この口コミは、コッキンポンコさんが訪問した当時の主観的なご意見・ご感想です。
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ついに来た! パンという名のTSUNAMI!
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帰宅後、トースターで140℃で2分加熱し、サクサクの表面
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見よ! この断面! 表面をサクリと噛むと現れる空気を含んでふわりという食感が味わえる!
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フロマージュ チェダーチーズのパン
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これは温めずに食べたがパンの繊維の繊細さがいい。
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2021/03/12 更新
東日本大震災から10年経つといわれ様々なメディアで特集が組まれている中
少し不謹慎かもしれないが、そういう表現しか思いつかないという野暮天(笑)
TSUNAMI それもパンという名のTSUNAMI。
この齢になって驚くことがあるなんてこれはこれでいいことだと思う。
仕事でいろいろなテクノロジーに驚愕することはあるが、
この類(たぐい)の驚愕は「面倒くさそう」「できるなら定年まで知らないで過ごしたかった」という
心臓に悪い方の驚愕なのであって、
この店のパンの出来が素晴らしいなどという些末なことが人生にどんな影響を与えるのであろうかと思ったりもするが、
このお店のクロワッサンを食したとたんにこれは「TSUNAMI」と表現するのがふさわしいと思った訳だ。
外圧としての「黒船(くろふね)」とか、
アンサーソングではないが「○○からの回答」(ex.さだまさしの「関白宣言」→「関白失脚」)とか、
当てはめる言葉を色々に考えてみたが、奇を衒わずにこれまでのパンの常識、
いやこの地平を揺るがすにふさわしい言葉は「TSUNAMI」だと思ったのである。
世界の再出発もノアの箱舟伝説の大洪水で始まるし、
恋だってそこから始まる、かもしれないのだ。
川島なお美のようにワインが体に流れているという人もいるし、
小麦粉で体ができているという人もいるのでイエスキリストの血と肉を表すのに
そのちょうどいい感じを漫才コンビのようにママ使うかという。
そういいながら僕は血糖値が上がるからワインは控えている(笑)
買ってから家に帰って、夕食に食べることにして、早速クロワッサンをトースターで温めてみる。
140℃で2分間温める。バターのいい薫りが拡がる。
甘いデニッシュであるかのような薫りの中に塩味を想像させるバターの濃厚さ。
しっとりと温められた三角帽子のクロワッサン。
以前、エシレバターのクロワッサンを食べたことがあるが、バターが溶け出るようなことはない。
手がバターでべとつくことはないが、内にたっぷりのバターを内包していることがわかる。
まずは三角帽子の端を齧っているが、歯を入れるとカリカリっというクリスピーな音が頭蓋に響き渡る。
そして噛み切るとふんわりと空気を纏った生地がたまらない。
なんでこんなにふんわりと生地に空気を纏わせることができるのだろうか。
大体において僕はクロワッサンを食べる時に物足りなさを感じてチーズを載せたりとかするのだが、
そんなことをする必要は全くない。
何のバターを使っているんだろう?
サクっ、と7歳になる息子がクロワッサンを食べる。
美味しそうに頬張る。サクッ、と妻もクロワッサンを食べる。
サクッ
サクサクっ
カリっ
何という合唱だろう。すごい音がする。
パリっ。
サクッ。
これはすごい!
僕はもうひとつ買ってきた「フロマージュ」を食す。
武骨な外観で吹き出物(!)のように見えるチーズ。ではあるが食べる前から薫るチーズ。
いったい何がそれほどに薫るのか理解ができない。
フロマージュを半分に割ってみる。別にパンの中にチェダーチーズがたっぷり入っているわけではない。
パンを半分に割ってみて気が付いたことがある。パンの繊維がすごく繊細だ。
パンの繊維に黄色いチェダーチーズがところどころに絡みつく。
これはパンだ。パンが具材をまとめているのだ。それと真綿のように繊細なパンの内部。
温めずに食べたのだが、これがまた、しっとりとしていて素晴らしい!
これが美味くないわけがない。
ハード系のパンはそれほど好きではないし、パンをイエスキリストの肉体だと思ったこともない。
こんなに美味しいパンがこの世の中に存在するなんて僕は初めて知ったのである。
ポンコ。