グルマンじゅんさんが投稿したレストラン アラジン(東京/広尾)の口コミ詳細

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上尾の「すしやのたい悟」店主が大間天然本鮪の中落ちを掻きだしているところ♪

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レストラン アラジン広尾、恵比寿/フレンチ

1

  • 夜の点数:4.6

    • ¥15,000~¥19,999 / 1人
      • 料理・味 4.7
      • |サービス 4.6
      • |雰囲気 4.5
      • |CP 4.5
      • |酒・ドリンク 4.6
1回目

2014/08 訪問

  • 夜の点数:4.6

    • [ 料理・味4.7
    • | サービス4.6
    • | 雰囲気4.5
    • | CP4.5
    • | 酒・ドリンク4.6
    ¥15,000~¥19,999
    / 1人

16年ぶりに訪問した「アラジン」はやっぱり素晴らしい王道のフランス料理でした。

フランス料理のレストラン「アラジン」は1993年に開店しました。
今年で丸21年、22年目に入りましてますます絶好調です♪
恵比寿駅から案外下町的な恵比寿の裏町を15分位歩いて広尾5丁目の
交差点そばの渋谷川沿いのビルの半2階にあります。

こちらのシェフは川崎誠也氏、アラジンをオープンする前は六本木の
名店であるオー・シザーブルでシェフをしていました、前任の
シェフは銀座でル・マノアール・ダスティンを開店した五十嵐安雄氏の
後釜です。五十嵐氏の下からは今や名店となった菊池美升氏のル・ブルギニオン
がありますし、その菊池氏の下でスーシェフをしていた方はは目白に昨年
ル・ヴァンキャトルを開店・・ラブレーのオーナーである山田恵氏
も出身であるオー・シザーブルの開店は1973なので、ホテル以外で
フランス料理が街に出始めたレストランの走りだと思います、この店のビストロ形態が
西麻布ビストロ ド ラ シテです。
まずは数多のシフェ、ギャルソンを輩出した「オー・シザーブル」のマダム関根に
あっぱれです。

今回は恵比寿駅から裏道をゆっくり歩いて連れと来ました・・恵比寿と広尾の狭間は
案外と庶民的でもあります、明治通りではなくて横道の方から半2階にある店なので
階段で上がります。

19:00入店で先客はカップルばかりで3組6名、我々を入れて4組8名でした。
夜のコースメニューは税込サービス料別で¥10000と他はアラカルトです!
考えた末に今夜はアラカルトで行くことにしました、ワインと料理の選択に悩んだ
ので30分かかりました。以下は食べた物、飲んだ物です。

料理

・前菜1 柔らか蒸し鮑にセップ茸添えて、肝のクリームソース(連れ)
・前菜2 鴨のフォアグラとレンズ豆のサンドテリーヌ(私)

・魚類  阿寒湖産のザリガニの軽い煮込み(2人でシェア)

・肉類1 フランス産鴨胸肉のローストポワブラードソース(連れ)
・肉類2 ブレス産小鳩のロースト胸肉と野菜(私)
・肉類3 同じブレスの小鳩の腿肉ローストと、レバー、砂肝、心臓のソテー
     (2人でシェア)

・デセール1 ココナッツ風味のブラマンジェ、マンゴーソース(連れ)
・デセール2 リュバーブのコンポート入りクレームブリュレ(私)

・食後の飲の物 エスプレッソ

酒類

・グラスシャンパン(Ecrevisses aux Girollis)×2@¥1500
・赤ワインフルボトル(Ch.Rauzan-Segla 2002)¥10000を
 21周年記念で21%引きで¥7900でサービス。

まずは最初に少し暑かったので、グラスシャンパンで乾杯です・・少し遅れてから
胡麻の自家製パンと豚肉のリエットが来ました、こちらはアミューズはないのですが
リエットとパンに何らかのワインはフランス料理の定番で、これからの充実した料理の
予感を感じさせます。パンは通常のよい少し塩気がありました!

最初の皿は私がフォアグラのテリーヌにレンズ豆を煮込んだ物を挟んだ料理で鴨の
フォアグラは定番の旨さですが、レンズ豆を挟むスタイルは初めてでした・・少し
アジアン的です。連れの鮑の蒸し料理を少し味見・・鮑は蒸してあるので柔らかくて
やはり鮑は加熱すると旨味が出る貝です、これに合わせる鮑肝とクリームを混ぜた
ソースは絶品です♪ 川崎シェフの本領発揮かなぁ・・

魚料理は阿寒湖産のザリガニが本日は夏の料理として、オンメニューされていたので
1人前をシェアしました、バニラが効いたような茶色いソースで軽く煮込み・・・
品の良い海老の味ですが、コクと風味が違います。

肉料理は私がブレス産小鳩のローストで最初は胸肉とサラダでサービス、ソースは
夏向きに鳩なのに、その「ジュ」とバジルのソースを使用していました、鉄分たっぷり
で旨味のある肉です。
連れのフランス産鴨肉のローストは酸味のかなりたった赤ワインビネガーを使ったソース
で仕上げてあり、こちらも秀逸な料理でした。
次の肉料理は先ほどの小鳩の骨付き腿肉とローストと内臓がレバー、砂肝、ハツ(心臓)
のソテーでした、これは直球勝負の料理でシンプルで、ただただ旨いです。

これらの料理に合わせたワインはマルゴー2級格付の「シャトー・ローザンセグラ」を
選択しました、鴨や鳩にはベストと考えたからです。カベルネソービニヨン66%、
カベルネフラン2%、メルロ32%の葡萄比率、2002年なので抜栓した時は、まだ
香りが固かったけれど、メインの肉料理の頃にはだいぶ香りが出てきて楽しめました。

デザートは私がリュバーブのコンポート入りクレームブリュレで初夏から盛夏にかけて
の酸味の強いリュバーブは梅のような無花果のような味で、ブリュレとの相性は良かった
です。連れは、無難なデザートでココナッツ風味のブラマンジェです、ソースははマンゴー
使用していました、ブラマンジェ=日本語で白い食べ物・・・その通りでした。

サービスも22歳の男性が1人で仕切っていて、22歳とは思えないワインの選択と
客に対する接し方でした、週一日の休みも他のフランス料理店に食べに行って勉強して
いるそうで8月31日の休日は目白のル・ヴァンキャトルに行くそうです。

1つ残念なのは理由は解らないですが四谷の若葉にある姉妹店メゾン・カシュカシュ
本日(8月30日)が営業日最後で閉店するそうです。

ともあれ、アラジンは都内でも稀有な店だと思います・・いつまでも頑張って欲しい店です。
会計は、これだけ食べて飲んで、2人で¥31000です。充分な満足度でした、御馳走様です。

最後に余談ですが、こちらの店はインド料理好きなマイレビュワーさんが皆さん評価している
店です・・「J・D」さん、「J・S」さん、「M・22」さん・・これは偶然ではないような
気がしました。


  • 店の看板

  • 店の入り口

  • 恵比寿アトレ口から広尾方面を見る

  • 入り口のメニュー

  • デザートメニュー

  • グラスシャンパン

  • 御一人様ようのテーブル

  • テーブルセッティング

  • 自家製胡麻パンと豚肉のリエット

  • 鴨フォアグラのテリーヌ、レンズ豆の煮込みサンド

  • 柔らか蒸し鮑、肝とクリームのソース

  • 阿寒湖産のザリガニの軽い煮込み

  • ブレス産小鳩胸肉のローストと野菜

  • フランス産鴨胸肉のロースト、ポワブラードソース

  • ブレス産小鳩の腿肉ローストと内臓(レバー、砂肝、心臓)のソテー

  • リュバーブのコンポート入り、クレームブリュレ

  • ココナッツ風味のブラマンジェ、マンゴーのソース

  • エスプレッソ

  • 店内全景、連れが1人だけです。

2020/11/24 更新

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