2回
2025/09 訪問
定年の祝いに相方との正賓ランチを頂く@この店が社会人へのスタートだった♪
この日は高崎線上野東京ラインの新橋で下車してホテルまで歩いて10分でした♪
外堀通りを渡って、ホテル方向へ
1970年地区の帝国ホテル本館ですが、2030年頃には建て替えがあります。
帝国ホテル本館ロビーにて
フレンチレストラン、レ・セゾンの入口
シャンパーニュは、テタンジェのハーフボトルを抜栓しました♪
テタンジェのハーフボトルアップ(¥10200)、御祝いなので良い酒を飲もう!!
レ・セゾン店内全景
テーブルセット
この日のメニュー内容ですが、アミューズ、三ニャルデセールは記載されていません。
パンはテーブル目の前でカットします。
パンのサービスはフォーク&スプーンで掴むオールドスタイルです。
富士山麓の養殖鱒とコンソメジュレ、トマトコンカッセを和えたものを下に敷いて上には、ピスタチオクリームを混ぜた物を重ねて、氷を敷いた器に埋めて冷やして提供です♪
冷製に仕上げた、とうもろこしのブルーテ(スープの一種)、タプナードトリュフ(オリーブの実とトリュフを細かく砕いた物)と、ポップコーンがスープに入ってます。
とうもろこしと、その髭のべニエ(天婦羅)ですが、揚げ方があっさりしているので「サクサク」と美味しく頂けました。
国産鰻のマドロート(赤ワイン煮)で、フランスの古典料理法でして、ソースは鰻の身を取ったあとの「アラ」と赤ワインから作ります。添え物はアーティーチョーク(朝鮮あざみ)です♪
国産鰻のマトロ―トをアップで!!
グラス赤ワインはボルドーの葡萄品種は「メルロー」主体で「シャトーバラン・ド・ロー」のVV(古木)2015年で、グラス(¥3900)、御祝いなので良い酒を飲もう!!
バランド・ローのボトルをアップ・ヴィンテージワインでも、グラス売りがあるのがホテルの良いところですね♪
和牛イチボのポワレ、西洋葱とトリュフの共演・付け合わせは西洋葱(ポロネギ)で、ソースにはふんだんにトリュフが入ってます。
フロマージュのワゴンサービスは4種類
左から、コンテ、ロックフォール、ブリー、山羊乳(¥2400)
フロマージュに合わせるワインはスぺインに近いフランス西部のジュラ地方のワインで黄色のワインと呼ばれていて甘口です。グラスで¥2900、御祝いなので良い酒を飲もう!ヴィンテージのワインでもグラス売りも有るところがよいところです。
ヴァン・ジョーンヌ(黄色のワインの意味)のボトルのアップ
デセール前に出る「三ニャルデセール」は3種類。
デセールは、そろそろ旬が終わりのメロンと、旬の始まりのシャインマスカットの身と、ベルベーヌ(南米原産のハーブ)のグラ二テ(氷菓)と、マスカラポーネチーズを合わせた物。
デセールのアップ
ハーブティは、100%ミントの茶を選びました。
ミントティーのお供は自家製ショコラ4種類です。
2025/09/30 更新
2013/11 訪問
特別な時に使いたいフランス料理店・・・素晴らしいの一言です!!
帝国ホテル本館中二階にある今年で開業32年目を向かえる老舗と
言っていい帝国ホテルのメインダイニングであるフランス料理店、
朝食を取ることもできます。これは前身である同じ場所にあった
グリルルームからの踏襲です。自分の社会人生活は、前記のグリル
のギャルソンからスタート、店の名前も変わり、リニューアルもしたので
以前の面影はないですが、間違いなくこの場所です。思い出いっぱい・・
今回はちょっとした良いことがあったのでランチで利用させてもらい
ました、8人でなので個室を用意してもらいました。
この会を主催する際に後輩のメートルと2か月前からメニューや酒類の
打ち合わせをしていました・・結局、決まったのが3日前です。
以下は料理メニュー(¥10500のコース)と酒類
・アミューズ1:一口フォアグラムース
・アミューズ2:生姜風味のムース、白ワインのジュレと四葉のクローバ添え
・前菜:茄子と毛蟹に赤ピーマンのソルベを添えて、カニミソのシャンティー
・前菜:グリーンアスパラガスに鰹節の風味を付けたじゃがいものピュレ
キャビア添え、コンソメのソース(1人のみ蟹アレルギーがあった
ので変更)
・魚料理:強火で焼いた黒鯛、海藻バターをからませたじゃがいものエグラセと
ニンニクコンフィを添えて雲丹と貝のジュ
・肉料理:和牛イチボと人参、エルミーヌおばあちゃんが作ってくれたように
・プティーフール7種類
・デセール:タルト・タタン バニラのグラスを添えて
・ハーブティ&コーヒーとショコラ
ワイン類
シャンパーニュ
・ゾエミ ドゥ スーザ ロゼ ブリュ ディスタングNV(¥14400)
・ドゥッツ ブリュ クラシックNV(¥10500)
白ワイン
・プイィ フュイッセ 2010(¥10000)
赤ワイン
・モンテリー 2007(¥9000)
食後酒
・テイラーズ、ヴィンテージポート 1998(¥2200)
・カルヴァドス(¥1800)
ノンアルコール類
・コンコード葡萄ジュース(¥950)
・スクイーズフレッシュオレンジジュース(¥1260×2)
・スクイーズフレッシュグレープフルーツジュース(¥1260×3)
その他
・個室使用料(¥21000)
まずは御祝い事なのでシャンパンロゼで乾杯、ここまでの準備に結構な神経
を使ったので、ほっとしました。アミューズ1品目は一口フォアグラムース・・
ムースとは行っても結構な身の詰まり方でテリーヌをダイス型にに切った物
でした。濃厚なフォアグラの風味&甘味が口中に広がる・・幸せです。
アミューズ2品目は、生姜風味のムースですが、べースはクリーム以外は判別
出来ずで、上に白ワインのジュレが乗せてあり更に四葉のクローバーを飾って
レモングラスを乾燥させたものを乗せてました。
かなり生姜が前面に出ていて、レモングラスを使うのは東洋を感じます、慶事
なので飾りは四葉のクローバー・・・最近は栽培をしているそうです。
続いて前菜に入る前にアレルギーの有無をメートルに聞く・・1人だけ蟹アレルギー
があったので変更、フレキシブルな対応です。
毛蟹の身と、火入れして冷やした秋茄子、赤ピーマンムースのシャーベット、
カニ味噌のシャンティで飾る・・赤ピーマンムースはシャーベット状になっている
のでコート・ドールのものとは少し違っていて、これはこれで良かった
です、蟹ミソをクリームシャンティにしてあって不思議な美味しさです。
少しずつ食べていると、メートルの薦めで「全部混ぜて食べると美味しいです・・」に
従って混ぜて食べると、赤ピーマン、毛蟹、蟹味噌、秋茄子、クリームの味が
重層になって陶酔するような美味しさです。ネパール料理で食べる「ダルバート」と
同じで混ぜると美味しくなる・・フランス料理でも理屈は同じです。パンも自家製で
胡麻入りのパンとバゲットの小型の物二種類・・調理場裏にパン工房があるので
間違いなく正真証明の自家製です。バターは無塩バター使用!
ここまではシャンパンニ種で合わせました、続いては魚料理、黒鯛のポワレです
ワインを白ワインに変えました。強火で皮目をカリカリに焼いて下には雲丹と貝の
ジュを泡立てた物、海藻バターを絡ませたジャガイモやニンニクのコンフィを添えて
ある・・これに合わせてサービスされたパンが四万十川の「あおさのり」を練りこんで
焼いた魚料理専用のものです。料理は完璧なフランス料理ですがなんとなく懐かしい
感じがするのは「あおさ海苔」によるものと思います。
ワインをブルゴーニュの赤ワイン「モンテリー2007」に変えて、メインデッシュの肉料理
和牛いちぼと人参、エルミーヌおばあちゃんが作ってくれたように・・・これはシェフの
出身地である、フランスシャンパーニュ地方ののレストラン「レ クレイエール」でシェフを
勤めたティエリー ヴォワザン氏のおばあさんの料理らしく作ったそうです。
ステーキ焼いた和牛イチボは焼き方はアポワン(ミディアムレア)指定、ソースは肉のジュ
主体とシンプル、付け合せは金時人参のグラッセとピュレ、肉と共に人参を美味しく食べ
させる料理でした。合わせたピノノアールの赤ワインは相性バッチリです!!
デザートに移る前に一人あたり七個のプティフル・・・どれも丁寧に作られていて美味!!
目でも楽しめます、デザートは伝統的なフレンチの物で「タルトタタン、バニラアイスクリーム」
りんごのタルトで、リンゴをバターで焼きすぎて砂糖がカラメルになり黒くなった・・もともとは
そんな偶然からできた調理法らしいです。これにシンプルなバニラアイスクリームを
乗せるのは文句のない旨さ・・・紅玉リンゴの酸味がポイントです。
最後にハーブティーに自家製ショコラを3種類、アルコールは一人はカルヴァドス、
もう一人はビンテージポートで締めくくりました。
あまりにも身近にあって人気もあるのに、あえて避けていた「レ・セゾン」・・旧知の
スタッフの素晴らしい心使いと本気な接客で楽しく、心に残るランチとなりました。
本当にありがとうございました、御馳走様です。
前菜・アスパラガスとジャガイモのピュレに鰹節風味、キャビア添え
帝国ホテル本館
帝国ホテルフロントロビー
レ・セゾン入り口
営業時間案内
メニューの表紙
本日のメニュー
個室飾り皿
飾り皿
アミューズ、一口フォアグラムース
アミューズ二品目
パン二種類
前菜・茄子と毛蟹に赤ピーマンのソルベを添えて、カニミソのシャンティイ
白ワイン、プイィ フュイッセ
魚料理・強火で焼いた黒鯛 海藻バターを絡ませたじゃがいものエグラセとニンニクのコンフィを添えて 雲丹と貝のジュ
魚料理のアップ
魚料理用のパン、四万十のあおさのりが練りこんであります。
ブルゴーニュの赤「モンテニー」
和牛イチボと人参、エルミーヌおばあちゃんが作ってくれたように
和牛イチボのアップ
プティフール・1
プティフール・2
ショコラ3種類
ケーキカットしました。
デザート・ブラマンジェ
ハーブティ
食後酒のワゴン
ビンテージポート
ワインエチケット入れ
シャンパンロゼ
シャンパン
白ワイン
赤ワイン
2020/11/24 更新
令和7年9月21(日)・都内(千代田区)長男のレストランウェディング
以来、12年ぶりの2回目利用。
定年退職したのは3年前で、その頃は新型コロナが5類になってなくて
色々とレストラン利用に規制が有りましたが、ようやく落ち着いたので
3年遅れで定年のお祝いでランチのドレスコードがある正賓利用です♪
その3年前に定年食事会をしていない人がコロナ渦3年と少しだったの
で結構な人数が居て、やっと自分の順番になったのですね♪
ドレスコードは男性はスーツにネクタイ着用で女性はドレスが理想です
が、持ち服が無いので、それなりのスーツ着用で出かけました。相方と
2人でですよ♪
1982年某月に「レ・セゾン」は当時としては珍しい本格的フランス
料理店として開店しましたが、それまでは同じ場所に本館建設と同時に
開店した「グリルルーム」という肉料理専門店でホテルのメインダイニ
ングも兼ねていたので朝食のサービスもしていました。もう、45年前
になりますが記憶は鮮やかで、まさかサービス受ける側になるとは思い
ませんでした。そうです・・グリルルームが最初の配属された職場なの
でした♪サービスの基本を学んだのです。ギャルソンと言えば格好良い
フランス語ですが、当時はウエイター又はボーイさんなんて、呼ばれて
いました。嫌だったが本音・・・
ウエイターはまだ良いですが「ボ~~イ!!」なんて呼びつけられるは
正直に言えばあんまり好きでなかったが本音です♪ そしてギャルソン
なんて格好良い呼び方は最近な気がします。そんな若い頃の思いで達が
走馬灯のように浮かんでは消えていきます・・・それと和牛神戸ビーフ
のフィレが200㌘で¥7200だったこと、初任給が10万位の時の
はなしですよ♪
それと余談ですが今を時めくフランス料理店三國のオーナー三國清三が
生意気で仕事を干されて鍋洗いに居たのが、この場所で、レストランは
故・村上信夫氏が直轄の現代フランス料理でした。何れにせよ45年前
のことです・・・
話題休閑(それはさておき)
今日、頂く料理は¥17000の、アミューズ、デセール含む,5皿の
コースですが今時としては高くは無いと思います。
因みに税金、サービス料込みです♪
*その内容は以下の通りです。アミューズ→前菜→魚料理→牛肉料理→
デセール→コーヒーで、オプションにデセール前に、フロマージュ→
デジェスティフ(甘口ワイン)です♪
詳しい料理説明は写真の方に書いてあります♪
*和牛入りランチコース 17000(税金&サービス料込)
*アミューズ
・富士山麓伏流水で養殖した鱒とコンソメジュレ、ピスタチオのクリーム
で和えた物
*前菜
・冷製に仕上げたとうもろこしのブルーテ タプナードトリュフ
とうもろこしのベニエを添えて
*パン4種類(ワゴンでカット)
・ライ麦入りバゲット、青海苔入りパン、発酵時間の長いバゲット
くるみパン(フロマージュ時)
*魚料理
・国産鰻のマトロ―ト アーティーチョーク(朝鮮あざみ) の
パリグールを合わせて
*肉料理
・和牛イチボ肉のポアレ 西洋葱とトリュフの共演
*フロマ―ジュ盛り合わせ2人前(オプションで@2400)]
・ロックフォール(青かび)・コンテ(ハード)・ブリー(白かび)
山羊乳フロマージュの4種
*ミニャルデセール
・バニラ風味のマカロン、ヌガー等3種類
*デセール
・メロン、マスカット、マスカラポーネの一皿 爽やかなベルベーヌ
(南米原産のハーブ)のグラ二テ
*食後の飲み物
・ミントティー(ハーブティー)
*お茶のお供のショコラ
・自家製ショコラ4種
*酒類(ワイン)
・シャンパーニュ テタンジュ ハーフボトル(¥10200)
シャンパーニュ地方
・ビエーヌ べ―ニュ シャトーバラン ド ロー 2015
グラス(¥3900)ボルドー地方
・アルボワ バン ジョーヌ グラス(¥2900)ジュラ地方
アミューズからデセール迄大きな皿で5皿、オプションでチーズを
4種類2人共盛り合わせて(¥2400×2)デセールはアシェット
以外のミニャルデセール(小菓子)ミントティには自家製ショコラ
を合わせるなど、いたれりつくせりの3時間ランチでした。
サービスもワゴンでパンを切り出してのサーブから始まって優雅な
ギャルソンの身のこなしは素敵な物がありました。魚料理に鰻利用
は珍しいですが、フランス人は所謂「蒲焼」みたいな食べ方は無い
ですが色々な工夫をして食べますが、今日のはそんな1品です♪
前菜のとうもろこしのブルーテは、冷製スープで、スープの中には
ポップコーン、タプナードトリュフ、別添えでとうもろこしベニエ
(素揚げ)がひげ付きで有って、これがとってもおいしよん!!
和牛イチボ入りのコースでしたが使用したソースは王道のトリュフ
入りの赤ワインソースでした! イチボは牛肉の中でも脂と赤身の
バランスが良くて私的に大好きな部位であります。
デセール前のフロマージュは私的になくてはならない物でして4種
盛り合わせにしましたがウオッシュが無いのが残念でしたがコンテ
の産地がフランスの西外れのジュラ地方だったので、甘口ワインを
合わせるのが定番で選んだのは黄色のワインと呼ばれているヴァン
ジョーヌをグラス(¥2900)でお願い、ポートワインでも良い
ですが中々置いてあるところが少ないジュラ地方の甘口に決定!!
デセールは季節が終りに近いもメロンと、季節の始まりのシャイン
マスカットの果実とグラ二テに、マスカラポーネチーズを合わせた
デセールでこの組み合わせのマスカラポーネは上尾の大好きな寿司
の「すしやのたい悟」で提供していた、マスカラポーネ、汲み上げ
湯葉、生うにの合わせた物を頂きましたが甘いか甘く無いかの違い
でして同じアイデアに感じました♪
ミニャルデセール(小菓子)がデセールの前に出るサプライズ有り
通常の三ニャルの時にはショコラのサービスで此れは、ミントティ
と特に相性が良かったです。
2005年に着任したフランス人シェフの「ティエリーポワザン」
は15歳から料理業界で働いている奇才なので彼をシェフに向えた
帝国ホテル食堂&酒場部には先見の目が有ったという訳です♪