5回
2025/03 訪問
旬の素材を目で舌で味わえる幸せ
3月の『銀座 大石』にやってきました。
カウンターに座って、まずは本日の素材のお披露目を楽しみます。
メインとなる素材の牛タン一本はさすがの迫力。マナガツオ、ドーバーソールも立派な姿です。
バター茶でお腹を温めて、料理はキャビアタップリのグジェールから始まります。
甘エビ、桜エビ、キャビアの旨みが合わさって、シャンパーニュとよく合います。
シグニチャーとも言える、生ウニのコンソメゼリー寄せ、スッポンのコンソメ、八寸などは期待を裏切らない美味しさ。その合間に新しい料理が登場します。
2−3月のメニューで印象的だったのは、洋風カツオのタタキ。
魚はカツオに比べれば優しい味わいのメジマグロ。これを藁焼きしてたたきをする所は和の調理ですが、焦がし玉ねぎのソースや、黒ニンニクを散らして味わいはフレンチとなっているところは流石です。
途中まではレギュラーサイズで楽しみましたが、舌平目は標準サイズではちょっと苦しくなりハーフで。ソースが軽いレモン風味で一味違います。
タンの一本焼きは、メインの部位の柔らかさと表面のザクっと感が独特の食感。
途中、ポーションを減らしながらも、最後まで完食。
調理のパフォーマンスを楽しみながらの大石らしい料理の数々、大満足でした。
料理の詳細は下にまとめておきます。
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~冬のメニュー〜
▫️甘エビのタルタル、桜エビのチップ、キャビアのグジェール
たっぷりキャビアが贅沢なアミューズ。
▫️生ウニとホタテのコンソメゼリー寄せ、カリフラワーのクリーム
北島亭から続く、シグニチャーの一皿。
▫️メジマグロの洋風かつおのタタキ
味のマイルドなメジマグロに合わせて、生ではなく調理した付け合わせ。
赤玉ねぎ、焦がした玉ねぎのクリーム、黒ニンニク
▫️スッポンのコンソメスープ、北寄貝とセリ添え
下にフランロワイヤル(茶碗蒸し)を敷き、ぷりぷりの北寄貝をのせ、季節のセリを散らした
具沢山のスープ。滋味深い味わい。
▫️ハ寸 (お雛様バージョン)
* フォアグラムース、瀬戸内レモンシャーベットの最中包み。サッパリした味わい(新作)
* 8種類の野菜とホタテのゼリー寄せ
* マリネした寒ぶりとかぶの千枚漬け、ほろ苦い菜の花、ゆずの香り
* パテ・ド・カンパーニュ(田舎風テリーヌ) マリネ仕立ての柔らかい味わい
▫️真鱈の白子のグラタン、フルムタンヴェールの香り
▫️仏産ドーバーソール(舌平目)のムニエル、ジンジャーレモン
▫️すいかのジュース
▫️和牛タンー本焼き、
2時間ウェルダンにしたタン。表面はサクッと、中は柔らかい食感の部位をメインに。
この食感のタンはなかなか食べれないかと。
付け合わせはアッシ・パルマンティエ(牛挽肉とマッシュポテトのグラタン)
▫️ムール貝のリゾット
レモンとトマトの酸味を加えてさっぱりと。
▫️カレーライス
野菜の軽やかさが印象的なカレーでこれもさっぱり。
▫️デコポンのゼリー
大石さんポン太をイメージしたデザート。香川のデコポンを丸ごと一つ使って。
中にはグラッパのシャーベット、オレンジジェリー、ホワイトワインジェリーで味わいの変化を楽しめる。
▫️八女茶とあまりんのミルフィーユ
デザート2品目。これもレギュラーは3段重ねの所を調節できるスタイル。
2段重ねでお願いしました。サクサクとクリーム、イチゴの酸味のバランスがいい、
食後のドリンクはダブルエスプレッソで
2025/03/13 更新
2024/06 訪問
大胆に見える料理だけど、食材からソースまで繊細にこだわり抜いたフレンチ
久しぶりに『銀座 大石』にやってきました。
これまで2度ほどランチ時には伺っていて、次はいつにしようかな、と考えているうちに、気がつけば3年も立ってました ^^;
この日は初めての夜の訪問、2回転目、20:30の回です。
大石シェフのテンションは絶好調で、大石劇場のスタートです。
この日の素材の紹介では、牛、豚、子羊と3種類を使うとのこと。さて、どのようなこだわりの料理が出るのか楽しみです。
前半の山場、八寸は季節の紫陽花をあしらい、はしりの郡上鮎や夏バージョンのフォアグラの最中に季節を感じます。
目新しかったのは、松坂牛のハンバーガーというかサンドイッチ?
松坂牛100%のハンバーグで贅沢すぎる味わいです。
肉料理が2品目の豚は、あえてあっさりしたものを選んでいるというこだわり方。
大石さんは全体的に料理のボリュームがあるので、これ位がちょうどいいですね。
メインの子羊はオーソドックスなものは北島亭を思い出す、骨付きのもの。
そしてパイ包み焼きはあえて羊を感じさせないように脂をとって。
二つの対比が羊好きにはたまりません。
ワインも良いもの出してるし、ボリュームの多さを自己申告で調整して、美味しく頂けました。
今度は季節を変えてこないと!
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<この日のコース>
▫️バター茶
▫️アミューズ 白エビのグジェール
白エビに玉ねぎの甘いクリーム。上に燻製したキャビア。
口の中で旨さが爆発します。
▫️ウニのコンソメジュレかけ
下にカリフラワーのクリーム、利尻・小川の馬糞うに、軽く淡いコンソメジュレ
トッピングは花穂紫蘇 後半かき混ぜて食べると、絶妙のコンビネーション。
▫️フルーツのサラダ
初鰹のたたき、フランポワーズ、キイチゴ、(甘味少ない)苺、
フルーツの酸味で軽い味わい。
▫️スッポンのコンソメスープ
ゼラチン、コラーゲンたっぷり。そうめんは「蜘蛛の糸」。
▫️前妻盛り合わせ(八寸)
8種類の野菜のサーモンマリネ 黄色の点はドレッシング
郡上鮎のコンフィ ジャガイモ巻き
フォアグラの最中(夏バージョン) ピニャコラーダ
豚のゼリー寄せ(タン、頬、耳など)
▫️松坂牛のハンバーガー
デニッシュ生地(クロワッサン生地)に松坂牛サーロイン100%のハンバーグを挟んで。
キャラメリゼにした甘苦い玉ねぎ、チーズ、レンズのソースで
▫️秋田ポークのソテー
前菜として相応しい味の豚、味が強すぎない豚、ということで選んだ豚とか。
▫️口直しのスイカジュース
ミントを添えてモヒート風に
▫️子羊2種
骨付きの部分は、低温でゆっくり火を入れて、マスタードを塗ったオーソドックスな仕上げ。
羊のパイは、肉には羊の脂を使ってないので、軽い仕上げ
右手前はラタトゥーユ
▫️フレンチ風参鶏湯
コメの部分はリゾット風。薬膳は強くなく鶏の旨みで
胸肉は、火入れを工夫してしっとりと。コリアンダー塩を添えて
▫️13皿目のカレー
玉ねぎにんじんのポタージュスープのような物
▫️瀬戸内海のレモン
レモン果汁に蜂蜜だけ。サッパリとした口直し
▫️クレームブリュレ
福岡県八女茶のクレームブリュレ。上にキャラメルのソース。ほろ苦さの共演。
<この日のワイン>
◇G .H.Mumm RSRV Cuvee 4+5 Champagne
果実感は上品で酸味とのバランスいい、ドライだけどドライすぎない。
◇Marc Bredif Grande Annee Vouvray 2012 (シュナんブラン)
久々に飲んだヴーヴレイ。果実味強く酸味控えめでやや甘く感じた。
◇Beaunu 1er Cru Clos de la Mousse (ピノノワール)
これは好みのど真ん中。ベリー系の香り控えめで土の香りも。繊細。
▫️バター茶 お腹を温める一杯
3人のファーストドリンク;娘はノンアルで
牛、豚、子羊と肉3種。圧巻です。
曽山の白エビのグジェール たっぷり燻製キャビアをのせて
Mummのシャンパン 今風のデザインだけど洗練された味わい
グジェールは手渡しで
ウニのコンソメジュレがけ 淡いジュレと底の方のクリームが絶妙に合う
上にアマランサスの葉を乗せたフルーツサラダ
中には、初鰹のたたき、フランポワーズ、キイチゴ、(甘味少ない)苺 下にフランボワーズ、キイチゴのソースに、ハリサ(チュニジアの豆板醤風調味料)
ヴーヴレイの白
スッポンのコンソメ;
フロマージュ
八寸;6月のあしらいは紫陽花で。奥は胡瓜のソース;右奥 フォアグラの最中(夏バージョン) ピニャコラーダ 下からフォアグラのムース、マンゴーとパッションフルーツのソース 上にココナッツのリキュール、マリブのゼリー クッキー状のものは、ココナッツの身で作ったチュリル
左下は8種類の野菜のサーモンマリネ 黄色の点はドレッシング
郡上鮎のコンフィ;ジャガイモの細切りで巻いて
松坂牛のハンバーガー
手前のお肉は、瀬戸内レモンと新生姜のソースをつけてサッパリと 奥の脂身は、 脂の旨みで。脂もくどくなくおいしい。
スイカのジュース。ミントを添えてモヒート風
子羊のパイ包み焼き
子羊2種;骨付きの部分は、低温でゆっくり火を入れて、マスタードを塗ったオーソドックスな仕上げ。 羊のパイは、肉には羊の脂を使ってないので、軽い仕上げ 右手前はラタトゥーユ
フレンチ風参鶏湯
参鶏湯;
13皿目のカレー;玉ねぎにんじんのポタージュスープのような物
瀬戸内海のレモン レモン果汁に蜂蜜だけ。サッパリとした口直し
クレームブリュレ 福岡県八女茶のクレームブリュレの上にキャラメルのソース。ほろ苦さの共演。 サッパリしさ、満腹のお腹にもすんなり収まる
2024/07/10 更新
2021/06 訪問
季節の素材を巧みに使いこなすフレンチと和のいいとこどりの店
家族の誕生月に『銀座大石』にやってきました。
4月に常連のレビュワー様に予約いただいて初めての大石に伺うことができましたが、その時にすかさず次回として6月を予約しておいたもの。大石さんがスーシェフを務められていた『北島亭』には家族で行ったことがあったので、『銀座大石』なら家族も喜ぶだろうとの目算です。
北島亭がオーソドックスなボリュームいっぱいのフレンチをとことん味わえる店とすると、大石は少し和の素材も生かした創作フレンチ。フレンチをベースにおきながら、素材のよさ、調理の処理、料理の仕上げをカウンターの内外で一体感を持って味わえるお店ですね。
バター茶の後、乾杯のシャンパーニュとともにキャビアたっぷりのグジェールを頂きます。いよいよ大石劇場のスタートです・・・
内容の詳細は長くなりそうなので後ろに回しますが、旬の素材を取り揃え、また季節の彩りを添えた形での大石の料理。お腹いっぱいになりながらもギリギリの所で最後まで満喫できました。家族も大満足の誕生祝いとなりました。
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この日頂いたものは・・・
▫️カツオと新玉ねぎのグジェール: 洋風のカツオのたたきのイメージで
▫️カリフラワーのムースと紫ウニのコンソメジュレ寄せ
この日のウニは北海道根室の紫うに塩水づけ、増毛町のボタンエビ、ホッキガイ貝等と共に。
▫️富山湾の白エビの洋風寿司
白エビのマディラ酒漬けがシャリの上に乗った洋風鮨。フレッシュのバルサミコ酢で作ったシャリはエビの殻をパウダー状にして混ぜたもの。
▫️すっぽんのコンソメスープ
定番のコンソメスープ。今日は仕上げに貝を4種類入れたとのこと。少しとろみも感じるほど濃厚な味わい。
▫️季節の八寸
真ん中に紫陽花の花を添えた6月の八寸
・6種の野菜と琵琶ます(サーモン)のテリーヌ (下:6時方向)。黄色いフレンチドレッシングと白いサワークリームのソースはマスにつけて
・磯粒貝(8時方向)
・毛蟹のサラダのシャルロット風 (10時方向)北海道噴火湾の毛蟹のサラダをアスパラガスで巻いて王冠風に
・テット・ド・フロマージュ (3時方向)豚の顔*ぼっぺた、たん、などを煮て固めた洋風にこごり。
・赤蕪の酢漬け
▫️フォアグラとマンゴーのもなか
フォアグラのムースと宮崎マンゴーのハーモニーが楽しめる。
▫️鮎のコンフィ
鮎をコンフィにしてからからっとあげたもの。周りは細切りのジャガイモで巻かれている。ソースはきゅうりとサワークリーム、トマトのドレッシング、横の小鉢には山椒の入ったタルタルなどが添えられて味変しながら楽しめる。
▫️黒鮑のパイ包焼き
ふっくらとした肉厚の鮑がパイ生地に包まれて、旨味を濃厚。
▫️岩中豚(少なめで)
冷蔵庫中で二週間塾生して水分を抜くとこで味を濃くした地味深い一皿。
京野菜の鴨なすを添えて
▫️口直し
甘いスイカ(ルナピエナ)に酸味を加えてモヒート風にしたもの。一口ですが、もっと欲しい。
▫️羊のロースト(2種)
羊のロースト:肉の部分はあえて羊らしさがない仕上げで 骨と油で取った出汁につけて。奥の骨の部分はマスタードを縫って香草をつけて焼き上げたもの、羊らしい香りが楽しめる。
付け合わせは、羊万願寺とうがらし夏野菜のピザ
▫️太刀魚の炊き込みご飯
旨味が渾然一体となったリゾットです。
▫️13番目のカレー。
この位置で提供するために生まれたカレー。アッサリしてます。
▫️プレデセール
ライチのババロアプリン、桃のソース。
▫️デザート
器の中には福岡県・八女茶のクレームブリュレ
左にはクリームチーズのサンド。山椒を乗せて
右にはフィナンシェ ナッツを多く入れて香ばしく
2021/06/28 更新
2021/04 訪問
素材から料理までのライブを鑑賞しながら味わう唯一無二のフレンチ
大石シェフがカウンターで調理しながらフレンチを振る舞う『銀座 大石』
北島亭でスーシェフを勤められていた時にお客さんへのサービスの先頭に立たれていた大石さんを思い出し、伺いたいと思っていたお店です。
友人に予約を取っていただき、ようやく訪問しました。
カウンター席について大石シェフの挨拶とともに、ライブのスタートです。
▫️バター茶
まずは小さなカップのバター茶でお腹を整えます。
▫️アミューズ:ホタルイカとキャビアのグジェール
これは美味しい。
ホタルイカ、帆立、卵黄など色々な旨味がギュッと詰まって、トッピングされた燻製をかけたキャビアが味を引き締めます。シャンパーニュに合うやつです。
▫️カリフラワーのムースとバフンウニのコンソメジュレ寄せ
カリフラワーのムースの上にバフンウニ、ボタンエビ、など。
コンソメジュレがかけられたスタイル、北島亭のスペシャリティにもあったけど、大石さんのは気持ち、和風に寄せた味わいか。
食事の合間に素材と料理の説明があります。(詳しくは写真に)
▫️スマの洋風寿司
シャリはバルサミコ酢で和えている。一口では入らない大きさなので、バラバラにして食べる。
スマは初めて食べたけど、脂が乗っていて美味しい。
▫️スッポンのコンソメスープ
定番のスープとのこと。蓋を開けると湯気と共に香りが立ち昇る。
中に蕪を浮かべて。丁寧に出汁をとられたコンソメが滋味深い。
▫️八寸
フレンチの前菜盛合せ。
・6種の春野菜ゼリー寄せ、
・ボルドーのホワイトアスパラ(オレンジと貝の出汁を合わせたソース)
・サクラマスを軽くマリネして燻製に
・うずらの胸肉のテリーヌ
どれもワインによく合いそう。ここで飲み過ぎると後がもたないので今日は自嘲します。
▫️フォアグラとイチゴのもなか
彩も美しい。フォアグラとイチゴ他の素材の甘味がマッチして美味しい。
見た目以上に複雑な味わい。
▫️椎茸とゴルゴンゾーラのソース
肉厚で立派な椎茸の香りとゴルゴンゾーラチーズの香りの相性を楽しむ。
▫️金目鯛 竹の子のソース
メインの料理はサーズする量の確認があります。魚は小さめでお願いしました。
バリッと焼かれた金目鯛か香ばしい。ソースと合わせて優しい味わい。
▫️ローストチキン
胸肉ともも肉が全員に供され、少ない部位はリクエストに応じて配分されるスタイル。
首の部分(セセリ)をゲットしました。手掴みで肉にかぶりつくと濃厚な味わい。
▫️口直し
高知県ルナピエナのスイカのジュース 甘いだけでなくミント、酸味を追加。
グラニテをプラスし、さっぱりと。
▫️牛の炭火焼
・ランプ
炭火で1.5−2時間かけてじっくり焼いたもの。中は赤みが綺麗。
間違いない濃厚な旨味。赤ワインソースを添えて。
・牛タンは中までしっかりと火を入れた炭火焼。
最後にシェフのパフォーマンス付きで藁のスモークを効かせて変化を付けてます。
口にすると、しっかりした食感だけど固くないタン。
この感触は初めてです。添えられた出汁と共に頂く。
▫️オマール海老の炊き込みご飯
出汁で炊かれたご飯。さらに海老の出汁をベースにしたソースが上からかけられてます。
全体を混ぜて供された皿は米もアルデンテでリゾット風の味わい。ペロッとなくなりました。
▫️しめカレー
玉ねぎ、人参、塩、脂、旨味、スパイスなどシンプルな素材で、バターも粉を使わないさっぱりとしたカレー 。旨味は効いているが、スパイスで責められてる感はなく、さっぱりと食べれる。
▫️ソルベ
長崎県の琵琶にマールのシャーベットを載せ、ピスタチオをあしらったもの
さっぱりといただける。
▫️マンゴのパイ
フレッシュの宮崎のマンゴー角切りをこれでもかと詰めて
▫️食後のドリンク
エスプレッソで
選りすぐられた素材とそれを扱う現場を見ながらの食事。友人との会話をする暇もなく、忙しいと言えば忙しいが、ライブを見に来たと思えば納得か。
出来上がった料理の美味しさは間違いない。もう少しワインと共に味わえれば最高かな。
6月の再訪を誓いました。
バター茶 まずは小さなカップにバター茶が。お腹を少し温めて整えるとの配慮。
アミューズ:ホタルイカとキャビアのグジェール
カリフラワーのムースとバフンウニのコンソメジュレ寄せ カリフラワーのムースの上に北海道浜中産の塩水漬けのバフンウニ、ボタンエビ、あぶったホッキ貝、上には軽く甘く柔らかいコンソメジュレが。
飛騨牛のもも肉の塊
鳥取県産大山地鶏
岐阜県「しいたけブラザーズ」の肉厚椎茸
手前から、愛媛県のスマ、千葉県・銚子の金目鯛、青森県の桜鱒
スッポンのコンソメスープ:丁寧にとった鶏やスッポンの出汁に静岡県の手長海老を合わせた濃厚な味わい。
フォアグラとイチゴのもなか: 中には、あまおうのコンフィチュール、キリッシュのゼリー、セルフィーユ、栃乙女、 アーモンドの砂糖がけなど入っていて、見た目以上に複雑な味わい。
椎茸とゴルゴンゾーラのソース: 椎茸の香りとゴルゴンゾーラチーズの香りの相性を楽しむ
金目鯛 竹の子のソース:バリッと焼かれた金目鯛か香ばしい。ソースと合わせて優しい味わい。
途中でグリーンアスパラが追加されて彩りを添えます
ローストチキン: 立派な大山地鶏を丸ごとフライパンで焼いていく、というこだわりの作り方。
大山地鶏の胸肉ともも肉:しっとりとした肉とパリッとした皮が美味しい
セセリ
飛騨牛のももの部分を塊のまま1.5−2時間かけてじっくり焼いたもの。中は赤みが綺麗。
口直し: 高知県ルナピエナのスイカのジュース
牛タンとランプの炭火焼
オマール海老の炊き込みご飯 : オマール海老の出汁で炊かれたご飯。 さらに出汁は煮詰めて生クリームを少しと海老の尻尾と炭火で焼いたものと絡めてトップに。 爪の部分はフライにしてサイドに。 さらにボタンエビの頭から出汁をとってスープにして上からかけて
2021/05/03 更新
晩秋の『大石』にやってきました。
この日は気合を入れて午後休暇をとっての5時からの食事です。
最初に量の確認がありますが、いつものように私は中盤の八寸まではレギュラーサイズで。様子を見て後半を調整することに。
この日も定番料理と新しい料理のコンビネーションでしたが、最初に感動したのは秋刀魚のクレープ包み。秋刀魚のクセは控えめで見事に洋風料理になってます。厚みのあるクレープも日本人には嬉しいかと。
追加でいただいた松茸のフライ。松茸をフライにするなんて邪道ではと思ったのですが、フライの衣に負けない松茸の香り、存在感。軽い味わいの山椒風味タルタルに予想を覆されてノックダウンを喰らいました。
そしてなんと言っても、この日最高の感動はメインディッシュのヒレ肉のパイ包み焼き。お肉の柔らかさと味わい深さと言ったら、食べたことのないレベル。
なんでこんな料理を思いついたんだろう、と頭の中が???となるディナーでした。
素晴らしい!
これだから大石さん定期訪問したくなります。
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この日のメニュー
<秋のメニュー>
◇ブータンのバター茶
アミューズ
▫️毛がにとアボカド、キャビアのグジェール
毛がには北海道噴火湾。大石専用のキャビア山盛り。一口でほうばると口の中で一体となって美味しい。
▫️利尻産バフンウニのコンソメゼリー寄せ カリフラワークリーム添え
この日はトッピングに赤うにものってデラックス仕様。
▫️秋刀魚のケールクレープ包み
大根のピクルス、肝のソース
脂の少ないこの時期の秋刀魚を活かした料理。
クレープのもちもちした食感、秋刀魚、肝ソースが一体となって、秋刀魚の癖も控えめで美味い。
▫️月とスッポン
18時間煮込んだスッポンのコンンメスープはネットリさを感じるほど濃厚。
ここに月に見立てたカブを添えて。あっさりしたカブが良いお口直しに。
▫️八寸
紅葉とクリスマスのイメージを載せて
・名種野菜のゼリー寄せ、フレンチドレッシング
・パテ・アンクルート、中はバテ・ド・カンパーニュ
・5種木の子のテリース、銀杏添え
▫️フォアグラと洋梨のMonaka,
お口直しのモナカ。
甘酸っぱさがフォアグラによくあう。
▫️山口県松茸のフライ(追加)
香り高い松茸のフライ。
これに洋食のように自家製のタルタルとソースが添えられたます。
松茸にタルタルは邪道では?と思ったのですが、食べてみると、山椒入りのタルタルで、ほのかな香りがマッチしてます。目からウロコの美味しさ。
▫️真鯛の白子のカリフワ焼き
下にトマトソース添え。上にセルフィーユの根のチップが。
白子の癖がなく、
▫️スイカのジュース モヒートスタイル
▫️ウェリントン、三重産松阪牛ヒレ肉のパイ包み焼き
このおにくのやわらかさ、うまさと言ったら
▫️瀬戸内産しらすのリゾット
しらすは三重県産の釜揚げしらす。
アオサ海苔のソースをかけたリゾット。
日本食のような優しい味わいにホッとします。
▫️13番目のカレーライス
野菜のみの優しい味わい。あっさりしてるけど、数々の逸品を食べた後にはこれが良い!
そしてデザートへ。
▫️りんごのスープ
長野、安曇野なかむらファミリー農園のりんご。スープの器は、凍らせたりんご。
りんごだけでも後でかじると、味わいタップリです。
▫️モンブランクレープ2025 栗太郎と一緒に
最後はモンブランクリームタップリのクレープ。モンブランクリームの優しい味わい、そばには濃厚なうまみの栗太郎
見た目もかわいい。
フィナンシェはお持ち帰りでおねがいしました。