レビュアーの皆様一人ひとりが対象期間に訪れ心に残ったレストランを、
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2位
6回
2025/05訪問 2025/05/15
生田緑地のばら苑公開が始まったタイミングで、近くのこちらを予約しました。向ヶ丘遊園駅からばら苑に向かう道にはたくさんのばらを植えてあり、その道の途中にこのお店があります。当然お店の前もばらの花でいっぱい。
予約したのは2900円のランチコースです。
安いでしよ?
これでも少し値上がりしたのですよ。
前菜盛り合わせ、選べるメイン、デザート、食後の飲み物です。
前菜はすぐに出て来ました。
ロースハムとクリームチーズのリエットが美味しい~!
パテドカンパーニュも絶品です。
じゃがいものスープもあり、なんとエスカルゴも!
エスカルゴにはエスカルゴバターではなく、ラタトゥイユっぽいトマトソースを添えて焼いてあります。
選べるメインは、詰め物をしたイワシのローストにしました。魚のすり身をイワシのフィレで巻いてあります。
このメインは出てくるのにかなり時間がかかりました。
ワインでも頼んで、前菜に時間をかけるべきでしたね。
お味は良いですよ。すり身がふわふわ。
添えられた野菜はタケノコやズッキーニで、春ならではの取り合わせ。
デザートのブランマンジェをお連れ様がいたく気に入った様子。
苺のソースがとても合うのですよね。
内装も遊び心があって楽しいお店です。
予約していないと入れないことが多いですから、予約をお勧め。
生田ばら苑の春の公開が始まったので、ここのランチを予約して行ってきました。
向ヶ丘遊園駅から、このお店の前を通るルートも薔薇がいっぱいでステキなんです。
暑い日だと薔薇がしおれてくるので、午前中のお出かけがきれいですよ。
薔薇を愛でた後は、ここ。
ランチタイムは前菜、メイン、パン、デザート、食後の飲み物で2600円の一択。
前菜、メインは選べます。
前菜は三種類から選ぶか、三種類少量ずつの盛り合わせ。
もちろんいろいろ食べたいので、盛り合わせです。
この日は、イノシシのパテ、豚のいろいろな部位のパテ、冷たいにんじんのスープ、エスカルゴのブルギニヨンソース。
エスカルゴは熱々で、パン粉が香ばしいです。
イノシシのパテは意外にも滑らかで臭みも無く、洗練された味。
冷たいスープは、歩いて暑くなった私達に嬉しいです。
すり身をイワシで巻いてグリルしたものは、脂ののった新鮮なイワシをつかってあり、とても美味しいです。
赤いベリーソースのブラマンジェはとろける美味しさ!
ボリュームもあり、大満足のランチです。
席の数が20席ぐらいに増えましたが、厨房はシェフひとりですから、お時間のある時にどうぞ。
ワインを飲みながら、ゆっくりお喋りとランチを楽しむのが良いですよ。
生田緑地へ梅を見に行こう!
もちろん、ランチもセットで。
……となったら、真っ先に候補に挙がるのはここ。
ランチのクオリティが素晴らしいのです。
前日予約でお席を確保。
コロナ禍ですから、若干いつもよりは予約を取りやすいのかも。
2月ですが暖かな平日、お店の前のバラをボランティアの方々がお手入れ中。
お店のドアも窓も開けっ放しのフル換気。
大丈夫、上着を脱いでも寒くないです。
入店時に検温と手指消毒あり。
もう一度洗面所で手を洗いました。
ランチタイムは税別2000円のコースです。
オードブル、メインを選んで、パン、デザート、紅茶またはコーヒーがつきます。
オードブルは盛り合わせにしました。
これ、絶対におすすめ。
その日のオードブルがちょっとずつ全部乗って、もう1品。
猪のパテは、私の大好きな濃厚タイプ。
ちょいとワイルドな風味がありつつ、臭みは全くありません。
感激~~~♡
大根のポタージュは全然期待していなかったのに、バターを使っているのかクリーミーで蕪みたい。
ぽってりとして、甘味があります。
エスカルゴは、言わずと知れた、ガーリックぶんぶんのエスカルゴバターで、絶品♪
そうそう、リモートワークが増えたせいか、ニンニクの売り上げが3割ほど上がったと新聞に出ていました。
我が家では5割増えたかも。
サーモンのリエットは、薄いバゲットに乗せて。
スモークサーモンのスモーク度合いがなかなか♡
メインは鴨にしました。
ボリュームたっぷり!
見た目やや生焼けですが、これがドンピシャの焼き具合です。
外が香ばしく、中はふっくらジューシー。
ううう、幸せ。
夫の鯛(だっけ?)のポワレも素晴らしい火入れです。
鯛よりも添えられたホタテの旨味が勝っていました(笑)
デザートは、マスカルポーネのムース……ってティラミスじゃないんかーい?と思ったら、フランボワーズソースの変化球。
今回、惜しかったのは、ミルクティー用に出て来たのがコーヒーフレッシュだったことだけ。
これ、後味が苦手なのです~。
単なる牛乳が良かったなぁ。
ストレートティーとして飲んで、満足しました。
インテリアも面白く、待っている間も楽しめます。
ランチだけかもしれないけれど、お支払いはクレジット不可、現金のみです。
「フレンチはお腹がいっぱいにならないから嫌!」というお連れ様を、自信を持って連れて行ける、味と量の両方満足できるお店です。
今回は、生田緑地の梅を観た後での利用ですよ。
フロア係が居着かないとは聞いていましたが、今回もチェンジだったものの、ロシア人?といった感じの大柄の女性で、お料理知識は最低限レベルながら、丁寧で好感が持てます。
シェフの教育の賜物かな?
ランチは前菜ひとつ、メインひとつを選んで、パン、デザート、食後の飲み物付きで税別2000円。
前菜は絶対に盛り合わせが良いですよ。
キャベツのポタージュは塩を入れ忘れたようでしたが、鹿のグラタンは、挽き肉にマッシュポテトを乗せて、シェパードパイ風の熱々で最高~♪
羊のソーセージも旨味たっぷり。
メインは、仔牛のムースのパン粉焼きにしました。
はんぺんよりはしっかりしたお肉のムースです。
付け合わせのキャロットラペがステキに甘じょっぱい美味しさです。
ザワークラウトとマッシュポテトの付け合わせもたっぷり。
お疲れ様のイワシは、魚介類のムースを挟んで香ばしく焼き上げた物。
これは絶品~♪
付け合わせは同じかな?
デザートはずしりと食べ応えのあるティラミスです。
濃厚で、ガツンときます。
お腹いっぱい~~!
厨房ひとり、フロアひとりですので、お料理の出てくるのはゆっくりです。
この日は平日というのに、夫婦二組(私達を含む)、男性二人組、お一人様男女それぞれひとり。
まだ後から来たかもしれません。
男性客の多いフレンチって珍しいですね。
美味しくて、お腹いっぱい食べられる、お気に入りのお店です。
毎年、バラの季節には、生田緑地のばら苑に足が向きます。
何と言っても、ここのオープンは春、秋の二回の短い期間に限られます。
この春は26日までですよ~。
さて、友人に付き合ってもらって、バラの芳香に包まれた私は、すっかりトゲもなくなり(?)、予約しておいたこちらに「12時の予約には10分ほど早いですが~!」と侵入します。
この日も予約でいっぱいのようですね~。
お昼は、税別1950円のセットのみです。
前菜は、3種類と、そのプチサイズの盛り合わせ。
もちろん、多品目食べたい私は盛り合わせ。
キャロットポタージュはトロリンとした優しい甘味。
カツオのマリネは厚切りでドドーン。
猪のパテには、マスタードと、ザワークラウトを添えてあり、ワインが欲しいひと品(ちなみに、グラスワイン800円より)。
これが一番美味しいなぁ♡
メインは選べます。
スズキのポワレにしました。
皮目がこんがりキツネ色で見るからに美味しそうです。
外側がパリッとして、中はふっくらの上手な焼き加減。
バターの香りも豊かです。
デザートはびっくりの和風!
白玉、わらび餅、甘い粒々の小豆の上に抹茶アイスです。
クリームあんみつに近いけれど、もっと美味しいですよ。
コーヒーもしっかりとしたコクと香りで美味しいです。
さりげないサービスも好感が持てる、素敵なお店です。
2016.5
またもや生田緑地ばら苑の季節に訪問です。
薔薇とこのお店のセットは最強の楽しみ!
ランチは、前菜+メイン+パン+コーヒーで1950円の一本のみ。
前菜は3種類から、メインはお肉か魚か選べます。
お願いした前菜は、フォアグラのパテとニンジンの冷たいポタージュ。
こっくりした味のパテ、お上手!
でも、量が少ないです。
ポタージュはあっさりめ。
暑い日だったので、冷たいスープがよく合います。
メインは初めて食べる、つくば鶏のムースのパン粉焼き ポジャルスキー。
なんだかロシアっぽい名前ですね。
少し弾力のある、ふわふわのお肉です。
添えてある野菜の味の濃いこと!
野菜の扱いがとても上手です。
お味は今回も満足ですが、ボリュームは大幅ダウン。
前菜のプレート、小さく、危なっかしく(お料理が転げ落ちそうに)なりました。
デザートも含まれていないので、ちょっと寂しいです。
我が家の男どもを連れてこようと思っていましたが、ちょっとこのボリュームでは足りないかな。
とはいえ、普通のフレンチの量はありますよ。
少~しだけ点数下方修正しました。
2015.5
隣の県までサイクリング~!
と言っても、ママチャリで30分足らずです。
生田緑地のバラ苑がオープンしているのを観に行くのか、
このお店が目当てなのか、どっちでしょう?
11:33お店の前に到着です。
まだクローズの看板。
あれれ?11:30からだと言っていたのに。
しばらくお店の前のバラなど眺めてからドアを開けました。
看板かけかえ忘れですって(笑)
そんなおっちょこちょいも、憎めません。
さて、お昼は1950円のコース1本のようです。
前菜は3種類から選び、メインも3種類から。
パンと飲み物がつきます。
前菜、好きなものばかりで悩みます~~~。
でも大好きなパテドカンパーニュは外せません。
メインはポークに。
だって魚は石川県産だって書いてあるのですもの。
あさってから金沢旅行なのに、これを食べることはないわね。
このパテカンが私好み!
ねっとりとレバー(フォアグラ)分多めの滑らか濃厚パテカンです。
今迄に食べたうちで一番気に入りました!
添えてあるマスタード、コルニッション、シュークルートの酸味も良い感じ!
メインの豚は、すごいボリュームです。
しかも脂が甘くて溶けるような美味しさなので、残す部分もありません。
付け合わせ野菜も、味が濃くて、ただ者ではないです。
きっと由緒正しい生まれの野菜に違いありません。!
デザートは別に注文するのですが、無理! 満腹で、入りません!
深煎りのコーヒーをいただいて、大満足です。
通いつめたいお店、発見~♪
3位
2回
2018/12訪問 2019/01/01
またまた常連さんにお誘いいただいての訪問です。
嬉しや~♡
早めに着いたので、前に行った美味しいお鮨屋さん「和田上」の場所をチェック。
おお、近い!
さてさて、ちょっと急な階段を上って、頼もしいマダムにご挨拶。
説明を聞くだけでもどれも美味しそうでヨダレが出ちゃう、すすめ上手の素敵な方なんですよ~~。
大好き♡
今宵もアラカルトでどんどん頼みますね~(私じゃなくて、常連さんが)。
(北京ダックは要予約)
食べた物は写真に名前をつけてあるので、そちらで確認していただくとして、前菜三種の中では大根クラゲのパリパリ感がとても気に入りました。
この日入った冬筍(土に埋まっているのを掘り起こした)を使ったお料理をぜひ食べるようにというマダムのおすすめに従い、いただいた牛肉筍がまた絶品♡
この味は、真空パックの水煮筍では絶対に味わえません。
要予約、見事な焼き色の北京ダックは、もちろんホールで。
巻き方のレクチャー、講師はマダム♪
豆鼓牡蠣は、オイスターソースで旨味アップの濃いめ味。
なのに、くどさは全くありません。
特筆すべきはトマトから作るエビチリソース。
片栗粉を使わず、たっぷりの野菜でとろりとするのです。
さらさらしていて、とても体に良さそう!
まだまだいっぱい食べて、お腹がはちきれそうでしたが、全然胃もたれしないお料理です。
6人ぐらいで行くと、いろいろ食べられて良いですよ~。
お呼ばれオフ会です。
台湾レビューをたくさんあげたので、中華料理大好きって分かってしまったのかな?f^_^;
中華料理というとごてごてと油っぽいイメージがありますが、こちらは全てあっさり。
それでも味わいがあるお料理ばかりです。
油を使っているのに、それを感じさせない、何だか健康的な気がする中華。
まずは生ビールで乾杯!
温度は適正。
美味しいです。
前菜盛り合わせは、チャーシュー、クラゲと大根のあえもの、湯葉巻き。
湯葉巻きの辛味も悪くないですが、クラゲと大根のさっぱりした酸味がとても気に入りました。
エビチリに見えるエビトマトは、フレッシュトマト使いで、ネギでトロみを付けます。
片栗粉不使用(化学調味料不使用も)って、最近台湾で流行っていると聞きました。
台湾では片栗粉でとろみをつけるのは「体に悪い」のだそうです。
こちらのお店は体に良いということですね(笑)
白身魚と卵白の炒めものの、ふわふわの卵白は揚げてあるとは思えないあっさりとした味わい。
そして予約しておかなくては食べられないペキンダック登場です。
女将さんが巻き方のレクチャーをしてくれます。
パリパリの皮の美味しいこと!
一羽で16枚取れるので、6人で訪れた私たちは3枚目をゲットすべく、
熾烈なじゃんけん大会が……(笑)
生ウニと卵のうす塩炒めは、ウニの風味を生かすため、後から加えるこだわりの品。
苦瓜牛肉は、こっくりとした味。
炒青菜はさっぱりと。
北京ダックの身だけが、ちょっと口に合いませんでしたが、
鶏唐揚げは旨み十分。
北京風冷しそば、感激的に優しい味でチュルンと食べられます。
う~、満腹~!
気づいたら空いた紹興酒のボトルは3本。
食べただけでなく、飲みましたね~。
デザートの杏仁豆腐まで食べられたのは、お一人だけでした。
素晴らしいお料理ばかりですので、店舗を豪華にしてお皿や調度品に凝ったら、
超高級店になるのだろうな~なんて思ってしまいました。
4位
1回
2015/11訪問 2015/11/27
ヘンタイ的なお店があるとのお誘いです。
ヘンタイ⁇
クラフトビールと日本酒のお店。
そう聞いただけで、醸造酒系飲兵衛の心がくすぐられます。
まずはビールと言ったら、目の前に5本並べられました。
ジャケ買いしたい楽しいラベルのものもあるけれど、今日入ったという saison blancを。
癖はありませんが、芳醇な香りが口の中に充満して、圧倒されます。
これはすごいです!
突き出しは大豆と黒豆のひたし豆。
砂糖の甘さが無くて、きりりとした印象のお酒のアテ♪
さあさあ、日本酒に行きましょう。
見たことのないお酒が次々登場です。
お連れ様におまかせ〜〜。
お燗はかなり熱め。
一番気に入ったのは、まろやかなのに力のある竹鶴。
お料理がとっても気に入りました。
何しろ、黒板のメニューを見ても、何が出て来るのか見当がつきません。
子羊豆腐は豆腐と子羊の薄切り肉を、甘さのうんと少ない肉ジャガの味付けでサッと煮たような感じ。
パクチーがトッピングされていて、美味しい〜〜♡
苺と黒豆は、マッシュした塩味の黒豆に苺の組み合わせです。
想像もつかないとドキドキしましたが、これが不思議と合うのですよ。
ピザはキンカン。
これでも日本酒に合うというのがワカラナイ。
ワカラナイけど合う。
うーん、脳内が混乱をきたしますが、すごく好き。
このオリジナリティに拍手。
とってもはまりそうな予感のお料理達でした。
あー楽しかった!
5位
1回
2015/08訪問 2015/08/17
高知の美味しいお店を探していたら、Eric様の絶賛店を発見しました。
ここへ行くことを旅行のメインに据えてしまいいましょう。
最終日の夜にしたいから、そこから逆にルートを組んで……。
食べ歩き旅行をプラニングするのは、何て楽しいのでしょうね♪
早々と予約した、こちらのお店、改装したばかりだそうで、古いレビューとはお店の雰囲気がずいぶん異なりそうです。
今はとてもすっきりとした、静かで美しいお店です。
一階はカウンター席が10ほどあります。
対面でお料理の説明を受けながらいただくのが好きです。
2階へはグループのお客さんがどんどん入って行きます。
あちらはもう少し賑やかな雰囲気なのでしょうか。
予約は1階カウンター席限定の懐石コース。
ひと品目はさっぱりとしたタコやワカメのあえもの。
すりガラスの蓋付きの器が涼しげです。
天下一品カツオのたたき!
藁焼きにした香ばしさに、わずかな燻蒸香もふんわりと感じられます。
こんなに上手に炙ったカツオはいただいたことがありません。
わさびとニンニクを乗せて、塩で食べます。
飽きたらタレで。
こんなにゴロンと厚く切るものなのですね~。
昨日食べたカリカリのウツボのから揚げの話をしたら、
「では、全く別のものをお出ししましょう」
と出てきたのが、ゼラチン質プルプルのウツボのからあげ。
身も柔らかで、肉厚です。
続く3点盛りも、面白いお皿です。
陶器好きの私にとっては楽しい~♪
ご飯はなんと、最初はそのままひと口、次にお醤油をひとたらし、そして卵かけご飯、おこげ。
このご飯、土鍋で炊いているのです。
粒がはっきりして甘い、良いお米ですよ。
ちょっと物足りなかったのでこの期に及んで鮎の塩焼き追加。
骨を外してあるので食べやすいです。
骨もカリカリに焼いてあるので、食べられます。
デザートのソルベでさっぱり。
う~ん、満足。
お酒も一合600円程度が主力で、良心的です。
銀座にもお店がありますが、お値段は倍だそうです(笑)
こちらがお得ですが、飛行機代がかかりますね~。
やはり銀座店に行くしかないか……。
6位
1回
2015/06訪問 2015/07/12
さっきまで晴れ間も見えていたのに、北参道の駅に着いたらザンザンの雨。
行いが悪かったのかな、私……。
折り畳み式の小さな傘をさしてお店へ向かううちに、靴の中が濡れて、歩くたびにクッチュクッチュ音がします。
オープンの10分前に着いてしまったのに、すぐにドアを開けてもらえてほっと一安心。
座るより前に、化粧室で服を整えましょう。
洗面台前にタオルを用意してあったのがとてもありがたいです。
人心地ついて店内を見回すと、お昼から白いクロスがけのフォーマルなセッティングです。
こじんまりしたサイズは私好み。
お昼は4千円の月替わりのコース1本です。
事前に苦手な物があるかどうか聞いてくれます。
せっかくなので白ワインも一杯お願いします。
アミューズは、ビーツのスープ。
ボルシチとサラダでしか食べたことがありませんでした。
きれいな色。
味はさほど主張しません。
中途半端な気候なので、あまり熱くしていないのだそうですが、
私としては熱いか冷たいかはっきりしている方が好きかな。
ふんわりフォカッチャと、ハードな丸パンという組み合わせも良いですね。
続いて賑やかなオードブルプレートの登場です。
テリーヌは若干食べにくい食感のものもありましたが、総じて変化もあり、美味しいです。
フォアグラ、もっと食べたい~~~。
タコの足をギュッとかためてスライスしたものが、見た目にもとても面白いですね。
グラノパダーノが振りかけられたヤングコーンは、ヒゲまで食べられます。
旨味が濃くて美味しい赤エビは、ズッキーニのソースの上に。
イワシのパスタは、上に乗ったカリカリのパン粉の歯触りが楽しいです。
しんなりしてしまう前にさっさといただきましょう。
シンプルなようですが、これもかなり秀逸な出来です。
ジャガイモのラビオリジェノベーゼソースは愛らしいつばの広い帽子の形のラビオリに、松の実とバジルの風味いっぱいで、幸せになれます。
素朴なリボッリータは、水を一滴も加えない、野菜の旨味を凝縮したタイプ。
シェフがイタリアで身につけてきたお料理だそうです。
メインのチキンカチャトーラは、アスパラを巻いて、ソースを添えて、とても手間がかかっています。
これがこの日一番気に入りました。
びっくりの一番はドルチェ。
ペペローニのドルチェと書いてあるのを見て、ペバロニ(サラミ)のスイーツかと怯えたのですが、違いました(ホッ)。
赤ピーマンの甘みを生かしたプリンです。
これはパンブキンプリンやキャロットケーキのような野菜スイーツより、ずっとはまりそうです。
ほのかな焦げの香りは、カラメルソースから来るのか、パプリカの皮を焼いたところから来るのか。
ラテアートまで楽しませてくれます。
お風呂ネコさん♡
こんなに品数が多いのに、まだミニサイズのお菓子が出てきました。
すごいサービスです。
これで4000円で、本当に良いのですか?
接客も、付かず離れず、とても心地よい距離です。
月がわりのランチ、毎月行きたいです。
さっきまでの雨も上がり、心晴れ晴れ。
芸術的なお料理の満足感とともにお店を後にしました。
7位
1回
2015/08訪問 2015/08/11
早めの予約が必要な、高知県中村(四万十市)のお店です。
何しろ、とれたばかりの魚が味わえるらしい♪
お刺身のメニューはちょっと待って~とお店のお姉さんが言うので、
まずは手長エビの素揚げ、うなぎの白焼き、鮎の塩焼きを注文です。
いずれも四万十の特産品~♪
手長エビはカラリと揚がってカリカリ。
うなぎは頭付きで、関東のものと違ってしっかり身がしまった調理法。
でも硬いわけではありません。
鮎はふっくら、皮はパリッ。
これはお酒がすすみますね~。
え? いつもすすんでるって? そうですけどね~。
真打、サバとカツオの刺身盛り合わせ。
こんなに新鮮なお刺身は食べたことがないです。
口の中の感覚が研ぎ澄まされていく感じ。
カツオには水にさらしていない生ニンニクのスライスを乗せて。
この食べ方、美味しいですね~。
ハランボというのは、カツオのハラミの焼いたもの。
これも土佐ではよく見かけるお料理で、お土産物店では真空パックにしたものを売っています。
脂がのっていておいしいです。
焼き鯖もこんがり美しい仕上がり。
魚ばかり食べていますが、こちらの野菜メニューはちょっと寂しいのです。
サラダとアオサの天ぷらぐらい。
暑くて鍋物は食べたくないので、いやにタンパク質系に偏った食事となったのでした。
(はい、麦はビールで、お米は日本酒でいただきましたよ♪)
こんなに食べて、ふたりで1万2千円足らず。
人気があるわけです。
8位
1回
2015/05訪問 2015/05/13
スタミナつけないと、家まで運転できそうにありません。
……というのを口実に、やってきました、宇都宮のうなぎの有名店。
提携駐車場は満車で、少し離れたコインパーキングに車を停めました。
古めかしい、小さなお店です。
そこがまた、美味しそうに思えるのです。
鰻重の竹(2918円)をお願いしました。
注文を受けてから捌くらしく、出来上がりまでに20分ちょっとかかります。
カウンター席ですが、残念ながら調理の手元は見えません。
出来上がった鰻重は、大きく重なる太った鰻です。
お箸で軽く触れただけでほろりと切ることができる柔らかさ。
さすが!
たれも甘すぎず、辛すぎず、ちょうど良いのです。
香の物、肝すい、みつばのおひたしという取り合わせも良いです。
お茶だけがちょっと残念なお味。
真鍮製の茶托が細工物風で気に入ったので、まぁよしとしましょう。
うなぎはとーっても美味しいので、遠くからでも食べに行く価値がありますよ。
9位
1回
2015/11訪問 2015/11/20
本当にこのビル?と、躊躇する雑居ビルにあります。
ちょっと入りにくい重厚なドアを開けて入ります。
4人で予約したので、個室に案内されました。
まずはビールで乾杯〜。
注文したのは3900円のコースです。
先付けだけでノックアウトされました。
ズワイガニに黄身酢と土佐酢ジュレ、ほうれん草。
黄身酢の濃厚さと土佐酢のさっぱり味がカニによく合います。
しみじみ美味しい〜〜♡
これ、最高です。
鮎の甘露煮、カブのフォアグラ鋳込み、生麩、ツブ貝、柿の葉鮨。
秋の演出としてモミジの葉がきれいです。
カブにスープがよくしみ込んで、柔らか~。
器も素適。
鰹と昆布をどっさり使った薄塩のお出汁が幸せを運んで来ます。
エビのしんじょうには、ゴロゴロとエビが入って主張しています。
ホタテは四万十のアオサ海苔を混ぜ込んだ衣で揚げてあります。
海苔の香が口中に広がります。
少し火が通り過ぎで、ホタテが硬いかな。
焼き物は鱒と地鶏。
魚も肉もという欲張りで嬉しいです。
薄らとした焦げまで計算しつくされている美味しさです。
鯛茶漬けは少しあられが多すぎるような気もしますが、
お出汁の味がまた素晴らしくて、いくらでも食べられそう。
デザートはわらび餅。
黒蜜が優しい味。
こういうお料理をいただくと、つくづく日本人で良かったと思います。
季節感あふれるお料理を堪能しました。
夜も行ってみたいですが、予約難しいのでしょうね。
10位
1回
2016/01訪問 2016/01/29
2016.1
今度は大勢でお邪魔しました。
なので、初のテーブル席です。
白いクロスがけでエレガントです。
奥のベンチシートは隙間風が来て、ちょっと寒いです。
ブランケットの用意があります。
6人だと、いつものコースを3人づつでシェアするシステム。
意見を揃えるのが難しいので、このお店に来てお昼のBコースを食べるなら、2人をお勧め。
やっと決まった最初のメニューは、スッポンのスープ。
温まります〜。
ふっくらと焼いた魚も美味しいです。
次のホタテのグラタンは熱々〜。
ベシャメルソースというよりはサラサラ生クリームで、好みです。
少しホタテに火が入りすぎで硬いのが残念。
パスタは生ウニとトマトの冷たいスパゲッティ。
大丈夫。
先の二品で温まったので、冷たいパスタでOKです。
メインは魚ひとつ、肉4種類から選びます。
お肉のグリルが上手だと思うので、グリルしたポークをお願いしました。
肉汁たっぷり、柔らかいです。
添えられた野菜も旨味が凝縮されています。
デザートは各自選びます。
キャラメルブリュレ、しっかりした苦味と甘みの、ねっとりとした仕上がり。
お腹いっぱい、ここに極まれり。
もちろんスパークリングワイン飲み放題も付けたので、飲む方も充分。
満足です!
2015.11
前回行った時に、次の予約も入れての再訪です。
今回も特等席のカウンター。
無駄の無い、流れるような厨房の動きと真剣な眼差しがよく見えます。
今回も2800円のランチコースです。
飲めない友人と行ったので、ガス入りのミネラルウォーターを注文。
「恵比寿の美味しい水(水道水)」は選択できませんのでご注意下さいね。
さてさて、最初のカルパッチョは、魚よりも野菜がとんでもなく美味しいです。
千葉のこだわりの農家さんと契約しているのだそうです。
珍しい野菜がいろいろ。
ウナギと里芋のテリーヌは、白ワインのソースが秀逸です。
人が見ていなければ、お皿を舐めたいほど(←やってませんから)。
タリアテッレは自家製だそうです。
メインの鴨も、付け合わせ野菜が濃くて甘くて力強い。
大地のエネルギーを感じます。
温野菜も良いなぁ〜。
キャラメルのアイスには低温でじっくり蒸して甘みを引き出した安納芋を添えて。
アイスの上に乗せた、クルミのキャラメリゼがカリカリして楽しいです。
サービスも満点。
この日も満足!
2105.10
前菜もメインも、選択肢が多くて楽しくなってしまいます。
常連さんのアドバイスに従い、2800円のランチコースにスパークリングワイン飲み放題(プラス1980円)をつけました。
お昼はシェアを希望すればそれぞれのお皿に取り分けてサーブしてくれます。
あれもこれも食べたい私にとっては、たいへん嬉しいサービスです。
席は厨房の見えるカウンターの特等席。
好きなのですよ、作っているところを見るの。
まずいただいたのは牡蠣に低温で熱をじんわり加えたもの。
ほぼ生牡蠣の味なのですが、ぷっくりとした身に弾力があります。
今シーズン初の牡蠣、大きくて美味しいです。
次には子持ち鮎のコンフィ。
ぎっしり卵を抱いた鮎が独特の香りを残したまま柔らかく仕上げられていて、
頭から食べられます。
これもお見事!
雲丹の冷製パスタ(料金+500円)はご一緒した常連さんのイチオシ。
生ウニがたっぷり絡んでいます。
小さく刻んだフレッシュトマトもこだわりの品だそうです。
メインはラムを軽く燻製焼きにしたもの。
臭みの無い柔らかなラムです。
しつこくないハーブ使いがお上手!
スパークリングワインも白からロゼ、赤までどんどん変わっていきます。
赤のスパークリングは珍しいですね。
デザートには洋梨のテリーヌとヨーグルトソルベ。
さっぱりとした優しいお味。
どれも素晴らしいお料理ばかりで、感激です。
選択肢も多く、まだまだ食べてみたいお料理がいっぱい。
次回の予約を入れて帰りました。
この上注文をつけることもないのですが、
あえて言うならワインは白のスパークリングの後はスティルワインの方が個人的には好きです。
今回の金沢旅行で、一番気に入ったお店です。
ひがし茶屋街からも近い、主計町茶屋街にあります。
浅野川に面して保全された町並みが美しく、川沿いを歩くのも良いですよ。
お昼のカウンター席は11時半と12時半の2回のスタート。
前の組が12時半までに食べ終えなくてはいけないというわけではないのでご安心を。
他に2階の座敷もあり、川を眺めながらの宴会を楽しんでいるグループがあるようでした。
若いご主人が腕をふるいます。
和食の枠に必ずしもとらわれていないお料理です。
北陸の食材を豊富に使っているのも、旅行者には嬉しいです。
あまりにたくさんのお料理が出てきたので、個別の味がどうこうとは書きませんが、
ひとつひとつ丁寧につくられた、美しいお料理。
季節感もあって、素晴らしいです。
お鮨まで握ってしまうし♡
最後にお抹茶を目の前でたててくれるのも良い雰囲気です♪
大いに満足のこのお店は、次回金沢に行く機会には必ず再訪したいです。