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1回
夜の点数:4.0
2017/09 訪問
広尾の「海栗バー つきひ」で日本の絶品雲丹を味わう贅沢時間
8月21日に広尾の蕎麦割烹こうもとの3階にオープンしたという海栗バーつきひに行ってきました。こうもとの裏手に設けられた入り口は大人の隠れ家的雰囲気。和の趣きも感じられるしつらえで、判り難さが逆に期待感を高めてくれます。つきひは、海栗の魅力を最大限に感じられるよう北は北海道から南は九州まで、その時期にとれる最高の生雲丹を探し、取り揃えているとのこと。提供されるのは、ミョウバンを使っていない自然な生雲丹。それは、雲丹ラバーのココロをくすぐってくれるってものじゃない?つきひには、あらかじめ設定されたコースはないようです。アラカルトでのオーダーか、もしくは予約時にコースを組んでいただくか。この日は、アラカルトでいただきました。この日のアミューズは、キッシュとヤングコーンのソテー。青森のカラフルパプリカと京都のヤングコーンが使われています。大ぶりなヤングコーンは雲丹のソースを塗って焼いてありまして。みずみずしいヤングコーンの甘みと絶妙にマッチしていました。「こんなにヤングコーンを美味しいと思ったの、はじめてかも?!」とアミューズだけで大コーフン。皮一枚を残し、ヒゲまでいただきました。新鮮なヤングコーンはヒゲもしわくなく、シャキシャキと美味しいという発見。そして、期待の「季節の雲丹の食べ比べ」。これを食べなければ、ココに来た意味がないというものです。雲丹の種類はその日によって入荷が違うとのこと。ワタシたちは、カウンター席だったので、雲丹をひとつひとつ説明しながら目の前で器に盛っていただくことが出来ました。カウンター特権のようです。この日の雲丹は、青森・下北半島ムラサキウニ、北海道・茅部はだて、兵庫県・淡路島由良ウニ。こうして見比べると、それぞれの違いが歴然です。特に、北海道のはだての生うには、なかなか手に入らない稀少なものだそう。羽立水産のfacebookをチェックしたら、箱6万円の競り値がつくこともあるようでした。つきひでも、この日、はじめて入荷したそうです。雲丹食べ比べには糸島の「またいちの塩」が用意されますが、まずはそのままで。下北半島のムラサキウニは、ふわっと口どけが良く濃厚な甘みが味わえます。もちろん、妙な苦味や臭みは感じられません。雲丹好きで良かった!と思った瞬間。器から溢れんばかりなのは、はだての生うに。他の2種は2名分で4つを盛ってくださったのに対し、はだては2つでこの量です。もう見た目からして、ワタシがこれまで味わった「雲丹」と違う!半分をそのままで、もう半分を塩でとお箸で切り分けてみましたが、身くずれすることもなく、すっと切れました。なのに、お箸で持ち上げてもしっかりした身持ち!(これで半サイズです)その味は、ワタシが人生で食べた雲丹の中でも一位二位を争う美味しさで、口の中に入れた瞬間、思わず笑みがこぼれてしまうほどでした。一口食べただけで、シアワセな気持ちにしてくれる雲丹ってそうそうないと思う!淡路島の由良ウニは、他とは違うシルキーな見ため。ややフルーティーで爽やかな味わいは、雲丹の新たな表情を見たようです。地元兵庫県淡路島で、こんな雲丹が獲れているなんて誇らしくなっちゃう。由良ウニは、塩で食べると味わいが変わり、「こっちの方が好き!」と思えました。食べ比べ3種は、確かに違う味わいなのに、どれも美味しくて。味覚が混乱しそうでした(笑)深く考えずに「どれも美味しい♪」と幸せを噛み締めて食べるのが良いと思います。食べ比べだけでも充分に雲丹の美味しさを堪能できたわけですが。その幸せは「雲丹とキャビアのプリン」へと続きました。カクテルグラスに雲丹のフランとコンソメジュレを入れ、雲丹とキャビアを重ねています。この雲丹は、宮城県・女川のムラサキウニだそう。コレがもう、とんでもなく好みの味!雲丹のフランは、クリーミーで滑らかなのに雲丹の味がしっかり感じられます。聞けば、生クリームの分量が多めなのだとか。パンナコッタのような味わいは、イタリアン出身のシェフの力量を感じられました。この雲丹のフランとコンソメジュレを一緒に口に入れると絶妙のハーモニー。生ウニもキャビアもステキなアクセントになってくれます。生のままの雲丹とは違う、「また食べたいなぁ」と強く願うでした。最後は、「生雲丹と地葱ジェノベーゼ冷製カッペリーニ」で。1人前を2皿に分けて提供してくださっています。濃厚なジェノベーゼの上には、真イカと小樽の塩水ウニが。ジェノベーゼは、パスタだけを食べてもクオリティの高さがうかがえます。しっかりしめた冷製カッペリーニにからむバジルとチーズの濃厚な風味。冷製でこれだけの味わいが出ているのはスゴイのでは?と思います。そこに「新鮮な真イカが届いたので添えておきました」と言ってくださった真イカの甘みがプラスされると、やさしい味わいに。塩水ウニは、これまでのウニと違い、後口がすっきりとしていて後をひきません。ちゃんと計算されているんだなぁと、関心しちゃう。雲丹バーつきひでのディナーは、一言でいうと幸せのひとときでした。日本全国で丁寧に収獲された雲丹を、丁寧に選んで、丁寧に提供する。雲丹の収獲の減少と価格高騰によって気軽に口に入らなくなってきた中、こんなにも丁寧に雲丹を扱うお店があったのか!と驚くばかりです。美味しい雲丹を特別な日に食べたいなら、絶対ココ!とオススメしたいお店。雲丹好きに幸せを届けてくれるはず。
記事URL:http://mickey.828.girly.jp/?eid=1027399
2017/09/12 更新
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日本酒あり
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8月21日に広尾の蕎麦割烹こうもとの3階にオープンしたという海栗バーつきひに
行ってきました。こうもとの裏手に設けられた入り口は大人の隠れ家的雰囲気。
和の趣きも感じられるしつらえで、判り難さが逆に期待感を高めてくれます。
つきひは、海栗の魅力を最大限に感じられるよう北は北海道から南は九州まで、
その時期にとれる最高の生雲丹を探し、取り揃えているとのこと。
提供されるのは、ミョウバンを使っていない自然な生雲丹。
それは、雲丹ラバーのココロをくすぐってくれるってものじゃない?
つきひには、あらかじめ設定されたコースはないようです。
アラカルトでのオーダーか、もしくは予約時にコースを組んでいただくか。
この日は、アラカルトでいただきました。
この日のアミューズは、キッシュとヤングコーンのソテー。
青森のカラフルパプリカと京都のヤングコーンが使われています。
大ぶりなヤングコーンは雲丹のソースを塗って焼いてありまして。
みずみずしいヤングコーンの甘みと絶妙にマッチしていました。
「こんなにヤングコーンを美味しいと思ったの、はじめてかも?!」と
アミューズだけで大コーフン。皮一枚を残し、ヒゲまでいただきました。
新鮮なヤングコーンはヒゲもしわくなく、シャキシャキと美味しいという発見。
そして、期待の「季節の雲丹の食べ比べ」。
これを食べなければ、ココに来た意味がないというものです。
雲丹の種類はその日によって入荷が違うとのこと。
ワタシたちは、カウンター席だったので、雲丹をひとつひとつ説明しながら
目の前で器に盛っていただくことが出来ました。カウンター特権のようです。
この日の雲丹は、青森・下北半島ムラサキウニ、北海道・茅部はだて、
兵庫県・淡路島由良ウニ。こうして見比べると、それぞれの違いが歴然です。
特に、北海道のはだての生うには、なかなか手に入らない稀少なものだそう。
羽立水産のfacebookをチェックしたら、箱6万円の競り値がつくこともあるようでした。
つきひでも、この日、はじめて入荷したそうです。
雲丹食べ比べには糸島の「またいちの塩」が用意されますが、まずはそのままで。
下北半島のムラサキウニは、ふわっと口どけが良く濃厚な甘みが味わえます。
もちろん、妙な苦味や臭みは感じられません。
雲丹好きで良かった!と思った瞬間。
器から溢れんばかりなのは、はだての生うに。
他の2種は2名分で4つを盛ってくださったのに対し、はだては2つでこの量です。
もう見た目からして、ワタシがこれまで味わった「雲丹」と違う!
半分をそのままで、もう半分を塩でとお箸で切り分けてみましたが、
身くずれすることもなく、すっと切れました。
なのに、お箸で持ち上げてもしっかりした身持ち!(これで半サイズです)
その味は、ワタシが人生で食べた雲丹の中でも一位二位を争う美味しさで、
口の中に入れた瞬間、思わず笑みがこぼれてしまうほどでした。
一口食べただけで、シアワセな気持ちにしてくれる雲丹ってそうそうないと思う!
淡路島の由良ウニは、他とは違うシルキーな見ため。
ややフルーティーで爽やかな味わいは、雲丹の新たな表情を見たようです。
地元兵庫県淡路島で、こんな雲丹が獲れているなんて誇らしくなっちゃう。
由良ウニは、塩で食べると味わいが変わり、「こっちの方が好き!」と思えました。
食べ比べ3種は、確かに違う味わいなのに、どれも美味しくて。
味覚が混乱しそうでした(笑)
深く考えずに「どれも美味しい♪」と幸せを噛み締めて食べるのが良いと思います。
食べ比べだけでも充分に雲丹の美味しさを堪能できたわけですが。
その幸せは「雲丹とキャビアのプリン」へと続きました。
カクテルグラスに雲丹のフランとコンソメジュレを入れ、雲丹とキャビアを
重ねています。この雲丹は、宮城県・女川のムラサキウニだそう。
コレがもう、とんでもなく好みの味!
雲丹のフランは、クリーミーで滑らかなのに雲丹の味がしっかり感じられます。
聞けば、生クリームの分量が多めなのだとか。
パンナコッタのような味わいは、イタリアン出身のシェフの力量を感じられました。
この雲丹のフランとコンソメジュレを一緒に口に入れると絶妙のハーモニー。
生ウニもキャビアもステキなアクセントになってくれます。
生のままの雲丹とは違う、「また食べたいなぁ」と強く願うでした。
最後は、「生雲丹と地葱ジェノベーゼ冷製カッペリーニ」で。
1人前を2皿に分けて提供してくださっています。
濃厚なジェノベーゼの上には、真イカと小樽の塩水ウニが。
ジェノベーゼは、パスタだけを食べてもクオリティの高さがうかがえます。
しっかりしめた冷製カッペリーニにからむバジルとチーズの濃厚な風味。
冷製でこれだけの味わいが出ているのはスゴイのでは?と思います。
そこに「新鮮な真イカが届いたので添えておきました」と言ってくださった
真イカの甘みがプラスされると、やさしい味わいに。
塩水ウニは、これまでのウニと違い、後口がすっきりとしていて後をひきません。
ちゃんと計算されているんだなぁと、関心しちゃう。
雲丹バーつきひでのディナーは、一言でいうと幸せのひとときでした。
日本全国で丁寧に収獲された雲丹を、丁寧に選んで、丁寧に提供する。
雲丹の収獲の減少と価格高騰によって気軽に口に入らなくなってきた中、
こんなにも丁寧に雲丹を扱うお店があったのか!と驚くばかりです。
美味しい雲丹を特別な日に食べたいなら、絶対ココ!とオススメしたいお店。
雲丹好きに幸せを届けてくれるはず。