2回
2016/06 訪問
東京グランメゾンチャリティカレー
6/5に開催された、東京グランメゾンチャリティカレーに参加してまいりました。
今年は、『アピシウス』と『シェ・イノ』の2店舗とのこと。
初めての参加で様子がわからないのですが、とりあえ『アピシウス』に伺いました。
11時すぎに店の前に着くと、すでに行列は延々と続いて、ワンブロック先から反対側の歩道で折り返しています。
まあ、ここまで来たら引き下がれないので、ツレと並びました。客層は若い人から年配まで幅広く、中には子連れの若い夫婦もおられました。皆さん和気藹々とした雰囲気で、リピーターも多そうです。
店に入れたのはほぼ2時間ほど過ぎた頃。店内はさすがグランメゾン、一分の隙もない重厚さです。
ウェイティングバーからダイニングルームまで、あまりにもきっちりと出来上がりすぎなので、逆に非現実的な空間のように感じました。
さて今年供されるカレーは「短角牛のメンチカツカレー」。カレーはスパイシーで旨味濃厚ですが、決して辛くない上品なお味。
メンチカツも肉汁たっぷりの出来栄えです。
さすがと感じたのが、トッピング用の香りタケのソース。辛くはなくあくまで香り付けなのですが、濃厚なキノコの香りでカレーの味が一変します。
カレーをモチーフにした別次元の食べ物のようでした。
若い人は、一つの店で食べた後、もう一つの店に回るのかもしれませんが、我々は大人しくデザート系の店に向かいました。
2024/09/21 更新
老舗グランメゾンの『アピシウス』。
夜は敷居の高い高級店ですが、ランチでは意外にリーゾナブルなコースもあるようです。
お声かけいただき、4人のランチ会でお邪魔しました。
メンバーが揃うまでは、ウェイティングスペースにてリラックス。定刻になったところでダイニングルームに案内されました。
さてテーブルにて、まずはドリンクの相談です。
ワインはペアリングにするか、料理に合わせてグラスかな?と思ってたのですが、まずはシャンパーニュを飲みたいと相談すると、シェフソムリエの情野(せいの)さんから、4人ならオススメの比較的リーゾナブルなボトルがあると。
勧められたルイ・ロデレールは、辛口でシャープな味わい。でも最後に奥行きと余韻もあってバランスの取れたワインです。好みでした。
ここで、本日のコース「MARCHE」の説明です。
コースはプリフィックスで、前菜2種、メイン2種から自分の食べたいものを選びます。
私は、フォアグラのフラン、メインを尾長鯛の蕪蒸しにしてみました。
コースの詳細は後にまとめますが、全体的な印象は、サッパリとした軽めの味付けということ。それでいて淡白すぎないコクと食感は流石です。
この料理の透明感は、9月とはいえまだ暑いこの時期のランチだからか、アピシウスの特徴なのか私には分かりません。ただ言えることは、シャンパーニュとも二本目のピュイフュッセにもよく合いました。
さてコースの最後のお楽しみはデザートワゴン。
7種類だったかのケーキと2種のアイス、3種のジェラートから好きなものが選べます。
ここで情野さんが登場。デザートに合わせて食後酒はいかがかと。
どうしようかな?と思って見たら、どでかいボトルが。アンリジローの酒精強化の食後酒で4500mlサイズ。このボトルは日本には12本しか入ってきたないとのこと。
これを聞いたら試さずにはおられません。この大きなボトルをどう持ち上げるのかな、と思ったらピペットで吸い上げてグラスへ。エレガントな所作で注いでもらいました。
デザートは、取りすぎると訳がわからなくなるので、特に気になった3種をチョイス、
黒イチジク、タルトタタンと桃のケーキに、加えて黒胡椒のアイスを。
フルーツがしっかりと甘く煮てあることもあり、ガツンとくケーキ達。これに甘口のデザートワインがよく合いました。
ドリンクはダブルエスプレッソを頼んでたのですが、飲み終わったら、そっとシングルのエスプレッソが出てきました、サービスの細やかやは最高レベルですね。
料理だけでなく、雰囲気、サービス、お酒と完璧なランチを楽しめました。
ボトルワインも思ったほど高くはなく、グランメゾンとしてはリーゾナブル、とても得した気分でした。
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<この日のコース>
(アミューズ)
◻️タコのマリネ
上にラディッシュを合わせ、レンコンのチップを添えて。和食にも通じるサッパリとした一品でした。
(前菜)
◻️フォアグラのフラン マデラ酒ソース シフォンケーキ添え
フォアグラのフラン(洋風茶碗蒸し)は軽い口当たり。やや甘口のマデラソースで
(メインディッシュ)
◻️尾長鯛の蕪蒸し 浅利のソース
鯛の身が厚い!。淡白な鯛ですが、しっとり、ふっくらしてるのはさすが。
アサリの上品であっさりしたソースで
<この日のワイン>
◇Louis Roederer Collection 244
香りはフレッシュなりんご、洋梨。きめ細やかな泡。
最初はかなりドライに感じるけど、奥行き余韻もあり飲み飽きない。
◇2017Pouilly-Fuisse Domaine Frantz Chagnoleau
香りは青リンゴのように酸味を感じさせるけど、適度にシャルドネらしいバターやクリーム、樽の丸みもあるのでバランスいい。
◇Solera RATAFIA Champenois
酒精強化ワイン。甘口の食後酒。