buonappetitoさんのマイ★ベストレストラン 2014

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Buonappetitoの神戸・大阪イタリアンめぐり        (写真)ミラノ・ドゥオモ広場

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マイ★ベストレストラン

レビュアーの皆様一人ひとりが対象期間に訪れ心に残ったレストランを、
1位から10位までランキング付けした「マイ★ベストレストラン」を公開中!

マイ★ベストレストラン

1位

Don CIELO (三宮(神戸市営)、神戸三宮(阪急)、三ノ宮(JR) / バル、ビアガーデン、居酒屋)

1回

  • 夜の点数: 5.0

    • [ 料理・味 5.0
    • | サービス 5.0
    • | 雰囲気 4.0
    • | CP 4.0
    • | 酒・ドリンク 5.0 ]
  • 使った金額(1人)
    ¥8,000~¥9,999 -

2014/11訪問 2014/12/17

クリスマスはここで 大人のデートスポット

神戸では貴重なライブハウスチキンジョージ。
その階上に立派なイタリアンがあると聞いて早速行ってきました。
生田神社のすぐ西。
新しげなビルの2階まで通路を歩き、そこからエレベータで10階へ。
エレベータの戸が開くとそこは店で、スタッフの方がにこやかに迎えてくれます。

店は薄暗く、天井が高い。
セレブレストラン特有のゆったり空間。
テーブルも隣を気にせずおしゃべりできるゆとりの配置。
外のベランダにもテーブルがあって、季節によっては星空イタリアンが楽しめそうです。
内外は天井から床までの大きなガラスで区切ってあるので、中からも景色は堪能できます。
ただ、ビルの10階からの景色が抜群という触れ込みですが、海や山が一望できるわけではありません。
遠くのビルが階段状に並んで見え、神戸はやっぱり坂の街だなと実感できます。

コースもあるのですが、せっかくなので、アラカルトにしました。
前菜は、ハゲのカルパッチョ、カモの厚切りスライスのサラダそれに生ハム盛り合わせ。
カルパッチョでハゲを食べるのは初めて。
ちょっとカレイっぽい食感かな。
カモのスライスが厚くて食べがいありです。
この3皿で白ワインを楽しみます。

ワインも豊富にそろっています。
白はイタリアのポピュラーなところでガヴィを冷やしてもらいます。
フランス人のイケメンウエイターが上品に注いでくれます。
すこし甘口でしたが、カルパッチョによく合いましたね。

つぎに、大麦のリゾット風をオーダー。
確かイタリアの名前が書いてありましたが忘れました。
ホテルの朝食で出るオートミールのようなイメージ。
いわゆるお米のリゾットみたいな重さがないところがミソかも。
これも初めてでした。
いろいろ工夫されていて楽しいですね。
ワインは赤を追加。
これはボルドーもの。
いつも思うのですが、赤はフランスに限りますね。
イタリアワインがまずいというわけではないのですが、あのいがらっぽさがフランスの赤にはなくてすーっと入ります。
すっかりいい気分になってしまい、他にもいろいろオーダーしたはずなんですが・・・・。

ドルチェではティラミスが印象に残ります。
チョコレートの部分があっさりしていて、緩いティラミスという感じ。
そしてエスプレッソ。
もう少し熱くてもいいかなと思いました。

スタッフの方のコミュニケーションも適切ですし、何より押しつけがましさのないところが一流の証かも。
一角にはバーコーナーもあり、食前後にマルティーニやグラッパも楽しめるようです。
全体の印象でいえば、久々の本格イタリアン、大人の恋をはぐくむデートスポットといったところでしょうか。

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2位

リストランテ・ヒロ OSAKA ブリーゼブリーゼ (西梅田、北新地、大阪 / イタリアン、ワインバー、パスタ)

1回

  • 夜の点数: 4.5

    • [ 料理・味 4.5
    • | サービス 4.0
    • | 雰囲気 3.5
    • | CP 4.0
    • | 酒・ドリンク 3.0 ]
  • 昼の点数: 5.0

    • [ 料理・味 5.0
    • | サービス 4.0
    • | 雰囲気 3.0
    • | CP 4.0
    • | 酒・ドリンク - ]
  • 使った金額(1人)
    ¥10,000~¥14,999 ¥1,000~¥1,999

2014/12訪問 2014/12/21

HiRoのパスタフォークは店の良心

(2014年12月)
クリスマスディナーを楽しみたいと、あちこち探すのですが、どこもかなりの混雑。
別の機会に久しぶりに前を通りかかったので、席の空き具合を聞いてみます。
やはりここも結構な予約。
予約した日はちょうど団体のお客さんがいて、難しそうだったのに、お店が奥の席を用意してくれました。
親切なご対応に頭が下がります。

ディナーは5000円、7500円、10000円。
10000円はちょっとどーかなと思い、7500円を見たのですが、5000円とあんまり変わらない。
何が違うのかを聞くとフォアグラ料理の有無で違いが出るとのこと。
イタリアンでフォアグラはちょっと場違いかなと、一番安い5000円にしました。
ただ、セコンドでステーキを選んだので、1000円プラス。
ご一緒してくれた方が、こいつはセコイとあきれた可能性はあります。

奥の半個室に座るとすぐにワインリストを持ってきてくれます。
ソアベ5000円は、多少高いけどこの店にしては安いかなと考えてお願いします。
クリスマスを祝ってカンパーイ。
ソアベにしてはちょっと甘めかななどと薀蓄。

あてがなかったのでグリッシーニをお願いしたら、自家製のパンをサービス。
キリスト教ではありませんが、パンとワインっていいんですね相性。
これで満腹になる人も結構います。

前菜は生ハム・プロシュートクルードとナシ。
イチジクかメロンかナシか。
ナシの食感と甘さはメロンに似て美味しい。
ナシとハムとワインはイタリアン定番の取り合わせです。

パスタは、アーリオオーリオですが、大きなしいたけとタコ入り。
シイタケとオリーブオイルがまた最高の組み合わせ。
本場を意識して、ポルチーニを好む方もいますが、シイタケも捨てがたい。
これも白ワインにぴったりです。

セコンドはフィオレンティーナステーキ。
肉は広島産だそうですが、柔らかくてフィレンツェを思い出しますね。
キャンティの赤をお願いしないといけないところですが、個人的にソアベが好きなのでそのまま。
ヘビーな肉にあっさり白ワインも悪くないのです。

ドルチェは、クリ入りモンブランジェラート。
マロンクリームの下の冷たいアイスが、ワインであったまった体に沁み渡ります。
エスプレッソはなぜか1センチしか入ってなくて、ちょっと興ざめ。
せめて3センチ入れてほしいとお願いしてもう一度入れてもらいます。
これはさすがに入れたてでおいしかった。

というわけで、久しぶりに、イタリアンのコースを堪能。
前にも書きましたが、パスタフォークは相変わらず先が広がっていて食べやすく、お客目線の店のポリシーを感じさせます。
コースなので、量的には少な目ですが、ご自慢のパスタやステーキやドルチェやワインやエスプレッソを楽しんで一人10000円は思わぬクリスマスプレゼントかも。


(2011年2月)
西梅田のガーデンシティ。
ここは阪神電車や旧国鉄用地を中心に、市街地再開発で生まれた街。
大阪の看板・ごった煮街とは、全く趣を異にするおしゃれタウンです。

JR大阪駅桜橋口から西にむかう並木道沿いには、高層ビルが林立。
その下もしゃれた地下道が西に伸びています。
それぞれのビルには、オフィスとショッピング・グルメモールがオープン。
ヒルトンプラザには、四季劇場もあって、大阪の新しい文化の発信地に。

産経の新ビル、ブリーゼブリーゼもここ。
6階までは、ショップとグルメの街に。
5階にはイタリアンが2軒。
1軒は、地元大阪は本町のPiano piano。
もう1軒は東京青山から進出のHiRo。
東京の丸ビルや銀座の店も有名ですね。

入るとすぐにカウンターのバール。
左手がテーブル席のレストラン。
40席はあるでしょうか。
白を基調の、いわゆる北イタリア仕様。
ちょっとスノッブなお店です。
昼はOLさんたちでほぼ満席。

ランチは、1575円のパスタランチから6300円の正式プランツォまで何でもあり。
パスタは2種類から選択。
ラグーとキャベツにうすいトマトソースのボロネーゼ風とボンゴレのパスタビアンコ。
パンとドルチェ、コーヒ付きです。

結構な量がありました。
キャベツはパリパリッと香ばしく、ラグーは控えめ。
麺はしっかりめに茹でて、歯ごたえがいい。

ドルチェは練立ての粋なカラメルアイス。
エスプレッソもちょうど良い熱さでした。
これはきっとディナーもいけるに違いないと思わせました。

ディナーは多少高めですが、良心的。
安くできるものはほんとに安く、いい材料の料理は高く設定。
「実費」レストランと言っていいのか。
アーリオ・オーリオは945円ですが、ステーキは120グラム4200円からといった具合。
ワインも白赤とも3500円からと、周辺の超スノッブ店より安い設定。
バローロ30000円もちゃんと置いてあります。

感心したのは、フォーク。
スパゲッティを食べるときの悩みはフォークの滑り。
しかし、ここのフォークは先が広がっていて麺がきっちり掛るようになってます。
これだと、安心して麺を巻いていけますね。

細かいことですが、イタリアンでは重要。
店の良心を感じました。
デート先としてもきっと評判はいいはず。
ぜひお試しを。

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3位

ヴァカンツァ (三宮(神戸市営)、神戸三宮(阪急)、三ノ宮(JR) / イタリアン)

1回

  • 夜の点数: 4.5

    • [ 料理・味 5.0
    • | サービス 4.0
    • | 雰囲気 4.0
    • | CP 3.0
    • | 酒・ドリンク 4.5 ]
  • 使った金額(1人)
    ¥10,000~¥14,999 -

2014/03訪問 2014/04/11

ほとんどお上品なフレンチ?

話題の店です。
まえから行ってみようと思っていたのですが、完全予約制なのでいちいち電話して一人で行くのもはばかられ。
たまたま付き合ってくれる人が見つかったので、「きっといっぱいよ。」と言われながら予約を入れてみました。

全く勉強不足なんですが、毎日のメニューはシェフが決め、それ以外のアラカルト注文はないんです。
メニューフィッソで8500円。
ちょっと高めだけど、料理は当日のお楽しみってことで、席だけ予約。

北野特有の細い坂のかなり上のほうに店があります。
住宅街のなかにレストラン、バールそれにホテルなどが点在するあたり。
すぐ近くにも「コッチネリア」というイタリアンがあります。

マンション1階の入り口を奥へ。
なかは、20席程度で、テーブル同士を離したゆったり文化空間。
北イタリアの白を基調とした造作です。
店のふれこみはシチリア料理となっているので、やや面喰います。
むしろ、フランス国境に近いトリノあたりのいいところというべきでしょう。

テーブルにはすでに白く輝くお皿やナイフやフォークが並んでいて、ほとんどフレンチ。
メニューは決まっているので、ワインだけ選びます。
一番安い白が5000円台。赤は7000円台と、さすがに通常の店より高い設定。
でも、それぞれ、イタリアらしい濃いめの味で、堪能できました。

料理は、こちらのルールで出てくるので、よくわかりません。
前菜というか、魚やハムやペーストやキノコなどが順番に3~4皿。
ここで出るあついスープが絶妙のタイミング。
1皿1皿すごく手がかっているようで、見るだけでもうれしくなります。
すでに結構な量です。
メインはビステッカ。
小さめの切り身ですが、柔らかくて絶品。
これはトスカーナのフィオレンティーナクラスのやわらかさでしょう。
そのあと、不思議なことにトマトソースのパスタが少しですが出ました。

全体的に見ると、シェフの腕によりをかけたフレンチっぽい料理を見て楽しんだあと、決してシチリアらしくないあっさり味でおなかを満たすというか。
イタリアンの主役であるパスタはここではわき役のようでした。

一般的なイタリアンのイメージからはかなりかけ離れていると言っていいかも。
イタリアンを食するというより、トラットリアヴァカンツァのシェフのスキルと店の雰囲気を満喫するところかな。
次はどんな料理になるのかが楽しみになる店ですね。

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4位

Di-Shiner (元町(JR)、元町(阪神)、旧居留地・大丸前 / イタリアン、フレンチ、ワインバー)

1回

  • 夜の点数: 4.0

    • [ 料理・味 4.0
    • | サービス 4.0
    • | 雰囲気 3.0
    • | CP 3.0
    • | 酒・ドリンク 3.5 ]
  • 昼の点数: 3.5

    • [ 料理・味 4.0
    • | サービス 3.0
    • | 雰囲気 3.0
    • | CP 3.0
    • | 酒・ドリンク 3.5 ]
  • 使った金額(1人)
    ¥4,000~¥4,999 ~¥999

2016/12訪問 2016/12/22

ルミナリエディナーは元町で

(2016年12月)
ことしもルミナリエの季節。
このイベントも年々開催期間が短くなって今年は、10日間。
今日が最終日です。

元町近辺は人でいっぱいです。
おなかがすいたので、近くの店を探します。
そうそうルミナリエといえばDi-Shiner。
2年前にも同じパターンで行きました。

店をのぞくと、前回同様3組の先客。
女性グループ2組とカップルが1組。
空いているテーブルに座らせてもらいます。

ビールを飲みながら、メニューを探索。
前菜とパスタで。
前菜は300円の小皿のフリッタータと大皿のグリーンサラダ。
それにグリッシーニを2袋。
白ワインを味わいながら、軽い塩味のグリッシーニをかじり、サラダをほおばります。

パスタはスパゲッティーニを2種類。
これは偶然ですが、前回と同じ、カキのアーリオオーリオ。
ボイルしたカキが7ピース。
アツアツを口に入れてカキ独特の舌触りを楽しみます。
なかなかおいしい。
パスタともよく合っていますね。
オリオは抑制気味で、カキのギラギラ状態を巧みに避けていました。
2皿目は、スパゲッティアラビアータ。
鮮やかなトウガラシの赤が印象的。
辛さを加減した食べやすいスパになっています。

ここのエスプレッソはいつもおいしい。
ルミナリエの明かりを見、イタリアンを堪能して今年もくれていきます。

(2014年12月)
20回目のルミナリエで混雑する神戸。
あの阪神淡路大震災から来年1月でちょうど20年目になります。
ルミナリエの場所や規模は例年通りですが、黄色い明りが増えたような印象でした。
スタート地点のヴィトンの店明かりとルミナリエの電飾がうまくマッチしていい雰囲気です。(写真参照)

会場は西から東の一方通行なので、東の終点三宮はどの店も人であふれています。
西の入口元町では、行列に並ばないといけないので食べている余裕がなく、案外店は入れる状態です。

ちょうど元町駅の前にあるこの店を覗くと、3組ほどのお客さんがいて、席が空いていました。
入口近くストーブのそばに座ります。

夜のメニューは盛りだくさんで、アラカルトにすべきですが、ついお手軽なコースに。
コースは3種類あって、フルコースと、そこからセコンドピアットを抜いたコース、それにパスタとドリンクだけのスピードメニュー。
3500円のプリモピアットコースにしました。

前菜が3種類と書いてあるので3種盛りかなと思っていたら、3種類の前菜がそれぞれお皿に乗って順番に出てきました。
最初は、生ハム、キッシュ、季節野菜の軽い前菜。
白ワインを飲みながら、生ハムを味わいます。

次が、カルパッチョ。
タイとホタテとイカにたっぷりかかったオリーブオイル。
久々の元祖カルパッチョを堪能します。
3皿目はサラダ。
新鮮野菜をぱりぱり食べながら、今度は赤ワインを。

そしてパスタが来ます。
シェフがパスタの内容も決めてくれるお気楽コース。
アーリオオーリオスパで、具は、カキとホタテとイカ。
前菜と似た品目ですが、しっかりグリルしてありました。
ただ、カキは、一番おいしい柔らかさで、独特の歯ごたえを楽しみます。
ちょっとオリオが多すぎるという意見もありましたが、個人的にはちょうどいいぐらい。
ディナーになるとついついワインが増えますね。
ピノノワールがおいしく、追加を。

ドルチェはムースにブルーベリー?入りのジェラート。
そしてエスプレッソで締めます。
砂糖をたっぷり入れて、イタリアの味を楽しみます。

ルミナリエは12月15日(月)に終わりました。
来年のルミナリエディナーはぜひ元町で。


(2014年7月)
前にも書きましたが、この店はイタリアンの一般的な印象とは違って、地味な店です。
入口にイタリアの三色旗もなく、カーキ色に近い渋い緑色の造作は、駅前の喫茶店のようで、気づかず通り過ぎる人も多そうです。

でも、味は上品で、押しつけがましくなく、時々思い出しては顔を出しています。
入ると、女性のグループ客が2組。

パスタランチをオーダー。
スパゲッティ アーリオ オーリオ コン フルッティ ディ マーレ。
ニンニクとトウガラシのオイルスパゲッティで、具は魚や貝やイカなど海産物・frutti di mare。
魚はサーモンの切り身がたっぷり。
ムール貝とアサリ、それにイカの切り身も。
それぞれ、きっちりとにおいを消し、適量のオイルと、トウガラシの辛味がうまく組み合わせてありました。
麺は通常のスパゲッティで、アルデンテにゆでてあります。

これ、なかなかおいしい。
しばしば、具がくたびれていたり、ムール貝の泥臭いにおいが残っていたり、結構微妙なところがあるんですけど、ここのは心配なし。
すこし、調理に時間がかかるのは、一からていねいに作られているからでしょう。

ドリンク付きで、ちょうど1000円。
軽いランチにぴったりです。
この味で、夜はワインが楽しめます。
夏の暑い夕方、冷えた白ワインとパスタでしのいでみてください。


(2011年10月)
JR元町南側駅前のカオス的な空間に、さりげなく構えているのがこの店。
どなたかも書いていたように、気付かず通り過ぎる人もたくさんいそうです。
せめてイタリアの三色旗でもあればと。

ランチは1300円。
前菜、サラダ、パンなどが付いたパスタ。
他にも本格プランツォもある由。

ランチは多少高めなので、パスタだけ。
これだと900円です。
本日のパスタは、沖縄産イノブタのトマトソーススパ。
しばらく待っていると、お皿に山盛りのパスタが到着。
よくある真ん中だけがへこんだ逆帽子状のお皿。

麺はスパゲッティーニなので、細くてすぐに柔らかくなります。
トマトソースはたっぷりかかっていました。
オリーブが香ばしい。
イノブタも適当に入っていましたが、もう少し大きくないとトマトソースに埋もれてしまいます。
前に夜来た時もおいしかった印象がありますが、ランチもなかなか。

ワインは3000円台から。
ソアベなど、ベーシックなものはきっちり揃っています。

店のポリシーでしょうけど、もう少し宣伝されればきっと人気店になるのでは、と思った次第。

  • ルミナリエエントランス

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5位

トラットリアアルラグー (篠山市その他 / イタリアン、カフェ)

1回

  • 昼の点数: 4.0

    • [ 料理・味 4.5
    • | サービス 4.0
    • | 雰囲気 3.5
    • | CP 3.0
    • | 酒・ドリンク 3.5 ]
  • 使った金額(1人)
    - ¥2,000~¥2,999

2014/11訪問 2014/11/21

エスプレッソは黒豆入りコーヒー?

雑誌の案内を読んで、篠山イタリアンを堪能しようとやってきました。
雨に煙る丹波の丘陵を北にひた走ります。
往時の都・京都と播磨の主要都市姫路を結ぶ京街道と商都大阪から舞鶴に抜ける街道の交差する篠山。
昔ながらの宿場町の風情を残すべく歴史的建造物保存地区に指定した界隈は、白壁の家々が街道に沿って立ち並んでいます。
とりわけ本陣のあった周辺は、太秦の映画村さながら。

見回すと、ちょっと場違いなイタリアの三色旗がはためいています。
ここが店。
雑誌の受け売りですが、神戸の岡本でイタリアンをやっておられたシェフご夫妻がこちらに移転。
野菜、穀類、ビーフにポーク、さらには黒豆入りコーヒーなど、兵庫の食材の殿堂篠山の材料をふんだんに使ったイタリアンを開店。
今も、年に1か月はイタリアトスカーナ地方に滞在し、イタリア料理の研究をされているそうです。

店は江戸時代末期に建った街道筋の家屋をそのまま活用。
引き戸を開けると土間になっていて、20席余りがしつらえてあります。
壁際に積んだ暖房用のまきが店内の造作に雰囲気を添えています。
食器棚には、イタリアで使われているエスプレッソ用のカップがたくさん飾ってあって重要なアクセントに。
時間を遅めにずらしましたが、それでも切れ目なくお客さんが入ります。

パスタランチが2800円。
大阪・神戸からみるとびっくり値段。
でも、食べるにつれてこれならと納得してしまう内容でした。

前菜は、ナスと玉ねぎのトマトソース味煮つけ、菜の花のあえ物、レバーペーストのクロスティーニ、季節野菜とトマトソースのクロスティーニが一つずつ、そして真ん中に小さなローストビーフ。
それぞれほんとに丁寧に作ってあって、じっくり楽しませて頂きました。

パスタは、ひよこ豆とトマトソースのカサレッチェ。
一緒に行った人は、同じカサレッチェで、ルッコラのペストソース掛け。
前菜がすんだタイミングですかさず同時に出てきました。
前に並べて二人で楽しみます。
カサレッチェは、板状のパスタをマカロニ風に巻いたシチリアのショートパスタ。
それぞれたっぷりソースがかかっておいしい。
しかも本場らしくオイルはセーブ気味。
とくに、ルッコラのペストは、あっさり野菜味でさわやかですね。

エスプレッソが来ました。
入れ物、量、熱さとも素晴らしい出来栄え。
ただ、コーヒーそのものの味が少し違う。
これはもしかしたら篠山の黒豆いりかもと、ふたりで目を見合わせます。

そしてドルチェ。
マダムの手作りティラミスとマロンケーキ。
それぞれコクがあってもう一つと言ってしまいそう。
もう一杯コーヒーもほしいところです。
手作りケーキは、別途持ち帰り用に販売。
1つ540円と高めですが、お土産にする価値はありそうです。

篠山まで出かけてきたかいがあるホリデーイタリアンでした。
店から1分のところに駐車場も用意されています。
有名店のようですので、休日はあらかじめ予約されたほうがスムーズかも。

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6位

ターナ ラ テラッツァ (大阪、梅田、大阪梅田(阪急) / イタリアン、ピザ、シーフード)

1回

  • 昼の点数: 4.0

    • [ 料理・味 4.0
    • | サービス 3.0
    • | 雰囲気 4.0
    • | CP 3.0
    • | 酒・ドリンク 3.0 ]
  • 使った金額(1人)
    - ¥3,000~¥3,999

2014/09訪問 2014/10/11

六甲の見えるテラスイタリアン

(2014年9月)
ある方と梅田でランチをご一緒することになり、テラス席がうれしいこの店に行きました。
ちょうど季節の変わり目で、暑さもかなり和らいだ昼下がり。
秋の気配のする青空の向こうに六甲山系が薄紫色に光っています。

13時を過ぎていましたが、テラス席はいっぱいでした。
念のため予約しておいたのが正解。

さっそく冷えたピノグリージョで乾杯。
ペアランチをオーダーします。
二人分のアンティパスト、ミネストローネ、ピザ、パスタ、ドルチェにドリンクとセコンド以外はそろっています。
と言っても、ミネストローネやドルチェは申し訳程度ですから、パスタ&ピザランチといったほうがいいかも。

アンティパストは、キノコやポテトやサラダなど冷菜の盛り合わせ。
小さなポテトスープがついています。
神戸のターナ本店は、フレンチ風イタリアンでちょっとしたセレブ店。
料理もかなりきめ細かい。
その基本姿勢が、梅田の店にも生かされているようです。

白を1グラス飲んだあと、カラッファで赤をオーダー。
赤は、中部イタリアのマルケ産。
ちょっと濃いめという声も。
特有のいがらっぽさが残る、典型的イタリアワインですね。

ピザは二人で1枚なのでかなり大きい。
基本ピザのマルゲリータをチョイスしましたが、3種類から選べます。
生地がふっくら焼いてあり、チーズとうまく調和して歯触りがいいですね。

頃合を見計らってパスタが来ます。
サンマをメインの具に、季節野菜を和えたアーリオオーリオ。
パスタもトマト、クリーム、オイルの3種類からのチョイスです。
オリオ(オイル)を控えめにしてあり、あっさりとしたランチ向き。
季節の魚さんまの味を楽しみます。

ドルチェは、ビスケットとケーキのカットが3つ。
エスプレッソは入れなれた感じで、苦みが抑制されていました。

このテラスは南館の北の端ですから北向き。
北館の外装ガラスで反射した太陽の光が間接的にあたりますが、それほど気になりません。
ただ、ビルの間なので、風があって、女性の方の髪が乱れる難点はありそう。
それでも、自然の光と風に当たりながら、梅田でピクニック気分を味わえるのは貴重ですね。


(2013年7月)
グランフロントには、たくさんイタリアンがあって迷います。
どこも結構な人で、空いているところからはいらざるを得ません。

8階の「ボッカローネ」が、もう一つというか、あんまり熱意が感じられずがっかりだったので、じつは、ここも期待薄でした。
入口のカードのロゴどこかで見たなぁと思いながら席を探します。
はじめカウンターに座ったのですが、ふと見ると屋上にも席があって、ランチを楽しむ姿が見えます。
店の人に「あそこもいけるの?」と聞くと、どうぞどうぞとおすすめ。
涼しい室内を取るか、多少暑いが開放感を味わうか。

外へ出ると、南館の一番北側なので、目の前に北館がそびえたちます。
目を西に向けると、眼下は、梅田の貨物ヤード跡。
そのはるか向こうに、紫がかった六甲山系。
なかなかいい気持ちですね。

パスタランチの、アンティパストが来ました。
フリッタータなどの3種盛りに、コーンスープつき。
よく冷えておいしい。

パスタは、サクラエビとフレッシュトマトの薄めトマトクリームソース。
フォークに巻くと、小さなサクラエビがついてきます。
トマト味にかすかにエビの香り。
いいじゃないですか、これ。

パンは2種類、それにドルチェのプチトルタ。
そしてドリンクは冷えた紅茶。

暑いけど、フンワリ風が来て、このままどこかへ運んでくれそうな。
冷たいドリンクでのどをうるおします。

店の名前は「ターナ テラッツァ」
テラスの巣。
なんか、鳥になった気分ですね。

あ、ターナといえば、三宮のターナでは?
ロゴもそういえば同じ。
店の方に確認すると、「そうなんですよ」。

一つ一つのていねいさは神戸の店そのまま。
心のこもったランチに満足です。
晴れた昼下がり、どうぞテラスプランツォをお試しください。

  • グランフロント

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7位

テアトロ クチーナ (山陽垂水、垂水、東垂水 / イタリアン)

1回

  • 昼の点数: 4.5

    • [ 料理・味 4.5
    • | サービス 4.0
    • | 雰囲気 4.0
    • | CP 4.5
    • | 酒・ドリンク 4.0 ]
  • 使った金額(1人)
    - ¥2,000~¥2,999

2014/04訪問 2014/10/13

ホリデーランチは住宅街のイタリアンで

(2014年4月)
ふと思い立って、久しぶりに覗いてみました。
前回から1年以上たっていますが、店の前のイタリアの三色旗も、店の雰囲気も、おいしい料理も全く変わっていなくて、大変うれしく思いました。

前はお正月のスペシャル。
今日は通常のランチです。
前菜の代わりのスープ、パスタ、セコンド、ドルチェそれにドリンクがついて2000円。
これだけのメニューとこの味で、ほんとに安いと思います。

昼時、グループの方がランチを取っていました。
真ん中のテーブルに座ります。

スープは大根のスープ。
うっすらと甘くて、上品な味。
なんかワインがほしくなりますね。

パンが2種類出てきます。
そしてパスタ。
筍とバジリコのアーリオ・オーリオ。
麺はタイアッテレです。
幅広くはなくて、タイオリーニかな。

お皿も熱くしてあって、パスタもアツアツ。
これだけ熱いのに麺はしっかり、筍はパリパリで、シェフの上級テクニックを感じさせますね。
一緒に行った人は、トマトソース。
これもタイアッテレでしたが、同じようにアルデンテ麺。
本格パスタに満足。

セコンドはシーバスのポワレ。
しっかりグリルして、バジリコソースで飾りつけ。
皮もパリパリと香ばしい。
スープといい、セコンドといい、ちょっとフレンチ。

前にも書きましたが、シェフと奥様は、イタリア北部フランス国境に近いアオスタにおられた由。
圏域内にモンブランに登る、クールマイヨールという町があります。
名前のごとく、フランス語圏ですが、国はイタリア。
あのあたりは文化的にはフランスと言っていいのかも。
自然と、料理もフレンチ風になりますね。

ドルチェは、パイ地で挟んだジェラート。
あっさりして、パスタ、セコンドのあとには適切。
最後にエスプレッソ。
神戸の店では濃いほうでしょう。
本場イタリアを思い出させます。

別にお祝いでもないのですが、満足のホリデーランチでした。
ありがとうございました。


(2013年1月)
朝の新聞に、このレストランの記事が出ていたので、さっそくトライに行ってみました。

場所は神戸西部の垂水区。
閑静な住宅街の真ん中です。
通りすがりに入る店ではなく、よほどのイタリアン通か、案内書を見たひとが行く隠れ家店でしょうね。

ほかの方の写真にあるように、普通の住宅をレストラン仕様に改造しています。
入口の横にイタリアの三色旗が飾ってあるので、イタリアンだと分かります。

中は、ほんとにこじんまり。
カウンターが8席。
テーブルは4人がけが2卓だけ。
カウンターの向こう側がオープンキッチンになっています。
店の名前、クチーナテアトロは、オープンキッチンで料理を作るところを劇場のように見せるという意味だそう。

シェフと美しい奥様のお二人で切り盛りされています。
ご夫婦とも、イタリアの北西部アオスタで修業されたとか。
料理は基本的にトリノやミラノなどの北イタリア料理ですね。
どちらかというとあっさり目です。

今日は、お正月なので、ランチも特別ランチのみ。
前菜、プリモ、セコンド、ドルチェそしてコーヒーと、イタリアンのフルコース。
値段は2500円。
普段はもう少し安いランチもあります。

前菜は、しっかりと仕込まれた5品。
サーモン、フリッタータ、大根、野菜煮つけ、そしてローストビーフ。
どれも丁寧に作られていて、ほんとにおいしかった。

プリモはスパゲッティ。
野菜とハムを和えた、アーリオオーリオ。
ちょっと油がきつめでしたが、量を抑えて上品に出来上がっていました。
麺はアルデンテすぎたかも。

セコンドはボイルされた鯛の煮野菜トマトソースがけ。
ちょうどめでたいおせち料理のイメージですね。
トマトソースはおそらくトマトからの自家製では?
パンにソースをつけておいしくいただきました。

ドルチェはジェラートとキンカン。
キンカンとアイスってなかなか相性がよさそうです。

最後はエスプレッソ。
これは残念ながらちょっと熱さが足りなかったかも。

正月早々、本格イタリアンを楽しむ昼下がり。
ことしもいい年になりそうな予感です。
ごちそうさまでした。

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8位

トラットリア ゼータ (南森町、大阪天満宮、なにわ橋 / イタリアン、パスタ、ダイニングバー)

1回

  • 夜の点数: 4.5

    • [ 料理・味 5.0
    • | サービス 3.0
    • | 雰囲気 3.0
    • | CP 4.0
    • | 酒・ドリンク 4.0 ]
  • 使った金額(1人)
    ¥5,000~¥5,999 -

2014/04訪問 2014/05/19

生ガキはパリの味

カキがおいしいイタリアンに行きましょうという、願ってもない誘いに二つ返事でやってきました。
元は居酒屋だったそうで、掘りごたつの席もあり、とてもイタリアンとは思えない造作です。
イタリアンの雰囲気を重視するかたにはちょっと、かな。

早速カキをオーダーします。
生ガキとフリットと、カキ入りパスタ。
そしてカキに合わせて冷たい白ワイン。
あとで赤のボトルもオーダーします。

すぐに生ガキがきました。
新鮮なカキがお皿で独特の光沢。
レモンをたっぷりかけて。
ホントはレモンもっとほしかった。

スプーンですくって口に運びます。
とろけるカキクリーム。
ここで白ワインを口に含みます。
おぉ、これは、パリやミラノやブリュッセルの夜の再現。
うれしいです。

フリットは、菜の花のフリットと一緒にお皿にのっています。
香ばしい衣の下からあふれるカキの柔らかな肉に感動。

勢いに乗って、カキのペンネアラビアータ。
あんまり辛くないペンネ。
アルデンテのペンネをつまんで、ここは赤ワイン。
グリルされたカキもよくペンネと融合していました。

そしてスパゲッティ・ペペロンチーノ。
これもカキがメインの具です。
ペンネのほうは、トマトソースとペンネの辛さにカキが紛れてしまいがちですから、カキを味わうならアーリオオーリオペペロンチーノのカキ添えがいいかも。

カキはここで休憩。
チーズたっぷりの生ハムリゾットを追加。
チーズの量や加えた熱量が適切なのか、お米とチーズとが一体化しています。
生ハムの塩味も加わって、かなり濃いめの味わいになりました。

ドルチェはティラミスとジェラート(写真参照)。
そして、エスプレッソは少し薄味ですが熱くていい香りです(写真参照)。
ワインはグラスで600円から。
ボトルは2500円あたりから。
いいイタリアワインを置いてます。

最初カキを食べている間はイタリアンだということを忘れるほど。
パスタが来て、あーそうだイタリアンだと。
それにしても、缶詰とかを使っていないであろうお手製のパスタは、ほんとにおいしい。
なかなかこの大衆値段でこのレベルの店はありません。
南森町の宵にぜひ一度お試しを。

  • (説明なし)

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9位

ラッフィナート (芦屋(JR)、芦屋川、打出 / イタリアン)

1回

  • 昼の点数: 4.5

    • [ 料理・味 4.5
    • | サービス 4.0
    • | 雰囲気 3.0
    • | CP 3.0
    • | 酒・ドリンク 5.0 ]
  • 使った金額(1人)
    - ¥5,000~¥5,999

2014/05訪問 2014/05/25

芦屋のセレブランチは予約必須

前にぶらっと覗いたとき、満席で入れませんでした。
最近やっと、お付き合いくださる篤志の方が出現したので、早速一緒に行ってきました。

ちょっと中途半端な場所にあって、車がベストなんですが、ワインを飲めなくなりますし、阪急の芦屋川か夙川からタクシーが一番楽そう。JR芦屋から歩ける距離ですが、雨の日や寒い日はかなり負担。

店は2階です。
木の戸を開けると、道に面した大きなガラス窓から光の入る明るい店内。

お昼のいい時間、すでに満席です。
前日、念のためと思って予約したのが正解。
予約がなければおそらく2度目の門前払いになったかも。

席が意外と近くて隣の声が聞こえすぎ。
こういうセレブ店では、もう少し離したほうがいいのでは?

ランチメニューは、基本的にコースが2種類。
4000円と6500円。
ほかにお任せコースもあるようですが、お昼にはそぐわない芦屋びっくり値段かな。

4000円のほうにします。
これでも、突出しを含めて前菜が3種、パスタが3種でて、そのあとセコンド、ドルチェが2種、ドリンクと量的には披露宴級。

最初出たのがカクテルグラス入りのムースあるいはチーズクリームに、しょうゆ味?ゼリーソース掛け。
いや、スタッフがちゃんと説明してくれたんですが、よくわかりませんでした。
しかし、これがチーズだとしたらあっさりといい味です。

せっかくなので、グラスワインをオーダー。
南部カンパーニャのちょっと濃い味の白。
よく冷えていました。

サラダは、ローストポーク?サラダ。
適量です。
パンとフォカッチャと小皿にはオリオ。
夜なら、このパンでワインをグーッと空けるところですね。

プリモピアットのパスタは、おそらく貝を和えたカッペリーニの超細版。
フォークに巻くとほとんど全部ついてきます。
やはりカッペは、よくほぐれるスープ入りが食べやすいかも。

次が少し太いカッペローニ?か、スパゲッティーニの細版。
メニューにはフェデリーニと書いてあります。
具はサクラエビとキャベツ。
これ、はやってますね。
エビがお上品に小さくて、さすがは芦屋と感心。

3つ目のパスタが、ニオッキ。
元祖ニオッキのゴルゴンゾラチーズ味。
これは美味しい。
パスタの種類を増やして、それぞれ量を抑制して丁寧づくりの料理です。

セコンドは、シーバスのアラグリーリアとチキンのグリル。
どちらも、優等生作りで、安心して食べられました。

そのあと、ドルチェ第1弾が、シャーベット。
これ、キューイ味かな?
その下に、ムースが隠れていました。

第2弾がすごい。
大きなガラス皿に、ジェラートと森のいちご入りの生クリーム?
白いカラメルビスケット付。
それぞれ直径が6,7センチはあり、満腹になってしまいました。

締めのエスプレッソも、熱さ、濃さ、量とも本場の風格。
これだけのエスプレッソは、なかなかありません。

食べログや、街のうわさでおいしい店だと聞いていましたが、聞きしに勝る上級店でした。
これは、夜来ない手はなさそうです。
芦屋の隠れ家で、ひそやかなセレブディナーを堪能できそうですね。

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10位

ガッリレオ (旧居留地・大丸前、元町(JR)、元町(阪神) / イタリアン、洋食、パスタ)

1回

  • 夜の点数: 4.0

    • [ 料理・味 3.5
    • | サービス 4.0
    • | 雰囲気 4.0
    • | CP 3.5
    • | 酒・ドリンク 4.0 ]
  • 使った金額(1人)
    ¥6,000~¥7,999 -

2014/02訪問 2014/03/16

トアロードのおしゃれパスタ

イタリアン激戦区のトアロード界隈。
いずれ劣らぬ店ばかりで、イタリアン好きにはこたえられないところ。
ただ、これだけあるとやはりよほど特色がないと、なかなか定着しないかも。

ここはトアロードからほんの10メートルほど西に入ったところ。
ちょっとわかりにくい。
しかも店がビルの3階なので、通りすがりに入る感じではなさそうです。
隠れ家といえる店ですね。
実は数年前まで、ここに別のイタリアンがありました。
何回か来たことがあったので、同じ場所にまたイタリアンが開店したことを知って立ち寄ってみました。

前の店はたしかガッリネロ(黒いニワトリ)だったかな。
今度の店もよく似ていてガッリレオといいます。
あえて訳せばしし座のニワトリでしょうか。
あとでわかったのですが、シェフは同じ方でした。

造作は落ち着いた北イタリア風。
ゆったりとしたテーブル配置で、全部で30席程度。
食器もどちらかというとフレンチっぽく、トリノのレストランを思い出させます。

地産地消を基本に、瀬戸内海や兵庫県でとれた海産物、肉、野菜を使ったメニューが中心。
ストレートに材料を使うのではなく、あくまでも店独自の加工を施します。

せっかくなので、前菜からアラカルトでオーダー。
生ハムサラミの盛り合わせは、かなりのボリューム。
生ハムは、イタリア料理の基本ですね。
瀬戸内海のカキとほうれん草のクリームソースは、旬のカキがクリームに包まれてまろやか。
もう完全にフレンチ仕立てですね。
アンティパスト盛りあわせも相当な量でした。
冷菜ばかりですが、レバーパテのトーストなんかは出色。

プリモのパスタは、これがトアロードのおしゃれパスタというべき逸品。
ラビオリは2種類。
そのうち一つは具として瀬戸内の貝類が入ってるんですね。
これなんかほかの店にはないのでは?
大きめのお皿に2種類のラビオリをクロスに配置、クリームソースがかかっていて見た目もきれいです。

もう一皿はいわゆる三色のカラメルパスタ。
大きなブカティーニの真ん中に貝を入れて両端を軽くねじります。
ブカティーニというより、大きいからブカローネというべきかも。
これと煮込んだビーフを一つのお皿に。
緑と赤と白のイタリア国旗をイメージした色合いがアクセントになっていて大変おしゃれ。

パスタをこれだけおしゃれに盛り付ける店をほかに知りません。
ドルチェもケーキ、シャーベット、ジェラートの大皿盛りあわせで、あれこれと選べるところがイタリアンらしくていい。
激戦のトアロードでも、お客さんが十分に楽しめる店だと思いました。

残念だったのはエスプレッソ。
入れてから出すまで時間があったのか、ぬるめでした。

イタリアンのもう一つの柱であるワインもよくそろっています。
白のガビはよく冷えて、イタリアワインにしては透明な味でしたし、バルバレスコでしたか、赤もあっさりした北イタリアの味でうれしかった。
これら、いわゆる中級品が4800円ですから、それほど高くない手ごろな価格設定でしょうね。

ビール1杯ずつとワインをボトルで2本開けて一人約7000円ですから、これだけの料理で3000円強ならこれはむしろ安いかも。
懐を気にせず、高級感を味わえるいいお店です。
ひそやかなデートにもってこいかも。

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