2回
2023/05 訪問
和とフレンチの神融合、最高峰への視界良好
熊本県熊本市、若干25歳のシェフですが、東京での修行を経て、熊本の地でオリジナリティの高いフレンチを作り続けていらっしゃいます。
以前は住所非公開フレンチということで営業をされていましたが、ついに移転し、新しい城を構えられました。
席数は以前より減っていまして、ランチはなくなり2回転営業。
ただし、満席にもしないようで、この日も席に余裕がある状態でした。
予約自体はかなり先まで埋まってきているようなので、御注意あれ!
イケメンで若いシェフとソムリエの方の素敵なタッグ、百戦錬磨ですので、サービス面もバッチリです。
メインのカトラリーと飲み物のメニューは引き出しの中に入っています。
コースは12,000円、ペアリングが8,000円という設定で、今回はペアリングでお願いをしました。
日本酒もラインナップされていたので、日本酒も含めてのペアリングをお願いしました。
ちなみにお会計は22,000円、税別ですが、サービス料を取らないのだなと感心しました。
シャンパンからスタートし、前菜は天草の紫雲丹と烏賊のコンビネーションと、インカのめざめを使った品。
特に烏賊は2つの食感を混在させており、甘みが十分に引き出されていて美味。
ペアリングは1品に1杯なので、ぐいぐい飲み進めることができますね。
続いて天草大王のフラン、火入れが巧みでして、柔らかき旨みの塊です。
白を合わせて頂きましたが、バッチリ。
続いて蛍烏賊は春巻きにして提供されます。ここは日本酒か?と思ったのですが、ロゼを提供されまして、驚くほどマッチ。
蛍烏賊の旨みが詰まっているこちらの品、フレンチとは全く別のアプローチですが、まさにifを体現しているようなお皿です。
木の芽のソースも香りが良く、お酒と合いますね~。
続いて鰯の節が天草にあるようで、それをお出汁でいただきました。
通常はペアリング対象外とのことですが、日本酒を所望しましたので、日本酒を合わせてくださいました。
落ち着く一皿。
ブリオッシュは手作りで焼き立て、塩気とバターのリッチ感が激旨。
そして、石鯛は蕗味噌のソース。こちらはパリッとしていながら、中はレア。
これは美味しすぎる…コースの中でもここからギアが上がった感じ。ワインもリッチな感じに移り美味。
猪はこれまで食べた猪でもトップクラス。繊細で猪の良いところだけに濾過したような肉…素晴らしい。
ここの赤ワインはカナダのものでしたが、ちょっと変わった味わいのワインでしたね。
最後には米(笑)木の芽をたっぷり使い、かつ炭火の香りが強い帆立を使ってあり、ついついお代わりしてしまいましたよ。
こちらは貴醸酒をペアリング頂きました。
スイーツはチーズケーキではなくなっているのですね。だが、ギアが上がっているのでさっぱり〆させてくださるのは嬉しいですね。
器にもこだわっていらっしゃいまして、見た目も美しきコースがこのお値段なのは奇跡に近いです。
熊本にこだわった素材も素晴らしく、久しぶりの訪問でしたが、大満足のお伺いになりました。
予約が取りにくいのが難点になりそうですが、ほぼ休みなしで営業をされるようなので、また早めのタイミングで再訪したいですね!
2023/05/12 更新
熊本県熊本市、若干20代のシェフですが、東京での修行を経て、熊本の地でオリジナリティの高いフレンチを作り続けていらっしゃいます。
以前は住所非公開フレンチということで営業をされていましたが、ついに移転し、新しい城を構えられました!オープン直後に行って素晴らしかったので、改めて2名でお伺いです。
イケメンで若いシェフとソムリエの方の素敵なタッグ、百戦錬磨ですので、サービス面もバッチリです。
メインのカトラリーと飲み物のメニューは引き出しの中に入っています。
コースは12,000円、ペアリングが8,000円という設定で、今回はペアリングでお願いをしました。
日本酒もラインナップされていたので、日本酒も含めてのペアリングをお願いしました。
ちなみにお会計は22,000円。納得感!
今回は、スターターとして、まさかの松茸。天草大王と合わせています。
鯵や烏賊等も工夫を凝らしており、まさに和食フレンチといった様相。
工夫の深さが段違いなんですよね~。
鰆は牛深からとのことで、素材がピンなのがよくわかります。
アコウもソースと熟成、火入れも素晴らしく、ワインがぶ飲みしてしまいました(笑)
私の大好きな鹿がメイン、ここの鹿は火入れが良く、素材の旨みを活かしてくれています。
そして、何よりも蟹で〆、蟹蟹蟹蟹蟹。
最後はチーズケーキで安定の〆、美味しかった~。
また行かねばと思いつつ、近くて遠い熊本です。
ただ、確実に再訪が間違いないお店です。