4回
2025/05 訪問
唯一無二の“丹後劇場”、鮨割烹ととの集大成を味わう
西宮の名店「鮨割烹とと」へ再訪。
ここの魅力は、なんといっても丹後へのこだわり。
大将・カイトさんは、毎週2時間以上かけて丹後へ通い、自ら定置網漁船に乗り込み仕入れを行うという徹底ぶり。
船上での目利き、締め、手当てまでを一貫して行い、それを西宮の店で握る。まさに、仕入れから握りまで“全責任”を担う鮨屋です。
そして特筆すべきは赤酢のシャリ。
10年熟成のパンチの効いた赤酢に、丹後の湧水・地元米という組み合わせ。これが絶妙で、個人的にも“どストライク”なシャリです。
【この日の主な内容】
・丹後産の浅利はふっくらジューシー
・蛤のお椀は柚子の花の香りが広がり、出汁の旨味も濃厚
・白魚の唐墨かけは香ばしくも繊細
・明石鯛は高知の完全天日塩で引き締めて
・茶碗蒸しは2時間かけて蒸された超なめらか仕上げ
・久美浜産の海鰻は皮がパリッと香ばしく、身は筋肉質で脂乗り良好
・山芋そうめんは喉越し抜群
・丹後の桜鱒、塩釜の赤身&中トロ
・PROTONA処理の大鯵は、驚くほど透明感のある旨味
・宮城産の赤貝は肉厚で食感良し
・丹後の白イカは甘味の強さが際立つ逸品
・北海道バフン雲丹から淡路島・由良の紫雲丹へ。
偶然、隣席にその由良雲丹の漁師さんもいて、現地の話を伺いながら食すという貴重な体験も。
・煮蛤はサイズも味わいも特大クラス
・干瓢巻、稲荷、ネギトロ巻の締めリレー
・玉子は平飼い卵×ジャージー牛の生クリームでブリュレ風に
・デザートは大粒の秋姫で華やかにフィニッシュ
この店の食事は、単なる“寿司”ではなく、ストーリーのある劇場型体験。
一品ごとに産地や漁法、処理方法が語られ、しかもそれがすべて美味しい。まさに唯一無二の存在です。
こんな体験をできるお鮨屋さんは他にはないかも
機会のある方には、ぜひ訪れていただきたい一軒です。
2025/05/17 更新
2025/01 訪問
京丹後冬の味覚も最高!
ここはまだ予約がとりやすいので
あまり人には教えたくないお店の一つ
人気でて予約とれなくなると嫌だなぁ
なんて思いながらもとても良いお店なので。。。
夏の京丹後でとれるお魚も最高でしたが
やはり冬は凄すぎる。
今回、お世話になっている方のお祝いで利用しました。
いつも通り気持ちのよいお店
大将が冬の荒れた海にみずから漁船にのりこんで
手当てしてきた最高のネタ
冬で脂ののりがよく過去一美味しかった。
勢子蟹も大きいそして甲羅盛りは
ビジュアルも美しいがゆがきたての
身の食感に味と塩味。
これは今まで食べた勢子蟹で間違いなく
1番でした。
あと海鰻も前に食べたときよりも
脂ノリノリで皮目はパリッと美味すぎです。
こりゃやっぱり季節にあわせて
ネタがかわるので定期訪問しないと。。。笑
どうもありがとうございました。
ご馳走様
またうかがいます。
2025/03/11 更新
2024/05 訪問
ここでしか食べれない唯一無二のお鮨
今回は先日いった甲子園のお鮨屋さんできいた
苦楽園のお鮨屋さん、鮨割烹ととさんへ
何やら噂によるとそのお店の大将は京丹後出身で
毎週2日は京丹後に仕入れと仕込みに帰ってるらしい
毎週ってすごい大変やん!
そしてそこで出される料理は京丹後の食材が中心らしい。。。
そんなの聞かされたら
勝手に京丹後観光大使のワタクシ行くしかないよね
ということでいつものお鮨仲間の社長さんを道連れに行ってまいりました
お店は苦楽園の駅から遠い辺鄙な場所
地元なのでなんか懐かしい
そんな住宅街の一角にお店はありました。
お店にはいると鯉をモチーフにした襖絵が
かっこいい綺麗なお店でした
大将が出てこられ挨拶されて
京丹後出身で京丹後の食材を中心に
用意してますと説明があり料理スタートです
一品目は丹後山菜を使った白あえ
そしてこれまた丹後のトラフグ
どれも味付けは薄めだが食材の味や食感が
とても美味しい
その後は丹後鳥貝の紐の部分や
蟹肉をびっちり詰め込んだ春巻きなと
これでもかというくらい丹後食材で揃えてくる
そしてビックリしたのが久美浜近辺でとれる
海鰻久美浜にそんなのあったんやって
そして山芋の素麺が出ていよいよ握りです
握り一発目は熟成イサキ
やばいめっちゃ美味い
なにやらこの大将、京丹後にかえっては
定置網の漁船にのりこんで魚を目利き
そしてその魚種や使うタイミングを考えて
津本式で仕立てをしたりしているらしい
シャリも京丹後のお米、鮨酢も同じく京丹後の無農薬米から作られた無添加物
とことんこだわってて面白い
その後は丹後鳥貝が出てきたがめちゃめちゃ肉厚
こんな鳥貝食べたことない
サクラマスも丹後にサクラマスなんておったん?
なんて思うくらいやったけど美味すぎる
今まで食べたサクラマスなんやったん
そして丹後のイクラに久美浜の鯵、丹後の赤雲丹
どれも食べたことがないものばっかで感動
ホンマ京丹後めちゃめちゃ凄いやん
最後の卵までジャージー牛の生クリームを5回くらい断られたけどやっといれてもらえるようになったという熱意
イケメンで熱意が凄くてめちゃめちゃ凄いやん♂️
もう京丹後変態の魚変態!笑
ここでしか食べれない
唯一無二のお鮨
大将と京丹後話しで盛り上がって
最後にはイカ釣り行こーーーなんて
ちょっとかなり刺激的な夜でした
また大将と久美浜で再会する約束をして
帰路につきました
どうもご馳走様でした
またうかがいます
2024/05/11 更新
西宮・苦楽園にある【鮨割烹とと】さんが、6月半ばで東京へ移転されるとのことで、関西でいただける最後のお鮨をじっくり味わってきました。
この日のおまかせコースも、まさに感動の連続。
■つまみ
・丹後産浅利の蒸し寿司
・明石の蛸に梅のジュレを添えて
・1.7kgの釣り物ノドグロのお椀
・丹後鳥貝の肝と紐のバター醤油ソテー
・平飼い卵と蛤出汁の茶碗蒸し
・久美浜産の海鰻
・山芋の素麺仕立て
■握り
・丹後鳥貝
・丹後桜鱒
・丹後イサキの昆布締め
・漬け鮪
・トロ
・丹後鯵
・丹後白イカ(あおさ塩×高知塩ブレンド)
・北海道産バフン雲丹
・丹後産紫雲丹
・丹後産煮蛤
・いなり寿司と干瓢巻き
・蜆のお味噌汁
・トロたく手巻き
・葱トロ手巻き
・平飼い卵とジャージー牛の生クリームで作った玉子焼き
■デザート
・丹後秋姫苺のシャーベット
〆には、名残惜しさから手巻きを2本追加…最後の最後まで心ゆくまで味わいました。
毎回驚かされるのは、店主の魚へのこだわりと情熱、そして一貫一貫に込められた丁寧な仕事。素材の選定、調理、提供まで全てにおいて妥協がなく、本当に尊敬の念を抱かずにはいられません。
またいつか、東京で再びこの鮨をいただける日を楽しみにしています。
どうもご馳走様でした。心から、ありがとうございました。