3回
2012/02 訪問
信濃一号と常陸秋そば
食べログの上位の蕎麦屋と相性が悪いので、
現在地から5キロ圏内にある食べログに掲載された蕎麦の写真だけを見て、
「これだ」と思って選んで行ってきました。
今年度2度目の掲載したくない店になりました。
雰囲気
蕎麦屋というよりは小料理屋というお洒落な雰囲気。
実際、夜は小料理屋か居酒屋を行っているみたいです。
清潔感もあり、好感が持てました。
料理
栃木県産と茨城県産の二種類の蕎麦があると聞いたので、
どちらも食べたいと思い、二種もりを頼んでみました。
メニューには9割蕎麦ということで、期待が持てます。
栃木県産の蕎麦には「信濃一号」が使われているそうです。
「信濃一号」と言えば香りが高く、独特な甘さがあることで有名。
どちらかと言えば癖があり、田舎蕎麦の多くはこの品種です。
もう一種類は茨城県産の「常陸秋そば」です。
白い蕎麦が多く、奥ゆかしい香りで噛むとほのかに香りが出てきて、
のど越しが良く滑らかで、どちらかと言えば上品な蕎麦のイメージです。
まずは栃木県産の蕎麦が出てきました。
汁をつけずにそのまますすると蕎麦の香りがフワァーと漂ってきます。
久しぶりにお店でおいしい蕎麦を頂きました。
蕎麦の味だけで十分です。
蕎麦に若干玄蕎麦が残っていたのですが、
私好みにするなら、もう少し玄蕎麦を多くても良いかもしれません。
それにしてもおいしい。
次に茨城県産の蕎麦が出てきました。
こちらは汁をつけずに食べましたが、しっくり来ない。
汁をつけて噛むと、ほのかに香りがします。
上品な味、決して自己主張せずに控えめな蕎麦です。
その後、自分ですり下ろすわさびや、その他の薬味を加えながら、
残りの蕎麦を楽しみました。
汁は脇役に徹して、控えめな味のところがまた絶妙です。
私個人的には香り高い栃木県産の方がおいしかったです。
この店の素晴らしいところは
相反と言っても良い2種類の蕎麦を用意している点。
そのどちらともその蕎麦にあった打ち方をしている点。
そして蕎麦汁はどちらの蕎麦にも合うように作られていること。
それで二種もりで1000円程度なこと。
ご主人は意外と若い方でした。
まだまだ発展することを願う蕎麦屋でした。
2014/10/11 更新
前回秋も終わりの頃に行ったのですが、
新そばを食べられなかったので、
改めて、行ってきました。
茨城の蕎麦と栃木の蕎麦が日替わりになり、
週末は二種盛りが食べられる仕様に変更されてました。
今までが頑張りすぎていたんだと思います。
一種で十分満足できる味でした。
香りもあり、食感、蕎麦湯とも完璧。
おいしく頂きました。
また是非再訪したいと思います。