛ステーキの断面、ウニがたっぷり

  • トウモロコシのペースト

  • エスプレッソ

  • この日の3本

  • 店内

  • 店内

2016/08/28 更新

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