ジュブレイ・シャンベルタンをシャンベルタン、ピュリニー(またはシャサーニュ)モンラッシェをモンラッシェ、ロマネ・コンティ以外のドメーヌ・ド・ラ・ロマネ・コンティ(リシュブールなど)をロマネ・コンティと言ってしまいますと、大きな誤解を受けることががあります。
ジュブレイ・シャンベルタンは村名、これに対しシャンベルタンはグラン・クリュの名称。
グラン・クリュのシャンベルタン以外のジュブレイ・シャンベルタン村のワインを「シャンベルタン」といってしまうと、全然違うものを指し示すことになるので要注意です。ワインバーでしたら、シャンベルタンと言ったらアルマン・ルソーなら5万円程度は払わないと飲めません。
モンラッシェはもっと大変。
DRCなら最低40万円程度、ルフレーブなどお目にかかることすらありません。
ルフレーブの白で、今まで飲んだ中で一番よかったのは、バタール・モンラッシェ。それでも7万円くらいしました。DRCモンラッシェはワインスクールで20ミリリットルくらい飲んだことがありますが、到底味わうまでには至りませんでした。村名やプルミエクリュを飲んだ場合は、ピュリニー・モンラッシェ、シャサーニュ・モンラッシェと言う必要があります。
ロマネ・コンティについては、神の雫の第1巻に、DRCのリシュブールを飲んだ成金のおじさんが、「俺のロマネ・コンティは、…」と語り、スタッフたちに、「なんだ、リシュブールじゃん」と苦笑されるくだりがあります。リシュブールもおいしいワインですが、ロマネ・コンティではありません。ロマネ・コンティ社のワインと、ロマネ・コンティそのものは別です。
orveau自身も、同じような間違いをしているかもしれません。
その場合は、是非コメントでご教示くださいね。