noribeatさんのマイ★ベストレストラン 2014

懐かしい音楽と無声映画、木の香りのゆったりくつろげる一軒家カフェ。
南草津駅から県道18号線を西（琵琶湖方面）へのんびり歩き数分、片原の交差点を右折し直ぐに山吹色で背の高いレンガ造りの建物が見えます。
赤文字で「Sunrise Cafe」の看板が目印。

13:30お洒落で立派なドアを開くと店主さんが笑顔でお出迎え下さります。
「お好きな席にどうぞ」との事で、お店の中央のテーブル席に腰掛けさせていただきました。
木の香りの明るい店内は、テーブルが５～６卓とカウンター席のレイアウト。
ギターやサックス等の楽器が飾られ、シャンソン（？）音楽が流れ、TVでは古き良き無音字幕映画が流されてます。

ランチメニューは至ってシンプルでリーズナブル。
①ミートソースパスタ（390円）
②鶏肉のタイ風バジル炒めご飯スープ付（490円）
③日替わり定食 煮込みハンバーグ味噌汁付（550円）
④やわらか肉のカレーライス（490円）

なんと③以外はワンコインでお釣りがでる破格値！
ミートパスタなんて学食価格です。
更にお食事の場合はランチコーヒーがたった150円でいただけちゃいます（ランチワインは250円）
今時コンビニで購入する缶コーヒーでも同じ位の料金が必要なこのご時世に150円なんて本当にいいの？って目を疑います。

日替わり定食と最後まで迷い、マスターに鶏肉のタイ風バジル炒めご飯スープ付をオーダー。
映画を眺めながら待ってると、厨房から調理中の美味しそうなシズルと香りが漂って来て期待度アップ。

用意して下さった料理は白ごはんに小さ目に刻んで炒めた鶏肉とパプリカ。
ごはんの上には目玉焼き。
目玉焼きの黄身を砕き、鶏肉とパプリカを混ぜていただきます。

スプーンで一口。
「おお～！おいしいっ！！」思わず声が出てしまいました。
この鶏肉、スパイシーなのに辛くない。
卵の黄身が程よく絡まりマイルドな味わいで、口の中で旨味がじわり広がります。
この美味しさ、スプーンが止まりません。
優しい風味のワカメスープもメインディッシュを引き立ててます。

店主さんがお冷を足して下さり、「ゆっくりしてって下さい」と心遣いしていただきます。
本当は食後のコーヒーもいただきたかったのですが、時間がなくお会計させていただきました。

帰り際にお話しさせていただきましたが、去年の年末に開店のまだ新しいお店。
駐車場は今裏の場所を交渉中だそうで、2014年5月現在は近くのコインパーキングを利用する必要があります。
しかし、駐車料金を支払っても食べに行く価値のある美味しさですので、皆さん是非一度お試し下さい。

余談ですが、あまりに美味しかったので、夜に嫁を連れて再訪したんですが、生憎貸し切りでした。
また夜の料理をいただきにリベンジします。

余談の余談ですが、お陰様で口コミ500件に到達する事ができました。
これも多くのレビュアー様の暖かな励ましのお蔭です。
これからも皆さんの参考になればとの初心を忘れずレポートを致しますので、ご贔屓にしていただく事をお願い申し上げます。

【2015.05.23更新】
2014年11月にお伺いさせていただき、次嫁さん連れていこう！と誓いながら半年。
ようやく嫁さんを連れて再訪問させていただきました。

半年前の記憶を頼りにお店に向かうも、なかなか発見できず(笑)
何とかお店に到着し店内へ。
店内は相変わらずパンのいい香りが漂ってます。

丁度お昼時なのもあり、奥のカウンター席と奥のテーブル席に先客。
靴を脱ぎ、スリッパに履き替えて、手前のカウンター席に腰掛けます。
早速ランチメニューから嫁は近江牛シチューセット、私はパスタセット（どちらもサラダ。パン、ドリンクが付いて1,200円）

近江牛シチューセット
相変わらず美味しそうなシチュー。
大きく切られた人参やカボチャ、ブロッコリー、牛肉が入ってます。
一口いただいたんですが、相変わらず美味しいね。

パスタセット
相変わらず美味しいサラダ。
お店の方の食材への強いこだわりが感じられる美味しさ。
とっても新鮮です。

パスタはウインナーとキノコのクリームですね。
優しい味付けのお蔭でキノコの旨味がしっかり伝わります。
ウィンナーの食感もあって、程よい満腹感。
そしてやっぱりパンが絶品です。

食後にいただいたコーヒーと紅茶。
どちらもポットに入ってて軽く2杯分はあります。
私のいただいた紅茶ですが、とっても薫り高く実に美味しい。
これはオススメです。
コーヒーも挽きたて・淹れたてのドリップ式。
専用のポットに入れて用意して下さり、満足度も高い。

料理やドリンクの食材へのこだわりを感じられる美味しさ。
外観は普通の一軒家で、場所もわかりずらいですが、迷っても行く価値のあるステキなお店です。


琵琶湖岸を大津方面から草津方面へ走り、守山市木浜町の住宅街へ入ると、その一角にあるcoeur a coeurさん。
場所は本当にわかりにくそうだったので、ナビをセットしてお出かけ。
近くまで来て無情にもナビは案内を終了。
近くの公園に一旦車を停め徒歩で探すと薄茶色の建物にグリーンの看板が見えてきます。
全くもって普通の一軒家ですね。

ドアを開けるとパンのいい香り。
若い女性の店員さんが一人で切り盛りされてるようで、食事に来た事をお伝えすると、丁寧に席を案内して下さりました。
店内はカウンター7席、テーブル10席、テラス6席。
季節がらクリスマスの飾り付けがされてて、お店の方のセンスの良さを感じます。

入り口付近では自家製のパンや洋菓子が陳列され、販売されてます。

靴を脱ぎ、スリッパに履き替えカウンター席に腰掛けます。
駐車はお店の周りに3台あるとの事なので、一旦お店を出て、車を移動させて貰いました。

11:00～14:30はランチタイム。
メニューには
・ブランチセット（土日限定のサンドイッチ・スイーツプレート・ドリンクのセット）1600円
・平日限定サンドイッチセット（日替わりサンドイッチとドリンクのセット）1,000円
更には終日OKのメニュー
・パスタセット（本日のパスタ・サラダ・パンドリンクのセット）1200円
・ピザ・サラダセット（ピザ・彩たっぷりサラダ・ドリンクのセット）1200円
・近江牛シチューセット（近江牛シチュー・パン・サラダ・ドリンクのセット）1200円

どれも美味しそうなんですが、この日は近江牛シチューセットをオーダー。
料理を待つ間テイクアウトのご家族が来店。
パンの説明から販売、料理まで大忙し♪

本や雑誌も各種あり、ちょっとマニアックなカー雑誌を読みながら料理を待ちます。
程なく料理が到着。

近江牛シチューセット
まずビックリしたのが、サラダの量！
メインのシチューと同じ大きさのお皿にかなりの量のサラダ。
量もさることながら、その彩り。
野菜の種類はあまり詳しくないですが、レタスにトマト、ベビーリーフなど散りばめられた彩り豊かなそれ。

あっさり系のドレッシングが野菜の旨味をギュッと引き出してくれてます。
特にトマトが甘くて絶品でした。

シチューも勿論美味しい。
ゴロリと大き目の人参やカボチャ、ブロッコリー、牛肉が食べ応えありますね。
隠し味はトマトかな？爽やかな酸味もあり、いくらでも食べられそう。

パンはプレーン（？）とクルミの2種類。
アツアツのパンがとっても嬉しい。
特にクルミパンは私の親しい友人が昔クルミパンのお店を経営されてた事もあり、懐かしく美味しくいただきました。

食後のコーヒーはポットに入れて用意して下さります。
たっぷり2杯分あるそれは熱すぎず、程よい濃さで非常に飲みやすい。
香りも良く、味わい深いブレンド。

美味しくコーヒーをいただきながら店員さんと楽しくお話し。
料理の話し、パンのお話し、クルマのお話しなどにこやかにお話しして下さり、ほっこりのんびりさせていただきました。

素材に拘った野菜いっぱいの料理は外食メインのサラリーマンにはありがたい。
少々わかりにくい場所ですが、探してでも訪問する価値は十分あります。

帰りには美味しかったクルミパンをテイクアウト。
（ケーキや洋菓子、お茶、コーヒーなどのテイクアウトや通販もされてます）
とっても美味しかったので、近いうちに嫁を連れて再訪しよっと。

守山は勝部町にあったピザ屋さんソラーレ。
移転されるのは張り紙で確認していたものの、いったい何処に移転されたのか分からないままコロナ禍に。

ある日播磨田町を走行していたら、見覚えのある看板を発見。
ピッザレアソラーレさんを発見andロックオンし、自粛期間終了後に訪問させていただきました。

白くスクエアーな造りに黄色くPIZZERIAの看板。同色にドアとオーニング(雨よけ)がとってもお洒落な外観。

PIZZA SET or PASTA SET(1,450円）
ランチタイムはサラダとドリンクのセットがお得に提供されてます。
先にいただいたサラダは、生ハムが添えられたそれ。
さっぱりしたドレッシングにシャキシャキ野菜、生ハムの旨味が絶妙です。

マルゲリータ
ナポリピッザの代名詞のマルゲリータ。
およそ30センチはある大きな生地にトマトソース、モッツァレラチーズとバジルの葉と言った王道のピザ。

一口いただくと、ふわっと柔らかい生地に先ず驚き、チーズの美味しさが口の中で広がります。
記事はほんのり焦げ目が付けられてて、その焦げ目の仄かな苦味が非常に美味しい。
これが石窯で焼き上げる旨さなんでしょうね。

食後のドリンクはアイスコーヒー。
ランチタイムのセットは男性の私でも、かなりお腹いっぱいになれます。
嫁は全部食べ切れず、私が残りをいただき完食。

食べ切れなければ、残りは包んで下さりますので、安心してオーダーできますね。

テイクアウトもできる様で、食事中何人もお持ち帰り用のピザを購入されてました。
ここのピザはホンモノ。
是非食べてみてください。
守山駅から徒歩10分ちょい。
車でしたら、守山駅東口交差点を南下（栗東方面）へ向かい、勝部４丁目交差点を左折すると直ぐ左手にある２階建ての建物。
薄いクリーム色の壁、黄色の日差し、ブルーの文字で「Pizzeria SOLARE」の文字が目印。

この場所は以前は炭火焼とりどりさんのあった場所。
割りと美味しかったお店でしたので、ちょっと残念ですが仕方ないですね。
折角ですし嫁さんを連れてランチにお伺いさせていただきました。

来店は日曜日の１１時。
お店には充分な駐車スペース。
店内は入って正面に厨房とカウンター席、右手にテーブル席のレイアウト。
白い壁紙に淡い色のフローリングで、明るく清潔感があります。

入り口そばに石釜があり、その窯の中に薪をくべてピザを焼いてるんでしょうね。
何だかワクワクしてきました。

若いご夫婦（？）がお店を切り盛りされてるようで、とっても明るくお出迎えして下さりました。
先客は数組。
テーブル席に腰掛けさせていただき、メニューを。

ランチはピザかパスタから選べ、どちらもグリーンサラダとドリンクが付いて1,300円。
ピザはマルゲリータ・フンキコン　フォルマッジ・チポッラ　エ　アチューゲから。
パスタはフレッシュトマトとバジリコのスパゲッティ・子ヤリイカとセシドライトマトのリングイネから一品。
ドリンクはコカコーラ・ジンジャーエール・オレンジジュース・グレープフルーツジュース・アップルジュース・ウーロン茶・エスプレッソ・コーヒー・紅茶から一品。

普段なら相方とそれぞれピザとパスタを一品ずつ選びシェアするのですが、この日はどちらもピザを食べたいと言う事に。
そりゃ入って石釜がで～んとあって、薪でピザを焼いてるのを見たらピザ頼むわな(笑)
てな訳でピザのセットを２つオーダー。

直ぐにサラダを用意していただきます。
このサラダ、レタスと生ハムのサラダで、生ハムの塩加減がとっても良く、申し分ない。
美味しい生ハムをいただき、何ともリッチな気分になれます。

マルゲリータ
ピザの王道マルゲリータ。
まずビックリしたのがピザのサイズ。
有名宅配ピザのMサイズはあろう大きさで目測直径30センチ。
ロスブレンドーレさんの口コミでも記載させていただきましたが、 バジリコの緑、モッツァレラチーズの白、トマトソースの赤のコントラストがイタリアの国旗を表している様に見え美しい。

生地も柔らかく、かつ程よく焦げ跡があって香ばしさも美味しさを引き立ててます。
マイルドなチーズの美味しさと、トマトの酸味、生地に少し感じられる塩味が絶妙。

チポッラ　エ　アチューゲ
２枚同時でなく、丁度食べ終わったタイミングで次のピザを用意して下さる心遣いが嬉しい。
アンチョビの塩気とオリーブオイルのハーモニー。
程よい塩味とオリーブの香りがとっても美味しい。

どちらもシンプルなのが美味しいのは素材の良さ、そして生地の完成度が高いからでしょうか。
ガスで焼かず薪を使われてるので、ガスの臭いもつかず、香りもいい。

ホットコーヒー
やや濃口の味わいで（個人的にはもう少し薄味が空きな私ですが）ピザの後にはこれくらいのパンチのあるコーヒーが良いのかも。

お店の方はとっても親切丁寧で、小さなお子さんに話しかけたり、おしぼりを追加したりと目配り気配りをされてます。
お話しさせていただくと、11月7日にオープンされたそうです。
18：00からは夜のメニューに変わり、ワインなども提供して下さります。

テイクアウトもできますので、事前に電話して、焼きあがる頃合いも見計らってお伺いして自宅でピザパーティーもできまね。
ピザのサイズも相談に応じて下さるようです。

次はパスタを食べに行こうかなと思いますが、恐らくお店に入ったらピザをお願いしちゃうんでしょうね。
素敵なお店でオススメです。

野洲市立体育館でバスケットボールの試合があり向かいます。
でも腹が減ってはナントヤラで、ランチにGOOD FOODさんへ向かいました。
野洲駅北口から県道２号線を北上、冨波甲（とばこう）交差点を右折してすぐ、JRをくぐる手前左側道にGOOD FOODの赤い看板が見えてきます。

訪問は12時過ぎ。
駐車場はお店の前の前に2台のキャパと、冨波甲交差点へ戻る途中に2箇所（それぞれ数台分）あります。
今回は少し離れた（徒歩1～２分程度の場所）駐車場に駐車し店内へ。

テーブル席メインの店内に右手がカウンター席と厨房のレイアウト。
エスニック＆アンティークな雰囲気の中にオーガニックな調味料や小物が展示販売さえてて楽しい。
また、各テーブルには生け花が、店内にも観賞植物が飾られてて癒されます。
壁に掛けられた鹿の角にジャケットを掛け腰掛けメニューを拝見。

明るく感じのいい女性スタッフがテキパキと接客して下さり、メニューから私は大好きなチキンのオムライスセット（980円）を、相方はオススメのハンバーガーセット（1,200円）をオーダー。

オムライスセットは、チキン、塩豚ピリ辛、牛スジあんかけから一品＆野菜サラダとお惣菜、お味噌汁のセット。
ハンバーガーセットは、自家製天然酵母パンのハンバーガー、野菜サラダ、デリ２種のセット。
それにドリンク（300円）からホットコーヒーと、梅ジュースをお願いしました。

雑誌を読みながら待つ事数分で料理が到着。

オムライスセット
ワンプレートにこんもりとケチャップを掛けたオムライスにサラダ、オカラ、ミニキャベツ。
オムライス自体は流行のフワトロ卵ではなく、薄焼きにされたスタイル。
木製のスプーンでいただきます。

オーソドックスなケチャップライスにチキン。
子供の頃母親が作ってくれたそれを彷彿させてくれる優しい味付けで、とっても美味しい。
オカラにサラダ、酢漬けでピクルスの様な味わいのミニキャベツも、味付け事態は薄いけど、これくらいが私には丁度良かったです。

相方がオーダーしたハンバーガー。
自家製天然酵母のパンを使ったバーガーで、ジューシーなお肉とレタス、チーズ、厚切りトマト等が優しい味付けのソースと相まって絶品。
美味しくいただきました。

ホットコーヒー
コーヒー豆を焙煎する時に発生する炭酸ガス。
新鮮な豆をドリップする時に噴出する泡はコーヒーの美味しさに深く関わります。
このコーヒーは薫り高く実にまろやから味わいです。

梅ジュース
お店で漬けた自家製梅で作ったジュース。
程よい甘味と爽やかな優しい酸味とコラボレーション。
とっても飲みやすく暖まります。
中にある梅も美味しくいまだきました。

美味しかったね！と帰り支度しようとしてると、店員さんがデザートを出して下さいました。
デザートは無いと思ってたのでびっくり。

ワッフルとアイスクリームと苺のデザート。
ワッフルはほのかに甘味があり、アイスクリームのあまさと苺の酸味とのコラボレーションが絶妙。

時間がゆっくり流れる店内でゆっくりほっこり美味しく料理をいただき大満足。
また食べに生きたい美味しいカフェです。

滋賀県は琵琶湖にある沖島は、日本で唯一淡水湖に浮かぶ有人の島だそうです。
滋賀に産まれうん十年、近くて遠い沖島へ初めてお伺いさせていただきました。

近江八幡国民休暇村から北へ歩き堀切港から沖島港への定期船へ乗船（500円）し、およそ10分で沖島へ到着。
船には思ってる以上に多くの方が乗船されます。
乗船客は釣りや、スケッチ、ハイキングの他にドクター、仕事から帰る方など様々。

島に降りると、そこはまるで異世界。
車が一台も走ってないので信号もなく、交通手段はもっぱら自転車です。


とっても静かで、時間が止まったような、のどかな空間。
湖に浮かぶ島の美味しい空気、何もないのがかえって嬉しい沖島で偶然見つけた喫茶店「いっぷくどう」さん。
民家と民家の間の細い隙間を歩くとその店はあります。

いっぷくどうさんは空き家を改装した喫茶店。
奥にはかまどもあります。

お店は女性の方が一人で経営されてるようです。
昔ながらの雰囲気、畳の間にちゃぶ台。
そのちゃぶ台を囲み、私は紅茶セット、相方はコーヒーセットをお願いしました。

沖島の案内チラシが置いてるので、目を通しながら待ってるとドリンクのセットを用意して下さいます。

日によってセットの内容は変わるそうで、この日のセットはシュークリーム。
紅茶独特の程よい爽やかな渋味に、ほんのり甘いシュークリームがベストマッチ。
珈琲も紅茶も特段ここが素晴らしいと言う訳ではありませんが、この素朴な味わいがこのお店の雰囲気にとても良く合ってます。

まるで自分が生まれた頃の実家にタイムマシンで帰ったような、どこか懐かしい店内。
畳の間に寝転がって昼寝したくなる心地良い空間は、また船に乗っていっぷくしに来たくなりそうです。

LUNCH PASSPORTをご存じでしょうか？
https://www.facebook.com/lunchpassport.shiga?fref=ts
書店やコンビニなどで920円で購入でき、このパスポートを提示すると通常580円から1,300近くする料理がワンコインでいただけます。
つ・ま・り、3店舗程いただくと元が取れちゃう優れもの。
今回ランチパスポート４軒目なんで、完全に元を取った感があります。

国道1号線と8号線の三叉路付近、栗東市上鈎にあるインテリアショップ＋CASAさん。
このお店の中にカフェがあるなんてランチパスポートを見るまで全く知りませんでした。

来店は平日12時半。
駐車場はインテリアショップと併設なので、たっぷりあり安心。
名神高速道路栗東インターを降りて、大津草津方面へ向かうと約３分程度で右手に見えてきます。
4階建ての巨大な黒い建物なので、すぐ気づくでしょう。

正面玄関、自動ドアを開けると、ショップの店員さんから「いらっしゃいませ」と声掛け。
プラスカーサさんにはシックなものからお洒落なものまで様々なインテリアが展示されてます。
今年（2014年）7月にリニューアルオープンされ、クオリティが上がった感じがしますね。

カフェはどこかいな？とキョロキョロしたたら、右手からカフェの店員さんがお越し下さります。
「ランチパスポート使えますか？」と尋ねると笑顔で「こちらにどうぞ」とお出迎えしていただきました。

店内は間接照明で明かりを落し落ち着いた雰囲気。
テーブル席とソファー席があり、それぞれモダンでハイセンス。オーナーさんのセンスと拘りを感じます。
ジャズかな？程よい音量のお蔭で他同士のテーブルへ声が届かず嬉しい。
お店の奥には巨大なオオツノシカ（？）のリアルなぬいぐるみも(笑)

ランチパスポートのメニューは日替わりパスタセット。
この日はツナのサラダ風冷製パスタ。通常1,000円なんですが、ランチパスポート提示で何と500円！
半額なんて有難い。
ドリンクが＋100円でいただけるとの事でしたので、ホットコーヒーを食後にお願いしました。

程なく料理が到着。
最初にサラダが出てきて、その後にまた巨大なサラダ！？
いえいえ、実はこれ細切りされたレタスの下に冷製パスタが隠れてました。
文章では上手く説明できませんので、良かったら画像をご覧下さると有難いですが、ツナを絡めた冷製パスタを隠すように1センチ程の幅で長～く切られたレタスがどっさり敷き詰められてます。

レタスとパスタを一緒にフォークで絡めていただくと、これが実に美味しい。
思わず「美味い！」と声が出ました。
このパスタ、見た目変わり種ですが、オリーブオイルとツナのスッキリした味わいが、ひんやりしたパスタとレタスにベストマッチ。
ダルビッシュ有と初めて対戦したバッターがツーシームで見逃し三振したくらいの驚き。
シャキシャキしたレタスの食感も実に良く、蒸し暑いこの季節を考えての絶品料理ではないでしょうか。

サラダも新鮮野菜で、ドレッシングが極端に自己主張せず、食べてて飽きない。
このドレッシング、やや甘口で美味しい。販売されてたら買って帰りたい位でした。

食後のコーヒーも絶妙なタイミングで用意していただき感謝。
少々熱めのコーヒーでしたが許容範囲。
量も割と多めで、ゆっくりいただいても冷めてしまわず良かった。

このコーヒーカップの取っ手の形状が面白い。
これも画像で確認していただきたいですが、45度ひねりを加えた取っ手で、実際手にすると不思議としっくりきます。
薫りも良くて、コクと酸味の調和が取れたいいコーヒーをいただきました。

しかし久しぶりにもっと食べたいと思う料理に出会えました。
お会計の時に「とっても美味しかったです」と感謝の意も込めて伝えさせてもらいお店を後にさせていただくと、店員さんがお店の外までお見送り。
本当にありがとう！ごちそうさまでした。

ランチパスポート7件目。
ボンビーサラリーマンにはこの上なく有難いパスを利用させていただき感謝です！

今回はお昼時南草津駅そばでしたので、つつきやさんへお伺いさせていただきました。
つつきやさんはJR琵琶湖線、南草津駅西口から琵琶湖方面へ向かい二つ目の信号を越えて直ぐ右手にお店はあります。
駐車場は近くにあるアパートに1台分しかありませんので、駅前のコインパーキングに駐車するのをオススメします。

この日はランチタイムにお伺いさせて
いただきました。
来店は12時過ぎ。
お店の外には手書きのメニューが記載されてます。
この手書きってのが何とも暖かくアットホームな雰囲気があっていいですね。

のれんをくぐるとお姉さんが明るく出迎えて下さります。
カウンター６席とテーブルが２卓の実に控えめなレイアウト。

どうやらお姉さんが接客から調理、お会計まで全てこなされてる様子。
カウンター席に腰掛け、ランチパスポートの料理をお願いします。

つつきやさんのランチパスポート料理は「一口カツカレー・サラダ付（通常700円・ランチパスポートで500円）」
ご飯の量を選べますが、今回は普通でお願いしました。

こちらのカレーは辛すぎず、コクのある味わい。
じっくりお野菜を煮込んだ旨味たっぷりの家庭的カレー。
このカレーに一口大に切り分けられたカツが６枚トッピング。

サクッと揚げられたカツの食感に、とろっとしたルーが実に美味しい。
これはご飯大盛りでも食べちゃいそう。

いつしかお店はサラリーマンや学生さんで満員御礼状態。
隣の学生さんは日替わり定食を食べてましたが、お魚料理がとっても美味しそう。
味も勿論ですけど、ご飯おかわり自由なのもこのお店が支持されてる理由の一つなんですよね。

お姉さんは大忙しなのに、お冷やが無くなると注ぎに来て下さる心遣いも嬉しい。
マンガもたくさんあるし、インターネットも自由に出来ちゃうので、一人飯にはありがたいとってもステキなお店です。

できれば誰にも教えず、自分のお昼の癒し空間として普段使いしたいスペースですね。

蓼（たで）食う虫も好き好き。
辛くて苦い蓼を好んで食べる虫がいるように、人の好みは多様性に富んでいるということ。
他人の悪趣味について言うことが多いですが、人の好みは様々なのだから、自分の趣味から推し計って一概に言うことはできないですね。
私も平成3年式のホンダビートを大切にしてますが、車に興味のない方がみたら、まさに「蓼（たで）食う虫も好き好き」ですね(笑)

こんなことわざにも使われている蓼ですが、滋賀県野洲市の御上神社では400年以上昔から毎年10月のずいき祭では五穀豊穣を感謝して「だて寿司」を奉納されてます。
野洲市では町おこしの一環として、この「たで」ブランドを誕生させ、その中で「だてうどん」を開発されたそうです。

野洲駅前にたで料理を出して下さるお店は２店。
「ふぁ～もあ」さんと「昭和喫茶ハーモニカ」さん。

お盆休みに入りランチに立ち寄らせていただいた「ふぁ～もあ」さん。
駐車場はお店の前に数台分。
13時過ぎにお伺いさせていただきました。

薄茶色の土壁に瓦葺、そこに手作りの装飾がお洒落に飾られた素敵な外観。
店内も天井が高く解放感があります。
入って右奥が厨房とカウンター席、左手がテーブル席。
あちこちに可愛らしい小物や野菜などが展示販売されててます。

嫁と一緒に来店し、たでうどんありますか？と尋ねると、女将さんがとっても申し訳なさそうに「ごめんなさい、あと一人分しかないんです…」と。
麺の問屋が近くにあるそうで、そこは今日休みなんですが、電話してみます。なんて無理を聞いて下さって嬉しいじゃないですか。

電話して下さる会話を聞いてると、どうやら無理っぽい。
でもそれなら前向きに考えましょう。
「ふぁ～もあさんでおうどんを一杯だけいただき、その後斜め向かいにある昭和喫茶ハーモニカさんへも行こう。」と話し合い女将さんにその旨を伝えます。

料理ができる間、お店の方が栽培されてる蓼（たで）の葉を洗って見せて下さいました。
この葉を生のままいただくと、最初は特に何とないのですが、後から驚くほど辛さがやってきます。

蓼を少し食べてからブラックコーヒーを飲むと、砂糖いらない程甘く感じるそうです。
さて、こんな蓼を使ったおうどんとは、いったいどんな味なんやろか？と楽しみに待つこと数分で、たでうどんの着膳。

ここからがとっても嬉しいサプライズ。
何とおうどんをハーフにして、それぞれお洒落なおわんに入れ、かき揚げを一人一つずつ付けて下さりました。
正直私は普通にうどんが一人前で出されると思ってたので、これはとっても嬉しい。
女将さんは「お口汚しですが・・・」なんておっしゃってましたが、この対応は心底有難かったです。

たでうどんはとっても綺麗な緑色。
この色は蓼のそれでしょうね。

薬味のネギを入れて一口いただくと。とってもモチモチです。
喉ごしつるつるで美味しい。
あの辛かっただても刻まれてて振り掛けられてますが、不思議と辛くない。

女将さん曰く、このたでの麺を作るにはかなりの試行錯誤があったそうです。
粉末にすると散ってしまいNG。
最終的には麺に練り込む様にされたそうです。

この苦いたでを料理に使うなんて正直無理ではないのか？と思ってましたが、うどんにすると不思議ととっても美味しい。
お出汁のとっても良い香りと味とモチモチめんとの相性が絶妙。

かき揚げを乗せていただくと、また風味に変化が出ます。
かき揚は地元のお野菜を揚げられてるんでしょうね。
柔らかいけど、衣はサクサクで嬉しい美味しさ。

恐らく生まれて初めて蓼をいただきましたが、蓼は消化を助け、食欲増進や、利尿作用、解毒効果も期待できるそうです。
親切で明るく優しい女将さんが作ってくださる、美味しく健康的なたでうどんを食べに野洲駅前のふぁ～もあさんへ是非食べに行かれてはどうでしょうか？
オススメです。

ハイジのチーズとラピュタの目玉焼きパンを一つにした絶品クロックムッシュを青い湖（うみ）と青い空を眺めながらいただけます。

【2014.12.07更新】
嫁さん連れてランチパスポート第二弾。
シェ・ムートン さんでランチをいただき、しばし時間を潰した後、ショコラさんへお伺いさせていただきました。
いつも私ばかりランチパスポートを使って美味しい食事してるので、個人的に美味しかったお店に連れて行こうとリベンジです。

なぎさ公園有料パーキングにクルマを停めて徒歩すぐ。
カフェやレストランが並ぶ中にある白壁のカフェ。

店内は多くのお客様。
店員さんが「良かったら２階へどうぞ」と案内して下さりましたので、遠慮なく２階へ。

２階は窓側にカウンター席が並び、そこから見える雄大な琵琶湖。
これ以上のシチュエーションが必要でしょうか。
これだけで嫁はご機嫌です。

早速ランチパスポートメニューからクロックムッシュを。
ドリンクが300円でいただけますので、コーヒーと紅茶をオーダーさせていただきました。

クロックムッシュ
大きく厚切りのパン２枚に半熟卵と焼かれたベーコン。
その上からたっぷりのチーズとソース。
とっても美味しそう。

フォークとナイフでパンを切り分けると、卵が割れとろり流れ出します。
これがなかなか食べるのに苦労します。
マナー違反かもしれませんが、半分に切り分けたら、手で持って、そのままパクリといただくと卵も流れ出さず美味しくいただけます。
ただし、手にはチーズやソースが付きますので、ご覚悟を。

コーヒーも紅茶もとっても美味しい。
特に紅茶は薫り高く優しい味わいです。

青い湖（うみ）に浮かぶ外輪船ミシガンを眺めながら、刻（とき）の流れを忘れいただく食事。
とっても素敵なカフェですね。


【2014/11/17】
大津市なぎさ公園の敷地内に4軒のカフェが並んでます。
この中からショコラさんにお伺いさせていただきました。
訪問は平日の15時。
公園に駐車場（有料）があります。

白板のお洒落な建物。
店内も白い壁紙に木目の美しいテーブルとカウンター席。
窓辺のカウンター席に腰掛けさせていただき、クロックムッシュ（950円・ランチパスポートで500円）をオーダー。

琵琶湖側にはオープンテラスのレイアウト。
お花も美しく飾られていて落ち着いた雰囲気の上に、どの席からでも琵琶湖が眺望できます。
青い空と青い湖（うみ）を眺めていると、料理も到着。

アツアツに溶けたチーズがたっぷり掛けられた厚切りのパンが２斤。
フォークとナイフを使って切ると、半熟の卵がとろりと流れ出します。
カリカリに焼かれたベーコンも挟まれ、一口いただくとケチャップベースのオリジナルソースとチーズが相まって実においしい！

ハイジのチーズとラピュタの目玉焼きパンを一つにした超絶品クロックムッシュ。
これは本当においしい！！
量的に物足りないかと思いきや、しっかり満腹になれました。

この美味しい料理、美しい景色はなかなか味わえない。
また是非もう一度お伺いさせていただきたい素敵なお店と素敵な料理です。

国道1号線を栗東から大津へ向かい、草津を過ぎて南山田の交差点を右折すると直ぐにそのお店は見えてきます。
川沿いの細い道路を進むとあるオモニの味さん。
駐車場はお店の前に４～５台分。

車を停めて正面の入り口から入ると、女将さんが出てきて下さります。
「あれ？何か違うな」とびっくりしてると、女将さんが気付き「お食事ですか？」と。

どうやら駐車場から見える入り口は惣菜屋さんで、食事をする場所はそこから左手奥にあるようです。
歩いて回り込むと「料理」と書かれた表札が掲げられた入り口。

お店に入ると、そこは実にこじんまりとした素朴なお店。
Ｌ字型のカウンター席だけのシンプルな店内は、収容10人前後のこじんまりとしたそれ。

すぐに先ほどの女将さんが来て下さり、お冷やとおしぼりを出して下さります。

メニューはシンプルで分かりやすいスタイル。
大きく二種類で、ビビンバ・クッパの丼系と、チゲ系。
丼系には牛肉クッパ、牛肉トックッパ、石焼ビビンバ、トッポギ、プルコギ、肉丼なと。
チゲ系にはキムチチゲ、スジチゲ、タラコチゲ、スンドゥブチゲ、ユッケジャンチゲから選べます。

メニューは上から下に進むにつれて辛さが増すようで、チゲでしたら、ユッケジャンチゲが一番辛いそうです。

その中から相方は石焼ビビンバ（1,150円）私はスンドゥブ（豆腐）チゲ（1,150円)＆ごはん（小160円）をチョイス。

オーダーするとおかみさんが奥で調理に向かいます。
まず石焼きビビンバが到着。
この大きさにびっくり！
焼き肉屋さんでいただくビビンバの倍以上の大きな石焼き鍋に、たっぷりのご飯と具材。

コチラをスプーンで一気にかき混ぜる事で、蒸気と一緒に香ばしく美味しそうな香りが立ち込めます。
キムチ、ナムル、半熟の目玉焼、ぜんまい、お肉にほうれん草等などが甘辛いタレと絶妙の出会いをして実に美味しい。
半熟の卵を割り絡めていただくと、まろやかになり、また違った美味しさを味わえます。
カクテキとスープも丁度いい箸休めになります。

程なくスンドゥブチゲ（1,150円）も用意して下さります。
こちらもかなりの量。
ぐつぐつと煮え立った状態で来たそれは辛そうでおいしそう。

スンドゥブ（純豆腐）がふんだんに入ったチゲはネギ、筋肉入り。
スンドゥブはフワフワで柔らかく、コチュジャン、唐辛子、ニンニク、ごま油などでできた辛口スープがよく染み込んで絶品です。
フワフワの豆腐と筋肉のコリコリした食感の相性も絶妙。
白ご飯に乗せていただきます。

辛さは上から2番目のチゲ。
これでもかなり辛いですが、同時に美味しさと言うかどこか甘さがあって食べやすいです。
白ご飯は途中からチゲに投入。
そのまま混ぜ合わせていただく方が美味しいですね。

アツアツのチゲを美味しくいただくと、その香辛料から頭頂部から滝のように汗が出てきます。
女将さんが用意して下さったティッシュで鼻をかみながら、ハンカチで汗をフキフキ･･･。
とっても美味しくいただき、お腹いっぱいになりました。

この美味しさは癖になります。
お惣菜も販売されてるし、食べ切れなかったらテイクアウトも出来るそうです。
是非またお伺いさせていただきたい素敵なお店を見つけてしまいました。
とっても美味しかったです。