2回
2017/03 訪問
まだまだ進化の一途を辿っています!
2017/03/31 更新
2015/07 訪問
カマルプールは基本と挑戦!鴨肉のタンドール焼きが超お勧め、通年となったブナオイスターも健在、要予約の絶品ラムチョップもどうぞ!
【2015.7.17.ディナー訪問】
4月に転勤で上京して住まいが葛西と近いのに、開店17時ですが勤務先の田町からだと定時退勤でも当店の繁忙期にかかること、空いてくる閉店間際は早寝早起きのリズムを壊すことから、昨年の8月以来伺えてませんでした。先週土曜のシターラ青山のオフ会で久々にお会いしたマイレヴュアー様の御希望で、電話で予約を取っての訪問です。日本人スタッフの方が出られたので「北村さんお願いします。TO.です。」・・「お久しぶりです」「今週の金曜日、2人7時で如何ですか。カウンターで良いですよ」「満席だと思ったけどチョット待って下さい。・・20時までお2人なら大丈夫です。18時からか18時半からかどちらにしますか。それ以外だと、21時以降になります。」「相方の都合も分からないし、私も18時だとギリギリなので、18時半にします」。席に番号を振って時間管理している様子で、流石に管理に卓越した北村君らしいですね。
事前に用意したメニューは以下の通り。これに、店内に張られる当日のメニューを一品程度加えればとの目算。
【2人用メニュー】
砂肝のコンフィ【粒コリアンダーのアクセント】480
ゴルゴンゾーラクルチャ【チーズフリークにはこちらを!】750
ラムミックス(ラム肉のクミン焼【ジューシーな肩肉をシンプルに】、王様のラム【カルダモンとメースの香り】、を1人一切れ)1180
鴨肉のタンドール焼【シャラン産の鴨をオリジナルレシピで】1180
タンドーリジンガ【香ばしい海老のスパイス焼、ブラックタイガー】900
ブナオイスター【激旨!牡蠣のスパイス炒め(年間通して出せる仕入先を開拓)】1000
ラムミントカレー【生ラムのソテーを爽やかな香りで】1380
バスマティライス350
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合計 7230
迎えた当日、18時半ジャストに入店。多分19時までの人が盛り上がってます。カウンターでも真ん中のテーブル席でもと言われ、テーブルを選択。店内の張紙をチェックします。鰺のマリネ、夏野菜とシーフードの冷やしカレー等々。お勧めを訊くと、鰹のたたき(1080)、柑橘系とスパイスで味付けるそうです。メニューに、これと、張紙の冷やしラッサム(480)をアルコール飲まない相方用に加えて、「順番はお任せします」。北村君の、一瞬、2人で、1時間半でこれだけ食べるのといった表情は、見逃しませんでした。と、予定より10分早く、相方到着。
私はカマルビア(パクチビア)、相方は冷やしラッサムを飲み物に。順番は、上記のメニューではゴルゴンゾーラクルチャの次にブナオイスターとバスマティが来たのが変更点。
その前に、追加した、鰹のたたきが来ました。シターラ青山のは、塊を焼いて後で切るという方法ですが、こちらは食べる形でタンドール窯に入れるという調理法。シターラの上品も良いし、こちらのスパイシーも良い。同じ位の量で値段はシターラ青山の1900円に対してこちら1000円ですが、野暮なことは言わないということで。レアーとミディアム2つずつ4切れ出てきましたが、レアーの方が美味しいので、レアー注文をお勧めします。4切れの1つづつも大きいので、これ、4人でシェアできますよ。
肉の焼物は相方が肉のレアーは駄目なのでとお願いしたところ、ウェルダンとレアーを1人ずつ焼き分けて出してくれました。
2人なので私が小食ということもあり、ゴルゴンゾーラクルチャ半分と、鴨の半分と、タンドーリジンガの半分と、ラムミントカレーの少々は、相方にお持ち帰り頂きました。
繁盛店になると店主の心意気が変わってオーラが衰えて、というのはダバインディアを含めて3店を経営する宮崎オーナーの考え方ですが、全くそんなことがなくて北村君がうまくやっていることを確認でき、マイレヴアー様にも満足頂けた、素晴らしいディナーでした。
印象に残ったのは、ダバインディア同様に女性客が6、7割を占めて、満席の中で本当に皆様が楽しそうにされていること。それを支えているのは、3名のインド人コックを2名づつで回して、絶妙のタイミングで料理を出していくオペレーションですね。
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【2014.8.25.ディナー訪問】
孤独のグルメの反響が凄いです。予約は2か月前にしたのですが、メニューの最終確認のため1週間前の17時頃から電話をかけまくったのですが、百回を超えた辺りでようやく繋がりました。北村シェフ「電話が鳴りっぱなしなんですよ」とお疲れ気味。「要予約メニュー(◎)は、番組の終わった後の状況を見てとのことでしたが、如何でしょうか」「とにかくTVに出たメニューに注文が偏っていて、全員で仕込が目一杯になってます。本当ですよ、クタクタ。なので、ラムチョップとアナゴはチャンと出させて頂きますので、シークカバブと冷やしカレーは勘弁して下さい」「じゃあ、メニューを組み替えて、メール(個人用なので非公開)で送りますね」「電話が繫がり難いのでその方が良いですね」正に嬉しい悲鳴状態。頂いた物は下記の通りで、今回は多少ゴージャスに!
途中でレジ近くに行くと電話の呼び出し音が絞ってあり「この通り鳴りっ放しです。本当にテレビに出ると・・・・」「でもね、客が来ないのに比べたら、贅沢な悩み。オーナーシェフで独立しても、現地人を雇って教えてと、統制できる人は稀。」「ラタンに、ナティに、新入りのピート。年中無休でも4人だと交代で休めます。私は、本当に彼らに助けられてるんですよ。スパイス感覚は日本人は現地人に絶対勝てないので。私がこうした感じにしたいんだよねと言うと、その通り出来ちゃう。本当に助かってます」「そんなことが出来るのは、長年のダバのマネジメント経験のある北村さんだけ。このチャンスをしっかり物にできるよう、頑張って下さいね」「有難うございます」。
特注のラムチョップとアナゴは初めての常連様と、初訪2名の4名でしたが、全員、大満足の御様子でした。参加者の1名がカメラを置き忘れたのを北村オーナーシェフが足早で追いかけて届けてくれる、というオチまで付いて、大変恐縮いたしました。
--------記------------------------
冷やしラッサム 480×2=960
砂肝のコンフィ【粒コリアンダーのアクセント】480×1.5=720
タンドゥーリヴェジ【窯焼き彩り野菜】700
--------------------------------出す順番はシェフにお任せ
ゴルゴンゾーラクルチャ【チーズフリークにはこちらを!】750
ラム肉のクミン焼【ジューシーな肩肉をシンプルに】1100
王様のラム【カルダモンとメースの香り】1150
鴨肉のタンドール焼【シャラン産の鴨をオリジナルレシピで】1180
◎アナゴのスパイシー焼 680×2=1360
◎ラムチョップ【最高級のラムのレアー、脂が舌でトロケます】1000×3=3000
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ラムミントカレー【生ラムのソテーを爽やかな香りで】1380
バターチキンカレー【トマトクリームにタンドゥーリチキン】1250
ブナオイスター【激旨!牡蠣のスパイス炒め】1000
バスマティライス350
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牡蠣チャーハン【店長おすすめ!〆はコレ!】1400
----------------------飲み物----------------------
スラ・シラーズ赤【インド料理店で定番の赤ミディアムボディ】 3100
ディンドリ・リザーブ・シラーズ赤【インドで断トツNO1の赤フルボディ】 4600
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合計 24000 1人6千円
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【2014.6.28 ディナー訪問】
ランチ訪問は有るものの、他店の利用が忙しくて、約半年ぶりに、当店の夜が初めての3名様を率いての、土曜夜訪問。
モツさんから、三名体制で北村シェフの手間に余裕ができたため、特注品(◎)の予約が可能となったということで、以下を予約。
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砂肝のコンフィ【粒コリアンダーのアクセント】480×1.5=720
エビのアチャール【ぷりぷりエビのインド風マリネ】630×1.5=950
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ゴルゴンゾーラクルチャ【チーズフリークにはこちらを!】700
ラム肉のクミン焼【ジューシーな肩肉をシンプルに】900
王様のラム【カルダモンとメースの香り】950
鴨肉のタンドール焼【シャラン産の鴨をオリジナルレシピで】1050
◎アナゴのスパイシー焼 ~800
タンドーリジンガ【香ばしい海老のスパイス焼】900
◎ラムチョップ【最高級のラムのレアー、脂が舌でトロケます】~1000×4=4000
◎ラム・シークカバブ【粗挽きのラム肉のカバブ、日本一】~1000
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ラムミントカレー【生ラムのソテーを爽やかな香りで】1250
名物 鯖カレー【カマルプールでしか味わえない!】1200
ナン 300
----------------------飲み物-----------------------------
カマルビア【パクチー入りビア・カクテル】~580×4=2320
スラ・シラーズ赤 3100
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合計 20140
最初に冷やしラッサム(480)、最後の〆に牡蠣チャーハン(1400)を追加。
一人五千五百円になり、私の当店史上最高額ですが、一つとして外さない高レヴェルな料理の連続は、圧巻でした。
大方のメニューがレヴュー済ですので、初めてのものだけ評します。
冷やしラッサム:ラッサムのレシピは変えずシェイクして冷やした一品。夏には素晴らしく合います。アイデアが光ります。
アナゴのスパイシー焼:スパイスの入ったマリネに漬けて寝かした後に焼き上げ、最後にディルを乗せて登場。外パリッ内ジューシーな、爽やかな極旨です。アナゴ好きな私も大満足できました。
名物 鯖カレー:ターメリック、マスタードシード、フェヌグリークが主体の日本のカレーを想い出させるスープに焼き鯖の身を解して浮かせたような、何だかホッとさせるような万人向きのカレーです。人気なのも頷けますねー。
この季節でも牡蠣メニューがあって驚いたので北村シェフに尋ねると、上物の極秘調達ルートを開拓したとのこと。通年で食べられるとなると、最早、最強の食材のラインナップですね。気が付けばラムチャーハンはメニューから消えて、牡蠣チャーハンだけになってます。
開店三周年の月だったのを当日ふと思い出し、馴染みの花屋に連絡するも、時遅し。ということで、当店では頼んだことのないスラ・ティンドリ・リザーブ・シラーズ(4600)を、私からの気持ちで追加注文。他店では六千円は取る逸品で、常温から10分ほど冷蔵庫で冷やしてもらって、16~17℃程度の適温で美味しく頂きました。記念日などの贅沢には、最高のワインです。
最後に当店のセカンドになったラタンに今年から入ったサードコックのNathi(ナシ)を紹介してもらい、北村オーナーシェフに見送られて、大満足で店を後にしました。
【2014.4.29 休日ランチ訪問】
12時頃に休日ランチ訪問すると、北村オーナーシェフの姿が見えず。インドのデリーから北の地方出身のコックさんの「ラタン」が笑顔で迎えてくれ、北村シェフは本日休暇。休日ランチはカレー1種が750円、カレー3種は+200円。カレー3種は辛い方から、海老と茄子、チキンと茹で卵、チャナ豆とホウレン草。3種を注文。
手際よく10分位で、ナンとターメリックライスとグリーンサラダと共に、3種のカレーが金属プレートに乗せられて登場。ナンの焼具合もカレーの風味もバッチリ。休日ランチではアラカルトも受けますとメニューにあり、満席状態でも、要領よくこのオーダーにも応えてます。
雇ってから1年半のラタンの成長により、無休営業が可能になったのですね。彼の入店当時に北村君がタンドール焼を手取り足取り教えていた頃から見守っていますので、感慨も一入です。これが北村君の目指したところだと思います。ダバインディアがそうであるように、何時行っても開いているというのが、繁盛しかけた店が、一段上るために必要なこと。それが証拠に、8割の入りから2、3人待ちの状態が、続いておりました。
パクチー入りのカマルビアを飲みながら、北村君へのメッセージを書いて、それを託して、満席で賑わう店を後にしました。
【2014.2.10ランチ訪問】
月曜日の開店時刻に伺いました。間を空けず10人くらいの入店です。本日のカレー3種はマトンカレー、チキンカレー、ダルカレーということで、3種(九百円)ライス半分とグラスビア(三百円)を注文。
ライスやサラダは以前の通りで、カレー等の評は以下の通り。
ナン : +百円でチーズクルチャに代えられますが、ここのクリスピーなナンが大好きなのでそのままに。本当に美味しいです。
マトンカレー : コリアンダーとクミンとマスタードシードが効いたもので、これは旨いです。この後で食べたアーンドラキッチンに比べれば刺激的スパイス感は弱いですが、日本人には、凄く旨いと唸らせるような美味さですね。
チキンカレー : ややプルス系のトマトの酸味とチキンの旨みが調和して美味しいです。
ダルカレー : 生クリームやホウレンソウも入った北寄りのダルカレーです。と言っても油分は少なめで優しい美味しさ。小さなお子様も喜んで食べていました。
次から次への来客で忙しそうだったので、アーンドラダイニングのラマナイヤシェフとサントスが1月下旬の月曜日のランチに来たことや、インド人コックのラタンが帰郷以外の期間は、ランチ・ディナー共に土日祝日含めて無休となったことなど手短に話して、リピーターの多い満席の店を後にしました。
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【2013.12.27 訪問】
一番美味しいラム・マトン料理と激辛マトンカレーが食べたいと仰るマイレヴュアー様を主賓に、3名で、料理は当店、カレーはアーンドラダイニングということで梯子しました。
予めメニューの算段はしていても、当店は紙で張り出される当日メニューを見落とせません。目当てにしていたラムシークカバブが無い代わりに、当店としては値の張るラムチョップ(1個880円)が有るではないですか。「どれ位のサイズですか。レアーですよね」北村オーナーシェフが両手の指で囲んでサイズを示し「勿論ミディアムレア。1人1つでも多くないですが、味見程度ならシェアでも良いですよ」。ということで、参加者間で相談して、メニューを若干組み替えて、1人1個にしました。メニューと評は以下のとおり。既評は省略。
ひよこ豆のサラダ(580)
エビのアチャ-ル(580)
ゴルゴンゾーラクルチャ(680)
鴨肉のタンドール(1050) : 私等のレヴューや常連さんのリピートで注文数も安定して来たので、鴨肉のフランスの産地を明示した上で値上げされました。が、焼き加減やソースも極まってきており、この値段でも、絶対のお勧めです。
ラムクミン焼き(750) : ラムチョップの代わりに、カルダモンベースの王様のラムを落としました。やはりラムの焼き物には、クミンと隠し味のカスリメティが合いますねー。
タンドリージンガ(850) : 一度食べると外せません。多くのインド料理店で同じメニューは有りますが、一度食べに来て、丁寧な仕事と結果としての仕上がりの素晴らしさを見習って欲しいです。
ラムチョップ(880×3) : 安い店なら二百円の物、シタ-ラ青山の1個七百円代の物、と同じか一寸小さいサイズ。しかし、食感が全く違います。肉は軽く噛んで千切れ、脂は甘く舌の上で融けます。本来インド料理のラムチョップは、ミディアムレアで出す最上級のアーンドラ2店でも肉を食らうというイメージで、ある程度の噛み応えのある、牛肉でいえばA3赤肉レヴェルですが、これはA5レヴェルの肉と脂です。ソースはクミン・カスリメティは入ってますが、複雑です。「これ、定番には出来ないんですよね」「原価率が凄く高いし、売れ残りが出来ないので、常連のお客さんに変わった物を食べて頂きたい!という段階です」「融ける脂身と身に境界が無いですよね」「脂身の旨さを味わって欲しいので、この肉は極力、脂身を取り除いてないのです」。という状況ですので、張り紙に有ったらラッキーということで、是非とも一度お試し下さい。また、会話の内容を解釈すれば、4、5人以上の食事会で1人1個、十分な日数前に予約しておけば、受けてくれそうな気もします。
ブナオイスター(980) : 賛否両論のあるメニューですが、牡蠣のプリップリ感と旨味のストレートなスープへの移行が昨年までと変わらず、私は好きです。クリスピーなナンとの相性も抜群です。
ナン(300) : 昨年までのディルセと同じレシピのモチモチ感の有る物より、タンドールバルという飲み屋では、クリスピーな今の物の方がシックリくると思えてきました。
参加者全員で北村オーナーシェフに、ラムチョップの感激と全ての料理のレベルの高さの感想を告げて、寒空の中、感激を語りながらアーンドラダイニングに向かいました。
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【2013.7.1 訪問】
昨年から相互マイレビュアーとして親しくされて頂いている方が当店夜の訪問が中々叶わず本日も出先の我孫子から定刻ジャストイン、最近相互マイレビュアーになって頂いた方2名もお誘いして、まずはカマルビア(550)の乾杯から始めました。これは大量なパクチーが入ったビヤカクテルで現在NICOを立ち上げられた当店創業時スタッフの玉井さんの考案。私は数ヶ月前の初飲から嵌ってます。皆様の評判も上々でした。飲み物はこの後、スラシラーズ赤ボトル(三千円)を入れ、その他、炭酸水やラッシーやビールを各人の好みで飲みました。
頂いたものと評は以下の通り(過去の評に変更なき場合は、評は省略)。
砂肝のコンフィ(480)
エビのアチャール(580)×2
ゴルゴンゾーラクルチャ(680)
ラム肉のクミン焼(レアーで)(750) : 王様のラムと共に、今回のレアー加減は前回よりも良かった気がします。
王様のラム(レアーで)(780)
ラムシークカバブ(780) : 昨年7月の私にとって初めてのオフ会以来に頂きました。その時期以来ずっと作られていなかったようで、シェフから「えっ、食べたことあります?」。ダバのそれより粗引きの肉に玉葱・パクチー・グリーンチリが入って、ミディアムレアに仕上がって、歯応え風味とも良い感じです。レア好きの方なら、レアーでと注文すれば良いと思います。
鴨肉のタンドール焼(レアーで)(880)
エビとアサリのブナ(750)
ナン(300)
ラムミントカレー(グリーンチリで辛くと、一番辛く)(1200)×2
バスマティ(300)
タンドーリジンガ(エビ)(850)
ラムチャーハン(1200) : こちらも昨年7月のオフ会以来に頂きましたが、ミディアムレアーな脂も付いたラムの甘味がカレー粉じゃなくスパイスの混合で作られたチャーハンに抜群の相性で、ビリヤニとは違った美味しさが楽しめます。
四人の等分割りで、1人四千五百円。インド料理好きが四人集まってのトークしながらのオフ会は、月曜日故か客数も少なかったため、手の空いた北村シェフの秘話も聞かせてもらったりで、皆様、大満足のご様子でした。
1人早めに着いた私「昨日NICOのランチに行って来ましたよ」、シェフ「何か繁盛しているんですって」、「ランチのミールスを最初は得意なビンダルーも入れて出してたけど、昨日は全品完全に南インド料理になって、良かったですよー」、「それはそれは。メールで「レシピ送って!」なんてショッチュウ来るんですよ」、「お花、贈られてましたよね」、「これもメールで、小さすぎたって文句が来ましたよ」。こんな感じで、同志というか、師弟というか、非常に良い関係のダバつながりのジェネレーションに、エールを贈りたいと思います。
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【2013.6.1 訪問】
海老が大好きと公言されている初対面のマイレビュアー様と前回アーンドラダイニングを御一緒したマイレビュアー様と3名での訪問。
焼き物をこちらで頂いた後、アーンドラキッチンで絶品ドーサと土曜限定マトンビリヤ二を頂こうとの、ハシゴの一軒目です。以下のメニュー表を渡して、頃合いを見て持ってきていただくことに。海老好きな方が加わると、何時もは注文しないメニューも加わり、楽しみです。初めてのメニューを中心に評を加えます。
砂肝のコンフィ(480)
エビのアチャール(580):剥き海老とエリンギをスパイシーマリネして、レタスの上に配した絶品。量的には3人でシェアするに十分
ゴルゴンゾーラクルチャ(680):これは久々でしたが、言葉にできない絶品で、日本一です
ラム肉のクミン焼(レアーで)(750)
王様のラム(レアーで)(780)
タンドーりポーク(780):ポークビンダルーのイメージの味に仕上がるよう下味をつけて、焼いたもの。旨いが、酸味は強くない
タンドーリジンガ(850):インド料理のタンドール焼きでは殻付きでも下味のタレに漬けただけで焼くので、丸くなる。が、これは腹を割いて、裂かれた腹の部分にソースを付けて焼くので、海老反りした見た目も、香ばしさも、圧巻
鴨肉のタンドール焼(レアーで)(880)
ナン(300)
バスマティ(300)
エビとアサリのブナ(750)
ラムミントカレー(グリーンチリで一番辛く)(1200):久々でしたが、ミディアムレアでキッチリ火を止めたラムはまるでビロードのような滑らかな食感。グリーンチリで辛くしても存在感のあるミントソースが抜群の相性
2時間弱で私は最近大好きになったカマルビア2杯と一緒に頂きましたが、初めての絶品の海老料理が加わると、肉系一色のメニューに華が加わることが、良ーく分かりました。チャンスを頂いた海老好きのマイレビュアー様と北村オーナーシェフにお礼を言って、アーンドラキッチンへ急ぎました。
なお、18時半頃から20時半頃までいましたが、カウンター席含めて、食事が済んで帰ると直ぐに次の客で席が埋まる繁盛振り。昨年9月に入ったコックのラタンも、しっかり調理が任せられるレベルに成長されたので、お二人できっちりと接客を含めて十二分な対応ができておられたのが、印象的でした。
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2013.5.17 までのレヴューはこちら!(私の主催した初めてのオフ会の様子も入ってますよ)
http://tabelog.com/rvwr/000566135/diarydtl/129922/
2015/07/18 更新
一年半ぶりに、先月キッチンキクチに御一緒したお二方と、4年半ほど前に初対面でこちらに初めてお連れして私の東京インド料理オフ会のスタートを切ってお付き合いの続いているマイレヴュアー様の4名で、訪問。予約の連絡を入れた2日間は店に居られなかった北村オーナーも居られ、久しぶりの再会を祝しました。現在私は出向の英語職場で月に1週間はアジア圏の海外出張という勤務ですが、4月から現在の職場に移籍、70歳までは雇用されることが決まり、自分へのお祝いに、ティンドリ・リザーブ・シラーズ(4600円)とシラーズブリュット(3400円)を奮発し、皆で美味しく頂きました。注文して頂いた料理は以下の通りです。
エビのアチャール(630円)
砂肝のコンフィ(480円)
鰤のマサラなめろう(780円)
タンドーリ ベジ(700円)
骨付きラムチョップ(1,280円)x2
ゴルゴンゾーラクルチャ(750円)
ひよこ豆のサラダ(600円)
仔羊ミックス(1,180円)
鴨肉のタンドール焼き(1,180円)
カキチャーハン(1,400円)
ラムミントカレー(1,380円)
カキの白カレー(1,300円)
名物 鯖カレー(1,200円)
バスマティライス(350円)x2
1年半ぶりなので、孤独のグルメ出演以来増やしたインド人の調理技術が上がって、ビックリ。質良し、手際良しで、文句なしですね。
北村オーナーの通年牡蠣提供に合わせて開発されたと思われる白カレーは北インド系の絶品、牡蠣チャーハンも以前より旨い。なめろうは時々の旬の魚に変えて、定番化の様子。他の定番も、進化させているようです。このように、開店から5年を経て、店の名物料理を着実に育てていく北村オーナーの方針が的を射て、繁盛が続くのも頷けます。
こちらのレヴューで初めて北村オーナーを知られた方に、補足させて頂きます。北村君はダバインディアの創業時から2010までフロアーマスターを務め、2008にラマナイヤシェフ(現アーンドラダイニング・キッチンのグランドシェフ兼共同経営者)がダバを去った後は味見によりコックを管理してラマナイヤシェフのレシピを守りました。この仕法は現マスターにも引き継がれています。その後、調理の修行無しでダバインディアのコックに手解きを受けた程度で開店。
ダバ時代に私だけラムのレアー注文していたのとチーズクルチャを売りにするため、創業時からアーンドラダイニングと同じ業界で1番大きいタンドール窯を使ってます。
作る側じゃなく食べる側の目線で新メニューを発想して、インド人コックに彼らの技術や経験を活かして試作させて、定番メニューになるまで育てています。