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最初にSETしてあるプレート
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アミューズ
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パン
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冷製甲殻類のメドレー
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鴨のフォワグラのポワレとその胸肉の燻製
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貝類のリゾット フレッシュ黒トリュフ風味
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蝦夷鹿肉のブーレット
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カトラリー(クリストフル)
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プリン
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タルトタタン
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青りんごのソルベ
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コーヒー
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ミニャルディーズ
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2012年のクリスマスは、予めここを予約していた。もう30年ほどの歴史があるし、シェフやソムリエが変わってもその系譜は脈々と受け継がれ、評価は盤石で不動とも言える。日本を代表するフレンチで、グランメゾンの代表格とも言えよう。
以前から、一度は行きたいと思い、クリスマスにはうってつけだと、結構、早目に予約をしたのだ。と言っても、ランチだが・・・
ディナーでも構わないのだが、これは相当に値が張るし、要するに自分の懐具合と、一度の食事にどの程度まで出すことが妥当かという線を何だか逸脱しそうな感じがあったからである。僕は自腹なら一人20,000円を超えると、どれほど美味かろうが、後で、少し、贅沢し過ぎという感じが残るのだな。勿論、これも年を取るに連れて、当然、上限が高くなってきているのだが・・・
今回のランチは、12,600円。これにサービス料金が10%である。男性はジャケット着用とのことなので、スマートカジュアルで臨み、その地下への店といざ進んだのである。う~む、光量を控え目にした素晴らしく落ち着いた空間である。ウエイティングルームには、小さなバーもあり、使い慣れた御仁は、相方が見えるまで、ここで寛ぐのであろうな。そして、その舞台に・・・
いやあ、こういうのをグランメゾンと言うのであろうな。いい歳こいた中年のおっさんで、フレンチも相当に食べてきたが、ここは、少し緊張が伴う程である。壁にはブッフェだとかの本当の絵が飾ってあるし、天井は低いのだが、それが却って、凛とした雰囲気を醸しているのだな。
食事の前に、何かドリンクを召し上がりますか? と聞かれたので、いきなりワインリストを頼んだ。昼間なので、食前酒だとか色々飲むと、酔いかねない。で、渡されたリストだが、これが凄いのなんの。小さな文字で何だか、辞書を見る様である。昔、ワインは相当に勉強した(今は、旨くて安ければ言うことないという境地)ので、ある程度、フランス語表記でも判断はつくが、クリスマスなんだから、ここは、やはりシャンパンに決まっている。その部分を見たところ、いやあ、この店のワインの充実度は群を抜いて素晴らしいものだそうだし、リストを見てそれを実感したのだが、当たり前だけど高いのだな。ちょっと迷ったが、ロゼの方が美しいだろうとのことで「ローランペリエ」のロゼを頼んだ。これが18,900円。このシャンパンでも安い方から数えた方が早いのだが・・・
して、乾杯をして、次々に繰り出される料理の数々を堪能したのだ。その内容は
◆ アミューズ
◆ 前菜
① 甲殻類のメドレー、柑橘系のジュレ、雲丹添えフヌイユのア・ラ・クレーム
または
② 鴨のフォワグラのポワレとその胸肉の燻製 冬野菜を添えて
で、嫁さんは前者、僕は後者を選択。勿論、グランメゾンなので皿のシェアは出来ないぞ!
◆ アピシウス風貝類のリゾット フレッシュ黒トリュフ風味
◆ メイン
北海道蝦夷鹿肉のブーレット
◆ デセール
ノエルデセールのセレクション 自家製グラスとソルベをワゴンより
◆ コーヒーとミニャルディーズ
こういうものである。
料理に関しては、この店に言えるのは、決して見栄えに凝ったり、奇異とも思われる食材の組み合わせを追求する様な、前衛的なものではないということ。フレンチの王道を踏まえ、季節の「旬」をきちんと抑え、その上での高級素材を惜しみなく使って創造されるのである。
決して、クラシック一辺倒でなく、最新のフレンチの動向も理解した上で、品格を下げることのない王道の料理と言えよう。
蝦夷鹿肉のブーレットは、要するに鹿肉の団子で、ミートボールだが、鹿の血合いと赤ワイン他ソースを非常に力強くワイルドに仕上げてあるのだが、これが同じく野性的な鹿肉に非常にマッチしている。ジビエをどうすれば、美味しく楽しめるかを知悉している料理人であるからこその一品である。
この店が、陳腐にならずに長く愛されるのは、勿論、その料理の質の高さだが、サービスの良さもある。
実は、嫁さんの甲殻類のメドレーは写真を見ると、真ん中のジュレの上に、本来はキャビアが乗るのだが、実はこの時点で忘れられていたのである。当然にこちらはそんなことは露も知らない。給仕が、料理の説明をしている途中で、あっ! と小さく気付き、「暫くお待ちください」と皿を下げて、戻ってきたのだが、再び皿をテーブルに添えて「すいません。料理の説明の途中で、説明しようと思ったらキャビアが乗ってなかったものですから・・・」 と侘び、「多目に乗せる様に伝えました!」と、控え目な笑みで、話すのだ。
これだよ!! サービスの真髄というものは・・・ 失敗は誰でもすること。その場合に、どう切り返すか、取り戻すかが何でも大切なのだ。御見それ致しました。
他にも、特別にクリストフルのカトラリーに金メッキを施したり、勿論、プレート他も全部がゴージャスで素晴らしい。
何だか、自分が偉くなった感じがするほどである。いい食事だった。こうした店は、何度も利用する事で、よりその良さが判るのだろうな。
勘定は、48,510円。む~、高いなあ。料理はいいのだけど、シャンパンが高い!! そういうものだろうけど、それでもなあ。もう少し、気軽に飲めるものも欲しいね。白や赤はあるのかな?! 少なくともシャンパンはもう少し頑張って欲しいな。
「ハレ」の日に、極めて似つかわしい、風格のあるフレンチである。