グルマンじゅんさんが投稿したFURUKAWAYA(東京/王子)の口コミ詳細

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上尾の「すしやのたい悟」店主が大間天然本鮪の中落ちを掻きだしているところ♪

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FURUKAWAYA王子駅前、王子、飛鳥山/フレンチ、ビストロ、ケーキ

1

  • 夜の点数:3.9

    • ¥10,000~¥14,999 / 1人
      • 料理・味 4.0
      • |サービス 4.0
      • |雰囲気 3.9
      • |CP 3.8
      • |酒・ドリンク 3.9
1回目

2013/04 訪問

  • 夜の点数:3.9

    • [ 料理・味4.0
    • | サービス4.0
    • | 雰囲気3.9
    • | CP3.8
    • | 酒・ドリンク3.9
    ¥10,000~¥14,999
    / 1人

東京城北地区で古典のフランス料理を味わえる稀有な店。

王子駅北口から左側の明治通り沿いに飛鳥山に向かって歩くとすぐの右側に
店はあります、少し先にはビストロ ドゥ マーク オージがあります。
ビルの二階にありまして路面電車と飛鳥山の桜を見ながら食事ができます。

夜のコースメニューが¥4500、¥7000、¥12000とありましてその他にも
豊富なアラカルトメニューがあって前菜が¥1700、魚が¥2700、肉が¥3000
台中心で用意されてます。

調理人はシェフと若い助手の二人体制、メートル兼ソムリエの男性が三田の
コート・ドール出身で一人で頑張ってます、彼曰くですが理想の
サービスは現コート・ドールのメートルである松下氏であるとも言ってました。

そんな訳で、出迎えからして完璧でコート類の着脱も優雅にこなします。
まずは「ムスー」でスタート、料理はアラカルトで前菜→魚→肉に決める。

以下は食べたもの

前菜:リードボーと芝海老のテリーヌドライトマトとシェリービネガー
    のソース

リー・ド・ボーをテリーヌのベースとして芝海老が点々と入ってます。
それを切れ味良いシェリー酢ドライトマトのソースで食すのですが
前菜としては抜群で久々に食べたリー・ド・ボーのねっとりした食感は
何とも言えないです。付け合わせが凝っていて竹の子グラッセ、東京
青梅産の原木椎茸、東京東久留米産の白人参と珍しい野菜ばかりです。

魚料理:さわらのソテーブールブランソース

こちらは一度、林檎の木のチップで燻製をかけてからしっかりとロースト
して、最近は珍しくなったブールブランソースを使用、鰆からの燻製香
とソースからのエシャロットのハーモニーは絶妙です。付け合わせは
海老芋のソテー、オクラと菜の花の素揚げで鰆との相性を考え抜いてます。

肉料理:フランス産鴨のローストソースベリグー

蝦夷鹿のシヴェが売り切れで後ろ髪を引かれたのですが、骨付き子羊の
ローストディジョン風ソースにするか悩んだ末に鴨にしました。
他には上州牛のステーキや牛頬肉のワイン煮込みも用意されてました。

皮目をカリッと焼ききって中身はロゼにしっとりとと焼き上げた鴨に
トリュフなどを入れたソースベリグー、これまたフランス料理の古典です。
付け合わせは、小さな椎茸、アワビ茸、石垣島産のモロヘイヤに似た
ワカメ菜でしたが、前菜、魚、肉のどれも付け合せが違うものでした。

魚からワインをボルドーのハーフボトル「シャトー・レ・トロワ・レトワ2010」
に変えました。鰆の薫香の強さにも、鴨のペリグーにも良くあいました。
葡萄品種はカベルネソービニヨン85%、メルロ15%です。

デザートは甘いものでなく、チーズの盛り合わせにしまた、ハードタイプが
ローズマリーをまとった「コンテ」、青かびは「ゴルゴンゾーラ」、ウオッシュは
「タレッジョ」です。これで残った赤ワインと追加でポートワインを一杯いただく
やはり香りの強いチーズには極甘口のポートがあってますね!

ここでサプライズ・・・メニューにはない「カマスのからすみ」、普通は「ボラ」で
作るものですが、その製法を「カマス」で試したそうです、熟成期間は一年以上・・
ウオッシュタイプのチーズに少し魚香が加わった感じで、ポートとの相性は微妙な
所ですが、こういったものを仕込むシェフの心意気に感動です。

パンですが、今日はライ麦のバゲットと豆乳のロールパンでした。それにバター
オリーブオイル、バルサミコ酢、塩胡椒がサービスされます。自家製だそうで
本当に美味しいパンでした。

今回のフランス料理は色々と考えさせられるものでした、すぐ近くのビストロ ドゥ マーク オージ
のマークボナー氏の料理は真空、低温調理を多用したもので、対するFURUKAWAYA
はフランス料理の古典を踏襲して、さらにシェフなりの工夫を加えたものです。

フランス人ではなく、日本人がフランス料理の古典を守っていく・・・その姿勢に
敬服しました。これほどさように料理に対してはほぼ完ぺきです。

そのうえでの要望は、コースにはアミューズがつくのですが、アラカルト注文の人にも
アミューズをサービスして欲しいです。

あとグラスワインが、泡、白、赤がそれぞれ一種類だけだったので、せめて3種類くらい
づつ用意して欲しかった、あとハーフボトルもあと何種類かあったほうがより良いです。

素敵なサービスなのにサービス料も加算されない・・これからも見守って行きたい
フランス料理屋さんです。御馳走様でした。

  • 王子駅前の都電

  • 店までもうすぐ

  • 店の外観

  • 店の外観・2

  • 店の入り口

  • 店外のメニュー

  • 店内へのアプローチ

  • 窓際の席は予約済

  • テーブルセット

  • ヴァンムスー

  • リー・ド・ボー芝海老のテリーヌ、シェリービネガーとドライトマトのソース

  • テリーヌのアップ

  • 自家製ライ麦のバゲット

  • バター、塩胡椒、オリーブオイルとバスサミコ酢

  • 豆乳のロールパン

  • ワイン、ハーフボトル ¥3400

  • ワイン・2

  • 燻製にした鰆のソテー、ソースブールブラン

  • 鰆のソテーのアップ

  • フランス産鴨のロースト、ソースぺりグー

  • チーズ盛りあわせ、コンテ、ゴルゴンゾーラ、タレッジョ

  • カマスの唐墨・・サービスです。

  • ポートワイン・1

  • ポートワイン・2

2013/04/05 更新

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