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（マルルさん撮影）
いよいよ北千住オフ会食いしんぼ探険隊も最終コーナー・・・
締めくくりにふさわしい舞台に選ばれて、
北千住の街の喧騒の中に忽然と姿をあらわしたのは、
マルル黄門さまの意外な隠し玉、
「BARDorambuie（バードランブイ）」です。
マルルさんの得意分野は、デカ盛りだけじゃない！
一人静かにカウンターに腰を下ろし、カクテルグラスを傾ける・・・
そんな信じられない奇跡が起こることだってあるのだ。
似合う、似合わないという問題じゃない！
（いや、マルルさんが似合わないとはいいませんよ）
ま、ともあれ、未知なるドアを開けましょう。
お店に入った瞬間から別世界の雰囲気。
オーセンティックバーの格調あふれる世界が広がっています。
左側がカウンター席、右がソファー席。
カウンターの向こう、
バックバーにはウイスキーボトルがずらり。
さらに、その棚の下とソファー席の後ろには
バカラのグラスのショーケースが・・・
わお！
マルル黄門さま、お店間違えたんじゃないでしょうね？
まずは心を落ち着けて、最初の一杯。
初めてのお店なので、「店名」に敬意を表して
「ドランブイ」をロックでお願いしました。
バカラの重厚なグラス。
ドランブイDrambuieは、
モルト・ウィスキーがベースのリキュール。
ウィスキーに、蜂蜜、ハーブ、スパイスなどが配合されています。
少し甘いリキュールでなので、
食後酒としてもいい感じです。
じつは最初にドランブイを選んだのは理由がありまして・・・
私の大好きな映画のひとつが、
ハンフリー・ボガート、イングリッド・バーグマン主演の
「カサブランカ」という名作。
そのボギーがこよなく愛したお酒が、
ドランブイなんですね。
というわけで、ボギーを気取って、
バーグマンはいないけど、
君の瞳に乾杯！
こちらは、マルル黄門さまの選んだカクテル。
ロイヤル・スマイル。
赤い色が美しくはえる飲み物。
うーん・・・青汁店でのマルルさんの不敵なスマイルが、
亡霊のように蘇えります。
グレナデンシロップの甘さが心地よい一杯。
こちらは、Uターンさんのカクテル。
スカイ・ダイビング。
ブルー・キュラソーの青が美しい。
日本バーテンダー協会カクテルコンペティションで、
1967年のグランプリ作品だとか。
こちらは、よーぜふさんが選んだ
ブルーベリーのフルーツカクテル。
カクテルの味もなかなかですが、
このユニークな形のグラスにも注目！
さて、私の２杯目は・・・
アイラ島のピーティーな（ピート香のある）
シングルモルトをとお願いして、
アードベックをロックで。
球形に削られた氷が
優しくグラスと戯れています。
ところで・・・
ふと気づいたのですが、
こちらのお店のコースターは、
ほかのお店よりも二周りくらい大きめ。
何か理由があるのかな、と思っていたら、
オーナーバーテンダーの梅本裕基さんが、
やおらバカラのグラスをテーブルに並べて・・・
な、なるほど、そんな理由があったのか、とナットク。
しばし、こちらの写真をご覧ください。
ね！
コースターに映ったグラスの影が美しいこと！
なんて素敵なセンス。
お酒の味が、ぐ、ぐーんと引き立ちますね。
さて、美術鑑賞のひとときを終えて、
最後の一杯をどうしようか・・・と梅本さんに相談したところ、
おススメが、こちら。
ドランブイのロイヤルレジェンド。
梅本さんのお話によれば、
日本にあるのは、おそらくこの一瓶だけとか。
そんな貴重なお酒をいただいてもいいのか・・・
と不安になりながらも、
ドランブイで始まった出逢いは、
ドランブイで締めるのが、いちばんふさわしいのでは・・・と。
もちろん、ストレートで。
ヒースの花から集めた蜂蜜（ヘザー・ハニー）の甘みと、
ハーブの香りが絶妙なバランス。
これには、マルル黄門さま御一行も
ただただ、感嘆の声をあげるのみ。
こちらにおわす御方をどなたと心得る！
先の副将軍、ドランブイ公であらせられるぞ。
頭が高〜い。控えおろう。
ちなみに・・・ドランブイとは、
「ゲール語で（満足できる酒）という意味」とか。
究極の一杯を飲みほした北千住オフ会食いしんぼ探険隊は、
大満足・大満腹で帰路についたのでありました。
（マルルさん、幹事役お疲れさまでした！）
（マルルさん撮影）