6回
2025/07 訪問
夏の旬素材には夏酒。楽しめました。
夏の『割烹 いそ崎』にやってきました。
この日はカウンター席の貸切会。
鱧の葛うちのお椀、夏フグ、鰻蒲焼と、夏ならではの旬の素材が出てきます。
定番の素材ですが、付け合わせの野菜など一皿の仕上げにこだわりのあるのがいそ崎さんのいい所ですね。
珍しい所では、鮎はよくある塩焼きではなくて、塩、味醂などの合わせ調味料をかけて焼き上げるスタイル。
パリッとした皮目と全体的に優しい味わいを楽しめました。
日本酒の種類が豊富なのも嬉しいところ。3人で1合をシェアしながら、新しい銘柄を試していたので、本日のメニューにある日本酒はもちろん試し、裏酒も含めて9種類飲めました。夏酒を満喫できました。
次回はいつ来れるかな。楽しみです。
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▫️酢の物
水タコ、もずく、きゅうりを生姜酢であえてさっぱりと。
ウニのトッピングで。
▫️鱧の葛うち椀
天草の鱧を滑らかな口当たりで。
おかひじきと梅肉を合わせて彩りも鮮やか。
少し濃い目の出汁が旨い。
▫️夏フグとトマト
宮城の夏フグ。トマトが甘くて香りもいい。
▫️マグロの漬け
インドマグロの漬けに卵黄醤油をかけて。上に茗荷竹のスライス。
柚子胡椒を添えて。
▫️鰻蒲焼と茄子のオランダ煮
皮がパリッとした鰻の蒲焼。
茄子は一度揚げて煮浸しに。
山椒醤油を添えて
▫️鮎のかけ焼き
長野飯田の鮎。調味だれを噴霧して焼き上げてるので、皮がパリパリで均一な味わい。
自家製カラスミを添えて。
▫️常陸牛のイチボ しいたけ
椎茸は黒酢餡の付け焼き
大根おろしとマグロ削り節、ピンクペッパーを添えて。
▫️常陸秋そば
サッパリとして食が進む。
思わずおかわりを
▫️土鍋ご飯
しらすと万願寺とうからし
米は北海道ゆめぴりか
▫️デザート
メロン、いちじく、パッションフルーツ
<この日のドリンク>
◇シャンパン
◇純米吟醸 田酒
◇写楽
◇裏春鹿
◇天寶一 SPICY 夏潤
◇七田 鮨田 SUSHIDA 辛口純米
◇勝駒
◇無想(むそう)辛口 純米吟醸
◇鄙願 打ち水
◇ナツノコトブキ
2025/07/26 更新
2025/04 訪問
春の食材と日本酒を楽しんだ夜@町田
4月下旬の『いそ崎』さんです。
これまで何度か訪問してる中で、この季節に伺ったのは初めてかも。楽しみです。
幹事さんありがとうございます。
最初のお皿のホタルイカと花ズッキーニに合わせた黒鮑が下に敷かれて、旬の食材が揃い踏み。
続いて、お椀の蛤、そしてお造りは平貝と旬の貝が並びます。
季節の鰹のタタキには行者ニンニクのソース、とらふく唐揚げにはウド、タラの芽などの春野菜を添えたり、肉料理でも和牛しゃぶしゃぶに添えた花山椒と、季節感を味わえるのが嬉しいですね。
旬の食材の数々に、季節の日本酒が進みます。
今宵もほろ酔い気分で店を後にしたのでした。
料理の詳細は下にまとめておきます。
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<本日の料理>
▫️ ホタルイカ、花ズッキーニ、黒鮑のジュレがけ
花ズッキーニとホタルイカの相性がいい。下には黒鮑が敷かれて贅沢。
▫️お椀
鹿島灘のはまぐりのお吸い物。
この季節の大きなはまぐりはプリプリ。
▫️平貝のお造り
愛知の平貝。春菊のペーストは香りと軽い苦味のバランスがいい。
おひたし春菊、太白ごま油 塩、薄口醤油で
▫️鰹たたき
淡路の鰹。季節の定番の鰹たたきも行者ニンニクのソースで、一味違います
▫️ 天然トラフグ唐揚げ
春野菜(タケノコ、たらのめ、ウド)を添えて、アオサの餡をかけて。
▫️時しらず若狭焼き
北海道の時しらず。お酒、醤油でシンプルに焼かれて鮭本来の旨みを引き立ててます。
付け合わせは、そら豆塩焼き、自家製カラスミ、きゃらぶき。
きゃらぶきは山椒の芽を入れて香り付けされて。
▫️ 黒毛和牛サーロインのしゃぶしゃぶ
奈良県産の花山椒の香りと共に。花山椒、はしりはとても高かったとのこと。
付け合わせのアスパラも出汁をつけて焼いたもので味わい深い。
▫️花巻き蕎麦(冷)
常陸秋そばに、海苔を散らして江戸前で。
▫️土鍋ご飯
カニ、グリンピースがタップリ。旨みが贅沢な土鍋ご飯。
▫️プリン
硬めの感触のクラッシックなプリン。
<この日のドリンク>
・シャンパーニュ ジャン・ド・ヴィラレ
以下の日本酒は二人で1合で
・忍者赤影
・URARA (八仙)
・いづみ橋
・勝駒
・? 記憶が・・・?
2025/05/05 更新
2024/09 訪問
季節のイベントをモチーフにした料理を楽しんだ!
9月の『割烹 いそ崎』さんに伺いました。
久しぶりの訪問でしたが、季節を取り入れた料理が楽しめるのはいつも通り。
この日は、中秋の名月に見立てた玉子豆腐の料理とか、菊の花状に仕立てた水だことか、素材だけでなく、料理そのものでも季節を感じさせるものがありました。
季節の料理とそれによく合う日本酒。いい時間を過ごせました。
ご馳走様でした。
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料理の詳細は下にまとめます。
▫️月に見立てた玉子豆腐
上に、雲丹、イクラ、トンブリを乗せ、味に変化を。ネギが月見のイメージに合う。
▫️ハモと松茸の土瓶蒸し
季節を感じる土瓶蒸し。松茸は中国産だけど、食感はしっかりとしていい。
▫️水タコのきせわた作り
北海道の水たこを菊の花に見立てた「きせわた作り」で。
上に梨の千切り、下にたたき梅を使ったジュレ。食材の取り合せは斬新だけど、一体となって美味しい。
重陽の節句(9月9日)に合わせて菊をモチーフにしたとのこと。
▫️本マグロのたたき
カナダ産の上質のマグロ。
赤身と中トロの部位。たたきで旨みが増してるものをポン酢で。
薬味はミョウガ、ネギ、大葉、スプラウト
▫️ 真鯛と黒舞茸の煮物
色目でいんげんと菊の花を添えて
▫️ カマスの幽庵焼き
ゆず、ぽんたんを醤油出汁につけて焼き上げたカマス。
つけ合わせ手前右は、葉唐辛子の佃煮、左は、石川小芋と自家製カラスミ。
▫️ 日立牛のロースト
飴色に炒めた玉ねぎをすき焼き割下で煮て餡にした玉ねぎソース。肉と一緒に食べると旨み濃厚。
タスマニア産の粒マスターと胡椒も。
▫️花巻そば
海苔の香りがいい。
▫️タラバガニの土鍋ご飯
味の強いタラバガニと万願寺唐辛子の香りがインパクトある。
▫️デザート: ビオーネとシャインマスカットのレモンジュレがけ
サッパリとした口直し。
月見の玉子豆腐
土瓶蒸し
ハモと松茸の茶碗蒸し
水タコの菊仕立て
本マグロのたたき
真鯛と黒舞茸の煮物
カマスの幽庵焼き
花巻そば
タラバガニの土鍋ご飯
ビオーネとシャインマスカットのレモンジュレがけ
2024/09/16 更新
2023/09 訪問
町田で一足先に秋を感じる幸せ
9月に入ってもまだまだ暑いこの時期、『割烹 いそ崎』さんにやってきました。
久しぶりの訪問となりましたが、季節が変わり、どういう料理が出てくるか楽しみです。
乾杯のシャンパーニュと共に先付けを頂いていると、シャリ、シャリと目の前で大将の鱧の骨切りの音が響きます。このライブ感のあるキッチン。目でも耳でも楽しめます。
コースは、秋ナス、松茸、クロムツ、新銀杏、秋鮭、秋蕎麦など、季節を先取りする素材が次々と提供されます。特に印象的だったのは、冬瓜とスッポンの煮物でしょうか。滋味深い味わい。
黒ムツもふっくらとしていて、付け合わせの旬の野菜に新銀杏もあり、変化に富んでて楽しめました。
お酒もすっかり秋のラインナップ。ひやおろし、秋上がりなど季節の酒が楽しめます。4人で一合を分け合って、メニューの酒から隠し酒の鄙願、勝駒まで、少しずつ飲み比べで7種類ほど楽しみました。
秋の味覚と秋鮭。至福のひと時になりました。
ご馳走様でした。
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コースの詳細は、長くなるので、この後にまとめます
<この日のコース>
▫️先付 焼きナスと菊菜のお浸し
生うに、落花生、デラウエアの酢漬けが盛り付けられて、一口毎に味わいの変化を楽しめます。
▫️お椀 ハモと松茸
ハモはお吸い物に。上には松茸の軸を細切りにしたものを添えて。
▫️お造り1: 山口のクエ
生姜とかつおダシの優しい味のジュレで。 せりの胡麻和えを添えて。
▫️お造り2: カツオのたたき
もみじおろしを添えて、下に黄韮とスプラウト 全体的にサラダ感覚で
▫️煮物 冬瓜とスッポン:
熊本県産のスッポン。スッポンの出汁で炊いた冬瓜。スッポンのツミレにしたもの、松茸(傘)、ネギ、茗荷を合わせて。
▫️黒ムツの若狭焼き
江ノ島の黒ムツ。醤油味醂で焼き上げたもの。身がふっくらして美味しい。
奥の付け合わせは、出汁のきいた椎茸
手前は、キュウリと新生姜のガリ、旬の葉唐辛子の佃煮。上に新銀杏を乗せて。
▫️常陸牛イチボのロースト
タレはすき焼きベースの胡椒餡で上にタスマニア産の粒胡椒。
付け合わせの野菜は、ネギ、揚げたゴボウ。
▫️蕎麦
日立秋蕎麦の十割そば。 大将は蕎麦も修行していたらしい。
▫️ご飯 鮭とキノコの土鍋ごはん
米は北海道のゆめぴりか。唐辛子もアクセント。
▫️デザート 梨のシャーベット
<この日のお酒>
・シャンパン ジャン・ド・ヴィラレ ブリュット
・松の寿 純米吟醸 雄町 あらばしり (栃木)
・勝駒 純米吟醸 (富山)・・・ふくよかな印象
・勝駒 大吟醸 (富山)・・・ キレがある
・鄙願 程々(ほどほど)秋限定 (新潟)・・・淡麗だけど新潟の酒としては深みがある
・翠露 純米吟醸原酒 秋あがり 美山錦 (長野県)・・・諏訪の酒
・誠鏡 番外無濾過生原酒 雄町80 (広島)
・十四代 純生吟醸 酒未来 (山形)・・・ フルーティーだがキレもある
2023/10/15 更新
2023/01 訪問
冬のいそ崎は、雪景色をモチーフした料理から・・・
1月のいそ崎さんにやってきました。
まずはシャンパンで乾杯して宴の始まりです。
この日は、冬の雪に見立てた料理から始まりました。
お造りは、昆布で締めたり、サラダ仕立てにしたりと、手の込んだ形で供されます。
お肉もローストした厚切り肉をすき焼き風に仕立て、京人参や雪うるいなどの季節の野菜をアクセントに取り入れて手が込んでます。
季節の素材を取り入れながら、素材だけに頼るのではなく、自家製の醤油や生からすみを使うなど、丁寧な仕事が光ります。
お酒もメニュー以外のものも用意されているので、お酒大好き4人の会ではどんどん出てきてうれしい悲鳴。
ご馳走様でした。
<本日の調理>
▫️先付け: 淡雪かん ・・・大和芋を寒天で寄せ固めたもの。
上品な味わい、でもお出汁はしっかり効いていた味が決まっている。
▫️お椀: 炙り白子の淡雪仕立て
白子のくどさを感じることなく、旨味だけをさっぱりと味わえます。
▫️お造り: グジの昆布締め
山口のグジ、間に蕪の甘漬け。お酢と鰹節のジュレを
▫️お造り2: メジマグロのサラダ
タレに漬け込んだ新玉ねぎがいいアクセント。上にクレソンとアオサノリが載って。
▫️蒸し物: 海老の蒸し物
実山椒のトッピングがいいアクセント。
▫️焼き物: 金目鯛 幽庵焼き
奥に自家製カラスミ、手前はクワイのお煎餅。食感でも楽しめます。
▫️筋子の味噌漬け・・・酒肴として
▫️椀盛り: 黒毛和牛のイチボ すき焼き風
ローストしたイチボをすき焼き風に。
季節の野菜が添えられてます。九条ネギ、雪うるい、京ニンジンとヒラタケ、カリフローレ。
▫️ 土鍋ご飯
牡蠣の土鍋ご飯。 ご飯は、北海道のゆめぴりか
▫️デザート チョコとクリームチーズのレアケーキ
<この日のドリンク>
・シャンパーニュ ジャン・ド・ヴィラレ
・宮泉
・阿部勘
・高千代
・鄙願(ひがん)
・魔斬
・極雫
淡雪かん 大和芋の叩いたものと、おろしたものを寒天で寄せて固めた豆腐仕立てのもの。 上に生ウニ、出汁のジュレををかけて。 わさび、ミョウガと百合根を添えて。
炙り白子のみぞれ仕立て
グジの昆布締め 山口のグジ、間に蕪の甘漬け。お酢と鰹節のジュレをかけて
メジマグロ 新玉ねぎを自家製醤油とゆず胡椒のタレに漬けたものを載せて。上にクレソンとアオサノリのサラダ。
海老の蒸し物 実山椒のトッピングがいいアクセント。
金目鯛 幽庵焼き 奥に自家製カラスミ、手前はクワイのお煎餅
酒肴;筋子の味噌漬け
ローストした茨城県産の黒毛和牛イチボ
▫️椀盛り: 黒毛和牛のイチボ すき焼き風 茨城県産のいちぼをローストしてすき焼き風に。 奥に、九条ネギ、雪うるい; 手前に、京ニンジンとヒラタケ 上にカリフローレ、黒七味をかけて
牡蠣の土鍋ご飯
土鍋ご飯、味噌汁、お信仰
チョコとクリームチーズのレアケーキ
2023/02/05 更新
2022/10 訪問
町田にもこんなに素敵な雰囲気の和食のお店ができてたなんて!
小田急町田の西口から数分の所にできた『割烹 いそ崎』。
ここは神楽坂の割烹?と間違えそうな素敵な雰囲気と料理を楽しむことができるお店です。
この日は5人でお伺いしました。
まずは、シャンパーニュで乾杯。
ちょっと珍しい銘柄、アンリ・ジローのEspritをボトルで。気分が上がります。
出てくる料理は割烹の教科書のような正統派の手の込んだ料理。
季節のいい素材が楽しめます。
今はオープンして間がないこともあり大将のワンオペで、カウンター席のみでの営業ですので、1日マックスでも6−7名とのこと。
そのためか、料理の価格、ドリンクの価格はリーゾナブル。これだけの料理を都内で食べたとすると、2−3万はかかりそうですが、半額以下です。
ドリンク類も結構高めに設定している店が最近増えている中で、良心的な価格設定。
素晴らしいです。
ひょっとすると、まだ広く知られていない今が利用しやすくて狙い目かも。
ご馳走様でした。
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<この日のコース>
▫️先付け:菊菜のおひたし
愛媛の伊勢海老と新イクラを合わせて
▫️お椀 小蕪と金目鯛と松茸の沢煮仕立て
「沢煮」ってなに?と思って、後で調べると、「沢山」の具を使ったお椀の意とのこと。
ちょっと贅沢な沢煮椀でした。
▫️北海道の松川カレイ
椎茸の出汁をかけて、素材を活かした味付け。
紅葉おろしを添えて
▫️戻り鰹 2種
高知の巴丸の漁師さんから直送とのこと
塩たたきと皮を剥いて返し醤油をかけたもの二つの食べ比べ
▫️加賀蓮根のハス蒸し
すりおろした蓮根が蓮根饅頭のようにもっちりとして出汁に絡んでほっこりと。
ホタテ、キクラゲ、落花生などが添えられてます。
調理場内の少し後ろに焼き場があり、目の前で仕上がられた焼物がつづきます。
▫️焼物 ぐじの若狭焼き
ぐじは青森・下北半島産で、甘鯛の一種とのこと。
奥出雲の椎茸を添えて、手前は埼玉県のキモ唐辛子。
伝統的な京料理。
▫️焼物 おつまみ
つなぎのような形で厚岸の本ししゃもが。
▫️焼物 常陸牛のイチボ
柔らかで旨味が強いイチボに季節の野菜が寄り添っておいしさ倍増です。
奥には、きのこ素焼き胡椒煮
手前には、 福島の金山カボチャ
▫️炊き込みご飯
ご主人が炊き上がりの釜の中を見せてくれます。
釜の中には、カマスと銀杏とムカゴ、山形の利平栗が使われてます。秋の味覚満載で日本に生まれてよかったという気分。
▫️味噌汁
伊勢エビを使って
▫️デザート 洋梨のコンポート
添えられたアイスは葡萄とヨーグルトのアイス。
葡萄は、メルロー、カベルネソーヴィニヨン、ピノノワールとフランスのワイン好きならたまらない組合せ。
菊名のおひたし
小蕪と金目鯛と松茸の沢煮仕立て
北海道の松川カレイ
加賀蓮根のハス蒸し
焼き場で調理する大将
ぐじの若狭焼
厚岸の本ししゃも
常陸牛イチボの焼物:奥はきのこの素焼きの胡椒煮、手前は福島の金山かぼちゃ、上に自家製の山椒の佃煮
秋の味覚タップリの炊き込みご飯: かます、利平栗、ムカゴの上に鮮やかな緑の銀杏が散りばめられて、見た目も華やかです。
2022/10/19 更新
小田急線町田駅から数分の所にある『割烹 いそ崎』。町田では数少ない、本格的な会席料理を楽しめるお店です。
ここは神楽坂の割烹?と間違えそうな素敵な雰囲気の中、季節の素材をふんだんに取り入れた料理を楽しむことができるお店です。
2025/07/20 更新