2回
2014/08 訪問
わくわくドキドキのお料理と居心地の良い空間
ミシュラン3つ星も納得の素晴らしいフレンチです♪
円山公園駅を下車、円山公園内を通って行くと、ほどなくこじんまりしたこのレストランに着きます。
店内には大きな花瓶に生花も飾られていますが、テーブルにはパプリカやビーツが飾られています。
既にこのお店の遊び心が感じられる演出です。
最初は冷たいガスパッチョ。
セロリ、トマト、パプリカ、玉ねぎ……まだまだいろいろな野菜の複雑な味がします。
次のブロッコリーでウフフ、笑っちゃいますね。
それも、この個性的な盛り付け!
ベーコンとコショウの入ったスープで歯触り良く茹で上げられています。
切ったりしないで、フォークで突き刺してガブリと食べることを勧められます。
この気取らなさが楽しいです。
ヒラメのカルパッチョは魚よりも野菜の美味しさが楽しめます。
ほうれん草のペースト、レモンのソース等4種類ばかりのソースが添えられています。
エディブルフラワーも散らしてあって、華やか~♡
この一皿で、20種類以上の食材が使われていると思います。
花ズッキーニにはイタリアンならモッツアレラチーズが入るところでしょうが、
こちらは何やらシーフード系がつめてあります。
ブクブク、こちらのお店もスプモーニを使うのですね。
お口直しは紅茶と洋梨のソルベ。
面白い取り合わせですね。
甘さ控えめで、しっかり濃い紅茶味がして、さっぱりします。
仔羊のムサカは、これまた素晴らしいです。
北海道内での美味しい産地の希少なラムを使用しているそうです(産地名を失念!)
付け合せにするじゃがいもが後から追いかけてきました。
クリームをかけて焼いてあり、優しい味です。
デザートはクレームダンジュ。
フロマージュブランというフレッシュチーズと生クリームで作ってあります。
ふわっふわ~♡
ハスカップのソースの酸味と合わせるとさらに美味しさパワーアップです。
コーヒーをいただいて満足感にひたっていると、クレームダンジュのおかわりを勧められました。
デザートのおかわりって初めてです。
ええ、もちろんいただきますとも♪
お料理はもちろん素晴らしいのですが、ここのホールのスタッフも良いのです。
お皿の上げ下げのタイミングや丁寧さが完璧な仕事なのは言うまでもないのですが、
皆お茶目で仕事を楽しんでいるように見えます。
客をリラックスさせる術にたけていて、それでこのお店は居心地が良いのです。
是非また訪れたい、素敵なレストランです。
2014/08/17 更新
札幌に行くことを決めて、最初にとった行動は、ここの予約でした。
三週間前の予約で、なんとかお昼に滑りこめる席がありました。
ゴボウのクリームスープは、大地の恵みを感じさせる、力強い香りと旨味です。
ゴボウって良いお出汁が出ますね。
ホタテのシソ巻きフリットは、不思議な盛り付けでしずしずと捧げ持って来られました。
「崩すと叱られてしまうので、気をつけて運んできました」
と、お茶目なフロア担当君。
天ぷら感覚の美味しいひと品です。
ホワイトアスパラがテーブルにセットされると、半熟卵を殻ごと手渡されます。
これを小さなスプーンでかき混ぜて、アスパラガスにかけてすぐ食べるそうです。
客参加型の演出も楽しいです♡
エスプーマの海にジャガイモのニョッキ。
これもソースとのバランスがお見事!
洋梨と濃い紅茶のソルベは甘み控えめでさっぱりとするお口直し。
グリルしたジューシーなポークには、まん中をくり抜いたジャガイモがコロンと添えられています。
ジャガイモの中には、煮詰めたバルサミコ(かな?)でソテーした野菜の賽の目切り。
付け合わせまで抜かり無しの美味しさです。
デザートはクレームダンジュー。
普通は生クリームで作りますが、こちらのはフロマージュブラン(くせの無いフレッシュチーズ)で作っています。
ふわっふわで、いくらでも食べられます。
ああ、もう少し食べたいなと思っていたら、おかわりを勧められました。
嬉しい~!
きなこ餅のような、中空のオマケが来ました。
ポフッとして、きなこの香りが広がります。
もちろんコーヒーもとても美味しいです。
お料理の見事なことはもちろんですが、ここの特徴は、お店の人全員が実に楽しそうに働いていることです。
お料理の説明の熱心なこと、ちょっとしたジョークを交えること、素晴らしいです。
熱量の高さが、満足度を上げていることは間違いありません。
目下、私が一番気に入っているレストランです♡