レビュアーの皆様一人ひとりが対象期間に訪れ心に残ったレストランを、
1位から10位までランキング付けした「マイ★ベストレストラン」を公開中!
1位
1回
2014/02訪問 2014/02/14
いつもは休日の昼間から飲んだくれてるメンバーが、この日は夕方に集合した。
何故ならこの店の居酒屋営業時間が夕方の5時からだからだ。
生ビール(380円)、ギネスビール(550円)、キングフィッシャー(550円)、すだちサワー(380円)という
見事にバラバラな飲み物で乾杯。仲の良さがわかると言うものだ。
まずは、カレーキャベツ(250円)。これは生キャベツのざく切りにキーマカレーをつけて食べる物だった。
お次はタンドリーチキン焼き鳥風(180円/本)。
タンドリーチキンを使ったネギマですな。これは火の入れ加減が絶妙なんでスパイシーかつジューシー。
思わずお替りしたくなるが、かなり大ぶりな串だし他にも食べたい物があるのでグッと堪える。
スパイシーおでん(450円)は普通のおでんにスパイスと辛みオイルを加えたような味。
鰹出汁とスパイスがあってるとは言い難いのだが、不思議なバランスというか距離感を保っている。
パクチーたまご焼き(350円)はパクチーとタマネギ入りの玉子焼き。
思ったほどパクチーの味はしないので、100円の生パクチーを追加した方がいいかもしれない。
ここいらでインドワイン/シラーズ(1,950円/ボトル)に変更。
マハラジャナンピザ(480円)を頼もうとする輩がいるが、腹に溜まる物はまだ早いと制し
やるきポテトサラダ(300円)、しまほっけのスパイシー焼き(580円)、スパイシー砂肝(180円/本)を追加する。
ポテサラはマヨネーズではなくスパイスであえた感じだ。
最初に出てきたキャベツ用のキーマカレーをかけて食べると抜群に美味かったが、
他のメンバーに教えると私の分が無くなってしまうのでこっそり食べた。
しまホッケは表面にアジョワンの効いたチャットマサラが塗ってあると思われたが、
そんな事に思いをはせていると、スパイスが塗られた表面だけを先に食べられてしまって、
後は普通のホッケを大根おろしで食べるはめになるので油断ならない。
さらにワインのボトルをお替りし、ビーンズサラダ(450円)、骨付きマトンカルビステーキ(580円)も頼む。
スパイスの効いた料理が続いたのでビーンズサラダに入っていたパニールはいい口直しだ。
もっとも私はそれが水切りした木綿豆腐でも気がつかないと思われる。
隣の席のマトンステーキにはナイフとフォークが添えられていたのだが、
何故か我々にはキッチン用ハサミ。
ナイフとフォークを使うような人に見えなかったのだろうか。
確かに私は骨の周りの肉を歯でこそげとって食べたけれど。
楽しく飲んで食って一人2,500円。この店が常に満席なのもうなづけるというものだ。
あっ、肝心のカレー食べてないや。また行かねばだな。
2位
1回
2014/07訪問 2014/11/01
地下へと続く階段を降り、ビールケースで作った簡素なカウンター席へと腰を降ろした。
まずは中瓶ビール(税込490円)を注文。
お通しは無いようなので、早く出てきそうなホウボウ刺し(税込380円)をお願いする。
正直、380円という値段から期待していなかったホウボウ刺しがかなりいける。
白身魚としてはベストは熟成タイミングではなかろうか。
こうなれば刺身以外の魚料理も食べてみたいが、何分寂しい一人飲みなので食べられる量は限られてくる。
悩んだ結果、アジの串揚げ(税込150円)とブリのカマ焼き(税込490円)を追加した。
アジの串揚げはかなりの肉厚で衣が薄い。
嬉しいのだがどうもアジのフライは、ある程度の衣があったほうが美味いようにも思う。
しばらく待って出てきたブリのカマ焼きが予想以上にデカイ。
ブリのカマなんだから大きくて当然といわれるかもしれないが、値段が490円なので油断していたのだ。
添えられていた大根おろしもブリに負けじとたっぷりな量。
ホッピーセット(税込390円)にナカ(税込200円)をお替りしつつ、
脳天の身やら、目玉の回りやらを存分に堪能させてもらった。
シメは別の店で蕎麦でも手繰ろうと思っていたのだが、
この店の魅力にはあがないきれず、シメもこの店のシラスご飯セット(税込400円)に変更。
シラスご飯はまぁそれなりな感じだったが、味噌汁(あら汁)が美味すぎ。
魚の腹の部分だけでなく、おそらくは肝も溶かし込んでいるのだろう。濃厚な旨みがたっぷりなのだ。
このあら汁(単品150円)をツマミに冷やの日本酒をやりたくなったが、
さすがに腹一杯だったので断念した。
世の中には安くて美味い飲食店というのが、時折存在する。
しかしその多くは、安い食材を調理技術やアイデアなどで美味しく食べさせてることが多い。
だがこの店で提供してるのはシンプルな魚料理なのでそうも行かない。
このレベルの魚をこの値段で提供しようと思ったら、自分達の儲けを極限まで減らすしかないハズなのだ。
そうまでして安くて美味い物を提供しようという、ご主人の心意気に敬意を表し、
私も滅多につけない☆4以上の点数をつけさせてもらった。
もっとも私はどんなに高い点数をつけても、自分の懐が痛むわけじゃないので、
全然対等ではないのだけれど。
3位
1回
2014/03訪問 2014/04/22
表の看板には立ち飲みとかいてあるがイスのある店。カジュアルなフレンチってのが正しい表現かな。
スパークリングワイン/グラス(500円)で同行者と乾杯しつつメニューをじっくり吟味する。
シェフが一人で切り盛りする店なんで、最初に全部オーダーしておいた方がよかろうと判断したためだ。
結果、タコとジャガイモのビストゥ風味(600円)、季節野菜のソテー ニンニク風味(500円)、
魚介類のブイヤベース仕立て(1,480円)、骨付き子羊背肉のロティ(1,280円)に決定。
足りなければ本日のパスタ(850円)を追加しようという作戦だ。
ビストゥってのはおそらくバジルですな。タコともジャガイモともいい相性だ。
お酒が無くなったのでドメーヌ デュ マージュ(1,526円+抜栓料999円)をボトルで追加する。
シラーを使ったこの赤ワインを選んだのは、後々出てくる羊肉との相性を考慮したわけではなく、単に一番安かったからだ。
お通しとして出てきたパン(300円/人)はリエット付き。野菜も一緒に煮込んであるとかでさっぱりした味わいだ。
ぼそっと薄味のツナマヨみたいと評したのが、シェフに聞こえてないといいのだけれど。
野菜のソテーはニンニクがしっかり効いた飲み屋仕様。必然的にワインが進む。
ブイヤベースの浅利に火が入り過ぎてるのは出汁用だからしょうがないだろう。
そのかわりホタテの火加減はベスト。そのまま食べてもアイオリソースで味を変えるのもアリだな。
チーズは白身魚にかけるより、スープを染み込ましたバケットと食べるのがいいと思う。
子羊は今日イチの出来。特に脂の甘さがなんとも言えない。
マスタードソースで食べるのも悪くないが、最初の一口はそのまま食べて脂の旨さを味わってもらいたい。
余ったマスタードソースは付け合わせのキャベツに使えばいいからさ。
以上を二人で食べて満腹となったのだが、このシェフの味をもう少し楽しみたくてアンチョビとキャベツのパスタを追加。
完全に食べ過ぎである。
全体的に味が強めで野暮ったいところはあるものの、値段から考えれば十分なレベルだろう。
がぶ飲みワインは350円だったし、これからは普段使いでも訪問しようと心に誓った。
なんせカウンター席にはTVがあって地上波のバラエティー番組が流れてる店なんだから、
私のようなオッサンが一人で飲みに来ても問題あるまい。
4位
1回
2014/07訪問 2014/08/08
鍋横商店街にある古びた感じの小さな和菓子屋さん。
名物の三笠を買うのは決定してるのだが、大の大人がどら焼き一個だけを買うのも恥ずかしい。
他に何かないかと物色すると、季節がらくずきりやトマトゼリーなんてのが置いてあった。
だがこのちょいと洒落た包装は、本当にこの店のものだろうか。
女将さんが奥に引っ込んだ隙に素早く裏面をチェック。
くずきりは足立区、トマトゼリーは愛知県で生産された物だった。
あぶない、あぶない。危うくこの店で製造してない菓子をレビューするところであった。
この店での製造が確認できた、
三笠/どら焼き(税別190円)と水羊羹(税別180円)を一個づつ購入する事に決定する。
私の不穏な動きとは裏腹に、奥から出てきた女将さんから「焼き立てだから食べてね」と、
どら焼きの半分(写真4枚目)をサービスしてもらった。
この皮がフカフカ。
もう、パンケーキとやらに行列してる人間が馬鹿に思えるほどのパフパフ具合なのである。
餡子も皮も熱々で甘さがしっかり伝わってきて幸せな気分にすら包まれた。
自宅にて購入した品をいただくと、三笠は一般的なものの1.5倍サイズ。
時間がたっても皮のフカフカ具合は十分に楽しめるし、
熱のとれた餡子は落ち着いてしっとりと甘い。
そうだなぁ、黒木瞳が醸し出す色気ぐらいに甘い。
砂糖を大量に使った直線的なセクシーさではなく、なんかこう所作に染み出る色気のような甘さなのだ。
当然、この餡子を使った水羊羹が不味かろうはずがない。
食べたときは十分に甘いのに、それでいて後口はくどくなかった。
ちなみに3枚目の写真に水羊羹と一緒に写っている水饅頭のようなものは、
女将さんからサービスにもらったものだ(もちろん、これも美味かった)。
つまり私は三笠の一個購入するのに、三笠の半分を試食させてもらい、
さらに水羊羹を一個購入するのに、水饅頭を一個サービスしてもらった事になる。
私が購入した物がもたらす利益よりも、
私へのサービス品による損失が大きかったのではと申し訳ない気持ちだ。
なお、この店で作っている三笠や水羊羹は保存料などを一切使っていないので、
2〜3日程度しか日持ちがしない。
なのでお土産やお使い物には不向きで、近所の人が食べる用の菓子なのだ。
中野に住んでて良かったなぁとつくづく思った次第だ。
5位
1回
2014/07訪問 2014/08/04
牛の四文屋の隣に出来た焼き鳥屋。西荻窪が本店でこの店が二店目ってことらしい。
中野が誇る四文屋の隣に出店してくるとはなかなかの度胸じゃないか。お手並み拝見と訪問である。
まずはホッピーセット(税込400円)をお願いした。
つまみは串焼きから鳥レバー(税込130円)と砂肝(税込140円)を選択。
鳥レバーは刺・半生・焼の3タイプが選べたが、お通しが無いようなので早く出てくるであろう刺しを指定した。
しばらくして出された鳥レバーのボリュームに驚く。
串の持つところが殆どないくらい、沢山のレバーが刺してあるのだ。
鮮度はまぁそれなりではあるが、この値段でこの量は破格だと思う。
半分をネギ塩ゴマ油、半分をニンニク醤油で美味しくいただいた。
砂肝も値段にしては大串であったが、鳥レバーほとの感動はなかったので写真撮影も割愛。
ナカ(税込280円)をお替りしつつ豆腐煮込み/小(税込380円)を追加する。
メニューをよく見ると中瓶ビールが550円だし、チューハイは420円。
食べ物に比べて飲み物は割高な設定のようだ。
それにカウンター席も中野で一、二を争えるくらいの狭さなんで、
隣が太ったオッサンとかだと最悪だ。喫煙も全面的にOKだし、状況によってはかなり厳しい住環境と言える。
少し不機嫌になりかけていた私の気持ちは豆腐煮込みの登場で一変する。
あーた、カキ氷のように盛り上がったこのボリューム(写真三枚目)で小ですよ、小。
牛筋はあっさりと煮込んであって、脂っこさゼロ。
どことなく洋風な塩味で、表面に降りかけられた黒胡椒との相性も悪くない。
軽く煮込まれただけの絹豆腐と、よーく味のしみた大根とのコントラストもバッチリじゃないですか。
これでいて、この店一番の自慢メニューは既に売り切れで食べられなかった、
つくね(税込200円)+目玉焼き(税込100円)だというのだから底が知れない。
店員さんに本店の場所を詳しく聞くと、西荻窪は南口の飲み屋街とのこと。
そう、そこは戎 西荻南口店の密集地帯。
あそこで生き残った店の二号店なら、この実力もうなづけるというものだ。
まるで都会からの転校生だから、どうせひ弱なヤツだろうとからかいに行ったら、
超不良校の出身でビビらされて帰ってきた田舎のヤンキー学生のような気分になった。
6位
1回
2014/01訪問 2014/01/31
以前は、ふくみみ餃子館があった場所だ。どんな店に変わったのだろうと覗いてみるも満席の様子。
また今度にしようかと思っていたら、お店のお姉さんに呼び止められて中へと入る。
どうやら二階席もあるようで、そっちが空いてますよとのことだった。
二階は白い壁に、無垢の木のテーブル。飾り気はないが落ち着く感じだ。
メニューをみると女性ウケしそうな品の数々。
それなら野菜とワインかなと考え、古来種と季節の野菜のお浸し(580円)と赤ワイン/グラス(600円)を注文した。
お浸しの中身は、ほうれん草、水菜、ニンジン、蕪、舞茸。このうち水菜とニンジンと蕪が古来種とのことだった。
少し甘めの醤油出汁をかけて食す。
外来種の野菜とどう味が違うかと言われるとあまり区別がつかないのだが、
お浸しは茹で過ぎて水っぽくなる事もなく、かといって生でもないという調度いい茹で加減。
果実味が強めのワインと組みあわせて食べると、なんか体にいいような気がしてすがすがしい気分だ。
これはもう少し野菜のメニューをいただこうと、焼き葱のマリネ(380円)と黒糖焼酎の由羅王(600円)をロックで追加する。
葱の上にのってる緑の物は古来種のニンジンの葉だそうだ。
あっ、これ美味いです。
葱への火の入れ方がベスト。甘さを引き出したうえで食感もそこなってない。
酸味を抑えめのマリネソースにピンクペッパーのアクセントもいける。
一人でこの量の葱は多いかと思ったが、もっと食べたいくらいであった。
この値段から考えると、どちらも非常に丁寧に作られた料理だったと思う。
小洒落た感じの店内、丁寧に料理を説明してくれる店員さん。
梅酒の種類も多いし、自家製グラノーラとヨーグルトのパフェなんてスイーツもある。
もし野菜が苦手なら熟成塩豚のオーブン焼きもあるぞ。
これはもうデートに使うしかない店だ。
中野にはもっとオシャレな店がなくもないが、
これくらいの素朴さを残した店を好きな女性の方が、付き合うには適してるはずだし。
もしデートが失敗に終わったとしても、数千円の痛手で済むぞ。
どうだ女の子を誘うのに完璧な店じゃないか。
さぁ、青年よ今すぐこの店にお目当てのあの娘を誘うのだ。
上手くいったらこの店をたった一人で調査してきた、この寂しいオジサンにビールを一杯奢ってくれ。
2014年に新たに訪問した店のみでランキングしました。