-
蒲焼きセット
{"count_target":".js-result-ReviewImage-9130859 .js-count","target":".js-like-button-ReviewImage-9130859","content_type":"ReviewImage","content_id":9130859,"voted_flag":false,"count":14,"user_status":"","blocked":false}
-
蒲焼き
{"count_target":".js-result-ReviewImage-9130914 .js-count","target":".js-like-button-ReviewImage-9130914","content_type":"ReviewImage","content_id":9130914,"voted_flag":false,"count":15,"user_status":"","blocked":false}
-
蒲焼きの身の部分
{"count_target":".js-result-ReviewImage-9130866 .js-count","target":".js-like-button-ReviewImage-9130866","content_type":"ReviewImage","content_id":9130866,"voted_flag":false,"count":12,"user_status":"","blocked":false}
-
白焼き
{"count_target":".js-result-ReviewImage-9130863 .js-count","target":".js-like-button-ReviewImage-9130863","content_type":"ReviewImage","content_id":9130863,"voted_flag":false,"count":12,"user_status":"","blocked":false}
-
白焼き断面
{"count_target":".js-result-ReviewImage-9130867 .js-count","target":".js-like-button-ReviewImage-9130867","content_type":"ReviewImage","content_id":9130867,"voted_flag":false,"count":13,"user_status":"","blocked":false}
-
肝がまるまる1個食べられるお店は少ない
{"count_target":".js-result-ReviewImage-9130868 .js-count","target":".js-like-button-ReviewImage-9130868","content_type":"ReviewImage","content_id":9130868,"voted_flag":false,"count":12,"user_status":"","blocked":false}
-
広々とした店内,左手奥にもまだ座敷が続いている
{"count_target":".js-result-ReviewImage-9130909 .js-count","target":".js-like-button-ReviewImage-9130909","content_type":"ReviewImage","content_id":9130909,"voted_flag":false,"count":12,"user_status":"","blocked":false}
-
全景
{"count_target":".js-result-ReviewImage-9130910 .js-count","target":".js-like-button-ReviewImage-9130910","content_type":"ReviewImage","content_id":9130910,"voted_flag":false,"count":12,"user_status":"","blocked":false}
-
七福神庭
{"count_target":".js-result-ReviewImage-9130912 .js-count","target":".js-like-button-ReviewImage-9130912","content_type":"ReviewImage","content_id":9130912,"voted_flag":false,"count":11,"user_status":"","blocked":false}
-
時間あったら七福神へお参りするもよし…
{"count_target":".js-result-ReviewImage-9130913 .js-count","target":".js-like-button-ReviewImage-9130913","content_type":"ReviewImage","content_id":9130913,"voted_flag":false,"count":10,"user_status":"","blocked":false}
-
ミヤギケンタウルスは実はここに飾られていたのだ。2010年03月
{"count_target":".js-result-ReviewImage-9130923 .js-count","target":".js-like-button-ReviewImage-9130923","content_type":"ReviewImage","content_id":9130923,"voted_flag":false,"count":10,"user_status":"","blocked":false}
1998年4月後半に『うな貴 本店』を見付けて以来足繁く通うようになった。とは言ってもその頃は年3〜4回,それまで裏方で頑張っておられた今の親方が表舞台に出てきたのは2000年9月からであった。『うな貴』3代目の誕生である。それまでは『裂き』職人として「普通の鰻職人が一生涯に裂く量の数倍は裂いたでしょう」と言う事だった。だから氷締めしていない元気な鰻を活きたまま手早く裂く事の出来る数少ない職人でもある。
・皮のヌメリがない事。
・骨がない事。
・泥臭い,または鰻独特のナマ臭くない事。
が自分からすれば美味しく食べられる3条件と思っている。実はこの3条件を満たした鰻は全国の鰻を食べ歩いてみて自分にとっては皆無であった。だから3代目の鰻を初めて食べた時に『オオオーッ!!!ヽ(*゚∀゚*)ノ』と感激したのを覚えている。其れ以来週一となった。
鰻の『タレ』はどんな事があっても命に代えてでも守るもの…と長い間思って来たが,親方から言わせればそんなのは愚の骨頂であって『タレ』はいつでも一から創れなければならないと云う事である。云われてみればその通りであり,合理的である。
七輪さえも手造りのものであり,あとは炭の加工技術である。高温で遠赤外線が沢山出る様に工夫されている。それはアルミの調理器具を溶かしてしまった事もあった。その高温&遠赤外線により,骨はパリパリとした食感に変わり,ヌメリや臭いのない焼きが出来るようだ。もっとも,東北地方に入荷して来る鰻自体が品質があまり良くなく,焼き方で工夫して提供するしかなかったようだ。「(焼きが)キツくてすみません」と提供された事もある。それでも流通業界にも精通している親方,今は直接各地の良質の鰻を仕入れている様である。「でもね,質の良くないものもたまには仕入れなくてはならないんですよ。お客さんには出せませんが」
さて,前置き長くなってしまったが,『うな貴 秋保店』は2007年秋にオープンしている。それから3年,昨年12月から親方はこちらに移られて来て,ここが『うな貴』の本拠となっている。酸素を入れて袋詰めされて運ばれて来た鰻を生け簀に放し,数日間かけてストレスをすっかり取り除いてから調理に入る。1から10まで品質管理が徹底している事がこの美味しさの秘訣であろう。その証拠に「うなぎのシャブシャブ食べた事ありますか??」「!!??寄生虫や雑菌であぶないのでは??」「それが…処理して…すると大丈夫なんです」と。美味しかったのは言うまでもない v(^^)v
さて,今日はここに来れば全行程親方の手の入った鰻が食べられるとばかりに勇んでやって来る。広い広い敷地,何度か改装して今の様になっている。七福神のお出迎え,手を合わせてお祈りしよう。お昼時は結構混むので時間帯外して行けば,いつまでも寛げる。
いつもの様に奥さんが笑顔で出迎えてくれる。蒲焼き大きいの一尾と白焼き,やはり大きいの一尾を注文,麦茶を飲みながら話しに花が咲く。BGMはアブラゼミとミンミンゼミの大合唱,あ〜,夏なんだなあと実感させてくれる。クーラー入れてなくとも東から西へ涼しい風が優しく通り過ぎて行く。
さて,蒲焼きと白焼き,店員さんが用意してくれる。オウァ〜っ!! 美味そう 。゚(゚^∀^゚)゚。 『味のバランスが取れている』ってこういう事いうんだろうな。「甘くもなく辛くもなく」とは親方の口癖であるが,そのタレはグラデーションが広く緻密であり,鰻の味を邪魔していない。ショウガの味が気付かない程に隠し味として使われている。タレで鰻を食べさせるのとは全く正反対であり,タレなしでも充分イケる。その証拠に白焼きを何も付けずにガブリっと,うっすらとした塩味と身から出る旨味とが舌の上で溶け合い,絶妙な食感と共に襲って来るのである。氷締めしていないから裂いた時に血が殆ど出ない,高温&遠赤外線により血の臭みはなくなり,その塩分が閉じ込められる…という寸法なのであろう。ロウの様に真っ白で,「冷めないうちに早く!!早く!!」とせっつかれながら食べ〝なければならない〟白焼きとは雲泥の差である。これはもちろん冷めても美味しいし,肝吸いも,肝が丸ごと1つ。『鰻を半分に裂く時に肝も半分になってしまうのでは??』ここは裂きの技術,親方に敵う人はなかなかいないだろう。
親方自身が自然の食材しか受け付けない体質?? のようで,ここで供される品々は当然ながら自然の食材。天然鰻は?? となると当たり外れが多く商売としては成り立たないそうな。昔自分自身登米市に住んでいて,東◯亭でよく天然食べた事を思い出した。なるほど。あの辺りは天然ものよく釣れて,知り合い宅にお邪魔の時など,家庭の『鰻料理』を戴いたりしたものだ。106cmの鰻釣れた時は話題になったりしていた。
鰻の稚魚が少なく,異常な高騰が続いているとか。今後もしばらくは受難の時期が続くかも知れないが,今の時代なかなか値上げも難しい。ただでさえCPは高い方なので,あまり無理せずやって欲しいと思う。
余談になるが,仙台市民ならどこかで必ずお目にかかっている『ミヤギケンタウルス』実はしばらくここに飾られていた事がある。経緯は省略するが,今は隣の納屋の中,またお目にかかれる日もあるかも知れない。
ありがとう。ご馳走様。
何やかんやと200レビューに,ここまで来れたのはひとえにレビュアー様方々の温かいご指導ご鞭撻があったからこそ。心から深い感謝の意を表する,本当にありがとう。そして今後とも宜しく!!σ(^^;)