2回
2017/06 訪問
リニューアル版レカン、丁寧なサービスとお料理たち ＠銀座
アミューズブーシュ
ニース風サラダの再構築
エストラゴン風味のオニオンクリームと毛ガニキャビア添え
黒鮑のローストとアーティチョークのフリカッセ黒トリュフの芳香
フォワグラと若クルミのトーション仕立て スパイス風味
オマールブルーと緑野菜のコンビネーション ビスクのソース仕立て
カルダモンの香る、シストロン産仔羊のロースト
フロマージュ
カカオのアイス
ルバーブのアイス、ベリーのソース
ルバーブのアイス、ベリーのソース
パン
パン
ワゴンデザート
ワゴンデザート
ワゴンデザート
カフェ・プティフール
2022/01/21 更新
2015/01 訪問
銀座で見た夢。レストランというエンタテインメント。
いつかは行ってみたい、とずっと思っていたお店。
そのときは思ったより早めに来ました。
レストランの入っているビルの建て替えということで2014年の1月に一時休業してしまう、と。
ということで、レカン好きの人にお願いして予約を取っていただきました。
結婚式やランチ以外でグランメゾンに行くのは初めてです。
せっかくなので、きれいめのスーツにネクタイ、カフスをつけたり、いつもよりドレスアップ。
お店に行くまでの間、ワクワク、ドキドキ。
銀座駅よりすぐの場所。ミキモトビルの地下にあります。
ガラスのエントランスを開くと、そこはもう上品な照明が煌めく空間。
地下に続く階段を下りて行きます。
コートを預けて、待合室で一緒に行くメンバーを待つこと数分。
みんなが揃ったところでフロアに。
煌めくガラスの照明。大きな鏡。赤い絨毯。
アールヌーヴォー調の内装は、どこを切り取っても素敵な空間です。
この日は、フロアの中央の席に。
まずは、シャンパンで乾杯。
グラスに煌めくシャンパンは華やかな気分をより一層引き立ててくれます。
▼カブのムースとカブの葉のアイスクリーム
まずはアミューズから。
カクテルグラスに入った白いムースはカブ。アイスクリームはカブの葉。
カブの甘さを感じられるムース部分と、ほんのり辛みのあるアイス部分。絶妙な構成。
カブという身近な食材が、こんなにもオシャレなアミューズに…！
▼蝦夷鮑のコンポートを浮かべた冬玉葱のヴィシソワーズ
つづいてスープ。ヴィシソワーズ。
鮑はコリっとした食感を残しつつも柔らかい。
ジュレ状に仕立てているコンソメも美味しいです。
▼パン
パンは４種類ほどあります。
楽しくなってきて全種類いただいてしまいました。
どれも本当に美味しいです。
特にイチジクの入ったパンと、スパイシーな香りのするパンが美味しかったです。
▼フォワグラと青トマトのコンフィチュールのトーション仕立て
フォワグラをどう美味しくいただくか、という料理。
珍しい青トマトを使ったコンフィチュールをつけていただきます。
当然のように美味しいです。
フォワグラを挟んでいた、薄い形状の甘いお菓子のようなものは何だったんだろう…？
▼黒トリュフのタルティーヌと根セロリのピューレ
正統派のフレンチらしく、お皿に銀の蓋がかぶさって出てきます。
全員の前に揃うと、サービスの方が一斉に開けてくれます。こういう演出で徐々に気持ちが高ぶってきます。
贅沢に載った黒トリュフの香りが、それに輪をかけて気持ちを高ぶらせてくれます。
そして、根セロリのピューレがまた美味しい。
▼甘鯛のポワレ 蛤のマリニエール フレッシュハーブの香り
さらに気持ちのボルテージが上がってきます。
甘鯛はウロコを立てた松笠焼き仕立て。初めて見ました！
甘鯛の身は柔らかく、素晴らしい火入れ。ウロコはカリッカリのパリっパリ。
緑がきれいなフレッシュハーブのソースは、爽やかな味わいを演出してくれます。
▼新潟産青首鴨のロティ サルミソース
ジビエの季節ですね。メイン料理。お皿に盛られた赤い鴨のロティ。
一口食べるやいなや、笑顔が止まらなくなるような美味しさ。
サルミソースの濃厚な味わい。野趣をほんのり感じさせる料理。
フレンチは、ソースと火入れ、に尽きるのでは、と思わせてくれます。
※帰ってサルミソースの作り方を調べて、かなり手の込んだ工程でビックリ…！
▼チーズ各種、ドライフルーツ各種
テーブルの横で色々なチーズを紹介していただきます。
色々なチーズに目移りするももの、３種類に決定。
カチョカバロをあたためていただいたもの、豊潤な香りのもの、食べやすいもの。
一緒にドライフルーツもいただきました。
ひよこ豆（？）、デーツ、グリーンレーズン、いちじく、など。
この日は、ワインもかなり色々な種類をいただきました。
特に、白ワインはどれも初めて出会うものばかりで、とても楽しかったです。
甘さの強いもの、豊潤な樽香のするもの、しょっぱさを感じるもの。
どれも合う料理、チーズがあってこそ。マリアージュの愉しみ。
▼ショコラとイチゴのフォンダン
楽しい時間も終わりが近づいていることを感じさせます。
フォンダンは割った瞬間に、とろ〜りとショコラとイチゴのソースが溢れ出ます。
飴のかけられたイチゴも、パリっとした飴の食感とイチゴの甘酸っぱさが組み合わさって美味しいです。
▼ワゴンデセール
楽しい時間は終わっていませんでした。
ここに来て、心の中の小躍りが表情を通じて出てしまったようです。
ワゴン2台に積まれたたくさんのケーキ、フルーツ。
こんなに種類がある中から選ぶのは無理です…。
ということで、調子にのって全種類をお願いしてしまいました（笑。
マロンケーキ、洋梨のタルト、ラズベリーとピスタチオのケーキ、生チョコのケーキ、オペラ、サヴァラン、ダッコワーズ、リンゴのタルト、柿、キウイフルーツ、洋梨のコンポート、フルーツカクテル、紅茶のゼリー。
よくもまぁ、こんなにも…。
1つ1つをかなり薄くカットしていただきました。ありがたい心配り。
どれも美味しかったです。中でも特筆すべきは、リンゴのタルト。甘酸っぱさの加減が絶妙。
▼お茶菓子、ミニャルディーズ
エスプレッソをいただいて、今度こそ楽しい時間の終わりか…と思っているました。
とんでもない…。むしろ、ここからの盛り上げ方が1番楽しかった、と言っても過言ではないほどです。
模様の入った箱の１番下の段を開けると、そこには綺麗に敷き詰められたチョコレートボンボンたち。
まず、これでテンションがちょっと上がります。
2段目を開けると、小さなマカロンたち。ここでさらにテンションが上がります。
さらに、横サイドにも引き出しがあるのです。左から焼き菓子、右からマシュマロ。グッと上がります。
そして、最上段を開けると…
そこには、ライトアップされたフルーツゼリーたち。まるで宝石箱のようです。
この演出には、完全にノックアウトされました。
子どものようにはしゃいでしまいました。
さすがにお腹の具合的に食べられなかったので、箱に4つほど包んでいただきました。
結婚式、ランチ以外でのグランメゾンは初体験でした。
行く前は、料理が美味しいこと、ワインが美味しいこと、は期待していました。
しかし、ここまで楽しませてくれる空間である、ということは思ってもいませんでした。
レストランは、美味しいものを食べるだけの場所ではない。
もはや立派なエンタテインメント空間なのだなぁ、と感じ入りました。
この日は、笑顔が尽きることなかったです。心から楽しませていただき、驚かせいただきました。
本当に感動しました。
ぜひ、建て替えが終わる2年後にあらためて訪れたいレストランです。
ありがとうございました。
＃レビュー400件目！
新潟産青首鴨のロティ サルミソース
テーブルセッティング
カブのムースとカブの葉のアイスクリーム
蝦夷鮑のコンポートを浮かべた冬玉葱のヴィシソワーズ
エシレバター
パン
フォワグラと青トマトのコンフィチュールのトーション仕立て
黒トリュフのタルティーヌと根セロリのピューレ
甘鯛のポワレ 蛤のマリニエール フレッシュハーブの香り
チーズ各種
チーズ各種
ドライフルーツ各種
ショコラとイチゴのフォンダン
ワゴンデセール
ワゴンデセール
ワゴンデセール、盛り合わせ
エスプレッソ
お茶菓子、チョコレート
お茶菓子、マカロン
お茶菓子、焼き菓子
お茶菓子、マシュマロ
お茶菓子、チョコレートフルーツゼリー
エントランス
待合室
2015/01/29 更新
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毎日の外食が楽しくなるグルメ情報
ミキモトビルの改修に伴い、一時休業していたレカン。
2017年6月、リニューアルを果たしました。
せっかくなので、大切な日に伺いました。
早く着いたので、地下2階のウェイティングルームに通していただきました。
ここは在りし日を彷彿とさせる、赤く重厚な雰囲気のある空間です。
待ち人も到着。エレベーターで地下1階に上がります。
リニューアルされた空間は、ベージュを基調とした白く落ち着いた雰囲気。
まずはシャンパーニュで乾杯！
▼アミューズブーシュ
人参のムースを黒炭のパンに載せたもの。軽やかな甘み。
フォワグラのテリーヌ。チーズを包んだシュー。食欲スターター。
▼ニース風サラダの再構築
キレイなガラスのお皿に、鮮やかなオレンジ。
一口いただくと、ニース風サラダを食べたような味わい。
パプリカの爽やかな甘み、卵黄のコク、美味しいです。
▼エストラゴン風味のオニオンクリームと毛ガニキャビア添え
キャビアが載っている・・・！
毛ガニの風味が香ります。キャビアの塩気。
下にはオニオン風味のシートが敷いてあります。美しいです。ため息。
周りには蕎麦粉でつくったパンがあしらってあります。
▼黒鮑のローストとアーティチョークのフリカッセ黒トリュフの芳香
湯気に黒トリュフの香りがのって、鼻孔に運ばれます。
黒鮑にナイフを入れると、すっと切れます。やわらかくて美味しいです。
アーティチョークの酸味とセロリのような香りがまた食欲をそそります。
▼フォワグラと若クルミのトーション仕立て スパイス風味
フォワグラの上に透明のシート、サクッとしたラスク風の何か。
フォワグラの濃厚な味わい、若クルミは甘みのある味わい。食感も楽しい一皿。
▼オマールブルーと緑野菜のコンビネーション ビスクのソース仕立て
オレンジとグリーンのきれいな組み合わせ。
オマール海老の出汁が効いたビスク、濃厚な海老の味わい。
プリッとしたオマール海老。芽キャベツの葉。
▼カルダモンの香る、シストロン産仔羊のロースト
フレンチにしては珍しいスパイシーなお料理。
カルダモンの香りがブワッと拡がります。
仔羊のやわらかな食感、羊の香り。付け合わせのトウモロコシの甘み。
美味しいです。
▼フロマージュ
食後のチーズの愉しみ。
白カビ系、ウォッシュ系、ハード系など。
ワインの残りをここで。
▼カカオのアイス
カカオの苦みも感じるなめらかなアイス。
▼ルバーブのアイス、ベリーのソース
白いボウル状のお皿に飴で蓋がされています。
その蓋を割ると、チェリーやラズベリー、ストロベリーが入っています。
ルバーブのアイスは、ほんのり酸味のする美味しさ。
▼ワゴンデザート
レカンのデザートはコースで終わりじゃない。
ワゴンデザートのお出ましです。
欲張って5,6切れのケーキをいただきました。
フルーツも美味しいです。
ライチをナイフとフォークで皮を剥くサービスの方々。
それを見るのも楽しいです。
▼カフェ・プティフール
やってきました、レカンの真骨頂！
この箱の中に、マシュマロ、チョコレート、マカロン、美しいお菓子たち。
持って帰りたくなりますね。
本当に素敵なサービスを提供していただき、ありがとうございます。