2回
2015/09 訪問
お料理も雰囲気も素晴らしいお店
シルバーウィークのなか日に、予約をしてランチに伺いました。
美味しい会席料理をリーズナブルな価格で頂けるお店はなかなかないんですが、こちらはその数少ない貴重なお店。
しかも由緒ある建物で趣があり、上野公園内にあるだけに窓からの景色も素晴らしくて。
大きなガラス窓に面したカウンター席(掘りごたつ式で脚が伸ばせるのがありがたいです)から見える木立を眺めながらの食事は、趣があって素晴らしいです。
(個室の方は各々ラブリーなお庭付)
特に桜の時期は、篝火に浮かぶ夜桜が最高です。
この日は花籠本膳を頂きました。(休日で混んでいるので、お席の時間は1時間半とのこと。料理の内容によって時間が違うようです。)
一の膳、二の膳、三の膳と、出て来るたびに気分が上がります。
特に二の膳の花籠は、細々としたお料理がたくさん詰め込まれていて見た目も美しくて楽しいし、美味しい物が少しずつとたくさん食べられてとてもハッピー♪
カウンター席を担当されている着物姿の女性お2人が料理の進み具合に気を配っていて、食べ終わるとすかさず厨房に連絡をしているので、いいタイミングで次のお料理が出てきます。
話に興じながら食べていたら、最後の方がちょっと慌ただしくなってしまいました。
(特に急かされたりはしませんが)
こちらのお店なら友人を連れて来ても喜ばれること間違いなし。
和食でどこかいい所、と思った時に、頼りになるお店です。
一の膳。茶碗蒸しはユリ根入り。左端の鮪の山掛けには玉子の黄味がちょこんと載っているのが嬉しいです。
二の膳の花籠
三の膳①。豆ご飯の素は、入口で購入することができます。
三の膳②(デザート)。ヨーグルトのムースと麩饅頭
2015/10/04 更新
金曜の夜に予約をして伺いました。
今の時期はお花見月間につき、コース料理は¥7500の特別コースのみとのことでした、
予約の電話をした時は20時からしか席が空いていないと言われ、席の指定もできないとのことでしたが、時々小雨が降る寒い日だったのと今年は開花が昨年ほど早くなかったせいもあってか、20時以降はとてもすいていて、板張りのテラスに炊かれた篝火をほぼ正面に望む、とてもいい席に座ることができました。
桜がまだ一、二分咲きだったのが残念でしたが。
ドリンクはソーヴィニヨン・ブランをグラスで。
お料理は鮮やかな黄色の器に盛られた煮こごりから始まって、どれもそつなく美味しかったんですが、もう一度食べたいと思うような飛び抜けて素晴らしい印象のものはなかったかもしれません。
とは言いつつ、トリ貝と一緒に酢味噌和えになっていた、抹茶風味のお麩の抹茶味がとても濃厚で美味しかったり、湯馬刺しや、デザートのお豆腐で作った苺の杏仁豆腐など、お豆腐関係のものが特に美味しかったような気がします。
(昔はお豆腐料理専門店だった記憶があります。その名残かも。)
こちらではランチの花籠膳が、色々なものが少しずつ食べられて、見た目も華やかで楽しいし、締めのご飯が豆ご飯なのもよくて、自分の好みに合っているような気がします。(価格もリーズナブルでお得感有り)
ただ、歴史ある建物内でお酒やお料理を頂きながら、篝火越しに夜桜を楽しむというシチュエーションは格別なので(今年は桜には早すぎましたが)、桜の季節は夜もお勧めです。
また近々ランチにお邪魔したいと思います。