ねこたろうJr.さんのマイ★ベストレストラン 2011

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うん。

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マイ★ベストレストラン

レビュアーの皆様一人ひとりが対象期間に訪れ心に残ったレストランを、
1位から10位までランキング付けした「マイ★ベストレストラン」を公開中!

コメント

ラーメンに関しては、一燈、ほん田がうちの中の現時点での2トップです。それに追随するのが蘭鋳、美学屋とこうかいぼうと言ったところでしょうか。五ノ神製作所と迷いましたが。。。蘭鋳は家から5分で行けるし、行列もない時も多いのでお手軽に行けるのですが、一燈とほん田は気合い入れて行かないと食べれないのが難点。同一クオリティのお店が近くにあればと心から思う二店舗です。

お肉部門に関しては、安くて旨いという意味ではゆうじが最高クラスだと思っています。くにもとも旨いですが、お値段の高さと満腹感を味わうにはかなり大枚を払う必要がある意味でこんなもんかなぁと。

1位のなんばですが、日常とかけ離れた空間を10000円以下で演出している点を考えたら断トツかなと思います。純粋に旨い寿司屋だけなら探せばいくらでもあるのでしょうけれど。。。

うどん丸香には驚かされました。本場の香川県では100円近い値段で同等以上のクオリティのうどんが食べれるそうですが、こんなに旨いうどんがこの世にあるのかと驚かされました。

酉のは店主や店員の愛想がよければ。。。と思います。

総評として。。。食べログを始めてから外食に意識していくようになりました。
トップ10に入ったお店は食べログをやっていなければ恐らく全て出会わなかったお店だと思います。そういう意味では感謝しておりますが、本音を書くと運営から修正依頼が来て無理矢理書きなおされることも実は結構あったので、なかなか辛口の意見が書けないところや低い点数をつけにくい、つけるとトップから消されるなど言論弾圧!と思う部分もあります。

4点以上は全部お勧めです。3.5以上は人の嗜好も含まれるかなぁと思います。
今後も金と体力が続く限りボチボチやっていこうと思います。

マイ★ベストレストラン

1位

鮨 なんば (荻窪 / 寿司)

1回

  • 夜の点数: 4.2

    • [ 料理・味 4.6
    • | サービス 4.2
    • | 雰囲気 4.2
    • | CP 4.2
    • | 酒・ドリンク - ]
  • 使った金額(1人)
    ¥8,000~¥9,999 -

2011/04訪問 2012/05/30

ゆったりと流れる至福の時間

【2011/4/29】

親孝行をしたい時に親はなし…というわけでもないですが母の日も近いですし
母に美味しいものでもご馳走しようということで近所で美味しいお店を探した結果
こちらの「なんば」さんに決めました。(母は還暦にもまだまだです。笑)

食べログで評判を見ていたので2週間前に予約しました。
場所を地図で見たらどこかで見たことあるなぁという場所でした。
そこはかつて私がよく行っていた焼肉「たいが」と同じ場所にありました。
「たいが」に通っていたころ、ビルの1階にとても気になる雰囲気の
お店だけど何屋さんなんだろう…と思っていたところが実は「なんば」
だったということで行く前から何となく勝手に親近感を覚えていました。
初めての方には分かりにくい場所にあると思いますので
地図かGPS携帯が必須かもしれません。

お店に入ると一番乗りで、狭いけれど何かを期待できる雰囲気でした。
ご主人とお弟子さんの2人で営んでいるようでご主人が
「いらっしゃいませ。お待ちしておりました。」と声をかけてくれました。
何かその声質というのでしょうか。おもてなしの心が声から感じ取れる
ような…お店に流れるゆったりとした時間を感じられました。

カウンター9席とテーブル1席ですが、実際使うのはカウンター8席で
残りは荷物置きとして使用しているようでした。一番乗りだったので
ご主人は「どこにおかけになりますか?」と声をかけてくださったのですが
なにぶんこういうお店は初めてなもので若干緊張してモジモジしている
私にご主人は「それでは、まな板の前のこの場所でしたら調理している
姿もよく見れますしどうでしょうか?」とお声掛けしてくださったので
まな板のまん前に座ることになりました。

はじめに「お飲み物は?」と聞かれたのですが、
母はお酒に強くないので今回は遠慮することにしました。
他のお客さんが飲んでいたものを見るとビールは
プレミアムモルツですし、日本酒も相当美味しそうだったのですが
今回はお茶のみでしたので飲み物については…謎です。笑

こちらの「なんば」さんは通常おまかせコースのみで、追加で何かを
注文できるスタイルのお店です。
おまかせコースは、つまみ数点から始まり握り数点でしめるという
ことなのですが、今回お酒を注文しないのでご主人がおつまみ分を
握りに変えて握りから出しましょうか?と聞いてくださったのですが
食べログの写真でおつまみがかなり美味しそうだったので
「つまみからお願いします!」とお願いしました。

「何か苦手なものはありますか?」と言われたのですが、魚介類に
特に苦手なものはなかったので「ないです。」と答えました。
ちょっとした気遣いですが、ご主人の人の良さを感じます。
この後にきたカップルにも同じことを尋ねていて「茗荷が苦手です。」
と答えていたので「( ゚∀゚)・∵. ガハッ!! 茗荷出るのか…」と
思ったのですが、「ないです」と言った手前、そして茗荷が確実に
出てくるということも分からなかったので出たら出たで頑張ろう!
と密かに覚悟に決めていました。笑

ご主人に写真撮ってもいいですか?と尋ねて承諾を得ました。
ご主人曰くたまに勝手に写真を撮る人がいてそういう人には
やはり自分も人間なのでムッとしてしまうとか。笑
きちんとマナーを守って許可を得てから撮りましょう。
また、「私はお話はあまり得意ではないので料理で勝負させて
ください。」と事前に言われました。お話が苦手というのは
事前に調べて知っていたのでクスリと心の中で笑ってしまいました。

まずは、広島県の煮牡蠣が出されました。
出すごとにひとつひとつ丁寧にご主人がご説明して
くださるのでよく分かります。牡蠣はしっかりと煮られて
甘みがものすごく感じられました。生牡蠣とは違い
しっかりと手が加えられていて牡蠣の甘さが最大限に
引き出されている一品でした。

そして…茗荷の千切りが白木のカウンターに…
( ゚∀゚)・∵. ガハッ!! 来てしまったか…
箸休めとして置かれているのだと思います。
覚悟を決めて食べてみましたがダメでした。
次行くときは必ず断ろうと思います。笑

お次はマコガレイのお刺身です。
お弟子さんがわさびオロシで円を描くように
擦り、それをご主人がカウンターに載せる。
どちらも無駄のない連携でよく息があっていました。
マコガレイは、初めて食べたのですが
身が締まっていてコリコリしていました。
ご主人が言うにはしめてから1日経っているそうで
これがもう1日経つと身のしまりがなくなるけれど
旨みがさらに凝縮されるとのことでした。

次は、鰹が出されました。表面を軽く燻してあり
それをスライスして表面に塩をパラパラとまぶしたものです。
やはりまな板の前の席はとてもいいです。
ご主人の一挙手一投足がそのままショーとしても
見ることが出来るので目で楽しむことが出来ます。
燻した香りと鰹って相性抜群ですね。
とても美味しかったです。

煮蛸は、ご主人曰く何もせずただ煮ただけの一品なはず
なのですが、蛸の旨みはもちろんなんですが
ものすごく柔らかいんです。母が言うには蛸は煮ると
固くなるはずらしいのですが、ご主人が言うには
固くなってからさらに2,3時間ほど煮るとこれだけ
柔らかくなるんだそうです。入れ歯のお婆ちゃんでも
噛み切れるくらい柔らかいのに味が抜けるどころか
凝縮されているいい仕事でございました。

メヒカリの焼き物はお弟子さんに焼きが任されて
いるようでお弟子さんがしっかり目を離さずに焼いて
最終チェックをご主人がされていました。
表面に軽く一味唐辛子がかけられています。
焼かれているので表面がサクッとしていますが中は
油がジュワーっと溢れてきてお酒には最高だろうなぁ
と思いました。飲みたかったです。涙

次に出てきたホタルイカですが、火で軽く炙っているので
ホタルイカの中身が程よく活性化されていて美味でした。
どれもこれも丁寧に下ごしらえがされているなぁと
感心しました。

ここでご主人が新ショウガを固まりで取り出して
包丁で見事に薄作りにしてガリとして提供してくれました。
これがまた私がよく知るガリとは全然違うガリで
味がよく立っていました。こちらはなくなりそうになると
すぐにご主人が切ってカウンターに置いてくれます。

私たちはお茶しか飲んでいなかったのですが、
まだ湯飲みに入っているにも関わらず冷めてきたと
ご主人やお弟子さんが判断したら取り替えてくれます。
おもてなしの心がとても素晴らしいと思います。

キンメダイの漬けが続いて出てきたのですが、
これがまたネットリとしていて飲み込むのが惜しくなる味でした。
表面を軽く炙っているので味がしまっていて食べると
キンメダイの旨みがジュワっと口に広がります。

桜えびは、生の桜えびにオーブンで軽く火を通して
塩を振ったものでした。普段は乾燥桜えびしか食べて
いないので「あぁこれが桜えびの旨みかぁ」と思いました。
お酒にすごいあうんだろうなぁ…飲みたかった。笑

赤貝のヒモはコリコリ感がすごくありました。
ご主人が言うには今の時期は貝の多くが旬を
迎えているのでお勧めだそうです。
確かにものすごい肉厚で歯ごたえがありました。

次は煮アワビです。歯を入れると物凄い柔らかいんです。
母が言うにはアワビステーキを食べたことがあるけれど
そのとき食べたステーキは固くて食べれたものではなかった
そうですが、こちらのアワビは肉厚に切られているのにも
関わらず柔らかく煮てあり味もしっかり濃厚なんです。
ご主人が説明してくれるにはアワビには黒アワビ、
マダカアワビやメガイアワビなどがあるそうですが、
今回のアワビはマダカアワビと呼ばれるアワビ業界でも
一流の評価を得ている代物だとか。
確かにとても美味しかったです。
こちらも貝だから旬なんだろうか??

おつまみだけでコレだけ出るとは…ちょっとお腹一杯です。笑
お昼抜いてこればよかったなぁとちょっと後悔しました。
そしていよいよ握りです。今回は玉子焼きを入れて15貫でした。

まずは、イカの握りから。
まな板の上で包丁をイカに手早く入れてあっという間に
握りの大きさになりました。イカは正直なところあまり好きでは
ないのですが、今回のイカはイカのねっとり感があまりなく
甘みがよく感じられました。口に入れるとシャリがパラパラと
ほぐれていき口の中でネタとうまく混ざっていました。

ご主人が当店のお寿司はこの程度のシャリの量ですが
少なくすることも出来ますので遠慮なく言ってくださいねと
声をかけてくれました。ちょっとお腹いっぱいだったのを
見抜かれてしまったのかな??また、握りの硬さについても
この程度の硬さですのでシャリが崩れやすくなっていますから
気をつけてくださいねと言ってくれました。
私は握りのご飯の硬さは口に入れたらパラパラとほぐれて
いくのが好きですのでこちらの握り具合は最高でした。

コハダですが、これが今まで食べたコハダが何だったの?
というくらいの食感を味わうことが出来ました。身がとても
しまっているので歯ごたえがあるんですね。
味もよくしまっていてとても美味しかったです。
母もこんなコハダ食べたことないと言ってました。

次に出てきたのがカスゴと呼ばれる鯛です。
ご主人が言うには江戸前握りには欠かせない一品のようで
春の子の鯛と書いてカスゴと言うんですよと説明して
くださいました。3月~4月が旬のようで卵を産むと
とたんに味が落ちるそうなのでその前に食べると
この魚の美味しさを堪能出来るとか。
ご主人一押しのネタだけあってこれもとても美味しかったです。
母はネットリしてて美味しいねと感想を言ってましたが
さっきからそれしか言ってないやんと突っ込むとご主人が笑ってました。

まな板の上で鯵の皮を見事に剥がして刻んだネギを
載せた鯵が出されました。何度も書いてあれですが、
まな板の前の席をお勧めします。見事なまでのショーを
拝むことが出来ますから。
母が鯵を食べるといつも食べている鯵とは何か違うと
言うので何が違うのだろうかと食べてみると確かに
何かが違うんです。韓国っぽいタレ??
気になってご主人に聞いてみると醤油だけですが、
刻みネギを載せることで鯵の味がだいぶ変わるそうなのです。
この味の変化はとても好きです。鯵の脂がネギとマッチしていて
いい工夫がされているなぁと思いました。

そして…トリガイがまな板の上に置かれました。
実はこの日一番楽しみにしていたものでもありました。
何を隠そう私はトリガイが貝類の中でもっとも好きなのです。
トリガイ食べたさに築地市場で殻付トリガイを買って
自分で捌いて食べるくらいに好きなんです。笑
おまかせコースに入っていなかったら絶対に追加で注文する
つもりでした。しかもこの時期はトリ貝最盛期で
この時期にしか生のトリガイは食べれないんです。
まな板に置かれたトリガイはいつも食べているトリガイとは
一線を画すものでとても肉厚でした。
もう気分は.+゚ゎくゎく.+゚(o(。・д ・。)o).+゚ぅきぅきって感じです。

トリガイの紫の部分って色落ちがものすごいしやすいんですが
出されたトリガイを見て「全然色落ちしてない」と言うとご主人が
すかさず「サッと湯がいてすぐに酢でしめると色落ちしないんですよ。」
と教えてくれました。なるほど~今度自分でやる時に試してみよう。
そしてトリガイが目の前に置かれ… (*´д`*)ハァハァ状態です。笑

一口食べると今まで食べてきたトリガイは一体…
というくらいトリガイの旨みが口に広がって
もう…他のトリガイ食べれない…そんな気分になりました。
ご主人が言うには今が肉質・味ともに最高の時期を迎えていて
もう1ヶ月もすると落ちていくそうです。ですのでトリガイは
今の時期に絶対食べて欲しい一品だとか。

そして…食べログでなんばさんを検索すると必ず見かける
あの車えびの写真と同じものがバットから取り出されました。
「あっ!あの車えび!!!」と心の中で思いました。
なんばさんで食べてみたいネタのひとつだったし、トリガイの
後で気分は最高だったので大興奮でした。

ご主人が言うには、今回の車えびは最高のものではないそうです。
というのもこちらの車えびは本来は、生きた車えびをお店で
湯がいて提供するというスタイルらしいのですが、
それは平日でないと出来ないらしく休日の今日は昨日仕入れたものを
あらかじめ湯がいてあるそうなので多少味が落ちているそうです。
生きたまま置いておくことが出来ないそうなのでこういう形になったとか。
妥協した仕事になって申し訳ありませんと謝られました。
とは言ってもこの色艶、そして大きさ。どれをとっても興奮しない要素が
ありません。この日食べた握りの中で一番大きくご主人は大きいようでしたら
二つに切り分けますので仰ってください。私は一口でガブリと食べるのが
一番美味しいと思っていますのでこういう形にしていますとのこと。
私もガブリと食べたかったのでそのまま一口でペロリといただきました。
エビの食感と噛むごとに溢れる海老の甘み…これで幸せにならない
人間がいるんだろうか…とても美味しかったです。
というかこれで妥協したのなら本来のものはどれだけ美味なのだろう。

お次は鯛の昆布締めです。こちらは昆布締めの効果で
身が相当しまっていて鯛の歯ごたえが堪能できました。

そしてお寿司業界の花形選手。鮪の赤身と中トロの塊が
まな板に置かれました。ご主人が鮪の塊を持って説明してくれました。
今回食べた鮪は仕入れてから20日ほど経過しているそうで
素人の私は「え?腐らないの?」と思いましたが、氷で冷やして
大切に使うと鮪が熟成されて味もよくなるんだそうです。
表面部分を見せてくれてここら辺はお出しすることは
出来ないんですけどね。とダメな部分も説明してくれました。
いつも食べている鮪は水っぽいのですが、こちらの赤身は
水っぽさがなく鮪の野性味というんですかね。鮪の持ち味を
堪能出来る美味示唆でした。中トロも脂が口の中で溶けて
いつまでも噛むのをやめれない味でした。

そして大好物のウニがまな板の上に出てきました。
ご主人が言うには今回のウニは紫ウニでバフンウニより
味は濃厚ではないんですがクリーミーなんですよとのこと。
ウニの粒粒がしっかり立っていて安物のウニは独特の
臭みがあるんですが、それが一切なくてウニの旨みだけを
しっかりと味わえる一品でした。

この辺りでお腹がいっぱいになって来ました。
そんな空気を察したのかあと4貫ほどでおしまいですと
ご主人が一言。読心術の持ち主か!と思いました。
そういう空気を感じられるご主人だからこその
この気配りというかおもてなしの心がはっきりと
感じられるのだなぁと思いました。

そして貝が2種類まな板に置かれました。
1つは赤貝でもう1つはよく分かりませんでした。
母が言うにはミル貝ね。と言ってましたが
カウンターに載せられる時に青柳になりますと
ご主人が一言。全然違うじゃんと言うと
ご主人は何と間違ったのか気になったらしく
何だと思ったんですか?と尋ねてきました。
そこでまた一笑いありました。
青柳は若干生臭かったですが、青柳も赤貝も
肉厚で貝の旨みを堪能することができました。

そしてまたお弟子さんタイムです。
穴子を並べてオーブンでお弟子さんがじっくりと焼きます。
最後のチェックは当然ご主人がしてOKをもらい
仕上げはご主人がします。よくある穴子一本握りとは
違い切られていますが、つめと塩の2パターンをいただけます。
ご主人が焼いた穴子から刺抜きで一本一本丁寧に小骨を
抜いていきその手さばきは見事なものでした。
母は塩味が気に入ったようですが私はつめが好きです。
穴子のふっくらとした食感がしっかりと感じ取れる一品です。

そしてデザートとして玉子焼きでしめとなります。
海老と卵をあわせたものであり海老の殻で炊いたような
濃厚な海老の味が伊達巻の食感とともに味わえます。
初めて食べるタイプの玉子焼きでした。滑らか食感の方が
私は好きなので食感は好きではありませんでしたが
味はとても美味しかったです。

追加で何か食べますか?と尋ねられましたが
もうお腹いっぱいだったのでこれでおしまいにしてもらいました。
時計を見ると20時…18時から入っていたのにもう
2時間経っていたのかぁと名残惜しいですが
至福の時間が終了ということになりました。

母がトイレに行ってる隙にお会計をお願いしました。
なんと…これだけ食べてお一人様9000円ぴったり。
お酒を全く飲んでいないとは言え、これだけ堪能して
1万円いかないとは…食べログでたまにお寿司の写真を
見て楽しむために「お寿司 ランキング」などで検索しますが
そのお店のほとんどは10000~30000円の間だというのに…
ものすごいコストパフォーマンスにも優れていると思います。
だって単純計算で25品出て9000円ってことは1品360円…脱帽です。

とは言っても私のような庶民には、常連になるほど通えるお金も
ありませんのでたま~に何かお祝い事や記念日などがあった時に
利用させていただく形態で今後は利用したいと思います。

お店はゆったりとした空間でまず騒がしいお客はいません。
というかこのお店で騒ぐようなお客は来てはいけないと思います。
約2時間の至福の時間でした。とにかくここのお店の中は
外の世界とは違う時間が流れているようです。
至福の時間を味わうことが出来ました。
お店を出るとお弟子さんが外まで出て曲がり角を曲がるまで
頭を下げている徹底振り。最後の最後まで素晴らしかったです。

次は夏に行き四季折々のなんばさんを体験してみたいと思います。
ごちそうさまでした。


2011年4月29日のおまかせ一人前

【おつまみ】

煮ガキ
マコガレイ

煮蛸
メヒカリの焼き物
ホタルイカ
金目鯛の漬け
桜えび
赤貝のひも
煮鮑

【握り】

イカ
コハダ
春子鯛

トリガイ(生)
車海老
真鯛の昆布締め
鮪(赤身)
鮪(中トロ)
紫ウニ
青柳
赤貝
穴子(塩)
穴子(つめ)
玉子焼き

  • 煮牡蠣
  • マコガレイ
  • 鰹

もっと見る

2位

麺屋一燈 (新小岩 / ラーメン、つけ麺)

1回

  • 昼の点数: 4.2

    • [ 料理・味 4.2
    • | サービス 3.8
    • | 雰囲気 3.8
    • | CP 3.4
    • | 酒・ドリンク - ]
  • 使った金額(1人)
    - ~¥999

2013/06訪問 2013/06/21

東京の東の果てに"ホンモノ"がいた

【2013年6月】


<再訪&画像追加>
1年半ぶりの訪問。やはり最高においしかった。


【2012年1月】


<再訪&画像追加>

ここ最近ずっとタクシー帰りというとんでもない過酷スケジュールで
身体がおいしいものを欲していました。ということで丸長中華そば店
行こうと思ったわけですが、レビュアーさんが一燈のレビューを
書いていてその写真を見たらどうしても一燈に行きたくなり再訪
することになりました。今日は13時10分の到着でマンションから
離れた並び場所までならぶ事になりました。この程度はもはや
こちらのお店では覚悟の上です。1時間ちょい並んでようやく入店です。

本日は、せっかく新小岩まで来たこともありふだんは絶対に大盛り
なんてしないんですが、濃厚特製つけ麺の大盛りにさらにミックス
チャーシューをつけるというスーパーボリューミーなつけ麺にしました。
久しぶりのチャーシューはとても美味しく麺もつけ汁につけなくても
とても美味しかったのですが、さすがに大盛り400グラムはきつかったです。
しかもこの日はめちゃくちゃ寒かった中で1時間外で待っていたので
指が悴んでいて箸がうまく使えず麺をすくいあげるのにとても苦労しました。
冬は手袋を推奨いたします。大盛り以上はつけ汁がもう1杯もらえる
ようでたしかに1杯じゃつけ汁は足りなかったので助かりました。
とりあえずこれでまた1週間は乗り切れそうです。ごちそうさまでした。


【2011年11月】


<再訪&画像追加>

大学病院へ行った帰り、麺処 ほん田か一燈のどちらに
いくか迷いました。どちらも近々再訪したいと思ったからです。
一燈はつけ麺が有名でしたが、ラーメンも旨いという話を聞いて次は
ラーメンを食べようと。ほん田は塩ラーメンではなく醤油を今度は
食べようと思って。しばらく悩みましたが、ほん田はラーストを入れると
二回行ったことと、水・金・日限定の淡麗系の特製(塩)芳醇香味そばを
食べてほん田の塩ラーメンとどっちが旨いかなぁと思って最終的に
一燈にしました。しかし、新小岩につく頃にはちょうどお昼時ということも
あり、しかも今日は雨。この雨の中並ぶの嫌だなぁ~と思いつつ
もう新小岩に着いたし、並ぶぞーと覚悟を決めました。

しかし、そこはさすがに平日&雨というネガティブ要素が2つ重なったこと、
そして平日の昼時と休日の昼時は客層が違うので平日の方が回転率が
明らかに良いということも重なったのか10人ほど並んでいましたが、
タイミングもよかったのか10分ほど並んで入ることが出来ました。
到着は12時20分で入店は12時30分です。11月11日は麺の日。
何か特別な隠し玉があるかな~と期待していましたが、特になかったです。

ということで特製(塩)芳醇香味そばとミックスチャーシューを追加トッピング。
5分ほどで着丼です。具は味玉とほうれん草、万能ネギと白ネギ、ノリが3枚、
メンマ、そしてレアな鶏チャーシューと豚チャーシューがそれぞれ5枚ずつ。
本当は2枚ずつですが、追加トッピングしているのでそれぞれ3枚ずつ増えて
います。追加料金は240円なので結構安いと思います。
そして味を変えるためように香味油が別皿で提供されます。お好みで
スープに入れてスープの味の変化をお楽しみくださいとのこと。

チャーシューに関してはつけ麺と同じで言うに及ばずです。相変わらず
美味しく変に燻製やら炙りなどを入れていないのでスープの味を壊さない
ラーメンに溶け込んだよく出来たチャーシューです。味玉は今まで食べた
ことがないような燻製香?がすごいよく出ていて好みのタイプの味玉でした。
ほうれん草もスープによく絡んでいるし、ノリもスープに溶けるタイプで
調和がよく取れているなぁと思いました。

麺は細麺ストレートです。スープによく絡んでいます。スープに関しては
鶏系がかなり強く炊かれているようでトロみがすごいあります。しかし、
ほん田の塩をうちの中では越えてはくれませんでした。鶏の旨みはある
けれどね。。。でもあの味を知ってしまうとちょっとくどいかなというのが
正直な印象。つけ麺がとんでもない出来だっただけにラーメンに関しては
拍子抜けな印象です。やはりここのお店はつけ麺を選ぶべきだったなと
ちょっぴり後悔しました。香味油は唐辛子が結構きいていてピリカラ感が
あります。でもここで思ったのが追加で味の変化をお楽しみくださいって
逆に言えば味は自分の好みで調整してくださいと、お店がお客に丸投げして
いるような感じがしてしまいました。

その点で言うとほん田の塩ラーメンはオリジナル鶏油を使ってこれしかない!
という会心の一作を食べてみろというような塩ラーメンだったので。。。
やっぱこちらのお店ではつけ麺を選ぶべきだと思います。ご馳走様でした。
平日の雨の日はほとんど並ばないのでお勧めです。寒いけど。


【2011年10月】


魚粉入りのつけ麺が主流の今、どこもかしこも魚粉入りにして
ダブルスープにしておけば客が入るだろスタンスを感じつけ麺には
辟易していました。しかし、精神疾患のリハビリがてら一日一回は外に
出て気分転換をするという名の下に六厘舎TOKYO中華蕎麦 とみ田
つけめんTETSU麺屋 和利道いつ樹つけ麺 道など
並み居る強豪たちををおさえてラーメンデータベース堂々の一位に君臨している
頂点のつけ麺屋さんのこちらのお店にターゲットを絞りました。
こうじグループ有名店巡り第一弾です。

そもそもつけ麺に辟易しているのに何でつけ麺屋に、しかも家から結構
遠い場所にあるのにも関わらず行く気になったのか。。。きっかけは一枚の
写真でした。つけ麺に載せられているピンク色の豚チャーシューと
明らかにレアと思われる鶏チャーシューに何か魅力を感じたからだと思います。
そしてどうせ行くなら普段行かない場所の方がいいよなぁということも
あったのかなぁと思います。

ということでまずは事前リサーチをした結果以下のことが分かりました。
今、つけ麺業界を席巻している「道」「とみ田」「一燈」などのお店は、
麺屋こうじというこうじグループと呼ばれているお店の
出身だということのようです。以前、とみ田のお取り寄せつけ麺で
あまりいいイメージがないだけにちょっと不安な気持ちになりました。
そしてもうひとつ、TETSUグループという勢力もあるようでどうやら
つけ麺界は二大勢力になっているようです。そして誰もが知るつけ麺の
神様こと池袋の大勝軒。なんか調べているうちにラーメン業界も
色々ナワバリ争いとか派閥とかめんどくさそうだなぁと笑ってしまいました。笑

さて9時に起きて出発する予定でしたが、どうも朝は苦手で予定より
40分ほど遅く起きてしまいました。この時点で「まぁ並んでもいいや」と
思いました。多分1時間程度の並びかな~と漫画2冊装備していざ出陣!
総武線に乗ることがそもそも1年に1回あるかないかなので新小岩に
到着するまで何度も電車が止まっては駅の名前確認していました。

そして到着。意外に小さな駅でいい意味での東京の下町だなぁと感じます。
江戸川出身の母曰く、夜はおっかない場所になるらしいですが。。。
北口を抜けてパチンコ屋を通って大通りの信号を渡りさらに北に進み
わき道に入るとお店はありました。というか一発で分かるくらいの行列。

と言っても開店前ということもあり予想していたほどの行列でもありませんでした。
ちなみにうちの行列並び最高記録はXのYOSHIKIが公開記者会見を
代々木で開いたときに24時間ぶっ通しで並んだのが最高記録なので
それに比べれば大した事はないぜよと準備した漫画を読みつつ待ってました。
この時点で10時40分ごろだったと思います。行列は20~30人ほどで
繁盛店にはよくある光景で隣接する駐車場やお店の出入り口を行列で
塞がないように行列整理担当の店員さんまでいるほど。とりあえず
行列の写真をパシャと撮って並んで5分もすると後ろに10人ほどすぐに
行列が出来ました。さすが現時点でのつけ麺最有力なだけはあります。
行列整理が出来ない繁盛店は近隣から苦情があり追い出されてしまう
という悲しい結末を迎えることもあるのでしっかり対策されていると思います。

11時の開店時には行列の数は50人くらいになっていました。 コーンで
行列をきっちり分けているので最後尾は店からの距離までかなり離れて
いてこの行列を見て諦めて別のお店に行こうというお客さんも結構いました。
魚の匂いが結構プンプンしていて結構生臭い系の出汁なのかなぁと
思いました。それくらい匂いは生臭い感じの匂いがしたためです。
前のカップルが財布をパカパカ開いてなんか見せていましたが、その中に
自分と同じ会社の保険証があったので同じ会社の人なのかなぁ?と
思ったり。どうやら回転率をあげるため並んでいる人も店員さんに促されて
最前列ブロックにいるお客さんは事前に順番に食券を購入します。

うちは第2ブロックに所属していたので一順目では買えず三順目で
食券を購入することが出来ました。ちなみに第2ブロックというのは隣にある
不動産屋とその隣にあるマンションの駐車場の間にある小さなブロックの
ことです。勝手にそう名づけました。11時15分頃に第1ブロックに到達して
11時20分に食券を購入することが出来ました。券売機の前に行くまでは
特製濃厚魚介つけ麺を選ぶ予定だったのですが、お店の中から
「限定一丁」という掛け声が何度か聞こえてきて限定って何だろう?と
すごい興味がそそられたのですが、急に何の事前知識もなくメニューを
変更するのも危険だし、初めての来店は一番の売りを頼むというポリシーの
もとに特製濃厚魚介つけ麺を選ぶことにしました。量はデフォルトで200グラム。
300ぐらいならいけるかなと思いましたが、この後もう一軒行こうかなと
思っていたので200にしておきました。食券を買って店員さんに渡して
オーダーが入りましたが、まだ第1ブロックで並びます。第1ブロックは
イスがあるのでゆったり待つことが出来ます。
また、曜日によってラーメン系のメニューは替わるようです。

ラーメンマニアもどうやら多いようで「TETSUの品川店が~」「二郎の三田
本店に聖地巡礼~」など色々なラーメントークが聞けました。また
twitterでお店の名前を検索すると「一燈なう!」みたいなカキコミが
あってこの中の誰かが書いているのか~とニヤニヤしてました。
どうやらこのお店は日曜に限って言えば開店前に並ぶのが賢い選択の
ようです。というのも15時頃にtwitterでまた検索してみたら
「かれこれ1時間30分並んでいる」というカキコミがあったからです。

そして11時40分に入店することが出来ました。お店は綺麗で店長は
フランス料理の元シェフという面白い経歴の持ち主。カウンターに座ると
お隣で食べていた女性に店員さんが女性はサービスでシャーベットが
つきますと渡していました。男性にもサービスしてくれ!と思います。
同じ値段払っているのに。。。シャーベット好きなのに。。。
一杯目のお水は店員さんが出してくれますが、二杯目からはお店の
中にある給水機まで行って自分で汲むセルフサービスタイプ。また、
丼もカウンターの上に上げてくださいというタイプのお店です。
大行列を考えるとお水を取りにいくのは躊躇ってしまいますので
喉が渇いていましたが、つけ麺と一緒に一杯でなんとか持たせることにしました。

先発してオーダーが入っていたこともあり2分もかからずに配膳されました。
さすが繁盛店。お店の回し方が完璧です。挨拶も素晴らしいです。カウンターの
前にはこちらのお店が出している別形態のお店(二郎インスパイア系?)の
ラーメン燈郎もよろしくね♪みたいなことが書かれていました。こちらの
お店も新小岩にあるようです。店長の目が行き届く範囲にきっちり置いてあるのかな?
こうじグループは昔、営業時間が終わると二郎に行って味の研究をよくしていたと
いう話がtwitterに書いてあったのでその影響もあるのかもしれませんね。

さて肝心のつけ麺は?と言いますと、まずはつけ汁ですが鶏団子が2つとメンマと
ほうれん草、刻みネギが入った濃厚魚介出汁系のつけ汁。ただし魚粉が
粉粉しているような印象派見受けられませんでした。そして、麺ですが、ツヤツヤに
光った自家製麺でストレートの太麺に味玉と海苔3枚と鳥レアチャーシュー2枚と
豚肉のピンク色のレアチャーシューが2枚入っていました。
写真で見るよりチャーシューのインパクトが衝撃的で一目で美味しいと想像できるに
容易なものでした。とにかく食欲をそそる見た目。
最近、自家製麺ではブレが結構あるようで中華蕎麦 とみ田の店主に相談したところ
とみ田のPB粉を使わせてもらえているようで店主も満足しているとブログに書いてありました。

なんでこんなにレアでピンク色なのかな?と思って調べてみると真空低温調理という
手法を使いチャーシューを作っているためとのこと。これはフランス料理の技法で
「焼く」「煮る」「蒸す」に続く第4の調理法と呼ばれているようでフォアグラのテリーヌの
ために開発された手法のようです。by wikipedia
詳細については「真空調理法」でwikiでご覧下さい。
フランス料理出身のご主人ならではのオリジナルチャーシューと言ったところでしょうか。

さて、チャーシューはもう見た目で旨いと分かった今、肝心のつけ汁と
つけ麺の御味はいかに!?と食べてみると。。。あれ??旨い!!
旨いよっ!これー!!!と心の中で叫びました。てっきり魚粉たくさんの
ダブルスープでどこも同じような味だろうなぁと思っていたこともあるかも
しれませんが、まず魚粉というものにこちらのお店は一切頼っていない
ということ。明らかに魚介出汁の力に重きを置いた上での濃厚なスープ。
そんじょそこらのパチモンつけ麺スープとは一味も二味も違う旨さ。
粉粉していないし、オリジナルのつけ麺に見事昇華されているし、
濃厚系スープはあまり好きではないのですが、フランス料理とつけ麺の
見事なまでの融合を見た気がします。お見事です。ツルツルの麺が
スープにしっかり絡んでいて何度も研究した挙句にこの麺に
たどり着いたのだろうなぁというのがよく分かりました。

鶏団子に関しても今まで食べた鶏団子とはまた違った味でジューシーな
味が引き立っていてつけ汁の美味しさと見事にマッチしていました。
味玉に関しても業務用の出来合いのものではなく下味が今まで食べた
味玉と似て非なるものでした。何だろう。。。特別旨い!というわけでは
ないんですが、今まで食べたことない味です。

さて、鶏チャーシューです。見事なまでに柔らかくジューシー。そして
レアならではの噛み応えと食感。これで通販してくれないだろうか?と
思ってしまいました。豚チャーシューがこれもまた見事で今まで一番
旨いと思っていた中華蕎麦 蘭鋳のローストポークに匹敵する
レベルの旨みがあります。しかもレアなので歯ごたえと食感が素晴らしい。
いつまでもモグモグしていたい気分ですが、残念ながら顎関節症なので
顎痛くなって泣く泣く飲み込みました。

特に肉の類は全てにおいて素晴らしいです。こりゃこの行列も納得です。
ただ唯一残念だなぁと思ったことは隣りにいたカップルの男性が常連なのか
店長らしき人物が話しかけていて昼限定のカニトマトつけ麺のつけ汁を
サービスとして貰っていた点。10月26日までの提供らしいですが、
人がいないところでやるならいいけど、こっちにもくれよーという気分になったのは
言うまでもありません。なんだかな~と思ってしまいました。
常連さんなのかもしれませんが他の客がいる前で露骨に贔屓は印象が
あまりよくないです。店員さんたちはこの店で働けることを誇りに思っている
感じで堂々と働いていました。素晴らしいと思います。

つけ麺でここまで旨いと思ったのは五ノ神製作所以来です。しいて言えば
つけ麺って最後はつけ汁が温くなるのでアツモリ以外でなんかいい方法ないんだろうか
という点。別にこのお店に限ったお話じゃないんですが冷たい麺でこの欠点が克服出来たら
すごいなーと思います。ここの店主なら考え出せるような気がします。
わざわざ新小岩まで来てよかったと思いつつ店を出るとさらに行列は広がっていて
50mほど並んでいました。回転率はかなりいいので比較的早く食べられるはずですが、
15時の時点で1時間30分待ちのお客さんがいたようですので日曜で狙うなら開店前ですね。

本当はこの後もう一軒制覇する予定でしたが、お腹一杯。そのまま満足して帰路に
つきましたとさ。再訪(というか常連になりたいけど)したいけど。。。遠いっす。
早く後継者を育てて2号店をもうちょっと西よりに出してください。ごちそうさまでした。

それと一人で行くなら暇つぶし用に何かないと辛いですよ。


一燈のHP
http://kiseki-dream.com/
こうじグループのHP
http://www.kouji-dream.com/

  • 特製濃厚魚介つけ麺+ミックスチャーシュー
  • 特製濃厚魚介つけ麺+ミックスチャーシュー
  • 特製濃厚魚介つけ麺・大盛り・ミックスチャーシュー追加

もっと見る

3位

麺処ほん田 (東十条、王子神谷、十条 / ラーメン、つけ麺)

1回

  • 昼の点数: 4.2

    • [ 料理・味 4.2
    • | サービス 3.4
    • | 雰囲気 3.4
    • | CP 3.0
    • | 酒・ドリンク - ]
  • 使った金額(1人)
    - ~¥999

2012/03訪問 2012/05/30

東京の北で"ホンモノ"の塩ラーメンと出会う。

【2012年3月】


プロジェクトが佳境を過ぎたので大学病院で経過観察の
終わりに東十条まで遠征してきました。塩ラーメンの旨さは
嫌というほど堪能させていただきました。残りはつけ麺と
醤油ラーメンになるわけですが、つけ麺は最近よく食べたので
醤油ラーメンにすることにしました。

東十条まで久しぶりに遠征です。到着は11時50分だったので
混雑は予想されましたが、平日&雨という好条件があったので
並んでいても10人くらいだろうと思いつつ突っ込んで行きました。

予想通り並びは8人でした。前回は文化の日に行った記憶があるので
あの時はすごい大行列でしたが今回はそれに比べるとたいしたことは
ありません。まずは香味鶏だし特製ラーメンを選択して食券を購入。
東京駅のほん田でも醤油味を頼みましたがこっちは本店で本田さんが
直接作っているラーメンなので味もだいぶ違うのだろうなという期待を
持ちつつ待つこと10分でお店に入ることが出来ました。
本田さんは相変わらずのイケメンっぷりで惚れ惚れするような湯切りを
魅せてくれます。


見た目は東京駅のラーメンと似ていますが、まずチャーシューが塩で
提供されたものと一緒です。東京駅のものとは明らかに違います。
スープに関しても鶏を洗練させて醤油の旨いところだけで作ったような
独特の旨さがあっておいしかったです。揚げた鷹の爪とネギの焦がした
匂いが香味となって味にアクセントを与えてくれます。美味しかったです。
総評すると塩の方が全然好きかな。ごちそうさまでした。


【2011年12月】


<番外編&画像追加>

サークルKサンクスでほん田の監修したカップラーメンが
売っていたので買って食べてみました。
298円と結構高額なのですが、作ってみるととんでもなく
具が少ない。こんなもん監修したらほん田の名を落とす
だけじゃ。。。とあまりに貧相な具に思ってしまいました。
スープも当然カップラーメンという味でございました。

カップラーメンはやはり日清のカップヌードルが値段的にも
味的にも一番だなぁと思いつつやはりカップヌードルでほん田に
行った気分にはなれずまた東十条の本店に行きたくなりました。


【2011年11月】


こうじグループ有名店巡り第三弾です!
新小岩にある麺屋 一燈、亀有にあるつけ麺 道
今まではつけ麺が最大の目玉のお店たちでしたが、
グループの中で塩ラーメンが有名なお店がこちらです。
ラーメン派のうちとしては、こうじグループ有名店巡りで
一番の楽しみにしていたお店なのです。しかもラーメンの
中で一番好きな塩ラーメンだし。と言っても場所が
東十条というまたしても辺鄙といったら住人の方々に
失礼ではありますが、普段行くことがまずない場所。

そういったこともあってなかなか行くことを躊躇し、
東京駅の中にある東京ラーメンストリートに出店している
麺処 ほん田に行って本店に行った気分にしよっかなと
思いましたが、やはり本店にしようと決定しました。
1つはラーメンにおいて最大の指標としている
ラーメンデータベースの評価が決定的に違うから(*゚∀゚)ゞデシ

11月2日現在で本店は、96.843点で全国4位なのに対して
東京ラーメンストリートのお店は79.963点で全国254位と
どちらも十分すごい点数ではあるのですが、やはり全国4位に
惹かれてしまうのが人情ってもんです。食べログの評価にしても
0.5ポイント以上の差が離れているのでやはり何かが違う
んだろうなぁと思います。ラーメンって結局作り手の調理に
左右されるところが大きいので本店はご主人が担当して
いるのに対してストリートはお弟子さんが担当しているという
部分で差が出てしまっているかなと思います。食べていない
ので何ともいえませんが、近々食べにいこうと思います。

というわけでいつも通り心のリハビリを目的としたツアー敢行!
井の頭線から京王線に乗り換え埼京線からの~♪京浜東北線と
乗り継ぎ東十条駅へ到着。東十条駅につくと電車カメラ小僧が
なぜかたくさんいました。しかもプロが使うようなものすごい
長いレンズをつけた本格派たちばかり。。。東十条とは一体。。。
なんてことを思いつつ南口から左へ進みそのまま坂道を下ると
かの有名な草月なる和菓子屋さんがありました。

長蛇の行列必至の予約しないと厳しいとかそんなレビューが
散見され、どら焼きで驚異の4点台を叩き出しているお店。
東十条行くなら買ってきてと頼まれていたのですが、この時
既に時間は11時10分。ほん田の開店時間が11時30分ということを
考えるともはや1分のロスが10分のロスに繋がる致命的な時間。
お店自体は並んでなかったので買おうと思えば今買った方が
後々並ばなくて済むかと思ったのですが、メインはほん田という
ことを忘れてはいけないのです。

保健所の隣ということだけ頭に入っていたので保健所に
面した通りに着いて左右をキョロキョロすると黒い
それらしき暖簾のようなものに「麺処 ほん田」という文字が
飛び込んできました。ターゲット発見であります。(`・д´・ゞ)-☆

この時点で11時15分。。。祝日で開店15分前の到着はもはや
1時間待ちは覚悟しないといけないだろうなぁと思いつつ店の
目の前の信号まで歩いていくと。。。( ゚Д゚)・∵. グハッ!!
予想以上の行列でした。ライブなどイベントではラーメン屋の
数百倍規模の行列なんていくらでも遭遇しますし、
ディズニーランドなどのテーマパークでもいくらでも遭遇します。
しかし、ラーメン屋の行列の許容範囲を超えていてさすがに
心が折れかけましたが、ここまで来た以上並ばないわけには
いかないのです。ということで11時20分に行列に加わりました。

ざっと見ただけでも30人ほどは並んでいたと思います。
並ぶ日程や時間によっては5人待ち程度のこともあるらしいので
やっぱり行く日と時間は大事だなぁと思いました。
祝日の昼なんて一番行っちゃダメな日なんてことはわかっては
いるんですが、それは近隣の人や東十条を通勤で通る人ならの
話であってやっぱり遠くから来る以上はどうしても同じような人が
たくさん集まってしまうのです。その証拠に並んでいる人の
会話の端々から「食べログ」という単語や有名ラーメン店の
名前がポンポンと飛んでいてやっぱり同じように写真を撮っている
人が何人かいました。

ここのお店は食券を買ってから並ぶ制度をとっているのですが、
開店前に限り、このルールは適用されません。開店後に、店員さんが
食券買う人の列と買った人の列に少しずつ誘導していくような感じです。
並んで5分も経つと後ろに20人ほど列が出来ていました。
先に黒松を買っていたらと思うとゾッとします。恐らく30分以上は
さらに待つことになったと思います。お店の入り口の前に全メニューが
書かれています。香味醤油か塩でかなり迷いましたが、絶賛されて
いる塩ラーメンにすることにしました。なぜ迷ったのか。。。
店主のブログで香味油というものを非常に大事にしているという
一文があったからです。香りをかなり大事にしているのが伺い知れます。

それから5分ほどすると換気扇が回ったのでしょうか。魚の匂いが
あたりに漂ってきました。そして出口から店員さんが出てきて
暖簾をかけ、先頭の人から順番に入っていきます。9席しか
ありませんので9人が座ると残りの人は食券を購入して食券を購入した
人の列に並んでいきます。なのでお店に入るだけならすぐにできました。
すぐに出ていくことになるわけですが。笑

もちろん特製ラーメン(塩)を注文。そしてちゃーしゅーがすごい
気になっていたのでトッピングでさらにちゃーしゅーを頼んでしまいました。
こちらのちゃーしゅーは最近よく見かける真空低温調理で作られている
タイプで今一番好きなタイプのチャーシューだし、1枚しか入って
いなかったら悲しいのでちょっと贅沢かなと思いつつ注文しました。
追加のちゃーしゅーは低温のローストタイプが3枚と豚バラ肉のガチガチに
熱を通したタイプが2つ入って300円なので結構お得感がある感じがしました。

そしてまた列に戻り列を整理している店員さんに食券を渡します。
ここから長い戦いが始まります。ちなみにこちらのお店は、所謂
待ち合わせ禁止です。全員がそろって初めて列に並ぶことが出来ます。
そして3人以上だと2人と1人という形で分けられることもあります。
行列を整理している店員さんは3人のお客さんにそのことを念入りに
説明していました。完全に住宅街の一角なので行列が五月蠅いという
苦情が何度も来てそう。実際、並んでいる途中に近所の人らしき人が
お店の人に何やら言っていました。有名店の宿命ですね。

本を持ってきたのですが、後ろに並んでいた大阪弁の方が
喋繰り倒していたのでそれを聞いて暇つぶししていました。
さらにその方は途中で草月へ行って黒松を買ってきていました。
こういう時に複数で行くときの強みが発揮されるんですよね。
お店の営業時間は11時30分~16時00分となっていますが、
夜もやっているという情報が食べログに書いてありますが、
現在はやっていないようです。

かれこれ1時間20分が過ぎました。そして行列の先頭になり、
席は空いているのですが、なかなか呼ばれません。
恐らく麺茹で調整などをしているからだとは思います。

先頭に座ってから5分ほど経ちついに店内へ呼ばれました。
ラーメン屋行列待ち時間最長記録になってしまいました。
店内に入ると「大変お待たせしました」と店主が一言。
若っ!!!そしてイケメン!!!イケメン店主ということは
風の噂で知っておりましたが、納得です。この人を見たいが
ために来店するお客さんもいるとかいないとか。
麺の湯切りもお客さんに見せつけるかの如く鮮やかに3つの
ざるをパシパシと上下させて湯切りをする姿が絵になります。

お水は最初の一杯は店員さんが持ってきてくれて次からは
カウンターの上にあるピッチャーで注ぐタイプです。
そしてこうじグループの特徴なのか、やはりこちらのお店にも
髪留めが卓上セットのひとつにおいてありました。食券を
予め渡してあるため店内に入った時には既に麺は茹でられていて
手際よくラーメンが作られていきます。厨房にお弟子さんも
いて湯切りされたラーメンを解したり一部のトッピングを
載せたりとラーメン作りのお手伝いをしていましたが、やはり
ラーメン作りのメインは店主。手際の良さと愛想の良さが
とても光っています。こちらの店主は若干21歳でこちらの
お店を開業し、まだ24歳とか。ここまでのお店にするのに
ものすごい努力をしたんでしょうね。うちも大学の研究室に
いたころはほとんど寝ずに研究していていましたが、恐らく
そんな生活を何年も続けて今に至ったのだなぁと思いました。

またお店のTシャツがあるようで「MEN DOKORO HONDA」と
バックプリントされたTシャツを全員で来ていました。
5分もしないうちに店主自ら「お熱いのでお気を付け下さい。」
と特製ラーメン(塩)とトッピングのちゃーしゅーを別皿で
渡してくれました。これは嬉しい誤算です。てっきり
追加トッピングは丼に入れてくるものだと思っていたので
別皿で提供してほしいなぁと思っていたのでよかったです。
そして何より盛り付けがとても美しい。今まで見たラーメンの
中でもトップ3には確実に入るくらいの美しさ。

さて肝心のラーメンはと言いますと少し黄色がかった透明なスープ。
少しだけ縮れたストレート気味の細麺。グラム数は150グラム。
具は、ノリが3枚に何か粉がかかっています。これが結局なんなのか
最後までわかりませんでした。そして、水菜の茎の部分と細く
コンパクトなメンマに白髪ねぎ、その上に糸唐辛子がのっていて
さらに大人の味玉と呼ばれているブランデーに付け込んだ味玉が
丸々1つ、豚バラ肉のちゃーしゅー1枚に低温調理されている
ローストちゃーしゅーが2枚入っていました。
ローストちゃーしゅーは結構薄めだったので生の食感が
失われないうちに早々に荷揚げしておきました。

お写真を撮らせていただいて旨みが逃げないうちにまずは
スープからいただきます。鶏油が浮いている澄み切ったスープ。
一口飲んでみると鶏の旨みと魚介の旨みが一体化された
スープ。鶏油の香りがふんわりと香ってきて塩加減が絶妙。
塩使ってるの?と思わず言ってしまいたくなったほど。
素材の旨みだけ引き出してそこにある塩分だけで勝負してるぜ!
と主張しているかのようです。しかも魚介を使っているはず
なのに臭みを一切感じさせないまで洗練されていて干し貝柱?と
思われるコクがほのかに感じられました。

これは絶賛されるわけだ。。。そう思わざるを得ないスープ。
麺を食べてみるとこのスープとよくあっていてスープがしっかりと
絡んで茹で加減も絶妙で美味しかったです。細麺なのでこれ以上の
写真を撮っていると最高の状態でラーメンを提供してくれている
店主にも失礼だし、何より自分が損するので一気に食べ始めました。

メンマは、穂先や一般的なメンマと違って小ぶりのメンマで何か
味付けはされていましたが、分かりませんでした。水菜と白髪ねぎは
シャキシャキ感がスープにアクセントを加えてくれていい箸休めに
なっていました。さらにそこに糸唐辛子がいい感じに加わります。

ブランデーに付け込んだ大人の味玉ですが、てっきりブランデーに
まんま漬け込んで結構アルコール臭いのかなと思っていたのですが、
全くそんなことはなく味玉の漬け込みダレにブランデーを隠し味と
して入れましたという表現がしっくりくるかも。味自体は半熟度が
絶妙で黄身が固まるか固まらないかのトロッとしたギリギリの状態で
かなり好みの味玉でした。久しぶりに旨いと思う味玉でした。

ちゃーしゅーはどちらを先に食べるか迷いましたが、まずは豚バラ肉の
ちゃーしゅーから食べてみることにしました。てっきり結構硬いかなと
思っていたのですが、かなり柔らかくパラパラと肉が剥がれていくような
感じ。溶けていくという表現とはちょっと違うかな。味に関しては、
特筆するところも特になく美味しい豚バラ肉だなぁという感じです。

そして最後はお楽しみのローストちゃーしゅーに手をつけます。
これは最後に食べようと思っていたので、白髪ねぎの上に荷揚げして
熱がこれ以上加わってレア度が下がらないようにしておきました。
ローストちゃーしゅーは薄いので油断するとすぐにレア度が
下がりますので要注意です。ちゃーしゅーのまわりは粗挽き胡椒で
しっかりと下味がつけられていました。早速一口いただきます。
モグモグ。。。あっ!この味記憶がある!!中華蕎麦 蘭鋳のそれと
ほとんど味が変わらないローストビーフならぬローストポーク版の
ちゃーしゅーでした。蘭鋳に比べると大きさも厚さも若干小回りなため
個人的には少し物足りなさも感じましたが、味は蘭鋳となんら
遜色はなくローストポークそのものでした。美味しかったです。
麺屋 一燈にも同タイプの真空低温調理によるレアチャーシューが
ありますが、真空低温とはまたちょっと違っている気がするので
根本的に味が違います。一燈はさっぱりな和だとするとほん田や
蘭鋳はジャンクなローストポークというイメージです。

そして追加トッピングのちゃーしゅーから1枚ずつ名残惜しげに
スープに入れてはちゃーしゅーを食べてあっという間に丼の中身は
空っぽになってしまいました。結果的に合計金額は1250円と
高めになりましたが、せっかく東十条まで遠征してるしこの味なら
300円の追加トッピングしてよかったと思いました。

そして最後はスープを飲み干しにかかります。レンゲでチマチマ
飲んでましたが、丼を抱え込んで一気に飲んでいきました。
すると最後の最後でサプライズがもう1つ隠れていました。
恐らくスープを最後まで飲み干さないと気づかない工夫のような
気がしますが、丼の底に柚子の皮の切片が敷かれておりスープを
飲み干す終盤で一気に柚子の香りが鼻の中に侵入してきます。
こちらの店主がブログで香りを大事にしているということを
書きこんでいましたが、納得しました。

全て食べ終わり「ごちそうさまです」と店をあとにすると
店主がイケメンスマイルで「ありがとうございました」と。
そりゃあなたのファンも出ますわな~というくらいイケてました。笑
通いたいお店の一つになったのですが、場所が場所ということと
もうちょい気軽に入れる程度の行列だったらと悔やまれます。
東京駅のラーメンストリートにも分店?があるので今度は
そちらで香味醤油の方を食べてみたいと思います。
ラーメンは同じレシピでもチェーン店のようなセントラルキッチンで
調理したものを使用していない限りは作り手によってかなり
味に差が出てしまうのでそこが心配ではありますが、東京駅は
会社から近いので行ってみようと思います。

あとは松戸にある中華蕎麦 とみ田に行けば一通り
こうじグループ有名店巡りの旅は終了なのですが、とみ田に関しては
遠すぎということと1時間程度の待ちではすまないということ、
そしてお取り寄せであまり美味しいとは思わなかったことを考えると
行かなくてもいいかなぁなんて思ったりしていますが、松戸近辺に
用事が出来たら行ってみようかなと思います。
こうじグループはものすごいたくさんあり、その中で有名になったのは
一燈、道、とみ田、ほん田ということを考えるとやっぱり最終的には
作り手のセンスと努力なんだろうなぁとしみじみ思いました。
ところで何でとみ田とほん田は田だけ漢字なんだろう。。。謎です。
非常に美味しい塩ラーメンでございました。ご馳走様でした。


店主のブログ
http://ameblo.jp/hnd-dreams/

  • 特製ラーメン(塩)
  • 追加トッピングのちゃーしゅー(ローストちゃーしゅー3枚、豚ばら肉2枚)
  • メニュー

もっと見る

4位

こうかいぼう (門前仲町、清澄白河、木場 / ラーメン、つけ麺)

1回

  • 夜の点数: 4.2

    • [ 料理・味 3.8
    • | サービス 4.6
    • | 雰囲気 4.6
    • | CP 3.4
    • | 酒・ドリンク - ]
  • 使った金額(1人)
    ¥1,000~¥1,999 -

2012/07訪問 2012/07/24

こうかいぼうという場所

【2012年7月】


<再訪&画像追加>
こうかいぼうは決して突出して美味しいラーメン屋という
わけでは、うちの味覚では感じません。以前は、食べログの
評価に釣られて高くつけなきゃいけないということから
高くつけすぎました。冒頭から否定的なことを書いていますが
まずいわけではありません。美味しいです。しかし、
並んでまで食べたいか?と言われるとそうでもありません。

こちらはやはりお店の雰囲気の良さが印象をよくしている
最たるものかなと思います。極めて最高に旨い一杯ではなく
極めて飽きない一杯。そういうラーメンです。だからたくさんの
人から愛されるのだと思います。こうかいぼうに行った友人が
大して美味しいとは思わなかったと言っていたのでそれに
対する回答はこんな感じでありました。ごちそうさまでした。


【2012年4月】


<再訪&画像追加>
門前仲町で仕事をする時は、うまいこと時間を調整して
ここで夕飯を食べるようにしたいと思ってしまうお店です。
今日は、らーめんセット(らーめん+たまごかけごはん)に
ちゃーしゅうトッピングをしてみました。

今日も15分前について一番乗りです。前は寒かったけど
今日は暖かいので待っているのも苦痛ではなく。。。
店の前についた瞬間に奥さんが出てきて相変わらずの
決め細やかな気配り。この気配りに触れたいがために
来てしまう人も多いのでしょう。

たまごかけごはんにらーめんのスープを入れると
ちょっとした出汁ご飯のようになって絶品でした。
らーめんセットを頼む人が多いのも納得です。
でも今日入った人たちはみんなちゃーしゅうごはんセットを
頼んでいました。あれも美味しかったので悩みますね。
ごちそうさまでした。


【2011年11月】


いつか行こう!いつか行こう!と思ってずっと
お気に入りに塩漬けにしていたお店がこちらの
こうかいぼうさん。ようやくお気に入りの塩漬けから
解放する時が来ました。元々いた会社が門前仲町に
あることもあり、行こうと思えばいつでも行けた
んですが、残念ながらそこで働いていたころは
こちらのお店を知らなかったのです。
そうこうしているうちに会社が変わり、門前仲町から
離れることになり。。。そんな中チャンスがきました。

今の時期はインフルエンザの予防接種を受ける時期。
会社が補助してくれるインフルエンザの予防接種を受けに
門前仲町に行くことになりました。行く日は水曜日でした。
これはもう絶好のこうかいぼうチャンスと思い営業時間を確認。

水曜日は定休日。

。。。なんでヤ━━━(*」´д`)」━━━ン

出鼻を挫かれました。仕方なく木曜日にやる仕事を
前倒しにして水曜日を業務多忙にして無理矢理日程調整。
だってそうしないと門前仲町に平日にいく理由がなくなる
わけです。そして休日はむちゃくちゃ混むからどうしても
平日に行く理由を作らざるを得なかったという理由で。笑

門前仲町は焼肉の名店のひとつ炭火焼肉 牛和鹿があって
ここには昔よくお世話になっていました。赤札堂から高速の高架下を
潜って駅からちょっとだけ歩きます。お店の夜の部は17時30分から。

16時50分にはお店の前に着くことが出来ました。多分平日の
この時間から並んでいる人ってかなり珍しいんでしょうね。
奥さんが出てきて「うちは17時30分からですが。。。」と言われましたが
「大丈夫です。」とお返事。40分など数独をやって暇つぶししていれば
すぐに過ぎます。そしたら奥さんが雑誌持ってきてくれてお店の外の
明かりもつけてくれました。お心遣い痛み入りますと思いつつ
雑誌で昨今の韓流アイドル特集でも読むがさっぱり分かりません。
途中車で食べにきたと思われる老夫婦に開店時間を聞かれ答えると
諦めたのか車を走らせどこかへ行ってしまいました。

それにしても今の時期は暗くなると寒いです。寒いぜよ。。。と思いつつ
雑誌を読みふける。17時15分頃からポツポツと人が並び始めました。
最終的に、開店時間までに6人が並びました。平日夜の部なら開店直後
でもすぐ入れる感じですね。5分前に奥さんがメニューを持ってきてくれて
2分くらい前に「お決まりでしたら先に注文伺います」と聞いてきました。

平日の夜の部の入店のねらい目は開店10分前で十分です。

事前に麺が少ない情報は得ていたのでちゃーしゅうご飯がついたセットに
夜ご飯は今日は食べてくると言ってきたので奮発して焼き餃子も
頼んじゃいました。そして味付たまごも大奮発してつけました。全部で
1300円になってしまいましたが、存在を知ってから5年間。。。それくらい
やってもいいではないかと。そして17時30分になりお店へ入りました。

店内はなんというか不思議な空間。どことなくアジアンテイストもあり
下町テイストもあり。。。そしてパンダが好きなのかパンダの写真や
パンダのイラスト、パンダの置物などいたるところにパンダ・パンダ。
パンダ好きなのかな?イラストが何気に可愛かったです。一番手の
特権。それはどこでも好きな席で食べれるというところ。カウンターの
一番奥に座ることにしました。奥さんが「長い間お待たせしてすいません。」
と一言。これがなんというか実に自然に言葉が出てきて、好きで待っている
だけでなのに謝られてしまってこちらこそ恐縮ですとちょっとした
恐縮合戦になってしまいました。

お店はご主人と奥さんの2名で切り盛りしているようですが、雰囲気が
とても暖かい感じが伝わってきました。そしてらーめんを待っている間に
カウンターを眺めているとご主人のらーめんに対する愛が書かれた
張り紙があったので読んでみました。そこにはこんなことが書いて
ありました。

とにかく、らーめんが大好きで、毎日食べたい店主が、研究を重ね
産みだした、この一杯。初めは、ちょっと優しすぎるかもしれませんが、
食べ進むうちに、深みに気付いて頂けるハズ。


そしてその下には惜しげもなく材料が書いてありました。

・タレは大島自然海塩と海の精の塩
・スープは豚のゲンコツ、鶏がら、昆布、煮干、たくさんの野菜、かつおぶし
・水はSEAGULL㌃IV(浄水器の名前のようです)
・麺は丸富製麺の特製たまご麺


ご主人と奥さんの息の合ったテキパキとした動き。すごい仲がよい
んだろうなぁと思いつつ、他のお客さんの注文を取っている奥さんの
そばまで寄っていって声をしっかりと聞き取って奥さんから注文が
入る前に調理に入っているご主人。さすが2人でやっていると動きに
一切の無駄がない。なのに店の雰囲気は慌しくなく落ち着いている
という。。。なんかすごい落ち着くお店で家で父&母タッグで作った
ご飯を待っているような感覚がしてしまいました。

さすがに一番手だけあって5分もしないうちにまずはちゃーしゅうごはんが
出てきました。湯気が立っているホカホカのご飯に味が染み込んだ
ちゃーしゅうが短冊カットされてのっかっています。そして刻まれたノリ。
たったそれだけなのにちゃーしゅうに染みた甘辛いタレの味がご飯に
ついてさらにノリの海の味がが加わり三重奏を奏でていました。
ちゃーしゅう丼があまりに美味しかったのとお腹が空いていたのも
手伝って久しぶりに片手でお茶碗を持ってご飯をかきこみました。

隣の人は卵かけご飯とらーめんのセット。後々レビューを読むと
卵かけご飯とラーメンというのが通の食べ方のようです。食べてない
ので何ともいえませんが、ちゃーしゅうごはんもお勧めです。
食べているうちに店内は満席になりました。さすが超有名店。

そしてらーめんが運ばれてきました。むむっ!?このらーめんは
どこかで見たことがあるような。。。あっ!渋谷にあるはやし
同系統のダブルスープ。特にかつお節と煮干が強く出ていてどちらか
言えば魚介スープかな。そして魚粉ダブルスープ系のつけ麺スープの
ような色あい。はやしと比べるのは良くないですが、はやしはスープと麺が
マッチしてなかったですが、こちらは見事にマッチしていました。

そして、麺は中太のストレート麺に具はノリが1枚に刻みネギと
コリコリ感がよく感じられる太いメンマ、そしてちゃーしゅうが1枚。
おぉ~美味しそうと食べてみると確かに優しい味です。しかも麺が
スープにしっかり絡んでいて美味しいです。見た目も綺麗に
盛り付けられていて、人気が出るのも納得です。すぐに奥さんが
やってきて「味玉付け忘れてしまいました。」と別皿でくれました。
完全に味玉注文していたこと忘れていました。笑

味玉はスープの味を吸ってしまっていたので微妙な味玉加減が
よく分からなかったです。ちゃーしゅうはすごく簡単にほぐれて
圧力鍋か何かでしっかり調理されているんだろうなぁと思いました。
スープは見た目からは飲み干すのは難しいかなぁと思いましたが
あっという間に全部飲み干してしまいました。見た目とは裏腹に
洗練された濃厚なのに優しい両面性をもった味でした。
焼餃子はお世辞にも美味しいとは言えないかなぁという感じでした。
失礼ながら冷凍ものの味という感じでした。
餃子まで食べ終わる頃にはさすがに満腹でこの後もう一軒
行こうと思ったのですが、断念。明日も仕事だしね。。。涙

こちらのお店は味もさることながらお店の雰囲気がとてもいいです。
奥さんがほんとにいい雰囲気であんなお母さんだったらさぞ家庭は
暖かいんだろうなぁと思いました。ご主人と奥さんの作り出す空間は
ラーメン屋というよりは実家みたいな感じでした。

こうかいぼうのらーめんって美味しいの?と聞かれたら多分こんな
風に答えると思います。文句なしに美味しいけれど今まで食べた中で
最高の一杯かと言われたら決して「うん。」とは言わないです。
ただ今までで一番安心する味というと思うし毎日食べても飽きない味だと思います。
インパクトはないけれどTHE・優しい味。日本シリーズのような
短期決戦勝負ならなかなか勝つのは難しいけれど、長期決戦の
ペナントレースなら間違いなく優勝候補筆頭にあがる味。
母が作る味噌汁は毎日飲んでも飽きません。御夫婦が作り出す店の
雰囲気もあってこういうお店が長く続く名店と呼ばれるんだろうなぁと思いました。

お店は食券制ではないので、お店を出るときにお支払いをします。
お支払いの時はご主人もわざわざレジのところまで来てご夫婦で
ありがとうございましたと。そして「寒い中、長い間お待たせして
どうもすみませんでした。」と。こうかいぼうが長く愛される理由が
よく分かりました。ご主人も低姿勢でしたが、奥さんの自然な感じの
気品溢れる接客と立ち振る舞いと雰囲気にご主人!羨ましいぜ!
と思いつつ店を後にしましたとさ。笑 
ご夫婦で営業しているお店でこうかいぼう並に奥さんが気品溢れ
素晴らしい接客をするラーメン屋は木場にある美学屋くらいかな。
ごちそうさまでした。門前仲町に立ち寄った際にはまた来ます。

  • らーめん
  • 麺アップ
  • ちゃーしゅうごはん

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5位

中華蕎麦 蘭鋳 (方南町 / ラーメン)

1回

  • 夜の点数: 4.2

    • [ 料理・味 4.2
    • | サービス 3.0
    • | 雰囲気 3.0
    • | CP 3.0
    • | 酒・ドリンク - ]
  • 昼の点数: 4.2

    • [ 料理・味 4.2
    • | サービス 3.0
    • | 雰囲気 3.0
    • | CP 3.0
    • | 酒・ドリンク - ]
  • 使った金額(1人)
    ~¥999 ~¥999

2013/08訪問 2013/08/28

チャーシューショック!メニューが一新されました。

【2012年8月】


そろろそ食べログの文字制限にかかるので更新ができなくなります。
味が変わったのかな。とげとげしい煮干の味がなくなってまろやかな
煮干になっていました。ブレの範囲内なのかは不明ですが。


【2012年6月】


会社帰りにチャーシュー食べたくて久しぶりに訪問してみると
なんと!肉盛りそばと特製そばがなくなっていました。
現在あるメニューは中華そばと味玉そばの2種類だけです。
チャーシューがとても好きだっただけにとても残念です。復活希望!


【2012年5月】


<画像追加>
ゴールデンウィーク限定の塩ラーメンを今年もやると聞いて
超大雨の中、開店40分前に行ってきました。さすがに誰も
並んでいませんでしたが、11時30分頃になるとポツポツと並び
最終的には13人が並んでいました。この雨で13人なので晴れ
だったらもっと並んでいたのでしょうか。

塩と言っても結局はいつものスープを塩ダレで作っているので
基本となるベースは一緒です。なので醤油味に比べると煮干の
キレが若干強いかなという程度の変化でそこまでの変化は
見受けられなかったです。ちょっと期待していたので肩透かしを
くらったかなというのが印象でした。でも普通に美味しいですよ。


【2012年4月】


仕事帰りに整骨院に行ってそのまま徒歩で帰宅途中に
蘭鋳に入る。もちろん肉盛りそば。今日は雨が降り始めた
直後だったからなのか珍しく誰もお客さんがいなかったです。
あいかわらずの旨さ。ごちそうさまでした。


【2012年3月】


今日も肉盛りそば。夜の8時5分前に入ってすぐスープ切れのため
品切れのtwitterが打たれてました。ギリギリセーフ。入ったタイミングが
悪かったのか25分も待ちました。


【2012年3月】


代々木に行くか迷ったけど蘭鋳で肉盛りそばの味玉トッピング。
やっぱりチャーシュー変わった気がする。


【2012年2月】


東京蘭鋳マラソン。東高円寺の整骨院に仕事帰りに
行った帰りにそのままジョギングで帰宅する途中に
蘭鋳へ行ってきました。もちろん肉盛りです。
夜は夜で常連さんやOLさんで実は賑わうお店だったんですね。


【2012年2月】


本年初蘭鋳へ訪問です。特製の肉盛りにしようと思ったら
なんと肉トッピングがなくなってしまいました。残念。
ということで肉盛りそばの味玉トッピングに急遽変更です。
何でなくなったのかなぁと思いつつ出来上がったラーメンの
チャーシューを食べてみるとなんか味が去年と変わってます。
肉の部位が変わったのか脂の比率が若干高めになっていて
それでいて肉の歯ごたえというか噛み応えがしっかり残る感じ。
2012年に入って益々目が離せないラーメン屋ですね。
旨かったぁ~。ごちそうさまでした。


【2011年大晦日】

<画像追加>
12/31限定かけそばを食べに行ってきました。
大晦日だというのに満員御礼。お店の外から煮干臭。
あれ?かけそばじゃないのかな?と思って入ってみると
どうやらスープは中華そばと同じ模様。

うちが入る前にひとり入って残念ながら待ちになったのですが、
そのお客さんはかけそばのみということを知らなかったようで
中華そばを頼んで今日はやっていないことを知るとお店を
出て行ってしまいました。なのですぐに座ることが出来ました。
どうやら知らないで入っているお客さんも多いようで帰っていく
お客さんもいました。

10分ほど待つとかけそばが提供されました。ネギと柚子と
焼いたお餅がひとつ入っていてそれ以外はいつもの中華そば。
言うならば中華そば風かけそばというのが正しいかもしれません。
麺は当然、日本蕎麦ではなくいつものラーメンの麺でした。
今日はみかんをデザートでもらえるらしくみかんをもらいました。
家に帰って食べました。小さいながら甘くて美味しかったです。
これにて本当に2011年の食べログはおしまいですね。
今年も一年どうもありがとうございました。
来年もどうぞよろしくお願いいたします。


【2011年12月】


今年最後の訪問かと思ってましたが。。。ここを通る用事が
あるとつい入ってしまいますね。中華そば食べちゃいました。
いつも特製か肉盛りなのでノーマルは実は初だったり。
美味しいチャーシューが1枚で多少物足りなさがありました。
今度こそ来年もまたヨロシク>【・ω・`三´・ω・】<ヨロシク


【2011年12月】


<再訪&画像追加>
食ベログ2011年ラーメン東京部門6位おめでとうございます。
ということでお客さんの増加が見込まれるのでその前に再訪。

土曜日の12時に着くように病院の時間を調整して12時に
到着したんですが約10人並んでいたため一巡目に入れず。
結局20分ほど外で待つことになりました。

3歳くらいのお子さん連れのご家族のお客さんが今日は隣にいて
あぁ~と思ってしまいました。というのは前日行った都立家政にある
ばりこてで同じように5歳くらいのお子さん連れが隣にいたのですが
ミニカーをカウンターでガンガン走らせまくって何度もこっちまで
ミニカーを当てられては父親に謝られるというめんどくさいやりとりが
あったからです。なのでまた同じパターンか。。。と思ってしまいました。

今日は恐らく2011年最後の蘭鋳訪問なので特製に肉増しをチョイス。
今日はドレッド兄さんと相方の幼馴染兄さんの二人でやっていました。
こちらのお店は幼馴染の二人がやっているお店なのです。
今日のお肉は今まで食べてきた中でも最高の出来だと思いました。
柔らかさ・芳ばしさ・味の3拍子が揃っています。もちろん煮干スープも。

今年最後の蘭鋳を楽しんでいると案の定というか。。。子供が
泣き出しました。子供自体は好きなのですが、ラーメン屋に小さい
子供を連れてくるのは個人的にはやめて欲しい派です。特に
テーブル席があるならまだしもカウンターオンリーのお店では。

外を出ると15人くらい並んでいました。なんだか嬉しい反面
ちょっぴり寂しい気がしつつお店を後にしました。
来年もまたよろしくお願いします。ごちそうさまでした。


【2011年11月】


再訪&画像追加。
土曜日に行く予定でしたが、13時30分にはお店公式twitterで
スープ切れのため終了と書かれていたので無念の出直し。
土曜日は15時まで営業ですが、たいてい13時30分付近で
スープ切れ営業終了になるので時間に余裕を持ったほうが良いです。
あとtwitterで閉店報告を見ていると月曜日の夜の部もスープ切れ
閉店になる傾向が比較的高い気がします。

今日食べたのは特製ラーメン普通盛り。
今日もローストチャーシューに満足。
そして煮干し油が効いた済んだ煮干しスープも相変わらず旨いです。
しかも、ローストした燻製香がチャーシュー近辺の煮干スープの
味を破壊してしまう欠点が今日は全くなかったです。

改良されたのでしょうか。。。たまたま??

初来店からこの6か月で点数が3.78に急上昇しています。
多くの人がこの店に気づき始めているということでしょうか。
お気に入りの家から自転車で10分かからずいける通えるお店の1つ
なのでこれ以上、有名にならないで!と思うのは我儘なのです。笑
立地条件は決して恵まれていないのにすごいお店です。
ごちそうさまでした。


【2011年9月】


病院帰りに再訪。今日は特製ラーメンの大盛り。食欲だけは
しっかり保っておかないと。人間食べれなくなったらおしまいと
言っていた父の言葉が恐ろしい。

土曜日だったので行列出来てたので先に薬を取りに行って
戻ってきたら行列はなくなっていました。タイミングが結構重要。
どうやら店主はラーメンマニア仲間がいるらしく隣に座っていた
人が恐らく五ノ神製作所のつけ麺について話して
いました。「甲殻類系で~、新宿高島屋の裏にある~、バジル系」
この単語で「あっあそこだ」と連想してしまうくらいインパクトのある
つけ麺屋だったので思わず会話に参加したくなってしまいました。

風邪気味で鼻が詰まっているにも関わらず煮干の濃厚な香りが
粘膜をついて香ってくるラーメン。相変わらずのクオリティです。
大盛りは少し麺が多く「食べれるかな?」と心配しましたが
なんとか完食。次回からはやっぱり普通盛りかな。
こちらのチャーシュー単体だとすごい旨いけど、少々の焦げた香りが
煮干しスープの洗練した香りを邪魔しているのが気になります。

ごちそうさまでした。


【2011年9月】


再訪。今回は特製ラーメンに肉追加にしました。
土曜日の12時に入りましたが、3席空いていてラッキーでした。
並んでいるようであれば素通りして家に帰る予定だったので。

イスに座るとすぐに客がやってきて満員になり店の外に列が
出来てしまいました。タッチの差わずか1分くらい。
よかったよかったと思いました。

肉追加は100円で2枚肉が追加されるようで特製ラーメンの
お肉が4枚になっていました。相変わらずの洗練された煮干クオリティ。
そしてどことなく不思議な味。はまる人にははまるけれど
はまらない人には全くはまらない。それが強く出ているラーメン屋さん。
チャーシューは相変わらずのローストポークで絶妙の噛み応えと味。
今回もとてもおいしくいただけました。ごちそうさまでした。
個人的にはこれ以上有名になってほしくないお店の1つです。


【2011年6月】


前回どうしても煮干の香りをあまり感じることが出来ず、その後に他の方の
レビューを見ると「煮干!煮干!煮干!」のオンパレードだったこともあり、
再確認しに行く機会をいつか伺っていました。

今日は会社が早出だったので、早めに帰宅できたこともありどこかラーメンでも
食べに行こうと考えていたのですがカメラがないので一旦家に帰ってから
カメラを持って食べに行くことにしました。となると地元でうまいラーメン屋といえば
ここ「蘭鋳」さんの一択でした。もちろん他にもおいしいラーメン屋はあるんですが。

ということで家に帰宅してちょうど18時前だったので今から自転車で行けば
開店直後くらいかなぁといい時間でした。自転車に乗って善福寺川をくだって
行きました。というか地元の人なら分かると思うんですが、善福寺川と環七の
ところの工事っていつ終わるんですかね??私が高校生の頃からずっと続いて
いるような気が…かれこれ10年…歯医者の治療みたいですね。

お店の前に到着するとさすがに18時ちょうどということもありお客さんが
2人だけで、1人は既に食べ終わって出てくるところでした。
お店に入ると…ものすごい煮干の匂いがしました。やっぱり先日煮干の
香りがしなかったのは体調が悪いからあまり感じることが出来なかった
ってことだったんですね。むせ返るくらいの煮干の匂いです。

ご主人お一人で今日もやっておりました。席のはじっこが空いてたので
そこに座ってメニューを確認しました。もう頼むものはあらかじめ決まって
いたんですけどね。笑

前回病み付きになったあのローストポーク的チャーシューが堪能出来る
肉盛そばです。事前に予習してなかったので何枚入ってるのか分からなかった
けれど3枚以上入っていればまぁいっかという気持ちで頼みました。

今日は調理しているところをじーっと見ていました。ラーメンの丼は
あらかじめお湯を入れて温めていました。また、あのめちゃくちゃ旨い
チャーシューは切ってから湯煎されたボールにいれて温めていました。
切ったあとすぐに出したらカチコチだから事前に温めて柔らかくしてたんですね。
ラジオをBGMに相変わらずレトロな感じの店内はどことなく風情があります。
スープを丼にいれた後に粉みたいなものをフリフリしているんですが、
あれは一体なんなんでしょう。煮干粉??

10分ほどしてラーメンが運ばれてきました。その間にお客さんで席はほぼ
満席になっていました。「器熱いので気をつけてください。」と一言。
この一言があるとないとじゃえらい印象も違います。
撮影の許可をもらって写真をパシャパシャと撮ってからいただきます。

相変わらず美味しい炭で燻したのかローストビーフのようなチャーシュー。
肉盛そばは3枚入っています。大きさもなかなか大きいのでちょうどいい
と思います。スープも煮干が濃厚に味わえるスープでただ煮干を
煮込みました系のスープではなくきちんとラーメンとして仕上げられています。
麺にもよく絡んでとても美味しいです。あっという間に飲み干して完食。
口の中が煮干でいっぱいになりました。

そういやこちらのお店はスペースの都合なのか珍しく食券機が
ないお店なんですよね。いつも食券買ってから食べるのでお金を
払わずにお店を出そうになりました。笑 危なかった。ε-(´∀`*)ホッ
こちらのお店は時々無性に食べたくなりますね。近いから通いやすいし
また食べたくなったら行こうと思います。ごちそうさまでした。


【2011年5月】


高校の頃にお友だちになった椎間板ヘルニアの痛みが再発したので
佼成病院に行った帰りにあらかじめターゲットとして狙っていたラーメン屋です。
ラーメンデータベースでは私が見た時点では全国ランキング20位に入っていて
近所にこんなランクのラーメン屋があるとは…不覚っ!と思っていました。

13時頃に「蘭鋳」さんに着くように病院に行く時間を調整して、
13時15分に到着。若干の誤差はあったものの想定の範囲内です。笑
お店に入ると5人ほど先客がいました。限定ラーメンを発売する時は
長蛇の行列が出来ることもあるらしいので並ばずに入れてラッキーでした。
しかし、本当にラッキーと思える事態はこの後に本当に訪れるのです。

店内は大きな裸電球が3つほどぶら下がっていて黄色がかった照明で
店内をレトロな雰囲気に演出していました。イスなどが黒色でシックな
感じがあり雰囲気が演出されていました。イスの間隔は広めで隣の人
との距離感も気にならないレベルです。カウンター席においてこれは
とても重要です。

店内には今までラーメン屋で嗅いだことのない匂いが充満していました。
なんだろう…魚のような海老のような…とにかく香ばしい匂いです。
メニューを見ると中華そばを基本として残りはトッピング追加などでした。
ですので今回は特製そば900円を注文することにしました。
メニューには化学調味料は使ってませんとはっきりと謳われておりました。

特製ラーメンを注文した後に店主がカウンターから出てきて私の前から
ホワイトボードを持ち出し外に出てゴソゴソなにやらやっておりました。
何だったんだろう…気になる…その理由はすぐに分かることになりました。
私が入店してから5分ほどして別のお客さんが来たのですが、お客さんが
入るやいなや「今日は営業終了ですか?」と言いながら入ってきたからです。
店主は「申し訳ございません。スープが切れてしまいまして…」と
お詫びしておりました。私は内心「最後の客ってこと!?あぶなっ!!」
とギリギリセーフだったことにホッとしました。
あのホワイトボードはスープ切れのため営業終了という看板だったのですね。

10分ほど経ち、カウンターの前に特製ラーメンが置かれました。
具は万能ネギ、味玉(丸ごと1つ)、メンマ、ノリ3枚、チャーシュー2枚です。
麺は細麺ストレート気味でデフォルトで結構かためです。
まずは、スープを一口いただきました。

!?

なにこれ!?それは今まで飲んだことがないタイプのスープでした。
事前情報では煮干系と聞いていたのですが、私が知る煮干系ラーメンは
これでもかっ!と思うくらい煮干の香りがプンプンして荒々しいので馬鹿舌の
私にでさえも分かるくらいのものなのですが、こちらのスープは
事前情報の煮干を疑いたくなるほど煮干?と疑問符を打たざるを得ない
そんな感じなのです。なんだろう甲殻類の殻を炊いたような香りもするし
煮干と言われたら確かに奥深くにひっそりと眠っているような感じもするし…
恐らくラーメンを数多く食べてきた人や舌が肥えている人には煮干ですねぇ
となるのかもしれませんが、私には初体験な味でした。
かなり病みつきになるスープです。
麺を食べる前にスープを飲み干すかと思ってしまうくらいに。

お次は麺を食べてみます。
かなりかために茹でられています。スープによく絡んでスープとよく
マッチしている麺だと思いました。
メンマはかなりほぐされている感じで食べるとホグホグするような感覚です。
味は世の中のラーメン屋さんの平均からすると若干薄めです。
味玉は、半熟気味でどこにでもある味玉という感じです。

そしてチャーシューを…これがとんでもないものでした。
チャーシューの淵にブラックペッパーがかかっていました。
珍しいなぁと思い一口食べてみるとトロッとしているんですね。
よくある煮豚タイプのトロッではありません。レアなお肉の
トロッとしたような癖になるトロッなんです。
そして口の中に広がる燻した香り。こちらのチャーシューは
煮豚でも焼豚でもなくローストタイプなんですね。
ローストビーフを豚で作ったらこういう味になりましたという
そんな感じでしょう。普通のラーメンは1枚みたいですが
特製ラーメンは2枚です。特製にしてよかったと思いました。
こんなチャーシューは初めてです。また食べたいなぁ。

あっという間に食べ終わり、スープも全部飲み干してしまいました。
お昼は12時~14時営業ということで伺うとしたら夜営業になるのかな。
と言っても普段の帰り道とは逆方向になるからやっぱり
土曜日にしか伺えなさそう…方南町からも高円寺からも
ちょいと歩く距離にあるので地元民である私はチャリで
スィ~と行ける距離にあるのでグッドです。
近くにコインパーキングがいくつかあるので車でも大丈夫です。
環七沿いなのでコインパーキングはいくらでもあります。
またスープ切れも平日に行ったのにこの早さですから
確実に食べるなら開店前に並ぶくらいでちょうどいいのかもしれません。
もうちょっと近くにあれば…と思わしてくれるラーメン屋でした。

2011年5月現在、ラーメンデータベースではトップ20入りの高評価。
一方、食べログでは3.34という良いとは言えない評価。
なんでなんだろうなぁ~と両サイトを見比べながら思いました。

私は少なくとも総合3.8位はあってもいいと思いました。
またそのうち行こうと思います。ごちそうさまでした。

スープ切れによる閉店が結構ありますのでこちらのtwitterから
行く前に確認するといいと思います。


http://twitter.com/#!/ranchu0712

  • 味玉そば
  • 特製そば+肉追加
  • 麺アップ

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6位

美学屋 (木場、東陽町 / ラーメン、つけ麺)

1回

  • 昼の点数: 3.8

    • [ 料理・味 4.2
    • | サービス 3.4
    • | 雰囲気 4.2
    • | CP 3.0
    • | 酒・ドリンク - ]
  • 使った金額(1人)
    - ~¥999

2011/11訪問 2012/05/30

濃厚なのにさっぱりしている塩らーめん!もそうですが奥さんの雰囲気が素敵です。

【2011年11月】


<再訪&画像追加>

らーめん遠征の今回のターゲットは木場にあるトナリ
しかし、その前に美学屋さんに再訪して特脇塩らーめんを食べる
ということを決めていました。ここの塩らーめんも好みの味だったし
こうかいぼうと同様に奥さんがとても素敵で気品が溢れた方で
なんだか応援したくなってしまうお店のひとつだからです。
無論、味もとても美味しいのですが奥さん見たさに通ってしまう人も
いるんじゃないかというくらい素敵な方です。接客や雰囲気が言われる
らーめん屋には必ずと言っていいほど奥さんの存在がある気がします。

なんからーめんの話じゃなく奥さんの話になってきていますが。。。
らーめんについては前回のレビュー見てください。笑
特にこちらのお店の奥さんはホントに美人です。奥さんが醸し出す
雰囲気がすごい居心地のいい空間を作り出していて声も可愛らしいし。
嘘だと思うなら行ってみてください。本当に素敵な方です。

あいにくの大雨で風も結構あり(ビニール傘が破壊されてしまうほど。)
そんな中、木場まで遠征するのはめんどくさいなぁと思っていたのですが
首が最近痛くて整形外科に行くという名目があったのでそのまま
木場まで遠征することが出来ました。

お店は土曜だったけど大雨&風+13時30分頃ということもあり先客は
3人だけ。前回来た時は確か平日のお昼時だったので少しだけ待った
記憶があります。目的の特脇塩らーめんを頼みました。
具材に関しては、前回のレビューで書いた通りで特脇はいわゆる全部乗せ。
普通の塩らーめんでも堪能できますが、若干少ないかなと感じてしまう方は
こちらを頼むといいと思います。前回は夏営業中は小松菜が入ってません
ということでしたが、今回はきちんと入っていました。

こちらは鶏スープと魚介系和風スープのダブルスープなのですが、
どちらも強く主張していなくかと言って味が薄いわけでもなくしっかりと
立っているスープ。若干甘みが感じられるスープです。
お店はセルフサービスなのですが、今日はお客さんが3人しかいなかったので
奥さんが持ってきてくれました。ラッキー( *´艸`)クスクス

3人しかいなかったですが、お店を出るときには満員近くになっていました。
さすが、美味しい塩らーめんを出しているだけあります。
しかし、木場はらーめん激戦区ですね。このまま次のターゲットのトナリへ
突撃したのでした。ごちそうさまでした。


【2011年8月】


今日はとても暑くて電力需給もこの夏最高だったらしい。
前から行こう行こうと思っていたラーメン屋の1つだったけど
職場が変わったりして行く機会がなくなってしまっていました。

最近体調が腹痛やら腰痛やら挙句、風邪を引いて
喉をやられてしまったり心療内科に通ってみたりと散々で
整形外科のいい先生が木場にいるのでチャンスということで
行ってきました。話は全然関係ないけれど、体調管理には
とても気をつけてください。あとインターネットで病気とか
調べすぎるとよくないですよ。これは本当に思いました。

木場駅の一番出口から左手方向に5分少々歩きます。
腰痛悪化中の身としてはこの5分の距離がとても長く感じ
この炎天下の中にラーメンを食べようという選択を少し
後悔しつつ歩いていくと美学屋という看板が見えました。

お店の扉に食べログ話題の店というシールがペタリと貼って
ありました。ドア越しに覗いてみると満席でしたが、店内待ち客は
一人もいなかったのでラッキーでした。時間が平日の13時手前
ということもあったし、お盆前ということもあったかもしれません。

お店はどうやら若い夫婦でやっているようで入るなり奥さんが
少しお待ちいただきますがよろしいですか?と一声。
奥さんの笑顔があまりにも可愛らしかったのでもちろん待ちますともと
返して券売機を見ると塩ラーメン、塩梅ラーメンやつけ麺などが
ありましたがベースは基本的には塩ラーメンのようです。

事前リサーチを今回はしないでいったので塩梅ラーメンには
とてもひかれるものがあったけれどもスタンダードに塩ラーメンを
選ぶことにしました。それと味玉トッピングを注文。

席があくまで店内を見回していました。奥に伸びたカウンター席が
10~15席程度あって木造りを基調とした清潔感溢れる店内。
寡黙なご主人と反対に気配りしっかりの奥さんがキビキビと
動いておりました。店内には化学調味料は一切しようしてません
というラーメンへのこだわりがびっしりと書いてありましたが
暑くて化学調味料の部分だけ読んで体の熱を放熱させてました。

またラーメンの麺は細麺と中太手もみ麺が選べるようです。
デフォルトは細麺です。またつけ麺はデフォルトが200グラムで
増量には料金がかかります。夏期営業は都合により小松菜が
入っていませんとも書いてありました。

店内はいい感じで冷房が効いていて、外の灼熱地獄とは
別の空間でした。お水は席の後ろにあってセルフサービスです。
この方式は本当に残念です。ピッチャーを客席に置く方式に
して欲しいです。いちいち取りに行くのが面倒ですしなんか
食べている時に何度も立ち歩くのもあんまり好きではありません。

店内は魚節の独特の香りと小麦の香りが店の中でぷんぷんしました。
この小麦の香りは期待できる香りだと思いました。この香りがして
ハズレのラーメン屋を今まで見たことがないからです。
どうやら入店のタイミングはベストだったようです。次から次へとお店に
お客さんが入ってきてたちまち行列になっていました。

どうやら作る速度はあまり早くはないようで、しっかりと丁寧な仕事ぶりが
カウンター越しから伺えることが出来ます。15分くらいして出来あがり
奥さんが持ってきてくれました。
深めの丼に微塵切りにされたネギ、太めのメンマ、ばら肉タイプで
煮豚タイプのチャーシューが1枚がデフォルトのようで味付けタマゴが
1つ入っていました。結構寂しい具だなぁというのが第一印象。
スープは黄金色の透明なスープです。

まずはスープを一口飲んでみました。うん。美味しいです。
煮干とかではない鰹節系のほうの魚の旨みがたっぷり染み渡っている
スープです。煮干しのような荒々しさはなく、この手のスープは
純サッパリしていることが多いのですがこちらのスープは
後ひく濃厚な塩ラーメンです。なのにサッパリしている
という不思議。スープによく絡んでとても美味しい味でした。
細麺ってスープが意外に絡みやすいんですね。中太至上主義な
ところが若干あったのですが、こちらの細麺は麺の力強さも
さることながらスープの旨みを消すことなく自然に絡み付いてきます。

具については、チャーシューを除いて具が全般的に冷たかったです。
メンマはまだしも味玉が冷たいのは致命的なような気もします。
味玉やメンマは一般的にどこでも食べれるレベルのものです。
チャーシューは煮豚タイプで丁寧に作られているのがよく分かる
くらいの柔らかさです。とてもおいしかったです。
滞在時間は20分程度でしたので満席でも許容範囲内でした。

食べ終わった頃に店内2階に続く階段からいきなり子供が
飛び降りてきました。「何者じゃ!」と一瞬びっくりしましたが
こちらの夫婦のお子さんでした。見るからに小学生で
夏休みなんだなぁとなんだかホンワカしてしまいました。
「○時まで遊びに行ってくる」とお母さんに一言かけて
バタバタと外へ行ってしまいました。

ラーメンも美味しくてビックリしましたが、
若くて美人な母親もって羨ましいぜ!と思ったのが
この店の印象でした。笑
うぅ~。。。腰痛いと思いつつ病院への道へ向かったのでした。
みなさまも健康にはご注意を。

  • 特脇塩らーめん
  • らーめん紹介文
  • メニュー

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7位

炭火焼 ゆうじ (渋谷、神泉、代々木公園 / ホルモン、焼肉)

1回

  • 夜の点数: 4.2

    • [ 料理・味 4.6
    • | サービス 1.0
    • | 雰囲気 3.4
    • | CP 3.8
    • | 酒・ドリンク 3.0 ]
  • 使った金額(1人)
    ¥5,000~¥5,999 -

2011/09訪問 2012/05/31

肉のアーティスト

【2012年3月】


久しぶりにお店を訪問してみました。18時30分に予約をして5分前くらいに
お店の前で開くのを待ちます。周りを見れば予約をした多くのお客さんが
同じように待っています。開店と同時に名前を告げてカウンターへ案内されます。
ようやくゆうじさんご本人の顔を見ることが出来ました。前にテレビで見た
ことがあるので顔は知っていましたが、生の顔は初めて。おぉ~テレビで
見た顔だ!とちょっと興奮気味。

こちらのお店はお任せコースとアラカルトがありますが、お任せコースの
料理をアラカルトで注文することが出来ませんのでご注意下さい。
常連さんならお任せを頼めるようですが、今は誰でも頼めるようです。

今日は初ゆうじの友人と行ったので注文は全部うち任せになりました。
注文内容は以下のとおりです。

レバ刺し
ハツ刺し
ホルモン
モツ煮込み
上ミノ
ギアラ
シビレ
バラスジ
テール
コプチャン
カレー


それにドリンクを少々と言ったところです。前回はカレーを食べれなかったのと
冷凍個食のカレーとどう違うのかを試したかったので絶対に注文したかった
カレーです。冷凍と全然違いました。まず具が全然違います。これはやっぱり
お店で食べるべきカレーだなぁと思いました。ゆうじさんに直接注文何度かしました。
すごい優しい笑顔でこたえてくれるのでなんだか嬉しくなりました。お店は結構
常連さんも多いようでゆうじさんと気さくに喋ってる人が多いです。いい雰囲気です。
レバ刺しが以前食べたものとだいぶ切り口などが変わっていました。

ちょっと残念だったのがとある給仕の店員さんの接客態度かなぁ。出し間違いが
3回に注文忘れが1回、写真を撮ろうと思ったらお断りされたのに後ろで写メの音を
バシャバシャさせてる団体さんには何も言わないし、挙句の果てに外で待っている
人がいるんで下げてもいいですか?なんて言われてしまうし。まだ食べてるのに。。。
皿も後ろから落とすように置くしマジメにこの店員さんは将来お店を出すとか考えて
いるのであれば改めないと客は絶対に入らないと思いますな。
しかしまぁ、ゆうじさんは肉を芸術の域まで高める天才だと思います。全てが
旨かったです。都内で最高峰のお店だと思います。メニューに載ってない部位が
かなり多いので事前に色々なホルモンを下調べしてとりあえずあるかないかを
聞いてみるといいと思います。隠れメニューがかなり多いお店なので。ごちそうさまでした。


【2012年3月】


さらに寺門ジモン厳選!夢のウマすぎグルメ祭に次の日も突撃してきました。
お目当てはホルモン焼きそば680円と決して安い値段ではないものの
こういうのはお祭りだからということで食べました。めちゃくちゃ旨かったです。
今まで食べた塩焼きそばの中でダントツのトップです。是非食べてみてください。


【2012年3月】


番外編として寺門ジモン厳選!夢のウマすぎグルメ祭が渋谷の東急で
やっていました。そこで牛すじカレーと焼きそばのイートインがありましたが
その場で食べる時間がなかったので冷凍個食パックを購入しました。
うん。冷凍個食にすると冷凍カレーの味になってしまいますね。食べるなら
イートインか店舗で食べましょう。


【2011年9月】


前回、きらく亭に行って惨敗した苦い記憶も新しいけれど
カウンセリングやお医者さんに何度も通いだいぶ回復してきたような気が
したし、涼しくなってきたのでリハビリを兼ねて以前から猛烈に気になって
いたこちらのお店へ行くことにしました。

とりあえずリハビリも兼ねているので今回は弟と行ってきました。
前日に予約すれば大丈夫だろう程度に思っていたのですが、
弟曰く「ここだけは予約をなめたらアカン!」とのこと。何度も予約に
挑戦したらしいのですが、全て敗戦に次ぐ敗戦の歴史だったそうです。
たしかに色々なレビューでも予約が最も取れにくいお店の1つと書いてありました。
ふ~む。。。まっ取れたら行けばいっかということで電話してみました。
店員さん「明日ですか?何名様ですか?2名様ですか?
お外の席なら空いておりますよ。」

なんだ、楽勝やん。と結構拍子抜けしました。まだ9月の初旬ですし
ちょうどいい暑さと涼しさで外で焼肉を食べるのもまたいいでしょ思いました。
それにレビューを見ていると店内だと煙がモクモクしていて大変という
ことも散見されていたし。。。むしろラッキーくらいに思って弟に取れたと
話したところ、「明日、台風上陸やん

( ゚∀゚)・∵. ガハッ!!

そういやそうだった。この台風上陸の中、外で焼肉を食えと!?
こりゃ焼肉じゃなく濡肉になっちまう!!と慌ててお店に台風だった場合の
措置を聞いてみると雨でも全然大丈夫なお席なので平気とのこと。
その言葉を信じて次の日を待つことになりました。

そして次の日。。。風強いものの雨は降ってはおらず。
とりあえず午前中は水泳をしてお腹を空かせた状態で今回は
食べるという行為にのぞむことにしました。
しかし夕方、やつがやってきました。台風による大雨が。。。
(。´Д⊂) ウワァァァン! 心が折れかけましたが、この雨の中焼くのも
またそれはそれでいいだろうというわけの分からん自分への納得をさせ。。。
どうやら通り雨らしく降ったり止んだりを繰り返していました。

ということで予約時間の20時ちょい前に渋谷に到着。幸い弟が
予約せずに行ったことがあるらしく(入れなかったようですが)
事前の下調べも特にせずについていく形でほいほい進んでいきました。
東急ハンズのすぐそばにあるんですが、初めて行く人には結構
分かりにくい場所にあるかもしれません。

お店の近くまで行くとなんと行列が出来ていました。
焼肉屋で行列って予約が出来ないお店でしか見たことが無いので
あまりの行列にもしかして予約意味ないのかなぁ。。。と
ちょっとドキドキしていましたが名前を告げると今お席を
作りますのでということで店員さんがとりあえず待っててくださいとのこと。

お店は1階と2階とそして1階の行列の目の前にあるお外の席。
もちろん予約時に外の席で予約していたのですがまさか行列を
目の前にして食べるロケーションとは思わず。。。これはちょっとした
辱めではなかろうかと若干躊躇しましたが、慣れます。笑

どうやら事前リサーチで判明したとおり店員さんが少ないのか
お店が回りきっていない様子。席も15分ほどしてようやく作られました。
私たちより前に並んでいた人たちに恨めしそうな目で見られつつも
こちとら予約しとるんじゃ!と開き直りつつ座ろうとすると弟が
行列を背に向けた席に陣取りました。( ゚∀゚)・∵. ガハッ!!
ということで行列の目は全て自分が直視することになりましたが、
やはり気になったのは最初の5分程度で話し出したらすぐに
気にならなくなりました。ひとつ気になったのが並んでいるカップルが
一組やたらとイチャついていて飯が不味くならないか心配でした。

先に注意点を書いておきます。

・煙さのレベルが尋常がありません。水中ゴーグル欲しくなります。
・注文してから料理が来るまでが結構時間がかかります。
・外席は風の影響で七輪の火が強化され熱いです。ドリンクの置き場所に注意。
・追加注文はドリンクやライスは別ですが焼き物はまとめないと受け付けてくれません。
・お刺身は恐らく常連さんは別として一見は一テーブル一注文までっぽいです。


事前リサーチの結果以下のものを頼むことにしていました。

・もつ煮
・刺身盛合せ
・塩ホルモン盛り合わせ
・赤身盛り合わせ
・ホルモン(シマチョウ)
・上ミノ
・すい臓
・ギアラ


が。。。メニューを見ると分かるのですがそんなメニューが一切ないんです。
あったのはホルモン、上ミノだけ。あれ~どういうことだろう。メニューに
書いてないだけで言えば出してくれるのかもしれないと思いまして、頼んで
みました。今はお酒が飲めないのでとりあえずドリンクはウーロン茶を頼みました。
料理は後ほど注文に伺いますとのこと。ん~大変なんだなぁと思いつつ
話しつつ待っていました。

店員さんが来たので注文をさっそくしました。
以下が最終的に注文したものです。

・レバ刺し
・ホルモン
・ハツ刺し
・上ミノ
・ギアラ
・すい臓
・コプチャン
・ライス4杯
・烏龍茶4杯


しばらくしてからレバ刺しがやってきました。レバ刺しのきり方は正方形の
ような感じでしその葉と擦りニンニクそしてごま油で食べるタイプです。
角は立ってはいませんでした。前回、きらく亭で食べたときは心身共に
絶不調ということもあり、うまいとは思わなかったレバ刺し。今日もそこまで
体調がいいとは言えませんでした。このままレバ刺しが食べれなくなって
しまうのだろうか。。。と一口食べてみると

キタ━━━━(゜∀゜)━━━━ッ!!

今まで食べてきたレバ刺しの中でも最高クラスに美味しい。レバー特有の
臭みが全くなく、旨みのみが凝縮されているというまさにレバーの宝石箱やぁ状態。
若干気になったのが摩り下ろしたニンニクがやたらと辛かったところでしょうか。
それ以外は文句の言いようがないくらいの美味しさ。レバーの甘みが凝縮されて
それをさらに凝縮した感じです。これが530円だというのだから
必ず頼むべしというマストアイテム。ただし、大人気のためか2回目の注文は
出来ませんでした。売り切れということでしたが、隣の席にレバ刺しが来ていたのを
見逃しはしませんでした。他のお客様の分をきちんと確保してくれているようです。
いやぁ、しかしもう1皿食べたかったなぁ。心の中が綺麗に洗われました。

お次はホルモンがやってきました。ホルモンは塩味でした。このホルモンが曲者で
外席&台風ということもあり煙が私が座っている席に煙がモロに被るという悲劇。
さらに七輪焼きのためホルモンの脂が炭に落ちるたびに煙がモクモクと顔にかかり
目が無茶苦茶痛くなるという始末。水中ゴーグルが本気で欲しかったです。
しかも風向きがこっち向きなので弟は無傷。大衆の目に晒されるわ煙いわひどい席に
兄貴を座らせんじゃねーよと文句を言いつつこれもまた風情と割り切りました。
しかし、その苦労?もあってかこのホルモン。物凄い美味しかったです。
若干塩がきつめに味付けされておりますが、これも今まで一番旨いと思っていたたいが
ホルモン以上の旨さがあってご飯によくあう美味しさでした。お代わりしたかったですが
単品で注文するのはダメとのこと。注文品全部食べ終わってお腹減ってたら
頼もうと思いました。

次に来たのがハツ刺し。これがまぁ今まで食べてきたハツ刺しは一体なんだったのよ
というくらいの濃厚な甘みが感じられて付け合せされた練カラシとよくあいレバ刺しより
美味しかったです。お酒のツマミには最高だろうなぁと思いつつウーロン茶で我慢。
この時点で、ゆうじという店の凄まじさに感動しっぱなしでした。正直なところ最初は
そこまで期待はしていませんでした。それをいい意味で裏切ってくれた最高の店です。

上ミノも塩味です。コリコリとした食感がたまりません。この時点でご飯がなくなって
しまいました。なんでここまで内臓の臭みをとって旨みだけを引き出せるんだろうか。
多分、都内でこれ以上のホルモンを食べさせるお店はまずないでしょう。それくらい
全ての内臓が美味しいのです。

ギアラは店員さんのお勧めで、いつもはタレで食べるのですが塩味でやってきました。
たいていタレで臭みを誤魔化すお店が多い中、塩で勝負できるとはすごいなぁと思いました。
全体的にタレが塩辛いなぁというのがゆうじの難点といえば難点だとは思いますが、
ギアラも下手なお店だと噛み切れないようなクチュクチュしたものが出てくる中、
こちらのギアラは綺麗に噛み切れてプリプリとした食感が堪能できました。

そしていよいよ、すい臓です。実は密かに楽しみにしていました。というのはすい臓
なんて食べたことがなかったから。メニューにも当然載っていませんが焼肉好きの方の
ブログの写真ですい臓を見て美味しいと書いてあったのでダメ元で頼んでみたら
ありますよと店員さんが出してくれました。見た目はフォアグラみたいな色です。
焼いてみるとどうやら脂を多く含んでいるようでたちまち溶け出しました。そして少しずつ
小さくなっていき多分食べごろだろうなぁというポイントで食べてみました。
不思議な食感でした。サクサクしているような。。。だけど溶け出すような。。。
美味しいことは美味しいけれど今までの内臓たちに比べると劣るかなぁ。好みの問題ですが。

コプチャンが最後に出てきました。これはタレです。本日最初のタレ焼きです。
コプチャンが出てきた頃に雨がザーザー降ってきて外の席だと多少濡れてしまいました。
コプチャンも美味しかったのですが、塩塩塩ときていたところに急に甘ったるいタレが
きたので塩で食べてコプチャンそのものの味を味わってみたかったなぁとおもいました。 

本当はこのあともう少し食べたかったのですが弟が断念したためお会計をしました。
これで8400円でした。サービスは正直なところいいとは言えませんがこのお店はそういう
お店です。サービスが欲しいならそういうお店に行けばいいと思います。料理にお金を
払っているのであってサービスなんてお店の都合なのですから。ですのでサービスが
うんたらかんたらという人には全く向いていませんのでお気をつけてください。
あとトイレが外に1つしかなくて不便です。家の近くにあれば確実に足繁く通いたいお店です。

それと初めてこういう人の往来が激しい場所の外で食べるのもなかなか貴重な
体験が出来てよかったです。お店の中を見てみたのですが煙が充満していて
これなら外でも良かったかもと思いました。ごちそうさまでした。
カレーの持ち帰りが出来ると聞いたので頼んだのですがダメでした。常連さんだけなのかな?
物凄い煙いので電車の中で異臭を放つ人になるのは確実です。(≧▽≦;)アチャー

  • ハツ刺し
  • 看板
  • 行列~

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8位

酉の 荻窪店 (荻窪 / 焼き鳥、鳥料理)

1回

  • 夜の点数: 4.2

    • [ 料理・味 4.2
    • | サービス 3.0
    • | 雰囲気 3.0
    • | CP 3.0
    • | 酒・ドリンク 4.6 ]
  • 使った金額(1人)
    ¥6,000~¥7,999 -

2011/02訪問 2012/05/30

酒狂會・首領の店

【2011/2/13】

地元の荻窪に酉のという旨い焼鳥と地酒を出すお店があると聞きました。
んじゃ行かなければということで早速予約をとって来訪することに…
私は地元贔屓の人間ですので甘い評価になっているのかも
しれませんことをご承知いただければと思います。

荻窪駅北口から徒歩2分程度、商店街に一角に酉のはあります。
お店は小さなビルの2階と3階で2階がカウンターで8席程度で
3階にトイレとテーブル席が少しある程度のこじんまりとした作りです。
喫煙可なので喫煙者がお客にいると非喫煙者には結構きついかも
しれません。排煙機能がお店にないので席によっては煙がモロに来ます。
後述しますが、こちらのお店の日本酒の品揃えは並々ならぬものがあります。
せっかくの大吟醸などのメロンのようなフルーツ香もタバコの煙で
台無しにされることがあります。こだわるなら徹底的にしてもらいたいと思います。
(まぁ禁煙なんて居酒屋を今まで見たことがありませんが…笑)

従業員は店主と店員さん2名で、みんな金のネックレスをかけていて
じーっと見てみると「酒狂會」とプレートに書かれておりました。

家に帰って「酒狂會」とググってみると酒を愛する人々で構成された
グループのようで以下のURLに酉のさんのブログがありますので
店主の熱い地酒にかける思いを参照いただければと思います。
(酒狂會 「酉の」日記 http://blog.10rino.pepper.jp/

今回は2人で来店して、カウンターに通されました。
実際に調理している姿などを見たかったのでよかったです。

まずは、日本酒を頼もうとメニューを見ると毛筆でビッシリと
書かれた4枚に渡る日本酒のラインナップ。しかもよ~く見ると
酒狂會のPB(プライベートブランド)まであるじゃないですか!!
なんじゃこの酒狂會というグループ。笑
どんだけ影響力持ってるんだよと思いました。
さらによ~く見てみると仕込みの樽の番号ごとにPBはあり、
酒狂會のメンバーが足繁く酒造を通ったんだろうという
痕跡をそこに見ることが出来ました。

ということでせっかくだからということでPBを頼みました。
注文したのはこちら。

大信州 純米大吟醸 仕込22号 【酒狂會限定】 ど真ん中
大信州 純米大吟醸 仕込23号 【酒狂會限定】 ど真ん中

ど真ん中!!!!
もう興奮しまくりでした。純米大吟醸のど真ん中を酒造に作って
もらうことが出来るほどの酒狂會…一体どんな会なんだろうか…

飲んでみると大吟醸の独特のメロンのようなフルーツ香が
ツ~ンと鼻を通り抜け日本酒のキリッとした喉越しがガツンと
喉を潤してくれます。何も腹に入れていなかったのでこの時点で
結構きてしまいました。笑
なんていうかこの時点でこのお店の日本酒に対するこだわりの片鱗を
味わいました。店をよくよく見渡してみると名だたる酒造の瓶が
並んでおりどんだけ店主のお酒に対する愛を感じます。

さて突き出しです。
笹身の味噌漬け揚げと椎茸とアスパラのトロロ蒸し?のような名前
だったと思います。それと鶏スープです。
椎茸とアスパラのトロロ蒸しに関してはまぁ普通かな。
トロロが皿の端で固まっていたので、ちょっと残念なことになっておりました。
笹身の味噌漬け揚げも突き出しとしては普通だと思います。
鶏スープも極めて平均的な味です。
ん~ちょっと拍子抜けかなぁとこの時は思いました。
まぁ突き出しだし、この後が本番でしょ!と。

まずは、お刺身5点盛り(青森シャモロック)と焼鳥7点盛りを2人前注文しました。

厨房に店主を含め2名、給仕に1名という最小限のメンバーでお店を回して
いるせいか、注文するタイミングにこちらが結構気を使う状況です。
サービスの向上を図るならもう一人雇用するべきだとは思います。
終始、給仕の兄さんがてんてこ舞いで動き回っており「忙しないなぁ」と
感じました。そういうわけで日本酒の注ぎ方が非常に雑でした。
店主を含めた厨房の二人は物凄い愛想がなくぶっきら棒に返事をして注文しにくかったです。

また、常連さんもかなり多いようで来るお客さん来るお客さん断っている
くらいの盛況振りでしたが半分以上は、お客さんのお名前で店員さんが
お断りしておりました。これは食べログで他の方がレビューに書いてある通りでした。
が…こちらが気を使う要素はかなりあったもののイライラするようなサービスは
特に見受けられませんでした。とは言えサービスは受ける人間の気持ちに
よるところが大きいのでなかなか難しいところがあるのかもしれません。

一番残念だったのが店を出る際に店員さんからは「ありがとうございました」と
挨拶をいただきお見送りまでしていただいたのに対して店主からは一言もなし。
他の方のレビューにありましたが、店主に客が合わせるタイプのお店ということに
大変納得いたしました。

他の方のレビューにある店主のおしゃべりがなければ完璧などと
書いてある点についてですが、全くといっていいほど無口でした。
常連さんがいなかったから喋らなかっただけなのか
食べログを見て「こんなこと思われてるんだ。直さなきゃ」と思ったのかは
分かりませんが、どこがお喋りなの?というくらい寡黙でした。

しばらくしてからお刺身5点盛りがやってきました。
美しいガラスのお皿に盛られたお刺身はもうそれだけで旨いんだろうと
感じさせてくれるには十分なものでした。
まずはモモのお刺身からいただきました。モモの歯ごたえを口いっぱいに
感じ取ることが出来るくらいの力強さがありシャモはやっぱり肉の歯ごたえを
感じさせてくれるなぁと思いました。美味しかったです。
砂肝のお刺身は一般的な砂肝の硬さよりは硬くなくシャリシャリとした歯ごたえを
味わうことが出来ました。スネと笹身はまぁ標準的な美味しさかな。
レバーのお刺身は牛レバーほど硬く臭くなく、柔らかい中にもレバーの旨みを
感じさせてくれるだけのものがありました。

次に正肉とぼんちり(ぼんじり)の焼鳥が来ました。
ぼんちりと言ったら尾の部分ですので普通は脂がたっぷりで柔らかいと
いうのが印象的ですが、ここのぼんちりはぼんちりなのに歯ごたえを
併せ持つというありえないぼんちりでした。美味しかったです。
正肉もジューシーなお肉の味を堪能することが出来ました。

ついでなめろうが来ました。
ここのなめろうはお味噌と酒粕を混ぜ込んだものとメニューに書いてあり
酒粕の香りが結構するのかなと思いましたが、味噌がうまく鶏肉をまとめて
おり、鶏の甘みを味噌が引き出していてものすごい酒の肴としてあってました。

次にきた白レバーとハツの焼鳥。
これがとんでもない代物でした。一言で言えば旨過ぎる!!!!!
それに尽きると思いますが、それでは伝わらないので…
白レバーは、とにかく柔らかいです。それこそ柔らかい綿を噛んでいるのでは
ないだろうかというくらいです。普通のレバーは適度に噛み応えがあると
思いますが、ここのレバーはマシュマロのような柔らかさがあるのです。
今日一番のヒットでした。次にハツの焼鳥です。ハツも普通のハツは
結構な噛み応えがあると思います。しかし、よく叩いてあるのか下処理を
しているのか素人の私には全く分かりませんが、とにかく柔らかいのです。
しかし、その中にも適度な噛み応えがあって肉の旨みを噛めば噛むほど
堪能できるという一品でした。

砂肝の焼鳥はまぁ普通ですかね。

皮の焼鳥についてです。皮が嫌いという人は多いと思いますが、こちらの
焼鳥の皮を食べたら多分そんなことは言わなくなるでしょう。余分な脂が
全て抜け落ちており皮独特のゴムのような感触が全くありません。
皮というよりは肉です。うん、肉です!

次に食べたのが連れが頼んだ椎茸と軟骨です。
この椎茸が絶品でした。なんだろう…こういうお店で食べる椎茸ってほんとに
ハズレがありませんよね。椎茸嫌いな人が食べたら間違いなく椎茸好きに
なる一品で醤油が少量たらしてあり炭火の香ばしさと醤油の香ばしさを
しいたけに重ねて味わうことで相乗的な美味しさを堪能できるのです。
軟骨は、普通のお店の軟骨と比べてとにかく軟骨の力強さと噛み応えを
堪能できる一品でとても美味しかったです。

シャモ肉と野菜の塩煮込みに関してですが、これがまた尋常じゃないくらい
美味しかったです。だいこん·にんじん·ごぼう·鶏手羽·鶏肉が塩スープで
よ~く煮込まれていて野菜にその旨みが染み込んでいて噛むごとに
スープの旨みが口の中に溢れて来て幸せな気分になれます。
特に大根がこのスープの肝になっていると思います。絶対に頼むべきかと思います。

次にソリの焼鳥です。
希少部位ということでしたが、まぁ普通の味ですかね。
決して突出して美味しいとは思いませんでした。

焼鳥の最後は、シャモの首筋、おたふくと南部鶏の笹身梅肉です。
こちらの3点もまぁ普通かなぁ~。美味しいことは美味しいですが
白レバーのインパクトを味わってしまった後ですので…

手羽元と手羽中の塩焼きについてですが、こちらは希少部位ということで
お値段も若干お高めです。普段食べなれている手羽と比べると尋常じゃなく
美味しいですが、お値段の設定を考慮すると頼まなくてもいいかなと思いました。

最後に焼きおにぎりを食べました。こちらの焼きおにぎりが今まで食べた
どの焼きおにぎりよりも美味しかったです。ほどよく炭火で焦げがついた表面を
食べると中のお米がふっくらと顔を出し、崩れてきて醤油の香りがほどよくついて
もう1個頼もうかなと思いましたが、お米が切れてしまったようで注文出来ませんでした。

2人でお酒を6杯と以上のものを食べて14000円でした。
お酒の品揃えが凄まじいものがありますのでそのうちお酒のお値段が
大体6000円弱といったところです。初めてのお店でちょっと美味しかったので
ちょっと調子に乗りすぎました。少々食べ過ぎたなという感覚が強いので
もうちょっと抑え目に食べればお一人様5000円以内に収まると思います。

ひとつ注意事項としてこちらのお店ですが、品切れが尋常じゃなく早いです。
18時30分~20時30分までいました。この時間だと1回転目だと思いますが、
トマトの焼鳥やご飯もの(雑炊や焼きおにぎり)がこの時点で売り切れていました。
このお店の良さを堪能したいのであれば一回転目で予約をきっちり入れておくと
よいと思います。

サービスや雰囲気はともかく出しているものは本物ですので再訪すると思います。
また日本酒だけでなく焼酎も百年の孤独など超有名銘柄がかなりありました。
(もちろん定価ではなくプレミア価格がついての提供ではありましたが…涙)

ごちそうさまでした。

  • 笹身の味噌漬け揚げと椎茸とアスパラのトロロ蒸し?(つきだし)
  • 鶏スープ(つきだし)
  • 青森シャモロックお刺身5点盛り

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9位

焼肉くにもと 本店 (浜松町、大門、芝公園 / 焼肉)

1回

  • 夜の点数: 4.2

    • [ 料理・味 4.6
    • | サービス 3.4
    • | 雰囲気 3.4
    • | CP 2.3
    • | 酒・ドリンク - ]
  • 使った金額(1人)
    ¥6,000~¥7,999 -

2011/06訪問 2012/05/30

たまには赤身の肉で最高の贅沢を!!!

【2011年6月】


このお店には3度驚かされました。
1つは圧倒的な赤身肉の美味さに。
1つはお値段が結構高めなことに。
1つは。。。

夏になると焼肉が無性に食べたくなったりします。
今日も焼肉を無性に食べたくなり弟に連絡をして
食べにいくことにしました。候補のお店は。。。
焼肉ジャンボ 本郷店」「きらく亭」「焼肉くにもと 新館
そしてこちらの「焼肉くにもと 本店」です。
こちらのお店たちはいずれも超有名店なので
とてもじゃないけれど当日予約は厳しいです。

会社のお昼休みにまずはジャンボに電話してみるものの
繋がらず。。。次にきらく亭に電話したけれど20時までなら
大丈夫とのこと。弟の仕事が20時までかかるとの
ことだったのでこれも却下。そして会社の就業時間が終わり
くにもとの新館へ電話してみるもののこちらもダメ。
どうしても焼肉が食べたかったので諦めきれずダメ元で
本店へ電話してみたら21時以降であれば大丈夫とのこと。

まぁいっかということでお願いしました。するとお店の人から
お肉のご予約はしておきますか?と聞かれました。事前の
下調べが一切ない状況でしたのでお勧めはありますか?と
聞いてみると予算を聞かれたので2人で15000円程度ですと
答えるとそれでは5000円のコースに追加注文にしましょうか
ということでしたのでそれでお願いしました。

本当のところを言うと5000円のコースか。。。高いなぁとは
思っていたのですが、肉がすごく食べたかったのでまぁいっかと。
そして、その後に注意事項を聞かされました。
まず、お店には全員一緒に入らないといけません。とのこと。
これは2人で行く以上は、確実に守れるので問題なしです。
あと何か言われた気がしますが、忘れてしまいましたが
ごく当たり前のことを言われる程度ですので普通にしていれば
全く問題ありません。

連れが仕事をしている間に食べログなどでこちらの売りは
どんな肉なのかなどを調べていました。
どうやらこちらのお店はジャンボと並んで赤身の肉を最大の売りに
しているようです。幸か不幸か霜降り肉至上主義にはとても
賛同できない人間ですので、これは期待度が大だとテンションUP。

気になったのが日によってお肉にブレが発生するという口コミと
直近に鶯谷園に行っていたのでお肉のお値段が高いような。。。
レビューを見ても3600円、5000円、8000円、10000円のセットと
書いてあるし、それぞれのセットはお肉が7種7切れ程度などと
書いてあって安いコースでも肉1枚あたり500円か。。。と冷静に
考えてみるとかなり高い気がします。
しかも弟と食べるとおごりになるので2倍という。。。( ゚∀゚)・∵. ガハッ!!
ちなみに3600円のセットは2011年6月より廃止されたようです。

セット以外のお肉で何を食べるか色々悩んでいたのですが、
最終的に候補は次のものに決めておきました。
特選ロース・特選ヒレ・レバ刺し・かぶり・みすじ・カルビ・
切り落とし大・ロース
のどれか2品くらいかなと。

こちらのお店は毎日仕入れによってメニューが変わるらしいので
事前の予習が全く役に立たないこともあるのでいくつか候補を
用意しておいたほうが無難だと思います。もしくは手っ取り早く
店主かママに聞くのが一番だと思います。

そうこう決めているうちに浜松町に向かう時間になったので
向かいました。実際に探す時間も含めて15分前に待ち合わせしたのですが
10分遅れるとメールが。。。( ゚∀゚)・∵. ガハッ!!
最近待ち合わせをするとほぼ確実に遅刻されるのですが。。。
厄年じゃないのに。。。なんでヤ━━━(*」´д`)」━━━ン

というわけでお店に遅刻する旨の連絡をしてみるものの
こちらも全然繋がらず。やっばいなぁと5分くらいしてからまた
電話してみるかと思ったらお店から逆に電話がありました。
遅刻するお詫びを入れて少したって弟も到着。

今回もGPS機能を使えば間違いないだろうと思っていたのですが
これが最大の失敗でした。GPSがうまくポイントを拾ってくれず
完全に迷ってしまいました。そして泣きっ面に蜂なのか雨まで
降ってくる始末。これは完全に遅刻かなぁ~と思っていると弟が
地図を見つけてサクッと店を見つけてくれました。
結構分かりにくい場所にあるので気をつけてください。
浜松町の南口の奥の右側の階段から降りるとすぐ着きます。
私たちは反対側から降りてさらに大通りを渡ってしまうという
お店とは反対方向に進む失態をしてしまいました。

お店に入ると貫禄のある店主がお待ちしておりましたとご挨拶。
遅れてしまって申し訳ございませんとこちらも謝罪して2階に
案内されました。2階には奥さんと思われる人の良さそうなママと
お弟子さんが1人いました。1階、2階ともに座敷でなんていうか
普通の家という感じ。そして食べログの写真でみたとおり
店のあちらこちらに店主の注意書きが書いてあります。
注意書きと言えば月島にある焼肉 凛が有名ですが、こちらの
お店の注意書きからは愛が感じられます。凛から感じられないとは
一言も言っておりませんけれども。笑

2階の席に案内され席に座るとママさんが最初にやってきて
ちょこんと座っておしぼりを渡してくれました。このママさんが
人柄の良さが滲み出たような方で第一印象はバッチリです。
紙に書かれた本日のメニューを持ってきてくれて5000円のセットの
説明をしてくれました。そしてサイドメニューと飲み物は
何にしますか?と尋ねられたのですが、5000円セットが
どの程度の量なのか実際に見ていないのでよく分からなかったので
軽くジャブ程度にキムチ盛り合わせを注文しました。

飲み物については、ビールでも飲もうかと思いましたがお店の
ポリシーの1つに「2軒目として当店の利用はお断り」そして
「飲みすぎのお客はお断り」ということが掲げられていたことも
あるのと美味しいものを食べている時にはあまり酒を飲まない
というマイポリシー(味が分からなくなるので)もあるので
「水でお願いします。」と言うと弟がピッチャーで水ごとくださいと
ママさんに横から言ってきました。こいつ。。。水慣れしとる。。。
とわが弟ながらにして恐ろしく思いました。笑

しかし、どうしたことかママさんがちょっと困り顔。なんでだろう?
水を頼むだけのお客なんて多分山ほどいただろうし、そこまで
困った顔をしなくてもいいのにと思ったのですがその理由は後に
分かることになります。ママさんが去ってからしばらくしてキムチ
盛り合わせとお水が運ばれてきました。お水は少し大きめのビール
グラスに氷がたっぷり入っていてキンキンに冷えていました。
この暑い中でこの冷え加減はとても嬉しいです。
しかもなぜかこの水。。。やたらおいしいんです。

キムチ盛り合わせについては、1000円ということで結構高いなぁと
思いました。白菜キムチ・オイキムチ・カクテキの3種類がセットに
なっていて例のごとくキュウリは食べれないのでオイキムチの味は
よく分かりませんが白菜キムチは一口目は美味しいと思ったんですが
後味が発酵具合が結構いいためなのか酸っぱく好みではなかったです。
カクテキに関しても、美味しいというほどのものでもなかったです。
これで1000円は、ちと高いなぁと思います。鶯谷園のキムチ盛り合わせは
こちらより安い上に漬け込みダレがしっかりしているのでとても味が
複雑に絡み合っていて美味しかったのでちょっと残念ですね。

上等セットが運ばれてくるまでの間にメニューを見ていたんですが、
完全に私の肉プランが崩れ去りました。お肉のお値段が高すぎる。。。
特選ヒレ(鹿児島)6,000円。( ゚д゚)ポカーン
特選リブロース(近江牛)5000円。。。おためしだと1カット2800円。
1切れ2800円ってどんだけヤ━━━(*」´д`)」━━━ン
そしてこちらも昨今の生肉自粛ブームに多分に漏れず生肉の類は
全てメニューから消え去っておりました。

今のは特選肉だから仕方ないにしても赤身肉の類なら大丈夫でしょと
メニューを見てみるのですが、2000円台の中盤にあるため手が出しにくく
必ず焼肉屋に行くと食べるタンにしてもこちらは赤身を売りにしているので
そもそもタン自体がチョイスから外れていました。
こうなるとやっぱり切り落としが庶民の味方だなぁということになり
切り落とし肉皿(大)を頼むことにしました。これ以外は本気で食べようという
覚悟を決めて来ない限りは私たちには厳しかったです。

上等セットの説明を受けたもののなんだったんだろうと再確認してみると
本日の上等セットは「内モモ・ランプ・サーロイン・芯玉・上ハラミ」の5枚。
思わず弟と5枚で5000円って高すぎじゃない?なんて話が当然ながら
始まりました。弟は色んな焼肉屋を食べてきたようですがくにもとさんは
初めてだったようでCPの良さが取り立てて持てはやされる時代の中で
この強気の価格設定は逆に期待できるのでは?と。。。
牛の固体番号までメニューに書いてあるので心底、肉牛に対する愛を感じました。
何を隠そう私も大学自体はずっと畜産関係の勉強をしておりましたので。。。

キムチを食べているとママさんが炭が入った七輪を持ってきてくれました。
こちらのお店はよくある炭火もどきではなく完全なる炭火の焼肉屋さんです。
そしてしばらくするとお弟子さんが、木箱に入ったお肉を運んできてくれました。
お弟子さんもよく接客教育をされているんでしょうね。きちんと座った上で
お肉それぞれに対して説明をしてくれます。上等セットはメニュー上は
5枚だったのですが2枚追加されておりました。上の3枚は塩となっていて
下の4枚はタレとなっていました。

入っていたお肉は以下のとおりです。

上等焼肉セット(日によって変わります。)

塩味
上ハラミ
ランプ
リブロース

タレ味
サーロイン
内モモ
イチボ
芯玉

野菜
しいたけ
カボチャ
ネギ
玉葱
ピーマン
ナス


お弟子さんが食べて欲しい順番を伝えてきます。まずは上の塩から食べて
いただいてそれから下のタレ4枚を食べてくださいとのこと。また上の塩3枚に
ついては上ハラミから食べてくださいとのこと。
お肉は毎日の仕入れ状況で変わるのでなんとも言えませんが、こちらの
お店の値段からしたらセットにして色々な部位を少しずつ味わったほうが
いいのかもしれないですね。焼き加減についても指示があるのかと思いきや
壁に店主の格言がまたひとつありました。
「焼肉は自分で焼いてこそ焼肉。お好きに焼いて食べてください。」
なるほど。確かにその通りだと思います。それでは好きに焼かせていただきます。
最後にお弟子さんは、塩はタレはつけずに食べてくださいと言い残していきました。

お弟子さんが席を去った後、肉の入った木箱を2人して眺めていました。
これは正直驚きました。木箱の下に簾?が敷いてあってその上に笹が敷いてあり
そこにお肉がのっていて、薄い木にそれぞれの部位が手書きで書いてあり
説明書きまでしてあります。肉と肉の間にはそれぞれ野菜が入っていて
木箱を目で楽しむことが出来ます。接待やデートでこちらのお店に来たら相手は
間違いなく喜ぶでしょうね。それくらい美しいものを感じました。

それではまずは上ハラミからいってみますかと、網の上にのせました。
サシが驚くほど入っておりません。そしてなかなかの厚切りのお肉。
サシが入ったお肉は焼くと必ず肉の脂が表面に浮いてくるものなのですが
こちらのお肉は一切溢れてきません。表面20秒くらい焼いて裏返しにして
10秒くらい焼いて小皿に載せました。なぜこんなことをしたかというとお店の
張り紙に店主格言がありこう書いてあったからです。
「塩焼きに関しては、焼いた後に皿に載せて少し冷まして食べると肉の旨みを
堪能できます。」


この少しというのが微妙であまり冷ましてしまうと肉が硬くなってしまうし…
具体的にどれくらいか書いてくれればいいのにと思いましたが、10秒程度
放置してから食べてみました。
旨過ぎて声を失うというのはこういうことを言うんだなという焼肉店に出会いました。
ほぼ弟と同時タイミングで食べたのですが、しばらくお互い無言。
そして出てきた言葉は旨過ぎる!!!なんというか肉の脂の美味さではなく
単純に肉の肉の美味さしか上ハラミからは感じ取ることが出来ませんでした。
難点といえば少し味付けが塩辛かったかな。これは塩味全部に言えました。
上ハラミでこの美味さということはこの上に位置する最上ハラミ、特選ハラミは
いかがなるものなのだろうか。。。でも逆に上くらいの方が自分には一番あってるのかも。

次にランプを食べてみることにしました。鶯谷園で食べた特上ランプはサシが物凄い
入っていたのですが、こちらのランプ肉は一切入っていません。赤身のみです。
完全に対極の位置にあるランプ肉ですが、私は赤身党なのでこちらのお肉を支持します。
こちらもやや半生程度の焼き加減で食べたんですが、もうなんていうか今まで
食べたお肉の根底を覆されるような肉の旨み。脂の旨みは一切そこになく赤身だけが
持つ旨さがあるんです。サシがたくさん入っていると脂の甘みでお肉に甘さを感じることが
出来ますが、こちらのお肉は脂の甘さが一切ないので肉嫌いな方でもスルッと食べることが
きっと出来ると思います。本当に美味しかったです。

箸休めに野菜も食べましたが、特にしいたけが美味しかったです。しいたけと言えば
アンパンみたいなしいたけを出す月島の凛が一番美味いと思っていましたがこちらの
しいたけもそれに勝るとも劣らない美味しさでした。苦味が一切なく炭火で活性化された
しいたけの持つ旨みを全て味わうことが出来ました。

リブロースもサシを排除して赤身だけにするとこんなにも肉の美味さを
味わえるんだと感激しました。とにかく赤身が大好き!という方にはこちらのお肉を
ぜひ食べて欲しいと思います。それくらいの感動が存在します。
もちろん私は今もなおサシがあるお肉も好きです。
ただ赤身の方がもっと好きというだけなのです。

お弟子さんがこちらのテーブルの塩のお肉がなくなったことを見て
網を換えにやってきました。こちらの網は結構コゲやすくお店を出るまでに
3回ほど変えてもらいましたが、一度たりともこちらから換えてくださいと
申告はしておらず全てお弟子さんが変えてくれました。客席をかなり
注意してみているようです。

お水がなくなったので弟が水をくださいとお弟子さんに言うと
1つでいいですか?と聞いてきました。私の水もなくなっているのに
1つ2つ聞くまでもなく水がなくなってるんだから
2つ持ってこればよくない??と思いました。そういえばさっきも
ママさんが弟がピッチャーでと言ったにも関わらずグラスで
持ってきたので何でだろうと思いました。
その理由はレシートをみて明らかになりました。笑
ここまで読んでいる方はもう多分お気づきだとは思います。

次はいよいよタレを食べることにしました。
まずはサーロインを食べてみることにしました。こちらはサシが
適度に入っていました。サーロインなので当然といえば当然です。
少し焼いて食べるとご飯が欲しくなりご飯を注文しました。
久しぶりにご飯を食べたいと思わせてくれるお肉でした。
少しだけ甘いタレと肉の旨みがよく合っています。
全体的に食べて思いましたがこちらのお店は塩味が強めなので
タレ味の方がより美味しく食べれるかと思います。

内モモ、イチボ、芯玉それぞれもやはり赤身の旨みを十分に
堪能出来る美味しさでこれで5000円ならちょっと高いとは思うけど
満足できる美味しさだなぁと思いました。お肉7枚でも正直なところ
満足してしまったのですが、せっかくお店に来たのだからと
切り落とし肉 大 タレ味を注文しました。こちらはタレか塩を選べます。
100グラムか200グラムで選べますが、もちろん200グラムを注文です。

切り落としが来たタイミングで小皿とタレをお弟子さんが
換えてくれました。来た切り落とし肉は色々な部位が入っていて
どれがどれというのはひとつも分かりませんでしたが、どれも
とても美味しかったです。何より脂による甘みをほとんど感じず
肉が持つ甘さだけを味わえるのが素晴らしいと思いました。

最後にお勘定を済ませて2階から1階へ降りる際にママさんとお弟子さんが
お見送り。1階にはご主人は既にいなく1階担当のお弟子さん2人が見送り。
名物のご主人と会話が出来なかったのがとても残念ですが、
今度うかがうときは、是非お話してみたいものです。
私の中で赤身焼肉最高峰のお店のひとつとしてこちらのお店は登録されました。笑
でもお値段はそれなりにするお店なのでなにか特別なときじゃない限りは
なかなか来れないと思います。この味を安く食べれるお店があれば。。。最高ですね!

ただ、2011年6月現在で東京で一番美味しい焼肉屋に連れて行ってと
言われたら私は間違いなくここにつれていくでしょうね。お金うんぬんは
置いておくとして。

最終的に食べたメニューは

上等セット×2
ライス×2
キムチ盛り合わせ
切り落とし(大盛)タレ


以上で15120円です。(サ料5%含む)

帰り道にレシートを見てみると。。。ミネラルウォーター単価100円4点という
文字がありました。ここでようやく私は気づきました。
そりゃピッチャーで持ってきてといわれても困りますわな。笑
どおりでただの水のわりにうまいなぁと思うわけだと。
メニューにもミネラルウォーターなんて書いてなかったし、
飲み物代を浮かせたいからお水を頼んだのに。。。
メニューに一言書いてあると配慮があってよいかなと思います。
最後の最後でなんだかな~という気持ちになり山手線で帰宅したのでした。
ちょうどくにもとさん100件目のレビューですね。ちょっぴり感動。ごちそうさまでした。

  • 内モモ焼いちゃいました。
  • メニュー(毎日手書きで書いてるようです。)
  • メニュー(アラカルトの一部)

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10位

うどん 丸香 (神保町、新御茶ノ水、御茶ノ水 / うどん)

4回

  • 夜の点数: 4.6

    • [ 料理・味 5.0
    • | サービス 3.4
    • | 雰囲気 3.4
    • | CP 4.2
    • | 酒・ドリンク - ]
  • 昼の点数: 4.2

    • [ 料理・味 4.2
    • | サービス 3.4
    • | 雰囲気 3.4
    • | CP 4.2
    • | 酒・ドリンク - ]
  • 使った金額(1人)
    ~¥999 ~¥999

2025/11訪問 2025/11/21

うまい、はやい

この日はキツネうどんを食べた。
それにかしわ、ちくわ、青唐辛子をつけて1660円。
高いがここの天ぷらは揚げたてで美味しい。
特にかしわ天は、旨すぎ。
昔は讃岐コーチンだった気がするけど、記憶違いかな。
なんか小さくなった気もするけどその辺りは不明。

本日のちくわは、チーズだったのでやめようかと思ったものの、丸香きたらちくわ頼まずして、みたいなところあるので。

青唐辛子も、辛すぎではあるけどワサビみたいな使い方してたので程良く機能してくれた。
相変わらず行列だけど見た目に比べて回転が恐ろしく早いので、初見の人はそんなビビらなくていいと思う。
ラーメン屋に比べたら天と地の差の回転の速さなので。
本日は狢うどん、海老天、ちくわ天、かしわ天でしめて2000円弱。
夏の塩分補給にいりこ出汁のスープが染み渡る。
正直普通の冷かけでええなって感じではあった。
うどんとスープは相変わらず美味しい。
かしわ天とちくわ天も美味い。
本日のちくわはチーズちくわでそれだけが合わなかった。チーズいらんやろってなった。
随分行ってなかった。
神保町に行く用事が本当になさすぎたのと並ぶ時間がなかったので。
たまたま年度末の最後の日、神保町を通る用事があったので懐かしくなり行くことにした。

つけ540円
ちくわ250円
かしわ400円

随分値上がったなぁとびっくりした。

たしかかしわは280円くらいだった気がするし、ちくわも150円くらいだったはず。肉うどんに至っては900円といい値段になってた。

しかし相変わらず揚げたてだし、天ぷらの味もめちゃくちゃ美味しい。
【2012年9月】


二か月空いての肉うどんとかしわ天を食べてきました。
揚げたてはやっぱり美味しいなぁ。今日も一番乗りb


【2012年7月】


ラーメンを食べようと思ったらまさかの臨時休業でした。
そしてそのままぶっかけの中にすだちをつけておかわりに
かま玉を食べてきました。うまいっ!


【2012年6月】


売り切れ率が高いきつねうどんに初挑戦しました。
ものすごいでかいお揚げでした。うどんの邪魔をせず
なじんでいるあたりさすがだなぁと思いました。

【2012年5月】


土曜日出社だったので帰り際に同じ部署のおじ様に
紹介しがてら行って来ました。また一人うどんの魅力に
やられてしまったようです。


【2012年5月】


昨日行きましたが、会社の先輩とノリで行ってきました。
今日こそは穴子チクワに。。。エビチクでした。
実は、体調がかなり悪く吐き気がすごかったので
あまり食べれないということもあり釜上げを頼みました。

初めて釜上げを食べた正直な感想。
うどんを知ったつもりでいた自分が恥ずかしくなった
というところです。最初は汁をつけずに麺を食べた
わけですが、うどんの麺ってこういうものだったのか
と頭をハンマーでぶん殴られた印象です。
いずれ香川に旅に出た際に勉強してこようと思いました。


【2012年5月】


釜揚げを食べたくて行ったのに肉うどんの誘惑に
負けてしまいました。今日も穴子チクワには会えず。


【2012年4月】


今日も丸香詣。うどん好きな先輩と行ってきました。
初めての月見山(中)にゲソ天とクラシック竹輪の
磯部揚げを注文。先輩はきつねを予定していたけど
リニューアルしたようで閉店前だったので売り切れて
釜揚げに急きょ変更。天ぷらは一緒。

月見山は山葵がトロロに混ぜ込まれているみたいで
食感がヌメッとしてました。ツルツル喉を通り抜けて
夏にはピッタリかも。まだ春だけど。(*´∀`)
釜たまを絶賛していた先輩は釜揚げを最強認定していた。
二日前に穴子チクワに出会えたようで悔しいです。


【2012年4月】


今月から夏季限定メニューのぶっかけが再開とのことで
昨日行く予定だったんですが、爆弾低気圧のせいで無理でした。
そして本日再挑戦!うどん好きの先輩と突っ込んできました。
ぶっかけの中にかしわ天を注文しました。胸肉がなくなったので
モモ2ピースでした。さらにちくわが刺身ちくわ天と書いてあったので
気になってこれも注文。ぶっかけはカイワレと生姜と大根おろしに
かつお節がもっさり乗っています。旨すぎる。けどもうちょっと
冷たいほうが好みかなと思いました。驚いたのが刺身ちくわ天。
刺身ちくわって何?って思いながら待っていると普通のちくわでしたが
縦に半分に切られていなくて一本丸々でした。ん~なんだろう。
何が違うんだろうと思って食べてすぐに分かりました。ちくわって
普通焼いて製品として出荷されるわけですが焼く前の練った状態の
ちくわをそのまま天ぷらにしたものだったんですね。ものすごい
練り物のフワフワした食感が感じられて美味しかったです。


【2012年3月】


夜作業のため昼から出勤なので、寄っちゃいました。
今日は久しぶりに釜たまうどん。それにかしわ天と
海老チクワ天のトッピングをして満腹です。3月31日で
カレーうどんはおしまいみたいです。4月1日から
ぶっかけうどん再開だそうで、また4月に行かなくては。


【2012年3月】


午前半休を取って大学病院で診察してもらってから
また寄ってきました。またしても一番乗り!やったね。
15分前に並べばほぼ1番乗り出来ます。ただし平日に限る。
本日は冬限定のカレーうどんに
かしわ天をトッピング。追加で冷やかけ+丸天を
いただきました。カレーうどんは予想以上の味では
なかったかなと思いました。ちょいとスパイシーすぎと
いう印象でした。冷やかけ+丸天の
トッピングはすごい美味しかったです。残念ながら
今シーズンの打ち込みうどんは3月3日をもって終了のようです。


【2012年2月】


<再訪&画像追加>
会社のプロジェクトで風邪をひいた人がいました。
そしてみんなにうつりました。うちにもうつりました。
といっても佳境に入っているので休むわけにもいかず
午前半休をとって病院行って薬もらって神保町を
通る用もないのにわざわざ通って開店15分前に到着。

さすがに平日の10時45分なのでみんな仕事してます。
この時間並ぶサラリーマンは営業くらいのもんでしょう。
初めての行列の最前列。。。ドキドキしつつ何を食べるか
決めていました。結局頼んだのは肉うどんとゲソ天です。

相変わらず美味しくペッパーと生姜がよく効いていて
美味しかったです。ゲソ天はちょっと冷めていたのが残念。
まだまだ食べれるのでかけうどんの冷も追加で頼んじゃいました。
ちくわがネギチクだったので頼もうかと思いましたがやめました。
相変わらずの美味しさです。月に一度は遠回りしてでも
通いたくなるなぁ。ごちそうさまでした。


【2012年1月】


<再訪&画像追加>
会社にうどん好きの先輩がいるのですが、某チェーン店の
うどんが最高に旨い!と言うのでホンモノの味を食べてもらうべく
丸香さんにお邪魔してきました。実は冬季限定の香川県の
猪を使った猪肉打ち込みうどんが目当てでもありました。笑

その日は朝からそわそわして猪肉打ち込みうどんともう一杯
何か食べようかな~?何を食べようかな~?とうどんで頭が
いっぱいでした。そんな日に限って夕方から色々慌しくなって
こりゃ閉店までに間に合わないかもしれないと思いましたが、
なんとか終業時間をやや過ぎましたが全部片付きました。

そして先輩と二人で意気揚々と神保町へ突撃しました。
並んでなければいいんですが。。。どうやらお店の前には
行列がありませんでした。こりゃ並ばなくていける!と
思ったらすぐ横から二人組みが横断してきて先にお店に
入られてしまいちょうど満席。( ゚∀゚)・∵. ガハッ!!

回転がよいのでまぁいいやと普段なら思うのですが、
なにぶん先輩と一緒ということもありこりゃまずいわ~と
思いつつ並んでいる間にメニュー確定して5分ほど待ち
座ることが出来ました。先輩は釜たまとちくわ天とかしわ天に
麺1.5倍を注文。うちは猪肉打ち込みうどんを注文です。

今日のちくわ天はじゃこちくわ天でした。釜たまがすぐに
来てその後すぐに打ち込みうどんも来ました。煮込んでいる
はずなのに相変わらずファーストフード店以上の速さで
提供されます。打ち込みは煮込みなのでてっきり10分くらいは
待つかなと思っていたのでビックリしました。

ニンジン、ごぼう、こんにゃく、カマボコ、猪肉がたっぷりと入って
味噌で煮込んだうどんです。青ネギがたっぷり別皿に入っていて
店員さんが鍋にいれずに小鉢にお好み量いれて食べて下さいと
食べ方を教えてくれました。写真を見てもらうと分かるのですが、
お玉が入った小鉢を左手で持ち上げてうどんを入れようと
していたので全然入ってくれずその動作を見るに見かねた店主が
カウンター越しに「小鉢置いてうどん入れないと入らないよ!」と
教えてくれました。完全に顔覚えられたなこりゃ。笑

おぉなるほど。確かに小鉢を置いてうどんだけを引っ張り込むように
入れるとツルツル入ってくれます。そして具も入れてネギを少々
入れてミニうどんの完成!早速まずは汁から飲んでみると
けんちんうどんのような味噌味に近い味で汁自体は特に突出して
旨い!というほどでもありませんでした。もちろんそんじょそこらの
うどん屋から比べればはるかに美味しいですが、こちらのかけうどんの
汁と比べるとかけの方がうちは好みです。うどんは相変わらずの
旨さですが、煮込んである分、若干柔らかめのコシでした。

猪肉は臭いのかなと思っていたのですが、全く臭くなく汁にいい出汁を
与えていてなお肉の味が噛むごとに味わえます。野性味溢れる豚肉の
ような感じの味でした。いつものようにツルツルッと食べれず食べるのに
手間取ってしまいましたが、無事食べることが出来て良かったです。

先輩も相当満足してくれたようで、今度は何を食べようかと悩んでいました。
前の人が食べていたカレーうどんがかなり気になっていたようで多分
カレーうどん食べそうですけどね。笑
食べ終わってお支払いをしようとしたら先輩がおごってくれました。
980円だというのに。。。お金を渡しましたが受け取ってくれず紹介料という
名目でおごってもらうことになりました。ごちになりますっ!

帰り道にまわりの人が頼んでいた野菜天が気になったとかちくわ天が
魚の味がすごいしたとか言っていてちくわは毎日日替わりで今日は
じゃこ天でしたよと言ったら納得してました。こちらを紹介できてよかったです。
ごちそうさまでした。今度は何を食べようかな。


【2011年12月】


<画像追加&再訪>

本当はラーメン二郎 神田神保町店に行く予定でした。
初二郎体験をするつもりだったのですが、なんと臨時休業。
二郎体験をするためにかなり胃袋を減らしていたのに。。。と
がっくりと肩を落としたのも一瞬のことで、そろそろ丸香に
再訪したいと思っていたので、まぁいっかと丸香に再訪してきました。

11時の開店直前に到着すると結構並んでいて席数もそれなりに
あるから、多分15分も並べば入れるだろうなと楽観的に考えて
並びました。メニューが変わっているかなと期待しましたが特に
前回と変わっていませんでした。11月下旬から12月上旬で香川の
猪猟が解禁されるらしく限定メニューが出る模様。もう12月上旬も
終わりなのですが、まだ解禁されていないみたいでした。
ちょっと残念でしたが、こちらは豊富なメニューがたくさんあるので
まぁいっかと前回食べた釜玉以外からチョイスすることにしました。

釜玉で麺の旨さを味わったし今度はつゆの旨さを堪能しようという
ことでかけうどんの温かいやつを頼むことにしました。かけうどん系には
四国の天ぷらと言われる4種類の天ぷらのうちひとつを有料で
選ぶことが出来ます。せっかくなので選んでみることにしました。
「香川では天ぷらと言えば上天のこと」と書いてあったので上天を
頼みました。それとちくわ天も頼みました。こちらのちくわ天は
何種類かあって日によって変わります。今日は焼きちくわでした。
鯛を狙っていたのでちょっと残念でした。

それから10分位して先発のお客さんが次々とお店から出てきて
座ることが出来ました。10分から15分の待ちでした。
お店は活気溢れていて前回と全く同じ席に座ることになりました。
座ってから5分ほどするとうどんが到着。

上天というのをてっきり天ぷらだと思っていたのですが、
さつま揚げでした。まずは、ちくわ天から食べると揚げたて熱々の
ちくわが口の中にいっぱいに味が広がって相変わらずの
クオリティでした。その後に上天を食べてみると、すり身を
よく練り上げた感じの弾力がプリプリッとして魚の旨みが
口の中に広がって美味しかったです。

そしてうどんを食べると。。。相変わらずの美味しさ。
コシが前回食べた時と比べて弱まっていましたが、
かけの温かいものだからこんなもんかなぁ程度。
何より特筆するべきは出汁の旨み。
ものすごい出汁の旨みが汁に染み渡っていて
なんちゅー旨さじゃこのうどん。。。と一気にかきこみました。
魚臭くないのに魚の味がものすごく広がります。
間違いなく今まで食べてきたうどんのNO.1です。
1人前でも結構満腹になる量な上にお値段がお安いので
また行きたいなぁと思いつつお店を後にしました。
次は間違いなく猪の限定うどんを食べに行きます。
ごちそうさまでした。


【2011年10月】


スパゲティ、ラーメン、蕎麦そしてうどんいわゆる麺類は
何でも好きなのですが、うどんって家で茹でて食べるもの
という自分の中の既成概念があって進んでうどん屋に入る
ということは今の今までありませんでした。本当は麺屋33
麺処 おかじに行って写真撮ってこようと思って神保町へ
行く予定でした。しかし、昼休みに神保町で食べログを色々見て
いたところ見つけたのがこちらのお店でした。

高評価を乱発しているこちらのお店の写真を見ているうちに
是非食べてみたくなりこちらのお店に行くことに決定しました。
丸香さんは神保町周辺で仕事をしていない人にはなかなか
入ることが困難な時間帯に営業を終了してしまいます。
なので今日は丸香→麺屋33というコースで行こうと決めました。

お昼の時間は常に長蛇の列が出来ているらしいのですが、
今回は夜そして小雨が降っているということもあり並ばないで
入れるかな~と思いつつ靖国通りをテクテク歩いていたら
それがまぁ大間違いだということを思い知らされました。

雨だというのに店外には10人ほどの行列が出来ていました。
でもこれは想定の範囲内。回転率が相当早いそうなのですぐ
入れるだろうなと思いました。お店の外にはしきりに店員さんが
来て何名様ですか~?と聞いたり事前にメニューを渡して
注文をとって席に座ってから出てくるまでの時間を短縮する
努力をしていました。待っているほうにもとてもありがたい配慮です。

来る前は釜たまとちくわ天とかしわ天を頼もうと思ったのですが
お腹いっぱいになったら麺屋33に行けなくなるのでちくわ天は
泣く泣くお預け。店内は写真撮影禁止ですが料理はOK。
お気をつけてください。5分も並んでいるとお店の中に入れました。
お店の中は、大きなテーブル席が2つとカウンター3席で構成
されていてとてもじゃありませんが、友だちみんなで食べに来る
とかそういうお店ではありません。うどんが好きな人がうどんを
モクモクと食べて帰る。そういうお店です。当然テーブル席は相席です。

メニューは月に一回変更されるようで10月のメニューと書かれていました。
また、素材は全て香川県から取り寄せているようで卵にしても香川県の
鶏の卵ですと書いてあったりと徹底的に讃岐うどんにこだわっていました。
キッチンは大将と思われる人がうどんをモクモクと打っていて店員さんが
天ぷらを揚げたりうどんを茹でたりしていました。キッチンの中に
大きなタイマーがあって時間がずれて進んで6つほど表示されていたので
6つの鍋でうどんを茹でて回転率をあげているんだろうなぁと思いました。

かまあげ系のうどんは少し遅めの提供のようで実際、じぶんより遅く
座った人のかけうどんなどの方が早く提供されていました。テンカスは
無料提供のようでテーブルにテンカス入りのバットが置かれていました。
5分ほどして釜たまうどんが到着です。おぼんに釜たまとかしわ天と出汁醤油が
のせられていました。釜たまは卵でがっつり混ぜられていて既に
固まりつつあってその上にネギの緑色の部分だけを輪切りにしたものが
どっさりと載せられていました。

見た目は某大手チェーン店のうどんと対して変わりません。
まぁネットの評価だしこんなもんかなぁと出汁醤油をかけて
混ぜ混ぜして食べた瞬間。。。


!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!


うっまっ!!!!!!!

なんだこの旨さ!!!これは果たしてうどんなのだろうか。。。
というか旨すぎて引いた。と言っても過言ではないくらい出汁醤油と
うどんと卵の3つの味が見事に絡み合って竜巻のように口の中で
主張してきます。今まで食べていたうどんは一体なんだったんだろう。。。
そう思えるレベルのうどんです。それがたったの440円って。。。
神保町で働いてる人うらやましい。。。はっきり言って全メニュー
制覇してやりたい気分です。もう神保町に行ったらここしか行けないと
思わせてくれるくらいの旨さと中毒性があります。香川県の人も
納得の味でしょう。普通盛りでも結構な量があって満腹になりました。
ということで麺屋33は中止にしてもう1杯食べようかなぁと思いましたが
お腹がはちきれるくらい食べたらこの満足感が薄れそうなので
やめました。とにかくここのうどん屋は次元が違う旨さがあります。
うどんのコシの強さもブッツリ切れるようなガチガチのコシでもなく
作り置きしたような柔らかさもなく程よいコシの強さ。

かしわ天もブラックペッパーが程よくきいて下味がほんのりと
つけられていて揚げたてなのでとても美味しかったです。
ちくわ天はその月ごとにちくわの種類が変わるようで確か今日は
鯛のちくわと書いてあったような気がします。値段についても
某大手チェーン店より下手したら安いレベルなのに味は雲泥の差。
何なんだろうこの差は。。。さすが本場の味と納得。

残念だったのが隣との感覚が近すぎるので隣に座っていた
おっさんの食べ方がめちゃくちゃ汚くテンカスがこっちに飛び
まくってきたこと。お店の評価には関係ありませんが萎えました。
次に神保町に来たときは、ちくわ天と何食べようかなぁ。。。
1週間に1度は行きたいうどん屋ですが。。。距離がネックです。
神保町で働きたいわ~と思いました。ごちそうさまでした。

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