『金環日食は、照れ屋な金の指輪でした。』ぶらり自転車途中下車さんの日記

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ぶらり自転車途中下車 (30代後半・男性・東京都) 認証済

日記詳細

ちまたに溢れた金環日食フィーバーを無視することができず、
無理して日食観察に乗っかってみました。
しかし、次回の東京での金環日食が300年後くらいとのことで、
頑張っても亀のように長生きできる自信がなかったため、
一回限りになってしまう日食グラスはパスすることに。
こういったところに、ケチな性格があらわれます。


肉眼で見れるだろう、と安易な考えとともに当日の朝を迎え、
日食の始まり頃に太陽を直視してみたら、
テレビで耳にタコができるくらい繰り返されていた注意喚起通りでした。


     さて、どうしたものか……


うん、カメラで撮影して金環日食を見てみよう!
しかし、これまた呪文のような注意事項が脳裏に。
「双眼鏡などのレンズ越しに観察するのも危険」


    日本経済に貢献しなかった者には金環日食を観る資格はないよな~


と諦めかけていたところに別のアイデアが。


    一眼レフのファインダーを覗かずに適当に乱写すればイケるんじゃ!?


60枚くらい撮ってみました。
望遠域での手持ち撮影なので、1㎝ズレるだけで被写体は外れて画像は真っ暗です。
かろうじて太陽が入っても写真のはしっこに写っていたり、
雲が分厚すぎてはっきり見えなかったりと
ほとんどが散々なものでしたが、
使えそうな写真が2枚くらいありました。

その内の1枚が貼り付けたものです。
タイミングが良かったのかほぼ月がセンターに来た日食が写っていて
文字通りの、金の指輪のような姿に感動。
ちょっと雲がかかっていることころは、恥ずかしがり屋なのかなと思うことにします。


     『照れ屋な金の指輪』


何かアクセントになるものが写り込んでいないので
写真としての面白味はありませんが、
運の良い結果に大満足です。

もし、私自身が3世紀をまたぐことができたら、
その時はちゃんと諭吉クラスの日食グラスを買って
自分の目による観察をしようと思います。
(しかし、その時の1万円札は誰になっているのか……)
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