10回
2025/01 訪問
【浅草】並木藪そば:今年も鴨南蛮をいただく・・・いつも変わらぬ美味しい一品に大満足 - 日本橋濱町Weblog(日々酔亭)
記事URL:https://mnoguti.hatenablog.com/entry/2025/01/25/233658
2025/01/25 更新
2024/03 訪問
【浅草】並木藪そば:毎年恒例の鴨南蛮そばをいただく・・・今年は暑く、酒は冷でw - 日本橋濱町Weblog(日々酔亭)
東京もやっと桜が開花した。この日は初夏を思わせる天気で、浅草に出るのに時間もあったのでいつも走っている隅田川テラスを歩いた。浜町から3キロほどなので時間にして40分前後か。晴れ渡った気持ちのいいテラスには桜も咲き始めていた。
気持ちよく隅田川テラスを歩いてたどり着いた目的のお店がここ・・・並木藪だ。コロナ前でも混んでいても数人の行列だったが、今日は10人以上の行列だった。海外からのお客さんとか国際色豊かな行列でした。
この時期にここに来たら食べるものは決まっている。鴨南ばん一択なのだ。今年の値段にびっくり@@!これも昨今の物価高を考えるとしょうがないところか。巷に散見される値段を抑えて量とか質とかを下げるなら、いいものを出してもらってそれに見合った値段を取ってもらった方がいい。高くても美味しい鴨南ばんを食べるために日々励むのだ。
鴨南ばんを食べるのだが、その前にいただくものがある。それは菊正宗の樽酒、蕎麦味噌と板わさだ。今回は暑い中を歩いてきたこともあり、冷でいただいた。冷ってのは常温だからね。お間違いのないように。
それのつまみは、蕎麦味噌。これがいいんだよね。ちょっとずつ箸でつまむんだけど酒が進むよ。そして板わさは必須だ。この蒲鉾のプリプリっとした歯応えは何ものにも変え難い。これをわさび醤油でいただき、その余韻のあるところに酒をグビリと飲む。たまらん!
そして主役の登場・・・鴨南ばんだ。結構なお値段だけど、それに見合った鴨南ばんだと思う。どこの蕎麦屋にもたいがいはメニューにある鴨南ばんだが、やはりここの鴨南ばんは別格だな。
鴨肉、つくね、ネギ、この全体のバランスよのさ。この鴨肉とつくねとネギと並んだところの美しさ。いいじゃないか。鴨南ばんの美学。そしてネギの美味しいこと。鴨南ばんのつゆは独特の甘みがあるが、これがネギの美味しさをさらに引き立てる。たまらんのだ。
そしてつくね・・・この粗挽きの鴨肉を丸めたつくねは他では食べられない食感と美味しさを味わえる。さらに鴨肉・・・この鴨肉がいい感じの厚さに切ってあるんだ。これ以上厚くては食感がありすぎる。これ以上薄いとものたらなくなる。ちょうどいい厚さに切ってある。脂身とのバランスも文句ない。
蕎麦・・・蕎麦屋だからね。蕎麦を忘れてはいけない。この蕎麦の美味しさがあってこその鴨南ばんだよ。蕎麦だけおかわりしたいぐらいだ。
店内はいろいろなお客さんで賑わう。その全てに目を配り、皆が美味しく蕎麦を手繰れるように気を配るお店のスタッフが並木藪の美味しさの一つでもある。無駄のない動き、客に対する気配り、気持ちよく食べられるから、美味しい鴨南ばんがさらに美味しくなる。
鴨南蛮は季節限定で今年は今月31日までだそうだ。この美味しい鴨南蛮が毎年食べられるってのはいい。今年の11月にまた提供され始めるだろうから、その時を楽しみにしたいと思う。
ごちそうさまでした。
記事URL:https://mnoguti.hatenablog.com/entry/2024/03/30/214954
2024/03/30 更新
2023/03 訪問
【浅草】並木藪そば:毎年恒例の鴨南蛮そばをいただく - 日本橋濱町Weblog(日々酔亭)
並木やぶの鴨南蛮を教えてもらったのはもう30数年前の話だ。「浅草に並木薮という蕎麦屋があって、冬場に食べる鴨南蛮は一度食べてみるといいよ。藪蕎麦だから汁が辛くて、暖かいそばにも蕎麦湯が出てくるよ」って教えてもらった。実際、鴨南蛮を食べたのはそれからはるか後なのだが、20年前ぐらいに食べていたみたいだ。
さて、今回は、最近巷を騒がせていた新型コロナという新しい風邪もほぼおさまる感じになって、海外のお客さんも増えてきているところへお邪魔した。ご覧の通り、雷門はすごい人の数でほぼ新型コロナ前に戻っている感じ。浅草にはやはり賑やかさが似合う。
そんな賑やかな浅草雷門周辺から真っ直ぐ並木通りをくると藪蕎麦がある。並木薮だ。ここは雷門周辺の賑わいとは違って、静かに佇んでいる。こういうコントラストはなんともいえない。早速、引き戸をあけ、店内に入る。中は程よい混み具合。並ばずにお客さんがいい感じで回っていく。僕らは真ん中のテーブルの通路側に陣取り、早速注文・・・ぬる燗、板わさ、そして鴨南。
まずはぬる燗で一息ついて、蕎麦味噌と板わさで、変わらない並木やぶの雰囲気を味わう。ああ、今年も鴨南食べにきたんだなと思う。いい感じでお酒がなくなってきたのを見計らったように、鴨南が出てくる。
そばこの鴨南の姿は20年前から変わらない。大ぶりの切り身、そして真ん中に鴨肉のつくね、さらに美味しさをいっぱい含んだ葱。これだこれこれこれを食わなきゃいけないよってことで早速いただく。
このつくねが美味しい。鴨肉も当然美味しいのだが、やはり並木藪の鴨南といえば、この大ぶりのつくねだろう。そして鴨南といえば、葱だ。この葱が美味しい。鴨肉と蕎麦つゆの旨みを全部吸っている。これを食べながら酒を飲むのが美味しいんだ。いつも鴨抜きを頼もうかなと迷うが、実行したことはない。鴨抜きで一杯、いつかやってみたい。
そばが出てくるのは最後だ。鴨肉とつくねを食べ、葱を味わい、汁を飲む。そして最後にそばを味わう。暖かいそばが胃のなかに落ちていく・・・満足が最大化される瞬間だ。
正確には20年以上、毎年、11月から3月の間に1度は食べる鴨南蛮。最初に食べた時と変わらない見た目と食べた時の味。これぞ伝統の味というものだろう。今年も存分に堪能させていただきました。
ごちそうさまでした。
来年も楽しみにしています。
記事URL:https://mnoguti.hatenablog.com/entry/2023/03/17/140541
2023/03/17 更新
2022/03 訪問
【浅草雷門近く】並木藪蕎麦:毎年恒例の鴨南蛮、3月末にいただきました!やはりここの鴨南蛮は別格。 - 日本橋濱町Weblog(日々酔亭)
我が家の冬の定番行事といえば、浅草の並木藪蕎麦に行き、鴨南蛮を食べることだ。この冬はなかなかスケジュールが合わず、食べに行けたのは3月下旬だった。3月30日まで出されるということだったので、ぎりぎりで定番行事をこなせたということになる。
久しぶりの並木藪蕎麦はいつもと変わらずそこにあった(当然だ)。ここ数年は並ぶことはほとんどなかったと思うが、今年は少し並んだ。20分弱ぐらいだろうか・・・ワクワクしながら入店・・・入り口左のテーブル席に。
まず初めに確認するのは、メニューに鴨南蛮があるかということだ。それと値段。無事、綿ニューにあることを確認し、値段を確認すると・・・ついに大台だ!ということで2000円だった。無事、メニューにあることを確認して、早速、注文。菊正樽酒ぬる燗2本、板わさ、そして鴨2杯。これで決まり。しばらく待つと、お酒と板わさが運ばれてくる。
いつもの味を確かめながら、やはり蒲鉾はこうでないといけないと歯応えを楽しむ。そして菊正の樽酒・・・美味しいねえと1年ぶりの並木藪蕎麦の味を噛み締めていると運ばれてくる。この日の主役・・・鴨南蛮蕎麦。この鴨肉の切り身の大きさ、そしてつくね・・・贅沢ってもんだ。ネギもたっぷりいい感じ。これに鴨汁の濃厚で甘い味・・・贅沢なひととき。
鴨肉の立派さは他の鴨南蛮ではなかなか体験できないものがある。そしてつくねがまたおいしい。汁を飲みながら鴨肉を食べ、そして蕎麦をたぐる。ネギに染み込んだ鴨味がなんともいえない。これだよね、これ、やはり冬にこれを食べないといけないよ。今年は春になっちゃってけどね。
鴨南蛮蕎麦をたべ、残りのお酒を飲んで、満ち足りたひと時を味わう。その際、蕎麦湯で蕎麦つゆを割って飲むのだが、並木藪蕎麦の蕎麦汁は辛いことで知られているが、蕎麦湯で割って飲む・・・これがまた美味しい。
少し肌寒い天気だったが、鴨南蛮蕎麦とお酒で体が温まったところで、浅草を少し散策して帰ったのでした。雷門前の人でも少しずつ戻ってきているよう。
今年も美味しい鴨南蛮蕎麦・・・ごちそうさまでした。
また来年、よろしくお願いします。
記事URL:https://mnoguti.hatenablog.com/entry/2022/04/02/233000
2022/04/10 更新
2021/02 訪問
【浅草】並木藪蕎麦:冬の定番、鴨南蛮に天ぷらそばをいただきました - 日本橋濱町Weblog(日々酔亭)
毎年、冬シーズンになると必ず一度はお邪魔する浅草雷門近くの並木藪蕎麦さん。今年も先日、お邪魔しました。ちなみに昨年は1月21日にお邪魔して鴨南蛮を頂いています。
今年も目的はいつもと同じ・・・鴨南蛮を頂くこと。今年も日曜日の夕方いそいそと出かけたわけですが、迂闊だったのは緊急事態宣言下ということをすっかり忘れていたこと。浅草についてから「やってるよねえ・・・」などと心配になったりしましたが、そこは老舗の並木藪蕎麦さん、しっかりやってました。ただし営業時間は午後7時までと少々短縮形。
浅草の人ではこの時期にしてはまあまあだったと思いますが、店の中はいつものお店から比べると空いているというのが正直な感想。自分たちは奥のテーブル席に陣取り、まずは菊正宗ぬる燗と板わさを注文。
早速、出てきた菊正宗ぬる燗を飲みながら、そば味噌と板わさをいただきます。改めて並木藪に来た!って感じに浸りながら、老舗の雰囲気のなかでお酒をゆっくり味わいました。
実は、今回、これまでにない体験を・・・というほど大袈裟なものでもありませんが、ハプニングというか想定外のことに・・・お酒が配された時に、「鴨南蛮を2杯お願いします」と頼んだのですが、「鴨、売り切れです。申し訳ありません」との無情の一言。思わず「鴨食べに来たのに!」と叫んでしまいました。
そうしたら後ろの席に座っていたお客さんが最後の鴨を注文されていて、我々に譲ってくれたのです。「美味しいから堪能してね!」って言って。鴨売り切れはショックでしたが、その後に見知らぬお客さんから譲っていただいたのは大変嬉しかったです。どちらの方かは、もう会うことはないかと思いますが、ありがとうございました。
しばらく待って出てきたのがこの鴨南蛮。毎年、変わりません。大きな鴨肉の切り身につくねが一つ、そしてこれがないと鴨南蛮ではないというネギ。みただけで美味しさが伝わってくるでしょうか。
熱々をそばをたぐり、鴨南蛮独特のそばつゆを飲み、鴨を食べ、ネギで香りを楽しむ。もうそれの繰り返しです。夫婦で譲っていただいた1杯の鴨南蛮を分け合って食べるという珍しい体験。今年は何かいいことありそう。
二人で鴨南蛮一杯では到底足りないので、今年は天ぷら蕎麦もいただきました。天ぷら蕎麦を頂くのはあまりないのですが、久しぶりにいただいて、海老のかき揚げのサクッと感、海老の美味しさ、そして蕎麦つゆを含んだ衣のあまみ、やはりこっちも美味しいねと満足しながら食べたのでした。あっという間の小一時間の贅沢・・・今年も堪能させていただきました。ごちそうさまでした。
お値段は・・・ご参考までにメニューを載せておきます。今年は鴨南蛮が2000円、天ぷら蕎麦が1900円でした。これを高いと思うか、美味しい蕎麦を食べるのだからこのくらいは当然と考えるかはあなた次第。自分は年に1回、この時期の鴨南蛮なので値段はど返しでこの美味しいひと時を満喫できることに喜びを感じます。
まだ食べたことない人はぜひ一度ご堪能ください。
帰りは久しぶりということもあり、雷門から浅草寺をぶらりとして帰りました。
また来年の鴨南蛮を楽しみにしたいと思います。
記事URL:https://mnoguti.hatenablog.com/entry/2021/02/23/113405
2021/02/23 更新
2020/01 訪問
【浅草】並木藪蕎麦:鴨南蛮・・・やはりこの季節はこれを食べないと! - 日本橋濱町Weblog(日々酔亭)
我が家で冬の名物といえば、その一つが浅草は並木藪蕎麦さんの鴨南蛮。これを食べないとその冬を越した気になりません。
先日、今年の鴨南蛮にやっと出会えました。日曜日の夕方、少し並ぶかな・・・と思いながら都営浅草線の浅草駅からお店へ。どうだろうと思いながら向かいましたが、店の外には誰も並んでいませんでした。そして店内も座敷は結構空いてましたよ。テーブル席はさすがにいっぱいでしたが、どちらかというと客の入れ替わりも激しくなく、落ち着いてゆっくり食べられる感じ。賑やかなお店が好きですけど、これはこれで嬉しい。
我々は、座敷の一番窓よりの奥に陣取ります。本当はテーブル席が楽なのですけど、まあしょうがない。そこで早速注文・・・菊正の樽酒をお燗で、板わさは定番の肴、そして鴨南蛮2杯。
少し待つと早速出てきます、燗酒。菊正の樽酒が美味しいんです。そしてこの使い込まれた升。角が丸くなって歴史を感じずにはいられません。これを薄手のお猪口でいただきます。これが美味しいんですよ。灘の酒、万歳!菊正宗酒造さん、万歳!樽酒、万歳!
お酒のあては、板わさです。プリッとしたこの感触はやはり小田原の蒲鉾でしょうか。一口一口噛み締めながらいただきます。そしてその合間にお酒を口に注ぎ込み、蒲鉾とお酒のコラボを楽しみます。
この徳利の姿が好きです。この形の2合徳利が欲しいと思う今日この頃。この徳利から注がれる美味しい日本酒を飲みながら鴨南蛮を待ちます。
そして主役の登場。並木藪蕎麦さんの鴨南蛮。毎年変わらない姿で我々の前に現れます。今年もいつもと変わらない鴨の切り身とつくねと南蛮であるネギ。強いていえば、今年のネギはこれまでよりよく味が染みている感じでした。
やはりこの切り身の厚さと大きさ、そしてつくねはなかなか他の店では味わえないものです。そこに合わさるネギがまたいいんですけどね。この切り身、大きめなんですが、脂身と赤身を両方一緒に頬張って食べるのが美味しいです。
鴨が多めなので、鴨を食べる間に蕎麦をいただくって感じです(ちょっと極端かなw)。細めの二八蕎麦、やはり蕎麦は二八蕎麦が好きかな。この蕎麦と鴨肉、ネギを食べながら合間合間に汁をいただきますが、この汁がまた鴨南蛮は甘めの濃いめで美味しいんですよね。最後の一滴まで飲み干してしまいます。
ゆっくり味わえましたが、時間にすると小一時間もいない、もしかしたら30分ぐらいだったでしょうか。満足のひと時でした。
並木藪蕎麦さんは、お蕎麦が美味しいのはもちろんお店の方達の客あしらいもよく、いつも気持ちよくひと時を過ごすことができて、好きです。
また来年の鴨南蛮を楽しみにしつつ、今回もごちそうさまでした。
記事URL:https://mnoguti.hatenablog.com/entry/2020/01/21/092534
2020/01/21 更新
2018/11 訪問
【浅草】並木藪:この時期になったらお楽しみの鴨南蛮です。 - 日本橋濱町Weblog(日々酔亭)
1年がたつのが早い早いといつもこの時期になると言っているような気がする・・・それはこういう年中行事が年末にかけていろいろあるから。
一昨年はちょっと遅く年明けの3月にってます。昨年は年明けの1月下旬。今年は11月下旬・・・少々お早い。
頼むのは、いつも同じ。ぬる燗2本、いたワサ、そして鴨南蛮2杯。
まずはぬる燗。菊正宗の樽酒です。それに付け合せのそば味噌をなめながらお酒をいただきます。
そして板わさ。ぷりぷりした歯ごたえ、そして口の中に広がる甘み・・・美味しいです。こういうので一杯やるのが日本酒にはいい。
並木藪さんの日本酒は升に入ってきますが、この升もすごく年季が入っている。こういう一つ一つのものに老舗を感じます。とっくりとおちょこのシンプルなのもいいですね。
そして登場、鴨南蛮。つくね、鴨肉が3つほど入ってます。
並木藪さんの鴨南はこのお肉の大きさに特徴があるでしょう。
そしてお蕎麦。美味しいです。
このつくねがいいんです。
そして今回やはりと注目したのが、ネギ。鴨にはネギです。ネギ。味がしみてて、芯の甘みと相まって美味しくいただけます。これを食べての鴨南蛮でしょう。
あっという間の鴨南蛮。今年も美味しくいただきました。
並木藪さんのもう一つのいいところは、お店のスタッフ、女性の方たちですが、その方たちの客あしらいが非常に気持ちいい。すっきりしているのです。いつもホッとしますね。お蕎麦やお酒がさらに美味しくなるというもの。
来年もまたよろしくお願いしますということでお店を後にしました。
ご馳走様でした。
2018/11/26 更新
2017/12 訪問
【浅草】並木藪:今年も冬の名物、鴨南でござい - 日本橋濱町Weblog(日々酔亭)
2017-12-14【浅草】並木藪:今年も冬の名物、鴨南でござい
普段からもう少し通ってもいいと思うが、最近は年1回の鴨なんを食べに行くのが恒例行事になっている。そして今年もその季節がきた。
並木藪さんの鴨なんは11月から始まる。早いとその月に行くのだが、今年は少々遅く12月になってからの訪問となった。流石に昔ほど混んでるところに出会わなくなったが、それでもタイミングによっては行列になるが、今回はすんなり入ってテーブル席に着席。
並木藪のいいところは、お客さんと接している店員さんたち・・・ほぼ女性だ。去年あたりから若い男性が出ているようだが、女性は昔からの顔ぶれが今も迎えてくれる。あの人たちの元気な顔を見るだけで一年間元気にやってきたのね・・・と思う。定番のいつもの情景・・・大切だ。
さて、着席するとすぐにすることは、鴨なんが今年はいくらか?と確認することから始まる。今年は1900円・・・ついにここまできたかって感じ。来年は2000円かなと。そして着席して、注文・・・お酒、お燗で2本、板わさ、鴨なん2つ・・・これで注文はおしまい。
すぐに運ばれてくるお酒を板わさをつまみにちびりちびりとやりながら、鴨なんの到着を待つ。お酒は菊政宗の樽酒・・・これが美味しい。お酒を頼むと付いてくる蕎麦味噌を舐めながらちびりと飲む。そして板わさをいただきながらまたちびりと飲む・・・いいねえ。
そして運ばれてくる鴨なん。いつも変わらないこの見栄え。真ん中のつくねが光っている。それを囲む肉厚の鴨肉・・・ここまで厚く豪快な鴨肉を入れている鴨なんを出す蕎麦屋はなかなかない。そして南蛮・・・これがないと鴨のうまさは引き立たない。役者は揃った。
どうだい、この見栄え・・・この蕎麦つゆが鴨なん独特の甘辛さで口の中に広がるんだ。蕎麦つゆのうまさも忘れてはいけない。
どうだい、この鴨肉とつくね、これが口の中で旨味をこれでもか!って主張する。美味しいことこの上ない。
あっという間に食べ終わり、最後は濃い目の鴨なんの蕎麦つゆに蕎麦湯を注いでいただく。綺麗にいただく。満ち足りた自分を確認する瞬間だ。今年も美味しかった。でも1900円まで来たかってのはびっくり@@!だった。
今年は、ここ数年来なかったことだが、鴨なんを頼んでいる人が多かった。本当にみんな鴨なん頼んでいた。それだけ景気がよくなっているということなのかもしれないが、それはそれとして、並木藪の鴨なんは不滅ですって感じだ。
今年も堪能させていただきました。
お店の方々が毎年同じ元気そうな顔でお店の中にいらっしゃるのを確認できるだけでも嬉しくなります。その上に美味しい鴨なんをいただきて、本当にこのひと時は大切だなと。
またよろしくお願いします。
2017/12/15 更新
2017/01 訪問
【浅草】並木やぶ:この冬の鴨南蛮も美味しかった - 日本橋濱町Weblog(日々酔亭)
2017-01-29【浅草】並木やぶ:この冬の鴨南蛮も美味しかった
この冬、初めての並木やぶさんでした。
目的は、もちろん鴨南蛮なんですけど、蕎麦屋に行ったら、やはりお酒からということで最初は菊正宗の樽酒をぬる燗でいただきます。すっと運ばれてきますね。
自分の前にセッティング。最初だけ酌をしてもらって、あとは手酌で行きます。これがいいんですわ。
そして肴は、板わさ・・・やはり美味しい。歯ごたえ、舌触り、味、かまぼこはこうでなくては行けません。あと、わさびかなあ・・・よく効いています・・・ピリッと辛くて余計に酒が進むというもの。
そしてお出ましになりました。本日の主役です。冬しか食べられない、浅草並木やぶさんの鴨南蛮。さりげなく大きい鴨の肉が3切れ、そして中央にはつくね、ネギがたっぷり入っているのがいいんです。
アップにするとこんな感じです。鴨南蛮独特のあの甘めのそばつゆがいい香りを放っています。写ってませんが、傍らにはまだ先ほどの日本酒があります。そう、蕎麦をつツーっとたぐりながらグビリとお酒をのみ、そして鴨をいただく。
この絶妙なサイクルで鴨南蛮を啜ります。どうです、この鴨肉の立派なこと。ここまで大振りに切ってある鴨が入っている鴨南蛮は他ではなかなかお目にかかれないもの。たまらんですぜ。
鴨南蛮ではやはり主役は鴨肉で蕎麦は脇役w
でもこの蕎麦がねえ、またいいんです。二八蕎麦、江戸蕎麦ですね。
細めですすーっと食べられる。
最後は残ったそばつゆに蕎麦湯を注いで最後まで頂きます。今年も美味しく頂きました。
夕方、5時ぐらいに行ったのですが、昔ほど混んでいないのでいいですね。ゆっくり食べられるのがいいです。
ごちそうさまでした。次シーズンも楽しみにしています。
2017/01/30 更新
2009/11 訪問
【浅草】並木藪:冬の名物、鴨南蛮
今年もこの季節がやってきましました。冬の定番、浅草は並木藪の鴨南蛮です。
今年は二人揃っていただいてきました。土曜日の夕方に行ったのですが、いつもは空いている時間を狙って行くため、久しぶりにたくさんのお客さんがいて、やはり活気があるのはいいものだと思いながら座敷へ。
並木藪に行ったら最初からメインを頼んだりはしません。最初はお酒と板わさでしょう。当然、蕎麦味噌もあります。
そして今回はもう一品・・・ということで、天ぷらを頼みました。海老の天ぷらが三本一組になって4組ぐらい載っていましたかね^^ さっくりしていて美味しかったです。この天ぷらと板わさ、蕎麦味噌をつまみながら日本酒をちびちびやるわけですね。
う〜ん、冬が来たなって感じです。
そしてそれが終わってしばらく経つと写真の鴨なんが運ばれてきます。
この鴨なんの美味しさはもう述べますまい。鴨肉の大きさ、つくねの美味しさ、そして鴨なんに欠かせない葱。これらの味を渾然一体となってまとめ上げる並木藪独特の蕎麦汁のしょっぱさ・・・どれをとっても美味しいことこの上なしです。
ごちそうさまでした。
並木藪は好きな蕎麦屋なのですが、蕎麦がいいのはもちろん、お店の雰囲気が僕は大好きです。
記事URL:http://hri.blog.ocn.ne.jp/hamacho_blog/2009/11/post_e5b8.html
2009/11/26 更新
11月から3月までの季節限定の鴨南蛮そばを食べに行くのが毎年の恒例だ。昨年は3月末にギリギリで食べに行った。11月ごろはまだこれからだからと行くのを見送り、年末年始は忙しくて時間が取れない・・・そうすると2月になり、さらに3月になってしまうというのがよくあるパターンだ。
今年は3月のギリギリになるのは避けようということで、行くタイミングを狙っていたが、今日がそのタイミングだったのだが、到着が4時ごろになるので、いつものように行列になっているともしかしたらお目当ての鴨南蛮が売り切れってこともありうるということを心配していたが、それは杞憂に終わったようだ。
店内は想像以上に空いていた。ええ!?こんなに空いてていいの?ってぐらい空いていた。その後も外に行列ができることはなかった。1月の土曜日で天気も悪くないのにこういうこともあるのかと思った。
さて、入ってすぐの左側の座敷に陣取る。そして注文するものは決まっている。菊正宗樽酒のぬる燗、板わさ、そして鴨南蛮だ。それを注文してしばし待つとぬる燗と板わさがまず運ばれてくる。
それをまずはいただく。ぬる燗をお猪口に注ぎ、ぐいと呑む。菊正の樽はやはり美味い。そして付け合わせのそば味噌をちょいと箸でつまむ。いい感じの甘さだ。そこでもう一度、酒をぐいと呑む。そうしたら今度は板わさをいただく。山葵醬油でいただくのだが、これが美味い。プリプリとした歯応え、それに醤油の旨みとわさびの風味が加わる。酒が進むよ。
酒を呑みつつ待つことしばし・・・まだかなぁ〜と思うと運ばれてくる・・・鴨南蛮そば。どうですこの鴨肉、つくね、ネギの美味しそうなこと。鴨肉の厚み、つくねの旨み、ネギの甘み・・・もうどれをとってもこれ以上の鴨南蛮はなかなか食べられないでしょう。
つゆの表面に浮かぶ鴨の脂も美味しいそうではありませんか。この鴨南蛮の蕎麦つゆの美味しさが十分染み込んでいるネギ・・・これが美味い。鴨南蛮そばを食べる時は、鴨肉よりもこのネギの美味しさが嬉しいものだ。
そして蕎麦・・・並木藪のそばだ。江戸そばだよ。これがまた美味しいんだ。そして鴨南蛮そばの独特の甘塩っぱい味に負けてない。美味しいそば。たまらないよね。
今年も美味しくいただきました。
値段は少々お高いですが、一度は食べてみる価値はあると思います。去年より安くなっているようだし。
いつもの通りの姿で佇んでいるこのシンプルな建物もいい。ここで美味しい蕎麦と酒をシンプルに味わう。満足のひと時。
今回がたまたまなのか分からないが、食べる前後でずーっと行列ができることはなかった。店内は程よく席が埋まっており、お客の話し声や注文の声がいい感じで聞こえる感じだった。珍しいこともあるものだ・・・って今年はこんな感じなんだろうか。これだったらもう一度ぐらい来てもいいかもと思った。
ごちそうさまでした。