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龙虾(生きてます)
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上汤焗龙虾配煎米线底
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上汤焗龙虾配煎米线底
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蟹粉小籠包
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蒜茸蒸蟶子皇
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蒜茸蒸蟶子皇
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上汤焗龙虾配煎米线底
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太胡海鮮城 尖沙咀分店
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富貴芝麻球
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太胡海鮮城 尖沙咀分店
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太胡海鮮城 尖沙咀分店
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今回の香港は仕事だったので、食事は比較的行き当たりばったり。
例えば、タイムズスクエアで打ち合わせがあれば、「この辺りで美味しいところは?」「じゃあ、金満庭で」といった具合で選択せざるを得ない。
そこには明確な意志や希望は反映されていないのも当然なわけだが、太胡海鮮城だけは「是非行きたい」と出国前から目論んで、現地スタッフにもオーダーしておいた。
さらに、太胡海鮮城をよく利用する人に同行してもらえるよう頼んでおいた。
姑息だけど、そうそう何度も機会があるわけではないと思われるので、これは実は重要なファクター。
というわけで、仕事も一段落して、やっと念願のディナータイムがやってきた。
山林道にある太胡海鮮城尖沙咀分店。
銅鑼湾の本店より、こちらの方が何かと融通が利くということだったので異論はない。
初日に知遇を得て、すっかり馴染んだ現地証券会社の役員が同行してくれたので、オーダーは彼に任せる。
といっても、全然カジュアルな雰囲気の店で、堅苦しくなくていい。
さすがに馴染みらしく、店側のスタッフが次々と彼に挨拶にくるのがちょっと面倒だった。
すべての料理を画像に収めたわけではないが、最初に感心したのは蟹粉小籠包。
小籠包といえば、点心の代表的存在で、薄皮の中に具と熱々のスープが入っている…というのが認識。
ところが、こちらの小籠包は堂々と器に入ってきて、しかも最初からドップリとスープに浸っている。
小籠包というより…湯(スープ)なポーションでおでましになった。
確かに、スープの中には皮で包まれたそれらしき物が鎮座しているが、これがでかい。
小籠包というネーミングの冒頭の文字はどこへいってしまったのか。
まあ、このサイズで熱々のスープというのは…食べるところをイメージしても相当辛そうではあるけれど。
どうなのかなあ~と思いながら、堂々とスプーンですくって小籠包を食べる…それ自体、初体験だ。
これが美味い。
あっさりとしたスープは、小籠包のそれだし、味わい深さは口腔に浸みていく感じ。
蟹身やミソとの相性が素晴らしく…いや、これは美味しい。
大籠包だったけれど、美味けりゃ文句なんてあるわけがない。
同行した証券会社役員のお薦めは、蒜茸蒸蟶子皇(馬刀貝の大蒜蒸し)。
貝は好物なので、馬刀貝も自宅で調理するが…それこそ、ここまできてわざわざ馬刀貝?という気もしたが、彼に任せた以上は沿ってみるしかないと最初から覚悟はできている。
で、その覚悟は大正解だった。
シンプルといえばシンプルな料理なのだが、これが老酒とマリアージュさせると非常にいい。
芝麻鹽焗雞(胡麻の塩チキン)は、カリカリに表面を焼き上げているが、中はジューシーな鶏肉。
香りと鶏肉の旨味が何ともいえないバランスでからみあって、コメントのしようがない。
貝が好きだといったら出てきた老干媽炒螺片は、ツブ貝を老干媽ソースで炒めた辛味が利いた一皿。
飲むしかない。
他にも、納得の料理をいくつか堪能させてもらったが、さすがにカメラばかり操作しているわけにもいかない。
それでなくとも、やたら食べ物の画像を撮りたがる日本人とレッテルを貼られている昨今。
まあ、台湾とかアジアでは、割と同様の傾向はあるようなので…まだマシとはいえ、やはり完全プライベートでもないので遠慮する。
宴もたけなわとなった頃、登場してきたのがご立派なロブスター。
「ミシュラン二つ星の真価を楽しむには何がいい」と聞いたところ、彼の回答がこちらだった。
ロブスターも、彼がチョイスしてきてくれた。
生前最後となる記念撮影も無事終了したロブスターは厨房へ。
鶏や豚、さらには金華ハムといったさまざまな出汁に海老のミソを合わせて作ったソースが絶品。
通常は海老の下に敷かれて登場するという米粉焼き固めたものは、彼の配慮で別盛りになってきたが、これとソースをからめつつ、プリプリの身を食べる。
まあ、美味しくないわけがない…日本人にとっては鉄板ともいえるテイスト。
これで1万円でお釣りがくるというのだから…お値打ちだ。
美味しい料理に美味しい酒がなかったら、何のための時間か…半分の意味はなくなる。
持ち込みとはいえ、20年物の老酒が5~6千円で楽しめるなんて…嬉しさを通り越して、罰が当たりそうな気すらしてくる。
福臨門銀座や大阪だったら、20年物となると3合で2万円以上はする。
だからといって、さすがに3本は多かったかと思ったが、結局空いてしまった。
香港ではリーズナブルと思える料理や飲み物は、実際には全然リーズナブルと思えず、こうしたエクスペンシブなイメージのある料理や飲み物の方が、はるかにリーズナブルを実感できるという天の邪鬼な価格設定になっているような気がする。
二十年ほど前に、湾仔の福臨門酒家で感動して以来、中華料理には大いに目覚めたけれど、ミシュラン二つ星はこの際どうでもいいとして、本当に楽しい時間だった。