rosanjin-Bさんが投稿したGIGLI(宮崎/宮崎)の口コミ詳細

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移転GIGLI宮崎/イタリアン、ワインバー、フレンチ

1

  • 夜の点数:4.0

    • ¥6,000~¥7,999 / 1人
      • 料理・味 4.0
      • |サービス 4.0
      • |雰囲気 3.5
      • |CP 2.5
      • |酒・ドリンク 3.0
  • 昼の点数:4.0

    • ¥4,000~¥4,999 / 1人
      • 料理・味 4.0
      • |サービス 4.0
      • |雰囲気 3.5
      • |CP 3.0
      • |酒・ドリンク 2.5
1回目

2014/10 訪問

  • 夜の点数:4.0

    • [ 料理・味4.0
    • | サービス4.0
    • | 雰囲気3.5
    • | CP2.5
    • | 酒・ドリンク3.0
    ¥6,000~¥7,999
    / 1人
  • 昼の点数:4.0

    • [ 料理・味4.0
    • | サービス4.0
    • | 雰囲気3.5
    • | CP3.0
    • | 酒・ドリンク2.5
    ¥4,000~¥4,999
    / 1人

宮崎の味覚に迎合しない、本格しっかりイタリアン

数年前から時々訪問していたが、レビューを書くのを忘れていたかなりお気に入りのお店。
橘通あたりの繁華街のスーパーマルショクから大通りへ出る道すがらの2Fにある。
ちょっとわかりにくいが、看板を頼りに行けばすぐにわかると思う。

大阪のビジネス街によくある、狭い店舗ながらもキチンとした内装のイタリアン、といったところ。
階段は少し急なので、飲み過ぎた帰り道は十分に気をつけたい。

中は、道路側の日差しの入る2人用テーブルの多いエリアと、
奥まった4人掛けテーブル主体のエリアにわかれる。
夜ならば、どちらでもあまり違いはないが、
奥のエリアは店員さんのウォッチが少々行き届かない面があるので
できれば窓際の方が良いかもしれない。

ランチは、1500円、2500円、3500円と三種類。
一番高いコースは、暖かい前菜が追加された前菜2~3皿、
さらにパスタと、メイン2皿?と、かなり皿数が多い。
夜もそうだが、この店は全体的にポーションが大きめなので、
最近少食気味の自分には分量的にこれはムリ。(笑)
先日は2500円のコースを注文した。
前菜4種盛り+パン+パスタ+メイン+デザート+ドリンクの構成。

前菜は、
・ちゃんとつくった小さなレタスサラダ
・自家製?レバームース?のカナッペ
・白菜の暖かいエスプーマ
・魚の南蛮マリネ?
といった感じ。
マリネはさほどの味ではなかったが、サラダもちゃんとビネガーと塩を利かせて
調整してあるもので、パルミジャーノの風味も良くまずまず。
レバームース?(パテにしては柔らかかった)はなかなか美味しく、
極小カプチーノカップ?に入ってくるエスプーマ?フォーム?が珍しく面白い味で、
また暖かみが皿のアクセントになっていて満足できる一品であった。

この店は、宮崎の客層に迎合することなく、シェフのいろいろな冒険?的試みを
楽しむことが出来て嬉しい。

次のパスタは、サンマと茄子のパスタと、
桜〇〇鶏の白ワイン煮込みを使ったアサツキとのパスタ。
これが両方ともかなり美味しい!

麺がアルデンテなのはもう当然のこととして、
味わい、風味、完成度といい、宮崎ではなかなかお目にかかれない味である。
特に鶏の方。大盛りにしておいて良かった!(^O^)/
都会の一流店と比べるとまだまだかもしれないが、宮崎ではかなり上位に入るパスタと思う。
パスタのポーションは少なめなので、パスタ好きの人は大盛りで頼む方が良いだろう。

メインは、頬肉の赤ワイン煮込み。
頬肉の煮込みとしてとっても柔らかく、味が染みていてスタンダードなソースも美味しく
イタリアンのメインとして十分に満足できる出来。

しかし、これがタダの皿ではなかった。
少し大きめのポーションの肉も嬉しかったが、基本のソースの他に、
カボチャのソース、そしてナッツ類?のパウダー?と一緒に、
酸味の利いた長ーい薄切りカボチャのヴィネガー風味の付け合わせと一緒に、
真っ黒な大きめの平皿にて出されてくる。
このときの皿の黒と、頬肉のワインレッド、そして鮮やかなカボチャのオレンジラインは、
特筆に値すべき景観であった。
味の組み合わせとしても、カボチャのソースの甘みと少しちがった風味が
煮込みのソースに僅かなアクセントを加えるのもよかったが、
それ以上に、ヴィネガーの利いたカボチャの千切りと一緒に食べたときの
意外性のある組み合わせと味がまた楽しい!

それほど食べ歩いているわけではないので不勉強ではあるのだろうが、
宮崎で「驚かされる料理」というのは中々無かったのだが、
ここでは久しぶりにそれを楽しむことが出来てとてもうれしかった。


正直言って、宮崎県民の味覚はかなり特異である。
かなり甘くがっつりと大雑把な味じゃなと、一般県民には受け入れない傾向が強い。
(野菜やフルーツが、本当に甘いからなんだろうね。
 あとは、焼酎に合う強い味じゃないと、ということかと思う。)

なので、他県から意気揚々とやってきても、
年数が経つにつれて、宮崎の味覚に迎合して、甘め、塩胡椒しっかり目、
コスト重視の凡庸なメニューにどんどんなっていってしまう店が多いのが、宮崎の外食店の実情。

しかし、ここのシェフはそんな宮崎ナイズされずに、
マーケットの傾向をまったく無視したような頑固さ(笑)で、
最初の頃と変わらない創作的要素の失われないメニューを出し続けているようで、
たいへん嬉しい限りだ。


個人的に、イタリアンのメインというと、よほどの高級店で食べない限りは、
「前菜、パスタまではすごいものがあるけど、メインはまあまあかな」というのが
多い傾向があるように思う。(大阪や東京でも。逆にフレンチはメインが勝負かと。)
それを、ここ宮崎で完全に凌駕するメインの出来と言える。
ランチを頼む人は1500円のパスタ?コースではなく、メインのあるコースがかなりオトクだ。

出てくるパンも、ちゃんとしたフォカッチャと、
フェンネルシード?入りの変わったグリッシーニでアクセントのつけ方も面白かった。


デザートは、栗のティラミスと言っていたが、自家製ティラミスに栗をまぶしたものかと。
これはまあまあ。


そう言えばここの店員さん、長らく?イタリア人ハーフのような
宮崎では珍しい超絶イケメンさんだったのだが、女性に変わっていた。
しかし、これまたファッションモデルのようなかなーりかわいらしい女性で、
ちょっと見は感じ悪そうに見えなくもないが、実は慣れていないせいらしく
本当は性格の良さそうなかわいらしい女性で、とても好感が持てた。
グラスワイン用のワインボトルをテーブルに放置していくサービス?には戸惑ったが(笑)、
全部勝手に開けてしまうのもかわいそうなので、ちゃんとおかわりをお願いして注いで頂いた。

当日は、他のお客さんが高齢者の女性が2組だけだったが、
この女性目当てで通う人も、今後増えるのではないだろうか。(笑)
それだけの価値はあるお店である。


■問題点

しかし、このお店にも二つだけ問題がある。
一つは、グラスワインが高め(\700~\1300?くらい)な割に、
それほど美味しいものが無い、ということだ。
グラスでは、例えば近所の Buho の方が安くて美味しいものがいろいろたっぷりいただけるだろう。
(2種類の中から選べるのは良いが、量も多くはない。)

そして第二の問題点は、そんなワインなのにもかかわらず、
食事が美味しすぎるのでついついたくさん飲んでしまい、支払が高額になってしまうことだ(笑)
旨い食事に合うとどうしても止まらなくなってしまう。

以前、夜に訪問したときも思ったのだが、
この店は最初からちゃんとボトルで白と赤を頼んだ方が良いと思う。

あとは、もうちょっと、前菜で冒険して欲しいかな?w

■最後に

料理の内容や内装、店員さんの選び方から見ても、
ここのオーナーシェフは相当なこだわりを持った人と推察する。
そのこだわりを今後も絶対に捨てないで、長く店を続けていって欲しいものである。

(訪問回数 数回以上)

2014/10/15 更新

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