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昼の点数:5.0
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料理・味 4.6
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|サービス 5.0
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|雰囲気 5.0
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|酒・ドリンク -
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[ 料理・味4.6
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| 雰囲気5.0
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| 酒・ドリンク- ]
ラーメンのテーマパークやぁ
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2025/11/07 更新
飯田商店チャレンジ2週目。
その時は、わりとあっさりきた。
予約が日曜16時開始ということを既に忘れていた。
なぜなら、もうすでにチャレンジ1週目にて諦めたから。
帰宅して、さて勉強でもするかとPCをつけ、ふと時間を見たら16時2分で「今日は飯田商店チャレンジの日だった!」とすっかり忘れていたことに気づいて、2分過ぎているし、もう駄目だなと一応ページを見てみるとまだ一応予約枠は埋まっていなかった。
しかし、飯田商店チャレンジは見た目は、空いてるがそのあとのページで「残念!混雑^^」とやり直しをさせられるというのが当たり前のomakaseさんのシステムということもあり、まぁどうせだめだけど一応ポチポチするかとポチポチポチポチしていた。
当然、「混雑!やりなおし!」とシステムに何度も言われるが、複数名で参戦している人が複数名で枠を取れてしまい仮押さえ状態から枠を開放するということがだいたい16時10分くらいまでは続いているので全部埋まったとしても10分くらいはF5連打で仮押さえ枠が開放するのを待つのが基本の姿勢となる。
第1回飯田商店チャレンジの際は、それを全く考慮してなくて「全部埋まったし本日はおしまい」とページを閉じてしまったが、ソロ参戦の場合は、むしろ全部埋まってからが本番みたいなところさえあります。
そうしてF5を連打し、解放されたところに潜り込んでは、「混雑!」を繰り返す。
もともと取れる気はしていなかったし、前週にお弟子のFeelへ行ったこともあったので、まぁ今週はFeelチャレンジに切り替えだと考えながらポチポチとすると、画面が予約確定ページに切り替わる。
「ファアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!!!!!!!!」
とちょっとの間、「まじか?」「ほんまか?」ここからさらに「混雑!はないんか?」など思いつつ、おそらく仮予約出来たなと確信を得る。
平日の部ではあったが、仕事的に9時~17時まで働きなさいタイプの仕事をしていないので予約を取ってからいくらでも調整が出来るのが強み。
とはいえ、一応念のため仕事のスケジュールを確認して、顧客や社内の重要な会議もなさそうだったので、ラーメンを食べてそのまま湯河原で仕事すればいいかという作戦にする。
そして、その日まで外食はしないことと、体調を整えるため、体調整え飯のみを食べることにした。
そして、日帰り温泉情報と周辺の名物などを調べつつ、メニューを調べるのが先だろと思いつつ、電車の時刻表なんかも見つつその日を楽しみにしていたのでした。
前日は、早めに寝て納豆のみを食べ胃を整える。
その後に白湯を飲み、ビオフェルミンも入れる。
そして、風呂に入り、準備を整え湯河原へ向かう。
体調がよければ、醤油ラーメンにつけ麺(麺少なめ)で、胃が普通なら醤油ラーメンに色々つけて楽しむことにしていた。
お土産販売所もあるらしいので、寄ってみようかなとか温泉も入ってしまうか?とか考えつつも、電車ユーザーだと湯河原の温泉地遠いなってのと日帰り温泉あんまいいところないなって感じではあった。
まぁ温泉は、気が向いたらなんて思いつつ。
もはや、ラーメンという気軽に楽しむはずの食事に10万くらいのフランス料理でも食べに行くのか?というような準備である。
夜中に雨が降ったようで、天気は悪い。
お腹は空いてはいるものの緊張でなんとなく満腹感がある。
私が高級店に行かない理由の一つがこれで、あまりにも高級すぎると緊張して胃がご飯を受け付けなくなる。
まさか、ラーメンで!?と思うも、まぁ連食は諦めるかと醤油ラーメンのみに絞りましょうとこの時決めた。
横浜から優雅に踊り子号にて出発を予定するも、前日になんかJRで色々あったみたいで定刻通り電車が来ないハプニング。
しかし、何かあった時のために湯河原に1時間前くらいに着く予定で計画を立てていたので助かった。
無事に踊り子号に乗り、本来なら駅弁の一つでも食べたいものの我慢。
隣の夫婦はビール片手にむしゃむしゃして旅を満喫していた。
平日とはいえ観光列車なので旅行客で溢れていた。
この中に飯田商店行く人はいるのかなと思いつつ本を読む。
東京から下りの電車に乗ると景色がビル、住宅地、田んぼというように流れて行くのを見るのが好きなので本を読むのは途中でやめた。
面白い建物がたまにあると、なんだあれは?となるということを繰り返していたらあっという間に湯河原に着くものの、わりとギリギリ。
仮にこういう交通のハプニングが起きて間に合わなかった場合は、キャンセル扱いになるんろうか。
子供の頃、何度か来たことがあるけど全く記憶にない景色だった。
歩きながら向かうと、緊張のあまりお腹が痛くなってきてトイレに行くか、店に向かうかと歩きながら考えていたら店に着いた。
本当に何もない住宅地にすでに客がたくさんいた。
到着と同時に食券購入も開放されていた。
かかりのおじさんが、せっせと店のオープンの準備をしているのを横目に食券を買う。
ほとんどの客が連食していて合計金額が5000円を超えていた。
まぁそりゃ二杯の値段なんだからそうなんだけど、ラーメン屋で見る値段じゃなくて震えた。
その後、チケット確認。
チケット確認のコールで気づいたけど、ほぼ全員連食でまぁそうだよね。
この緊張に弱い胃袋さえなければ!と思いつつ、次回の飯田商店チャレンジでは、つけ麺を狙ってみようと思った。
いつになるかは知らないが。
私は、ワンタンチャーシュー醤油とコメで3300円。
アベレージからしたら、かなり安い方の客だ。
そして、連食のお客様から提供が開始されるので、必然的に私は、かなり後の方になる。
このあたりで連食しなくなってホッとしたのか急激にお腹がすき、いけるな?連食となるもやめた。
お土産コーナーもお値段が凄まじく、シュウマイ6個1100円、餃子12個1500円、本店仕様ラーメン2食化粧箱入り7000円など、高級ラーメンのパイオニアといった感じだった。
店に入ると、高級日本料理屋を彷彿とさせる店内と店員さんのいでたち。
男は坊主、女は着物。
そして、目の前に飯田さんが現る。
あのYouTubeとかでたまに見る本人や!と心で興奮する。
料理人で生で見て感動したのは、美味しんぼにたまに出てきた今は亡き日本料理の達人に続いて2人目。
食べログを見ると、どでかく笑顔の顔が毎回映ってくるのに慣れてしまって、実際はちょっと想像よりぽっちゃりしてた。
そして飯田さんは、1人ずつ客に挨拶され、調理開始。
めちゃくちゃ流れるような洗練された調理の所作は、美しくもはやショーというかエンターテインメント。
よくある見せることを目的とした調理ではなく、ただ目的のために完璧に調理をしてる所作が美しすぎて勝手にショーになってるやつ。
本当に美しく、私は連食じゃないので提供まで時間がかかったわけですが、その間ずっと調理を見てた。
普段なら携帯いじってるのに。
飯田さんは、調理のほとんどを担当されている。
麺茹で、トッピングの盛り付けをされるが、ピンセットで気に入らない部分を直したり盆栽職人みたいだった。
これよこれ!ラーメンは店主が作ってこそよと、飯田さんからしたら当たり前なんだろうけど感動した。
こう言っちゃなんだけど、お弟子さんが仮に作ってたとしたら多分行ってない。
こんなに高いラーメンだったらなおさら。
お弟子さんは、チャーシューとワンタンを温めて飯田さんへ提供するのと、つけ麺はお弟子さんが全部やってるっぽい。
私の位置から見えなかったが、目の前にいる飯田さんはラーメンに注力してつけ麺作ってる気配が1ミリもなかったので。
つまり飯田さんを堪能するには、ラーメン一択。
ラーメン作り5周目くらいになり、ようやく私と隣の人以外食べてない状況になり、次かなとワクワクしながら待つ。
そして、ラーメンがついにこちらへ。
腹を決めないとまず食べることができない飯田商店のラーメンが目の前に。
なんか海苔の位置がダメなポジションだったのか、女の店員さんが手で海苔の位置を直してた。
徹底しているなぁ。
本日のチャーシューはTOKYO Xと説明を受ける。
まずはスープを一口する。
しば田と同じ鶏を強く感じるスープ。
ライスにつけて食べると上質な鳥のリゾットのように早変わり。
白飯頼んだ自分ナイスゥ!と正直思った。
これがお肉ごはんとかだったら、そうはならなかったと思う。
純粋な白い飯だからこそ鶏のスープを吸っておいしくなったと思うので、醤油ラーメンに合うのはライスなのかもしれない。
チャーシューが意外にも結構入っていた。
写真でそんな入ってないように見えたのでチャーシュー麺でも2枚くらいなのかなと思ったけど5枚くらい入ってた。
まぁそりゃそうか。
ワンタンに関しては、正直なところを言えば好みではなかった。
かなり皮が分厚くゴワゴワしていた。
お弟子さんのFeelの皮は、ここに比べると薄くチュルリンタイプだったのでこれに関してはFeelの皮の方が好きかな。
全員分作り終わった飯田さんは、客の前に行ってニコッと笑われたり、常連の方とコミニュケーションをとられていた。
親子で常連って人もいて、この店を親子でくる仲の良さに震えた。毎週親子で戦争闘い抜いているということだろうから。
食べ終わり、店を出る前に飯田さんに感謝の気持ちを述べたかったものの遠くの常連さんと挨拶されてたので、そのまま女性の方にお礼を伝え出て行ったら後ろからでかい声で、飯田さんの声が。
つぎは塩を食べにきます。必ずと誓い店を後にした。
個人的には、飯田商店の醤油としば田の鶏醤油はほとんど同じような味を感じた。
飯田商店は、いうまでもなく美味しいけどラーメンのエンターテインメントというかテーマパークのような体験ができる。
つまり満足感がすごいということ。
味だけでいえば、先述したようにしば田が、これに勝るとも劣らない味を出してる。
しかし、店としての満足度が飯田商店は違うんだなぁと感じた。
あとこれだけ、鶏が濃厚に出てるのにもかかわらず、後味や胃の中に鶏を全く感じないところがすごい。
汚い話、普通ゲップをしたら鶏の香りが感じられるものだけど、全くなかったのだ。
これはすごいと思う。
駅で待ってて思ったけど、湯河原は明確に空気がうまい。
あと海が見えるのが最高。
私は海を見ることがとても好きなので。
さて仕事に行きますかと電車で寝るのであった。
間違いなく美味しいですが、旅費とか入れるとなんだかんだでラーメン一杯で、都内から1万円近く行くのでその辺が許容できるかどうかも再訪の要素になるでしょう。
正直な話、ラーメンなんてもんは個人の味覚なのでここが合わないって人だって多くいると思いますし、実際私もここより好きなラーメンはありますが、満足感をお客に与えられてるって意味ではこの点数は納得します。
要するにこの人の作るラーメンが食べたいって思わせてくれるお店ということ。