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長文レビューで嫌がらせ(爆)
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コッキンポンコ (50代前半・男性・東京都) 認証済
この口コミは、コッキンポンコさんが訪問した当時の主観的なご意見・ご感想です。
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1回
夜の点数:4.6
2015/05 訪問
昇進祝いを兼ねた食事に。
このごちそうシリーズは以前、カナユニというお店で一度登場したきりであるが、今回は日本屈指のホテル、ホテルオークラの中華料理「桃花林」である。最初、お客さんから自分の誕生日パーティの幹事をやってくれと言われ、気の進まない会食だったのだが、どうやらそれは口実でその実は僕の昇進祝いだったのだ!「遅くなってすいませんね」とお客が言う。「…」僕はしばらく声が出なかった。「まあ、いいじゃないですか。こういうのも、たまに(笑)」「…」やっぱり声が出ない僕。お客はお酒が飲めない人なので、僕もつきあってソフトドリンクにする。「なにが食べたいですか?」とお客は言う。メニューをみると小皿が5000~20000円くらいまで色々ある。これは正直には言えないなあ(笑)「おススメはなんですか?私はそれを頂きます。」「そうですね… ここは中締めに北京ダックです。そのまえに前菜をしこたま食べましょう(笑)」「前菜3種盛り」「エビがのった海鮮サラダ(ドレッシングとニンニクチップ・松の実がつく)」「カニタマ(芙蓉杯というんだっけ?)」「北京ダック」これらを頼んでお客は煙草に火をつける。「亡くなった祖母とね、よく来てたんですよ。」「…(無言)」「子供のくせにね(笑 ちなみに僕は笑えない…笑) 北京ダックが当時から好みだった。」お客はウーロン茶のグラスを人差し指で触った。「もう9月にはなくなってしまうんだ。この建物も、思い出も。」「残念ですね。」「そうなんです。ハレの日はずっとここでしたからね。 祖母に甘えた思い出も壊されてしまうんだ。だから、僕は大人になりきれないのかもしれない。」「ペニンシュラみたいになってほしくないですね。」「ホントにそう思うよ。でも、いまは外資に押されてホテルはどこも厳しいからね。」前菜は蒸し鶏、クラゲ、焼き豚なのだが、蒸し鶏に「ネギ油」がついている。これが絶品。美味いので小皿の底にあるネギ油をとったら塩辛くなっていて、これは各自で味を調整するために敢えてこのような使い方をするのだと感得した。サラダはドレッシングも付け合せのニンニクチップと松の実もすごい。かに玉も優しい味付け。とがったところが全くない。というか外れる要素が何一つないのだ。これだけでも凄い!北京ダックも切り分けてくれるのだが味噌の甘さが何の嫌味もない。ここまでくると「完璧」という言葉を使いたくなる。このよく切れるナイフのような料理はなんだろう?油の使い方なのかな?次に頼んだ「豚肉と茄子の醤油炒め」は舌に醤油がくるのだけど、醤油の衣をまとったやさしい「あん」が心地よい。豚肉とはいうが金華ハムなのだろうか?「これって、金華ハムなんですかね?」とちょっと興奮気味にお客に訊いてみるが「僕は評論家じゃないから…」と取り付くしまもない。本当に美食が分かる人は四の五の言わないのかもしれない。一方で、僕はアルコールをいれていないので持てる五感を総動員して食を分析している(笑)次に来たのは「エビの衣揚げ 甘酢あんかけ」。衣がサクサクとしていて甘酢をかけると柔らかいビスケットを食べているような錯覚に陥る。「ポンコさんが飲まないなんてあるんですね。好きなワインのボトル開けてもいいんですよ。」「いやいや、せっかくの料理が分からなくなりますから…」ホテルオークラの夜はこうして更けていく。。。コッキンポンコ。
2015/09/01 更新
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このごちそうシリーズは以前、
カナユニというお店で一度登場したきりであるが、今回は日本屈指のホテル、
ホテルオークラの中華料理「桃花林」である。
最初、お客さんから
自分の誕生日パーティの幹事をやってくれと言われ、
気の進まない会食だったのだが、どうやらそれは口実で
その実は僕の昇進祝いだったのだ!
「遅くなってすいませんね」とお客が言う。
「…」僕はしばらく声が出なかった。
「まあ、いいじゃないですか。こういうのも、たまに(笑)」
「…」やっぱり声が出ない僕。
お客はお酒が飲めない人なので、僕もつきあってソフトドリンクにする。
「なにが食べたいですか?」とお客は言う。
メニューをみると小皿が5000~20000円くらいまで色々ある。
これは正直には言えないなあ(笑)
「おススメはなんですか?私はそれを頂きます。」
「そうですね… ここは中締めに北京ダックです。そのまえに前菜をしこたま食べましょう(笑)」
「前菜3種盛り」
「エビがのった海鮮サラダ(ドレッシングとニンニクチップ・松の実がつく)」
「カニタマ(芙蓉杯というんだっけ?)」
「北京ダック」
これらを頼んでお客は煙草に火をつける。
「亡くなった祖母とね、よく来てたんですよ。」「…(無言)」
「子供のくせにね(笑 ちなみに僕は笑えない…笑) 北京ダックが当時から好みだった。」
お客はウーロン茶のグラスを人差し指で触った。
「もう9月にはなくなってしまうんだ。この建物も、思い出も。」
「残念ですね。」
「そうなんです。ハレの日はずっとここでしたからね。
祖母に甘えた思い出も壊されてしまうんだ。だから、僕は大人になりきれないのかもしれない。」
「ペニンシュラみたいになってほしくないですね。」
「ホントにそう思うよ。でも、いまは外資に押されてホテルはどこも厳しいからね。」
前菜は蒸し鶏、クラゲ、焼き豚なのだが、蒸し鶏に「ネギ油」がついている。
これが絶品。美味いので小皿の底にあるネギ油をとったら塩辛くなっていて、
これは各自で味を調整するために敢えてこのような使い方をするのだと感得した。
サラダはドレッシングも付け合せのニンニクチップと松の実もすごい。
かに玉も優しい味付け。とがったところが全くない。
というか外れる要素が何一つないのだ。これだけでも凄い!
北京ダックも切り分けてくれるのだが味噌の甘さが何の嫌味もない。
ここまでくると「完璧」という言葉を使いたくなる。
このよく切れるナイフのような料理はなんだろう?
油の使い方なのかな?
次に頼んだ「豚肉と茄子の醤油炒め」は舌に醤油がくるのだけど、
醤油の衣をまとったやさしい「あん」が心地よい。
豚肉とはいうが金華ハムなのだろうか?
「これって、金華ハムなんですかね?」とちょっと興奮気味にお客に訊いてみるが
「僕は評論家じゃないから…」と取り付くしまもない。
本当に美食が分かる人は四の五の言わないのかもしれない。
一方で、僕はアルコールをいれていないので持てる五感を総動員して食を分析している(笑)
次に来たのは「エビの衣揚げ 甘酢あんかけ」。
衣がサクサクとしていて甘酢をかけると柔らかいビスケットを食べているような錯覚に陥る。
「ポンコさんが飲まないなんてあるんですね。好きなワインのボトル開けてもいいんですよ。」
「いやいや、せっかくの料理が分からなくなりますから…」
ホテルオークラの夜はこうして更けていく。。。
コッキンポンコ。