2回
2010/11 訪問
最高級パスタを楽しむ
大阪で最も有名なイタリアン。
そして一番高いみせのひとつ。
なにしろランチが5500円から。プランツォは10,000円を超えますから、気軽にランチという訳には行きません。
入り口で聞きます。
ランチコースじゃなくて、パスタ単品でもいけますか?
はい、もちろんです。
中は、まさにセレブ空間。
真っ白なテーブルクロスの上には、ガラスの飾り皿、ナイフ、フォークとナプキン。
椅子は緑のビロード製。
ゆったりとすわります。
エスプレッソランチはいわゆるパスタランチ。
これが3150円。
一番安いパスタがアーリオオーリオで、1575円。
これにエスプレッソをつけても、2500円見当かなと、せこい思いで注文。
それにここは水が315円なので、まぁ3000円。
せっかくなので、水はガス入を。
アーリオオーリオとガス水は、よく合いますね。
しばらくこれをうちながら待っていると、来ました、来ました。
ほんのりにんにくの香りがしておいしそうです。
フォークで刺して巻いていきます。
不思議なんですけど、高級店のフォークは麺との折り合いが良くて、あまり滑りません。
油の量が適当なこともあるでしょうし、銀と麺の相性がいいのかも。
だから飛ばしを心配せずに食べられます。
ちょっと塩味が強めですが、ウマイの一言。
なにが違うのかといえば、おそらく麺自体では?
おいしいのであっというまでした。
あとは、量多めのエスプレッソをぐっと飲んで満足。
いわゆるエスプレッソランチでも似たような値段になるのでしょう。
昼食3000円は、社用価格ですが、たまには大阪最高級のイタリアンを味わうのも悪くありません。
2011/04/02 更新
大阪イタリアンの最高峰といわれるポンテ。
とりわけ北浜の本店は、歴史と風格の店。
ご一緒してくれる方が見つかったので、ワクワクしながら行ってきました。
前にランチは食べたことがあったのですが、ディナーは初めて。
北浜の証券取引所1階の一角に、落ち着いたたたずまいの店があります。
入るとすぐに、ラウンジでの食前酒を進めてくれます。
メニューをゆっくり見たかったので、レストランのテーブル席に案内してもらいました。
柔らかなライティングの店内、テーブルの真上にはスポットライト。
フレンチよろしく、きれいに並べた食器が明かりに映えています。
ビールを飲みながらスタッフの方とメニューを検討。
結局12000円のコースにしました。
15000円のコースがすぐ上にあるのですが、これは完全にお任せ。
前菜、パスタ、セコンド、ドルチェをメニューから一つずつ選ぶコースのほうがいろいろ食べられるかなと。
前菜は、寒ブリのボイル濃い目のソース掛けと生ハム盛り合わせ。
ブリは新鮮な天然もので肉が締まっています。
生ハムは同じものではなく、いろいろな部分の生ハムのセットです。
二人で分けて二つの味を楽しみます。
パスタはズワイガニのクリームソースパパルデッレとアーリオオーリオスパ。
どちらも上品な味と盛りつけ。
白ワインを傾けながらオリーブオイルとクリームソースの味を満喫。
ワインは、白が7000円から。
赤は8000円からです。
しかしイタリアワインがそれほど多くなくて、7000円の次が14000円に飛んでしまうので、とりあえず7000円のピエモンテもの。それでも、イタリアワイン組合の認証付きですから、間違いなくいいワインです。
スッキリした北イタリアワインの典型ですね。
メインは、ステーキとすっぽん肉。
まさかイタリアンに来て、骨付きすっぽんを楽しめるとは。
ステーキもやわらかいフィオレンティーナ。
料理全般にソースがたっぷりかかっていて、イタリアンというよりほぼフレンチぽくなっています。
ドルチェはアイスクリームにナシ添えとティラミス。
レッドオレンジだと思うのですが、その場でジュースにドライアイスのガスをかけてシャーベットにするパーフォーマンスもありました。
味だけではなく、イタリア料理のコース全体をショーのように構成されている感じです。
深みのあるサービスですね。
背の高いカップのエスプレッソで締めて、楽しくもおいしいポンテのディナーを堪能いたしました。
同行の方も、大感激。
一度は行かないと大阪イタリアンを語れない気もしますね。