高知ラガーくすくすさんが投稿したてんぷら 深町(東京/京橋)の口コミ詳細

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高知ラガーくすくす 『ゆる〜い感じのレストランガイド』

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高知ラガーくすくす (50代後半・男性・高知県) 認証済

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てんぷら 深町京橋、宝町、銀座一丁目/天ぷら

1

  • 夜の点数:4.8

    • ¥20,000~¥29,999 / 1人
      • 料理・味 4.8
      • |サービス 4.0
      • |雰囲気 4.0
      • |CP 4.0
      • |酒・ドリンク 3.9
1回目

2017/12 訪問

  • 夜の点数:4.8

    • [ 料理・味4.8
    • | サービス4.0
    • | 雰囲気4.0
    • | CP4.0
    • | 酒・ドリンク3.9
    ¥20,000~¥29,999
    / 1人

恭順の海老/後悔の穴子 ☆ 天ぷら深町


『恭順の海老 後悔の穴子』

恭順の意を示すように
腹を見せ横たわる海老頭は香りの伝道師。
サクサクの音を残して鼻腔で海老を味あわせる。
海老身の外側のサクは香り
内側のレアは甘みを
味の二段仕掛けは揚げの妙。

椎茸のほとばしる旨汁に溺れ
天ぷらになるための魚メゴチと
シャブリのマリアージュに気持ちよく酔う。

意表をつくとはこのことか。
毎週徳島で食べ歩いてるのに知らなかったのは赤蓮根。
徳島は松茂の農家一軒だけで作っている激しくレアな食材は
珍しいだけならそれほど高い価値は見いだせないが、驚きの甘さと食感を備えているからその希少が輝きを放つ。

食後に後悔させた穴子は後にも先にもこれだけだ。
大振りな穴子のサク感と臭みのない処理は驚きの旨さ。
ひとくちふたくちと食べ進めるごとに愛おしさが増して
かすかな逡巡の後最後の一切れを天つゆで頂く。
これが激しく後悔。
最後の一切れまで浮気せずサクの楽しさと
穴子を強く感じられる塩にすればよかった。

この後悔は次にいつ会えるか分からない
揚げの技術をひとくち分
食べそびれた後悔だ。


〜天ぷら深町〜

2018/02/21 更新

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