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長文レビューで嫌がらせ(爆)
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コッキンポンコ (50代前半・男性・東京都) 認証済
この口コミは、コッキンポンコさんが訪問した当時の主観的なご意見・ご感想です。
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1回
昼の点数:4.6
2012/01 訪問
さがし、ものは、なん、ですか?
北参道から早足で3分。初めての店への距離は遠かった。空腹と期待とで地に足が付いていない感じだ。扉を開けて入るといきなり小さい音でRUBEN BALDESが流れる。小粋なサルサである。まず、イタリアンの店のBGMで嫌なのは英語の歌が流れていること。以前、違う店だがBGMでイーグルスが流れていて、ズルッとすべってしまったことがある。別にオペラを流す必要はないけど、日本でイタリアンを食べる環境を考えるにおいて、違和感を感じさせないということが重要である。でも、この店はトータル感が素晴らしい。狭い店内、20席ほどの客席ながらイタリアンを食べさせるための環境を整えている。内装や調度品が過剰ではない。うれしいお店である。今日のランチは、①びんちょう鮪と下仁田ネギのケッパートマトソースのパスタ②野菜の煮込みのソースのラザニア③自然栽培のニンジンと生ハムのトマトクリームのファルファッレこの3種。私は盛り合わせで②と③、妻は①と②。①と③をとりわけて食べることにした。まず出てきた、「サラダ」は状態として完璧。塩が効いて、そのあとから酢の柔らかい風が舌の上を吹き抜ける。レタスの苦みとトマトの甘さ。下手な胡椒なんていらない。塩漬けされたニンジン、大根のアクセント。凄い。次にパスタが出てくる。①は不思議なパスタで、まるでびんちょう鮪の醤油で焼いたものを食べているような気がする。ネギもいる。主張している。鮪とネギのマリアージュ。トマトソースは甘みを感じさせながら、塩味が効いている。味は、トマトがつないでいるんだ。なんだこりゃ?この一体感!初めての体験だ。③はニンジンの甘さと土の匂いをトマトクリームが生ハムとつないで、クリーム特有のコクをだしている。ファルファッレは固めのアルデンテでソースの海を泳いている。「てふてふが一匹、韃靼海峡を渡っていった (安西冬衛)」料理は海を渡る。そして、舌に凱旋する。生き物のような料理。そして秀逸は②野菜のラタトゥユをラザニアにいれたような感じ?ミートソースに慣れた人には物足りないかもしれないが、それを補っても余りあるチーズのコク。まるで爆弾のような料理。トマトの使い方の秀逸さ。今度は、ラザニアだけを食べよう。さがしものはなんですか。みつけにくいものでしょうか。おそらく、かばんのなかにもつくえのなかにもないんだろうな。みつからないのもいいのかもしれない。もともとそれはじぶんのなかにあるものかもしれない。ぼくにはことばがみつからない。でもみつからないという状態をこんな興奮と祝祭でむかえられるのなら、ぼくはおどってしまってもいいのかもしれない。なんでそもそも陽水は探しものを見つけられないのに踊ってしまうのだろう?と訝しく思っていたが、なるほどこういうことか!と一人合点した。妻は物足りなかったようだ。肉がほしかったようだ。たしかにそういう状態のときは違うお店を探したほうがいいかもしれない。それとオーガニックワインを飲んでみればよかったな、と後悔。コッキンポンコ。
2012/01/31 更新
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指定なし
ランチ
夜10時以降入店OK
夜12時以降入店可
始発まで営業
朝食
カード可
個室
貸切可
駐車場
飲み放題
食べ放題
子供可
ペット可
クーポン
テイクアウト
家族・子供と
デート
女子会
合コン
大人数の宴会
接待
一人で入りやすい
知人・友人と
禁煙 分煙を含む
喫煙可
ワインあり
日本酒あり
焼酎あり
オシャレな空間
カップルシート
カウンター席
ソファー席
座敷
北参道から早足で3分。
初めての店への距離は遠かった。
空腹と期待とで地に足が付いていない感じだ。
扉を開けて入るといきなり小さい音で
RUBEN BALDESが流れる。
小粋なサルサである。
まず、イタリアンの店のBGMで嫌なのは
英語の歌が流れていること。
以前、違う店だがBGMでイーグルスが流れていて、
ズルッとすべってしまったことがある。
別にオペラを流す必要はないけど、
日本でイタリアンを食べる環境を考えるにおいて、
違和感を感じさせないということが重要である。
でも、この店はトータル感が素晴らしい。
狭い店内、20席ほどの客席ながら
イタリアンを食べさせるための環境を整えている。
内装や調度品が過剰ではない。
うれしいお店である。
今日のランチは、
①びんちょう鮪と下仁田ネギのケッパートマトソースのパスタ
②野菜の煮込みのソースのラザニア
③自然栽培のニンジンと生ハムのトマトクリームのファルファッレ
この3種。
私は盛り合わせで②と③、妻は①と②。
①と③をとりわけて食べることにした。
まず出てきた、
「サラダ」は状態として完璧。
塩が効いて、そのあとから
酢の柔らかい風が舌の上を吹き抜ける。
レタスの苦みとトマトの甘さ。
下手な胡椒なんていらない。
塩漬けされたニンジン、大根のアクセント。
凄い。
次にパスタが出てくる。
①は不思議なパスタで、
まるでびんちょう鮪の醤油で焼いたものを食べているような気がする。
ネギもいる。主張している。鮪とネギのマリアージュ。
トマトソースは甘みを感じさせながら、塩味が効いている。
味は、トマトがつないでいるんだ。なんだこりゃ?この一体感!
初めての体験だ。
③はニンジンの甘さと土の匂いを
トマトクリームが生ハムとつないで、クリーム特有のコクをだしている。
ファルファッレは固めのアルデンテでソースの海を泳いている。
「てふてふが一匹、韃靼海峡を渡っていった (安西冬衛)」
料理は海を渡る。
そして、舌に凱旋する。
生き物のような料理。
そして秀逸は②
野菜のラタトゥユをラザニアにいれたような感じ?
ミートソースに慣れた人には物足りないかもしれないが、
それを補っても余りあるチーズのコク。
まるで爆弾のような料理。トマトの使い方の秀逸さ。
今度は、ラザニアだけを食べよう。
さがしものはなんですか。
みつけにくいものでしょうか。おそらく、
かばんのなかにもつくえのなかにもないんだろうな。
みつからないのもいいのかもしれない。
もともとそれはじぶんのなかにあるものかもしれない。
ぼくにはことばがみつからない。
でもみつからないという状態を
こんな興奮と祝祭でむかえられるのなら、
ぼくはおどってしまってもいいのかもしれない。
なんでそもそも陽水は
探しものを見つけられないのに踊ってしまうのだろう?
と訝しく思っていたが、
なるほどこういうことか!と一人合点した。
妻は物足りなかったようだ。
肉がほしかったようだ。たしかにそういう状態のときは
違うお店を探したほうがいいかもしれない。
それとオーガニックワインを飲んでみればよかったな、と後悔。
コッキンポンコ。