buonappetitoさんのマイ★ベストレストラン 2011

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Buonappetitoの神戸・大阪イタリアンめぐり        (写真)ミラノ・ドゥオモ広場

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マイ★ベストレストラン

レビュアーの皆様一人ひとりが対象期間に訪れ心に残ったレストランを、
1位から10位までランキング付けした「マイ★ベストレストラン」を公開中!

マイ★ベストレストラン

1位

モード ディ ポンテベッキオ (西梅田、福島(阪神)、北新地 / イタリアン)

1回

  • 夜の点数: 5.0

    • [ 料理・味 5.0
    • | サービス 5.0
    • | 雰囲気 5.0
    • | CP 4.0
    • | 酒・ドリンク 5.0 ]
  • 使った金額(1人)
    ¥8,000~¥9,999 -

2011/02訪問 2011/02/07

ポンテベッキオのロマンチックディナー

西梅田ガーデンシティには、特筆すべきイタリアンがたくさんありますが、ここに勝るところはないというのが結論。

なんといってもビルの30階の立地が、他を寄せ付けません。
南向きにひらけた窓から見える御堂筋方面の展望は大阪でも1,2を争うのでは。
特に夜は、ビルの明かりがきらきら輝いて、ディナーを引き立てます。

北イタリア風の白黒基調の内装は、アルマーニを思い起こさせますね。
テーブルの間も十分に距離がとってあり、隣を気にすることなくひそやかな会話を交わすことができるでしょう。

まず、食前酒のメニュー。
シャンパン、ビールなどが中心。
イタリアならではのカンパリやマルティーニがないのはちょっと不思議でした。

すぐにワインを注文します。
ワインリストには、イタリア、フランスの白赤が100種類ほど。
十分な品数です。
価格は5250円から。
6000円台も結構そろっていました。
まぁ、イタリアンワインは、どれもあたりはずれはないので、サルディニアの5250円の白。
あまり高いワインを頼む必要はないと思います。
多少甘みもありましたが、この程度なら料理との相性もよさそう。

メニューは、ディナーコース、シェフのお任せコース、それと、アラカルト。
アラカルトに1575円を余分に払うと、パン、珈琲、ドルチェがついたプレフィックスコースになります。
こういう店は、前菜も結構メインぽいので、前菜とプリモをアラカルトでオーダーし、プレフィックスにするのもCPをよくするひとつの方法。
この場合、メインはオーダーしませんが、ドルチェがつくので、十分満足できるよう。
メインまでいくなら、コース料理にしたほうが安上がりでしょう。

前菜では、ビーフ赤肉のカルパッチョ、オマール海老とマメのサラダを注文したのですが、なぜかモッツァレラチーズのヤギ乳スープがついてきました。
どれも単品オーダーを二人に分けてもらいます。

すべてのお皿が、これ以上丁寧には作れないというきめ細かさで、おいしくいただきました。
これはイタリアンというより、フレンチといったほうが。
とりわけ、スープのモッツアレラは、弾力といい、味といい、ちょっとイカリにもないのでは。

プリモは、ヤリイカのスパと、カモのタイオリーニ。
イカ墨はチーズとオイルが効いて香ばしく、細めのスパゲッティになじんでいました。
イカ墨は、パスタに練りこんでしまうと、風味が消えることが多く、やはりソ-スのほうが味わい深いよう。
カモのタイオリーニは、カモのミンチのネギ和えになっていて、ちょっとカモの味が弱かった。

もうこれで十分な量なので、メインはやめてドルチェにしました。
このプレフィックスコースは、ドルチェを選べます。
ティラミスやジェラート、あるいはフルッタと、種類も豊富なので、たのしめますね。

そしてエスプレッソで締めます。
エスプレッソもなかなかおいしかった。
温度も適切で、確かにほんのり焼いたエスプレッソの香りでした。

淀屋橋辺りの夜景を楽しみながら、ゆったりとしたセレブ空間での高級イタリアン。
これでロマンチックにならなかったらウソですよね。
締めて20000円。
コストパフォーマンスも高得点だと思います。

ポンテベッキオは、市内に4店ありますけど、ここが最高でしょう。
難波のお店は近々閉めて、新たに大阪駅うめきたでオープンするそうです。

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2位

ホテル ラ・スイート神戸ハーバーランド (みなと元町、西元町、花隈 / ホテル)

1回

  • 夜の点数: 5.0

    • [ 料理・味 5.0
    • | サービス 5.0
    • | 雰囲気 4.0
    • | CP 3.0
    • | 酒・ドリンク 4.0 ]
  • 使った金額(1人)
    ¥20,000~¥29,999 -

2011/08訪問 2011/08/08

ポートサイドディナー

神戸港の中突堤とハーバーランドのちょうど中間。
港内観光船の船着き場のすぐ横です。
まさに港に面したレストランホテル。
ポートサイドディナーとしゃれ込みました。

通常、これだけ高い店だとサービスが押しつけがましくうっとおしいのですが、ここは客との接し方が控えめでうれしい。
フレンチなので、お手本はパリかな?
いや、それよりエールフランスのベテランスチュワードの安心感のあるサービスを思い出しました。
貴族社会のヨーロッパでは、おそらくサービスとはこういうものなんでしょうね。

大きなお店ではありません。
4人掛けテーブルにしてせいぜい5卓。
ただ、奥に鉄板焼きがあり、すぐ隣はライブのあるバールです。
たっぷり料理を堪能した後は、バーで軽く音楽を聴くのもいいかも。

フレンチはよくわからないので、コースにしました。
詳細は忘れましたけど、前菜から始まってエスプレッソまで、量的にはそれほどではありません。
でも、一つ一つ丁寧に作ってあって、食べるほうも真剣に。
大阪のポンテベッキオの丁寧さと甲乙つけがたいところ。

材料も、しっかり地元の魚や肉を選んで、新鮮さや独自色を打ち出していました。
魚は、明石の鯛。
おそらく昼網を直接仕入れているのでしょう。
そして肉は神戸ビーフ。
柔らかく、霜降りをあえて避けてコンパクトにまとめていました。

デザートはアイスクリームでしたが、これもフレンチ風に、お皿いっぱいの飾りつけ。
楽しく食べました。
最後のエスプレッソには角砂糖を付けず、エスプレッソらしくなっていて大喜び。

ワインは、豊富なワインリストからソムリエの方にお願いして、おいしいフランスワインをオーダーすべきでした。
つい、いい恰好をして数少ないイタリアンを試しました。
ガビ・デ・ガビだったので、間違いはなかったのですが、多少甘かったかも。

いずれにしろ、こんなに満足したのは西梅田のポンテベッキオ以来。
食は文化ですね、ほんと。

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3位

リストランテ・ヒロ OSAKA ブリーゼブリーゼ (西梅田、北新地、大阪 / イタリアン、ワインバー、パスタ)

1回

  • 夜の点数: 4.5

    • [ 料理・味 4.5
    • | サービス 4.0
    • | 雰囲気 3.5
    • | CP 4.0
    • | 酒・ドリンク 3.0 ]
  • 昼の点数: 5.0

    • [ 料理・味 5.0
    • | サービス 4.0
    • | 雰囲気 3.0
    • | CP 4.0
    • | 酒・ドリンク - ]
  • 使った金額(1人)
    ¥10,000~¥14,999 ¥1,000~¥1,999

2014/12訪問 2014/12/21

HiRoのパスタフォークは店の良心

(2014年12月)
クリスマスディナーを楽しみたいと、あちこち探すのですが、どこもかなりの混雑。
別の機会に久しぶりに前を通りかかったので、席の空き具合を聞いてみます。
やはりここも結構な予約。
予約した日はちょうど団体のお客さんがいて、難しそうだったのに、お店が奥の席を用意してくれました。
親切なご対応に頭が下がります。

ディナーは5000円、7500円、10000円。
10000円はちょっとどーかなと思い、7500円を見たのですが、5000円とあんまり変わらない。
何が違うのかを聞くとフォアグラ料理の有無で違いが出るとのこと。
イタリアンでフォアグラはちょっと場違いかなと、一番安い5000円にしました。
ただ、セコンドでステーキを選んだので、1000円プラス。
ご一緒してくれた方が、こいつはセコイとあきれた可能性はあります。

奥の半個室に座るとすぐにワインリストを持ってきてくれます。
ソアベ5000円は、多少高いけどこの店にしては安いかなと考えてお願いします。
クリスマスを祝ってカンパーイ。
ソアベにしてはちょっと甘めかななどと薀蓄。

あてがなかったのでグリッシーニをお願いしたら、自家製のパンをサービス。
キリスト教ではありませんが、パンとワインっていいんですね相性。
これで満腹になる人も結構います。

前菜は生ハム・プロシュートクルードとナシ。
イチジクかメロンかナシか。
ナシの食感と甘さはメロンに似て美味しい。
ナシとハムとワインはイタリアン定番の取り合わせです。

パスタは、アーリオオーリオですが、大きなしいたけとタコ入り。
シイタケとオリーブオイルがまた最高の組み合わせ。
本場を意識して、ポルチーニを好む方もいますが、シイタケも捨てがたい。
これも白ワインにぴったりです。

セコンドはフィオレンティーナステーキ。
肉は広島産だそうですが、柔らかくてフィレンツェを思い出しますね。
キャンティの赤をお願いしないといけないところですが、個人的にソアベが好きなのでそのまま。
ヘビーな肉にあっさり白ワインも悪くないのです。

ドルチェは、クリ入りモンブランジェラート。
マロンクリームの下の冷たいアイスが、ワインであったまった体に沁み渡ります。
エスプレッソはなぜか1センチしか入ってなくて、ちょっと興ざめ。
せめて3センチ入れてほしいとお願いしてもう一度入れてもらいます。
これはさすがに入れたてでおいしかった。

というわけで、久しぶりに、イタリアンのコースを堪能。
前にも書きましたが、パスタフォークは相変わらず先が広がっていて食べやすく、お客目線の店のポリシーを感じさせます。
コースなので、量的には少な目ですが、ご自慢のパスタやステーキやドルチェやワインやエスプレッソを楽しんで一人10000円は思わぬクリスマスプレゼントかも。


(2011年2月)
西梅田のガーデンシティ。
ここは阪神電車や旧国鉄用地を中心に、市街地再開発で生まれた街。
大阪の看板・ごった煮街とは、全く趣を異にするおしゃれタウンです。

JR大阪駅桜橋口から西にむかう並木道沿いには、高層ビルが林立。
その下もしゃれた地下道が西に伸びています。
それぞれのビルには、オフィスとショッピング・グルメモールがオープン。
ヒルトンプラザには、四季劇場もあって、大阪の新しい文化の発信地に。

産経の新ビル、ブリーゼブリーゼもここ。
6階までは、ショップとグルメの街に。
5階にはイタリアンが2軒。
1軒は、地元大阪は本町のPiano piano。
もう1軒は東京青山から進出のHiRo。
東京の丸ビルや銀座の店も有名ですね。

入るとすぐにカウンターのバール。
左手がテーブル席のレストラン。
40席はあるでしょうか。
白を基調の、いわゆる北イタリア仕様。
ちょっとスノッブなお店です。
昼はOLさんたちでほぼ満席。

ランチは、1575円のパスタランチから6300円の正式プランツォまで何でもあり。
パスタは2種類から選択。
ラグーとキャベツにうすいトマトソースのボロネーゼ風とボンゴレのパスタビアンコ。
パンとドルチェ、コーヒ付きです。

結構な量がありました。
キャベツはパリパリッと香ばしく、ラグーは控えめ。
麺はしっかりめに茹でて、歯ごたえがいい。

ドルチェは練立ての粋なカラメルアイス。
エスプレッソもちょうど良い熱さでした。
これはきっとディナーもいけるに違いないと思わせました。

ディナーは多少高めですが、良心的。
安くできるものはほんとに安く、いい材料の料理は高く設定。
「実費」レストランと言っていいのか。
アーリオ・オーリオは945円ですが、ステーキは120グラム4200円からといった具合。
ワインも白赤とも3500円からと、周辺の超スノッブ店より安い設定。
バローロ30000円もちゃんと置いてあります。

感心したのは、フォーク。
スパゲッティを食べるときの悩みはフォークの滑り。
しかし、ここのフォークは先が広がっていて麺がきっちり掛るようになってます。
これだと、安心して麺を巻いていけますね。

細かいことですが、イタリアンでは重要。
店の良心を感じました。
デート先としてもきっと評判はいいはず。
ぜひお試しを。

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4位

ウ・ポンテベッキオ (淀屋橋、肥後橋、大江橋 / イタリアン)

1回

  • 昼の点数: 5.0

    • [ 料理・味 4.0
    • | サービス 4.0
    • | 雰囲気 4.0
    • | CP 3.0
    • | 酒・ドリンク - ]
  • 使った金額(1人)
    - ¥1,000~¥1,999

2012/07訪問 2012/08/03

ポンテベッキオは素晴らしい

2012年7月

久しぶりに淀屋橋ポンテへ。
車で行ったので、駐車場探しに時間がかかり、到着は昼のラストタイム近く。
店には、お客さんが何組か残っているだけ。

パスタランチをお願いします。
当方は、ぺペローネやモッツアレラの細切れの入ったオイルパスタ。
具はアジの小さな切り身。
これがまた、サクッとしています。
魚のにおいもほとんどなく。
パスタは、リングイネというかスパゲッティーニというか、細麺。
相変わらずの、あっさり味と、おいしいパスタ本体。
おいしさの原点はパスタそのものかな。
と前にも書きました。

パートナーは、ジェノベーゼのリングイネ。
独特の味ですね、ジェノベーゼは。
好き嫌いがあるでしょうね。
しかし、麺はやはりしっかりとして、味もいい。

これに前菜とドルチェ、それにエスプレッソを付けて1575円は絶対お得だと思います。
もちろん、フォカッチャも付いてます。

パスタによく合うガス水を頼みます。
ここは、ご存じのように水も有料。
せっかくなので、何時もガス入りを飲むことに。

今日は、エスプレッソが抜群でした。
量も適切。
濃いのにネットリ感がなく、コクがあります。
パートナーはエスプレッソ好き。
初めて飲んだポンテのそれを絶賛。

久しぶりのポンテ。
前と同じ感想になりますが、
「少なくとも大阪キタではポンテに優る店はなさそうです。」


2011年3月
少なくとも大阪キタでは、ポンテベッキオに優る店はないというのが結論。

北浜本店はもとより、梅田も淀屋橋もどこも、雰囲気といい、料理の味といい、ワインセレクトといい、嫌みがなく、上品でイタリアンの地位向上に貢献されているよう。

昼、久しぶりに淀屋橋ODONAのポンテへ。

ひとりでブラッといけば大丈夫かなと思いきや、何と満席。
5分ほど入口のところで待ちます。

窓際のテーブルはもちろん、個室やカウンターもいっぱい。
ゆったりとしつらえてあるのですが、それでもこれだけ人がいると、社員食堂っぽくなってしまうのは致し方ないかも。

パスタランチは、野菜のスパゲッティー二。
これにパン、ドルチェ、コーヒーがついて1575円。
パスタは、柔らかめ。
スパゲッティーニは、麺が細いのでどうしても柔らかくなります。
でも食べやすいし、量も軽めになるので、ランチ向き。

相変わらず水は有料です。
パスタとガス水ってホントよくあいますね。

店内は、近くのサラリーマンやOL風のかたがただけでなく、熟年カップルがちらほら。
あるいは、おばさまグループも。

これだけ幅広い層に支持される店はなかなかありません。

ポンテベッキオは、これからも味にうるさい大阪の人に愛されて発展することでしょう。
5月には大阪駅の新駅ビルにも出店するそうです。
楽しみです。

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5位

カンティーナ ピアノ ピアーノ ブリーゼブリーゼ (西梅田、北新地、大阪 / イタリアン、洋食、ワインバー)

1回

  • 昼の点数: 4.0

    • [ 料理・味 4.0
    • | サービス 4.0
    • | 雰囲気 4.0
    • | CP 4.0
    • | 酒・ドリンク - ]
  • 使った金額(1人)
    - ¥1,000~¥1,999

2016/07訪問 2016/09/02

明るいデート向きのお店

(2016年7月)
初めて行ったのがもうかれこれ5年以上前。
当時もパスタランチを試食に行ったのですが、今回もパターンは全く同じ。
ピアノピアノのすぐ南側の中華料理は前と同じように行列。
こちらはそれほど混んでいません。
それでも、4分の3くらいの入りですから、イタリアンとしては繁盛では。

カウンターが空いていたので座ります。
目の前にはイタリアの食後酒グラッパのボトルが並んでいます。
パスタランチは5年前と同じかな。
前菜、パン、サラダ、パスタにドリンク。

前菜は、かなり充実。
フリッタータ、ズッキーニの天ぷら風フライ、カボチャ、ブロッコリ、マリネ、それともしかしてレンコンの薄切りかな?
別のお皿でサラダが来ます。グリーンサラダにハム2枚乗せ。
そしてパンが3ピース。

パスタは、スパゲッティで、たぶんモッツアレラのトマトソース掛け。
細いスパゲッティーニですが、かなり硬めのゆで加減。
フォークに巻きにくいくらいでした。
ちょっとコリコリ感のあるパスタです。

ドリンクはエスプレッソ。
多少ぬるめですが、入れなれた感じですね。
砂糖も粉砂糖。

前回は1260円でした。
今日は1296円。
この5年間まったく値段は変わらず。
消費税の上昇が印象的です。
同じグルメ街の5階には、青山のHiRoがあって、両者は相変わらず切磋琢磨されているようでした。

(2011年1月)
四ツ橋筋と国道2号の交差点桜橋。
桜橋は、かつて新地の真ん中を流れていた蜆川にかかる四ツ橋筋の橋。
今は西梅田の賑やかな交差点の名称に。

その桜橋から、国道2号沿いに西へ100メートルほど行ったところが産経のブリーゼタワー。
このビルは地下でもガーデンシティの地下道につながっています。
ブリーゼタワーは5、6階がグルメ街。

5階には東京青山から進出したHiRoと、地元本町のPiano pianoの2軒のイタリアンが競っています。
いずれ劣らぬ有名店。
店の作りも、味も、相譲らずといったところ。

Piano pianoの正式名称はCantina Piano piano BreezeBreeze。
Cantinaは、ワインセラーのこと。
ワインセラーというほどにはワインの種類はありませんが、まぁ料理を食べるのに困ることはないようです。
値段も高くなくて、親しみやすいワインリスト。

ランチは、本格的プランツォ4200円から軽いランチ1260円まで4種類。
軽いランチはパスタランチで、前菜とパスタ、サラダとコーヒーかデザート。
前菜は、フリット、小松菜、玉ねぎなど5種盛。
パスタとサラダがワンプレートででてきます。
パスタは、タラコとキャベツのアーリオオーリオ。
本町仕込みの適切なハンドリンングで、おいしく仕上がってます。
サラダはタコとイカがあえてありましたが、材料が新鮮で抜群。
仕事がなければ、白ワインをグラスで頼むところです。

40席はある結構広い店。
多少スノッブ感はあるものの、明るいデートにぴったりですね。

  • ブリーゼタワー6階から見下ろす(2016年)

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6位

Vivo (三宮(神戸市営)、三ノ宮(JR)、三宮(神戸新交通) / イタリアン、パスタ)

1回

  • 昼の点数: 4.0

    • [ 料理・味 4.0
    • | サービス 4.5
    • | 雰囲気 4.0
    • | CP 4.0
    • | 酒・ドリンク 4.0 ]
  • 使った金額(1人)
    - ¥1,000~¥1,999

2011/09訪問 2011/10/29

じゃことキャベツのスパゲッティ

Vivoはイタリア男のこと。
元の意味は元気なとか活発なとかですから、イタリア男は明るく腰が軽いのかも。
VinSantoはワインの名称によく使われます。
とりわけトスカーナ地方の甘口ワインが有名だそうです。
もしかしたら地名なのかも。
すると、店の名前はVin Santoの男かな?
店のフロントでテキパキ差配するイケメンおにいさんのことかもしれませんね。

メニューを見るとパスタは、子持ちイカのトマトソースかじゃことキャベツのスパか。
どちらもさかな系。
トマトソースは飛ばしをやると、とるのに手間がかかるので、ホワイトのじゃこ&キャベツを注文。
しばらくすると前菜が出てきました。
これも魚ばかり。
カルパッチョはヒラメかな、カレイかな?
それにブリ系のグリル。
結構豪華で味もいい。
後でわかったのですが、ここはさかな系のイタリアンだそうです。

これはパスタに期待できそうです。
キャベツのパスタはイタリア料理の定番ですが、チリメンじゃことの組み合わせは初めて。
うまくにおいを消せるでしょうか。
きましたきました。
湯気がでるあつあつ。

たくさん入ってますね、具のじゃこが。
野菜はキャベツだけでなく、玉ねぎも入れてうまく魚と調和。
青い野菜も細かく切って添えてあります。
麺は多少薄味のアルデンテで。
これは美味しい。

そしてエスプレッソ。
量を増やして日本人向けに薄く。
ただ残念なのは角砂糖。
エスプレッソらしく粉砂糖にしてほしかったですね。

ここは、かつての北野の有名店ベルゲンのあと。
北野には、神戸有数のレストランがたくさんあったのに、最近人が減って店も減りました。
ベルゲンも、近くの姉妹店とともにずいぶん前に閉めてしまって、さびしく思っていました。
偶然通りかかったら新装されていて、おいしいイタリアンが復活したのはうれしい限りです。

Vivoは六甲にも元の本店があるそうです。
ぜひお試しを。

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7位

ブーランジェリー ブルディガラ 大阪店 (西梅田、北新地、大阪 / パン、カフェ、ケーキ)

1回

  • 昼の点数: 3.5

    • [ 料理・味 4.0
    • | サービス 3.0
    • | 雰囲気 4.0
    • | CP 3.0
    • | 酒・ドリンク 2.0 ]
  • 使った金額(1人)
    - ¥1,000~¥1,999

2011/01訪問 2011/02/16

ブルディガーラはボルドーのイタリア語読み

西梅田は、ガーデンシティと名付けられ、元国鉄貨物駅の南ヤード、阪神の軌道敷地などを合わせて再開発が施行され、1997年に40階建てのハービスを中心とした第1期が完成、2004年に四季劇場などが入るハービスentがオープンして、新しい街に生まれ変わっています。

中心となるのが阪神電鉄の再開発ビルハービスプラザ。
地下2階には18店舗の入るグルメ街があります。

入口のバール風イタリアンenchante、洋麺屋さん、パスタの店、そしてフレンチイタリアンBurdigalaなどイタリアン系が4店舗あって、イタリア料理好きにはこたえられないところ。

ブルディガーラは、フランス語のボルドーのイタリア語読み。
元は東京のフレンチ、トリコロールのチェーン店の一つとして開店したようですが、今は完全に独立。
ただ、すぐそばの同名のパン屋さんは、今なおトリコロールチェーンで、レストランのパンはこちらから仕入れているそうです。

1050円のワンディッシュランチから5000円のステーキまで、何でもこいのランチタイム。
パスタランチは、1260円。
リングイネ、フジーリとリゾットから選びます。
前菜もサラダ、スープ、マリネからの選択。
エスプレッソはプラス200円で。

フジーリは、ミンチチキンのフリット、キノコを和えたオーリオパスタ。
油をうまく切った、ランチ向けのあっさり味。
フジーリの硬さもしっかり保った上級パスタでした。

惜しむらくは、エスプレッソ。
小さいカップはエスプレッソなのですが、もしかしたらフツーのレギュラーコーヒーで点てたのではないかと思わせる、かおりのなさ。
エスプレッソに禁物の角砂糖はちょっといただけないかも。

大きな店で、60席はあるでしょうか。
バールとレストランにわかれていて、夜はゆっくりできそうです。

ただ、流石にガーデンシティ価格といっていいのか、メインの価格は3000円前後と高い。
ワインはそれほどでもなくて、白は4200円から。
赤も、ピノノワールが4700円からなら、リーズナブルかも。
ここなら、ちょうどいい懐具合でデートディナーを楽しめそうです。

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8位

ベルドゥーラ (元町(JR)、元町(阪神)、県庁前 / イタリアン)

1回

  • 昼の点数: 3.5

    • [ 料理・味 4.0
    • | サービス 4.0
    • | 雰囲気 3.0
    • | CP 3.0
    • | 酒・ドリンク 3.5 ]
  • 使った金額(1人)
    - ¥1,000~¥1,999

2011/08訪問 2011/08/14

このデザートは見逃せない

昼下がり、神戸は元町駅から北へ鯉川筋を歩いていると、やがて左にベルギー、右側の歩道にはイタリアの三色旗が見えてきます。
左は、ソーセージがおいしいブリュッセロワーズ、右がこじんまり落ち着いたマルコ。
それぞれ界隈では有名店。
どちらかへ行こうとしたのですがブリュッセロワーズは夜だけなんですね。
道を渡ってマルコに行くのも面倒だし。

ふと西へ入る路地を見ると、女性の二人連れがレストランと思しき店に入っていくところ。
どうやらイタリアンのようです。
外から見ると、かなり年代物の建物を再利用。
神戸によくある、貿易会社の使い古しのような。
入ると、打ちっぱなしの天井、漆喰と木を組み合わせた昭和の香りがします。

店の名前はVerdura。
イタリア語で野菜。
新鮮野菜が名物なのかも。

ソムリエバッジを付けたかたがカウンターに案内してくれます。
何しろテーブル席はいっぱいで、空いているところも予約が入っているらしい。
このパターン、大阪でよくありますね。
たまに、カウンターにすら座らせてくれない店もありますけど。

パスタランチは1200円。
店の名前そのままの野菜のオーリオスパをオーダー。
ミニアンティパスト、パン、ドルチェにコーヒーつきです。

アンティパストのフリッタータは柔らかくておいしい。
やがてパスタがきます。
麺はスパゲッティーニでした。
油たっぷりで大きなフォークがよく滑ります。
野菜は、大豆、オクラ、玉ねぎだったかな。
味も、ゆで具合もごく一般的。
安定した料理法を想像させます。

料理が終わったあとのデザート(ドルチェ)がすごかった。
最初オーダーするとき、ティラミスやパンナコッタ、各種タルト10種類くらいから選んでくださいと言われておどろき。
ランチでここまでやる店は少ない。
アイスもついていますよと説明があり、とりあえずパンナコッタを注文。
出てきたのはシャーベット、たっぷり生クリームがけのパンナコッタ、パンケーキ、それにカットオレンジなど4種盛。
これがまた一つ一つおいしくてびっくりです。
そしてエスプレッソも、かなり手慣れた感じでした。
量を多くして薄め仕上げ。
残念なのは角砂糖だったこと。
エスプレッソはさらっとした粉砂糖のほうが溶けやすい。

これで1200円は安いと思います。
満席なのもよくわかりました。
ここは、パスタよりもドルチェがメイン。
イタリアンが隅々まで普及して、麺のゆで方とか具とかで他と差別するのが難しいとすれば、デザート勝負というのも一つの行き方でしょうね。

ご発展を期待したいと思います。

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9位

アル フォンテ (北新地、渡辺橋、西梅田 / イタリアン、パスタ、ワインバー)

1回

  • 昼の点数: 3.5

    • [ 料理・味 4.0
    • | サービス 3.0
    • | 雰囲気 3.0
    • | CP 3.0
    • | 酒・ドリンク 3.0 ]
  • 使った金額(1人)
    - ¥1,000~¥1,999

2010/12訪問 2011/04/06

丁寧なパスタ作りは一流

去年、堂島アバンザの南に新しいホテル「エルセラーン大阪」がオープン。
それに合わせて地下のレストラン街「アジェット堂島」も店開き。

イタリアン、日本料理、焼鳥、お好み焼き、カフェ、オーストラリア料理の6店舗。
どれも、それほどお安くない店ばかり。
ここのホテルのコンセプトが「大人達の集う街」なので、必然的に値段のほうも大人価格に。

イタリアンは「Al Fonte」
フォンテは一般的には噴水とか、水の源流とか。

材料と調理に、きめ細やかな気配りをした料理をめざしているようでした。
だから、一つ一つ丁寧に、少し時間をかけて出てきます。

昼のランチは1500円。
この設定は界隈では決して安くない。
おおむね1000円から1200円が普通。
1000円以下のパスタランチも少なくないのが、このあたり。

パスタ、パン、前菜、ドルチェ、コーヒとランチのフルコース。

パスタは、スパゲッティで、ソースが鳥をすりつぶしたオリーブオイルソース。
和えものは、芽キャベツ。

これだけ手をかけたランチパスタは珍しい。
味もあっさりめのチキンがスパゲッティに融合。
熱さも、微妙に加減してあって食べごろ。
芽キャベツとチキンもうまいコンビネーション。

1500円はどうかなと思いましたが、これなら納得。
夜のメニューも多少割高ですが、この味はなかなかほかではでないかも。

こじんまりした店を明るい白で統一。
カウンターとテーブルで、20席程度。
貸切パーティなどにも最適のようです。

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10位

PATISSERIE TOOTH TOOTH サロン・ド・テラス 旧居留地38番館店 (旧居留地・大丸前、元町(JR)、元町(阪神) / ケーキ、カフェ、スイーツ)

1回

  • 昼の点数: 3.0

    • [ 料理・味 4.0
    • | サービス 3.0
    • | 雰囲気 4.0
    • | CP 2.5
    • | 酒・ドリンク 3.0 ]
  • 使った金額(1人)
    - ¥1,000~¥1,999

2011/09訪問 2011/09/09

イタリアンなお菓子屋さん

パティスリーというくらいですから、お菓子屋さんのコンセプト。
しかし、実態はレストランでもあるし、喫茶店でもあるし、3時に入ってお茶とケーキを楽しむ店でもあります。
夜は8時までなので、さすがにバールとは言えませんが、幅広い客層を狙ったしゃれたお店。
神戸元町の大丸の中にありますが、厳密には別棟なので、いわゆるデパレスとは一線を画すかも。

もともとToothToothは、神戸の起業家が始めた、文化の香り豊かな洋食屋さんで、今や全国に30店舗以上を構えます。
確か、アメリカにもお店があったような。
本社のあるのが神戸メリケンパークの元公共建物。
前には大きな金網製の魚がジャンプしているオブジェがあります。
神戸市内にもたくさん店があって、どれ一つとして同じものはないという、発想の多様さが売り。
この大丸の中の店も、おいしいケーキとお茶を楽しむか、パスタランチやココットランチを味わうかは、お客さんの気分。

パスタは3種類から選べます。
新鮮な明石のタコを具にしたラグースパをオーダー。
サラダかスープを選択したうえ、パン、コーヒーが付いて1575円。
ちょっと高めです。
神戸はどこの店も多少高価格設定ですね。
淀屋橋、梅田、本町あたりのような激しいランチ価格競争が無いのかも。

たこは新鮮でした。
ラグーソースで海産物の生臭さを完全に払しょく。
麺も適切にアルデンテ。
飾りの水菜の野菜っぽさがたこの柔らかいイメージをひきたてます。
サラダには、スモークサーモンが入っていました。
それもかなり大きめ。
ドレッシングが独特の泡立ち。
全体に、かなりきめ細かく注意を払った料理だと思います。
味も相当厳格にチェックされているようでした。

近くには、同じToothTooth系の高級店オルフェもあります。
むしろ夜はそっちがいかも。

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