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閉店sfida扇町、天満、大阪天満宮/イタリアン、パスタ、イノベーティブ
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夜の点数:4.5
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¥10,000~¥14,999 / 1人
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料理・味 4.0
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|サービス 5.0
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|雰囲気 4.0
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|CP 3.0
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|酒・ドリンク 4.0
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[ 料理・味4.0
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| サービス5.0
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| 雰囲気4.0
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| CP3.0
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| 酒・ドリンク4.0 ]
天満の夜は更けて
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クリームソースのタイオリーニ
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2016/11/21 更新
造幣局の通り抜けのころ予約の電話を入れましたが、満席でした。
最近、扇町に近い会社の方が、お付き合いしてもいいわとディナーに賛意を示してくれたので、再度電話。
今度はスムースに予約が取れ、天満のイタリアンディナーとしゃれ込みました。
扇町から源八橋方向へ歩いて7.8分。
角に豪華な曲面ガラス張りの店が見えてきます。
店の中が完全に見通せるんですね。
重いドアを押すと、すぐにスタッフの方が予約を確認し、席に案内してくれます。
なんと窓際の二人用丸テーブル席。
座って外を見ていると、ほぼすべての人が、中を見ながら通り過ぎます。
これは、あれですね、ちょっと危険だけどうれしい気持ちも隠せない状況。
少し歩いてのどが渇いていたので、早速ワインを。
冷えた白を探します。
イタリアワインは、あまり当たりはずれがないので、適当に安い銘柄を頼みます。
オーストリアに近いアルトアディジェのシャルドネ。
ひそやかに乾杯。
ちょっと甘口でした。
メニューはコースが7500円と6000円。
あとは2000円から3000円のアラカルト。
一つ一つ、材料を厳選した丁寧づくりがここの身上のようです。
簡単コースの6000円を基本にして、適当に追加料金を払ってアラカルトを組み込んでもらいました。
料理についてのこちらの知識が乏しすぎるので、適当な紹介になってしまいそうです。
最初の冷製ポタージュスープには、凍らせた山芋?が入っていて、甘いスープとシャキッとしたイモがうまく融合。
前菜のメインはカルパッチョ。
たぶんハマチだと思います。
新鮮野菜をふんだんに盛り付けてあって、日本の刺身も大根だけでなくこういうバラエティ野菜を付ければいいかなと思ったり。
それにしても、カルパッチョと白ワインは切り離せませんね。
次はパスタかなと思っていたらセコンドでした。
あとで聞くと、前菜 → セコンド → パスタの順がここの流儀だそう。
これには一理あって、イタリアンのメインはあくまでセコンドピアットなのに、たいがい前菜とパスタとパンで満腹になったところへセコンドが来るので、肝心の料理がもう入らないってケースがしばしばなんです。
それを逆にするのは、やはり料理の中心はセコンドピアットなんですよというお店のスタンスなのだと思います。
料理は、グリルチキン。
あっさりと上品でした。
そしてパスタ。
パスタは、クリームソースのタイオリーニ(写真参照)と、トマトソースのスパゲッティ。
それぞれ具は魚系とキノコ系かな。
どちらも、アルデンテな麺に品のよいソースがかかっていました。
もちろん、オリオの量もかなり絞ってあって、あっさりとヘルシーなイメージ。
ドルチェはジェラートとトルタにパンナコッタ掛け。
これも、スーッと胃に入るさりげなさです。
イタリアンのデザートはドルチェ(甘い)というくらいですから、甘すぎることが多いのですが、それを巧みに避けているよう。
エスプレッソも入れなれた感じで、うれしいですね。
そうそう、言い忘れてましたが、ここのグリッシーニ、塩がよく効いておすすめです。
全般に、これといったスペシャルサプライズはないのですが、終わってみるとどれも抵抗なく楽しめた、そんな、満足感に浸れるプロの味でしょうか。
ロイヤルホテルのベラコスタなんかと同じ印象です。
いや、さすがに評判の店。
お付き合いくださったかたの評価も高く、天満の夜は静かに更けていきました。