この口コミは、乞食少年ムレス・ホー(Mules ho-)さんが訪問した当時の主観的なご意見・ご感想です。
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夜の点数:4.5
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~¥999 / 1人
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料理・味 4.5
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|サービス 3.5
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|雰囲気 3.5
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|CP 4.0
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|酒・ドリンク -
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[ 料理・味4.5
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| サービス3.5
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| 雰囲気3.5
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| 酒・ドリンク- ]
家系の真実にして回答
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2019/08/12 更新
●2019年8月11日(日)●
横浜方面で用事があり、用事が終わったらラーメンを食べようと決めていた。
用事は結構長引く予定で22時を過ぎてしまうだろうし、22時閉店の「吉村家」は視野になかったのだが、実際の用事は21時頃に終わった。
これは念願の「吉村家」に入れるのではないかと思い店の前まで行ったら大行列だった。しかし、案外回転が早いし、ノリで並んでみようと思って食券購入後に並んでみた。
21時45分頃に行列に並んでいた人までは入れるとの事だった。回転は早いし、順番が近づいてくれば待機用のベンチに座れるので、他の店の並びに比べるとかなり快適。
それでも1時間程は待ち、実際に入れたのは22時40分頃。
頼んだのはラーメン、味玉、ライス。麺だけ硬めで、あとは普通でお願いした。
登場したラーメンは見るからにオーラが違う。
澄んだスープが語りかけてくるようだ。
「俺は他のやつらとは一味、違うぜ?」
箸を手に持ちラーメンを啜る。美味い。そんなのは当たり前だ。
1時間並ぶ価値はあったか?答えはYES。
私はラーメン1杯食べるために並ぶなんて時間の無駄、愚の骨頂だと思っているし、他のジャンルなら並ばなくても予約というシステムがメインになるわけだ。
ラーメンに限り時間をかけて並んで食べるなんて非効率的だし、美味しい食べ物は他にもあるのだから、予約して効率的に食べられるものに切り替えた方が良いとさえ思っている。
それでも、このラーメンは並んで食べてよかった、そして全ての食を愛する人に並んででも食べて欲しい。そう思わせてくれる何かがあるのだ。
話が逸れたが味である。少ししょっぱすぎる趣きもあるスープだが、高揚感に包まれて物凄い勢いで麺を啜り、スープを飲んでしまう。これが中毒性というやつだ。
チャーシューや海苔などのトッピングに関しては、それぞれの素晴らしさについて小一時間語れる程に美味しい。
チャーシューなんて肉の専門店で高級なものを出されたような気持ち。スモーキーでたまらない。
そして海苔のパリパリ感、麺やライスと口の中で混ざり合った時の、なんと幸せな事。
その全てが計算されているのだ。そう、俺はラーメンの操り人形ナノサ。
濃厚な味玉もなくてはならなかっただろう。そして見慣れない刻み形式のにんにく。
おろしにんにくではないのかと思いつつ投入。ついでに豆板醤、にんにくチップスも投入。
最初はこれが美味しいのかと疑ってかかったが、刻みにんにくは見事にラーメンにマッチ。豆板醤で味変にも成功で二度美味しい。
後半は麺が少なくなってきたのでスープとライスメインで美味しくいただいた。腹は十分に膨れていたが、手が止まらず、スープを完飲。
「厚木家」を初めて食べた時にも思ったが、世の中に出ている家系ラーメンとはなんだったのかと、自問自答するようになった。
これが家系ラーメンなら世の中の家系ラーメンはフェイクか?フェイクというわけではないだろうが「吉村家」に比べれば味は雲泥の差だ。
同じジャンルの食べ物を食べているとは思えない、とまで言ってしまえば他店に失礼だろうが、事実、そういう感想を持ってしまうような、圧倒的なものが「吉村家」にはあった。
そして全国の家系ラーメンの中でも上位にくるであろう「厚木家」には足りない何かを補完した究極の一杯。
家系ラーメンの回答にして、真実、これが「吉村家」の一杯。
退店後は涙腺が緩む。自分でも何に涙腺が緩んだのかわからなかったが、横浜駅まで歩く道のりで気付いた。体が…感動の涙を流しているのだと…。
【点数】 ★★★★★★★★★ 9/10
【名店認定!!!】