TO.さんが投稿した印度料理シタール(千葉/検見川)の口コミ詳細

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印度料理シタール検見川、新検見川/インド料理、インドカレー、アジア・エスニック

1

  • 夜の点数:-

      • 料理・味 -
      • |サービス -
      • |雰囲気 -
      • |CP -
      • |酒・ドリンク -
  • 昼の点数:4.5

    • ¥2,000~¥2,999 / 1人
      • 料理・味 4.5
      • |サービス 5.0
      • |雰囲気 4.0
      • |CP 5.0
      • |酒・ドリンク 4.0
1回目

2012/08 訪問

  • 夜の点数:-

    • [ 料理・味-
    • | サービス-
    • | 雰囲気-
    • | CP-
    • | 酒・ドリンク-
  • 昼の点数:4.5

    • [ 料理・味4.5
    • | サービス5.0
    • | 雰囲気4.0
    • | CP5.0
    • | 酒・ドリンク4.0
    ¥2,000~¥2,999
    / 1人

全てが一流の名店 ! の看板に偽り無し

前日に麹町のアジャンタで美味しいマトンカレーを頂いたので、アジャンタ出身で一番の有名店に足を運んでおかなくては片手落ち、ということで、宿泊地の東京駅近辺から千葉県の検見川まで約1時間かけて、土曜日の朝一番にお邪魔しました。

食べログの記事の数々を参考に纏めると、平日でも開店時刻では既に満席で一巡待ち、休日に開店時刻に座りたければ少なくても10時半には行く必要あり、とのことで、10時半に到着。一番乗りでした。店先には予約名簿が用意されていたので1番に名前を書いて、籠に入ったメニューを一冊取り出して確認。10時40分頃に男性店員が軒伝いのシャッターを開けて「冷房の入った部屋でお待ちください」。
11時頃店先で予約名簿を確認すると、ほぼ席数分の人数になっておりました。

その頃女性店員が出てきて、待ち客用の冷たい水とおしぼりを使えるようにした後、注文を取り始めました。このあともう1店梯子するので、「単品のラッサムスープL 525円、半ライス158円、マトンカレー(南インド)1292円」と注文したところ、「南インドのマトンカレーならタンドールランチセット1344円に先ほどのラッサムスープL以外の注文は全部同じ量・質で入り、他に色々つくので、そちらにしてください」とのことで、「タンドールランチセット、半ライスはインディカ米、ハーフナン不要(テークアウトしてくださいと言われる)。ラッサムスープL。ブラックイーグルビール525円」を注文。11時半に開店して名簿順に名前と人数と座る席が読み上げられて案内され、4人テーブル×5台とカウンター6席は要領良く満席。

私の席はカウンターの一番入り口側の端でシースルーのガラス窓を一枚隔ててタンドールの中まで良く見えます。厨房の道路側窓際に1メートル位の鉄串一本あたり数十個セットされたタンドーリチキンティッカとタンドーリローストチキンの鉄串十本ぐらいが半焼き状態で天井から吊り下げられ、お年寄りの日本人のコックさんが一本ずつタンドールに入れて仕上げていきます。ナンもタンドールの内壁に貼り付けられ、頃合を見て剥がされ当店名物の黒蜜(?)が塗られ、ドンドンできてきます。実に手際よく、これを見ているだけでも楽しいです。

最初に出てきたのがブラックイーグルビールと、あてのパパド。容器に入ったピリ辛の玉葱とトマトのアチャールをパパドに乗せて。次にマンゴーの黒蜜漬けもパパドに乗せて。こういう所も手抜き無しで、美味しくて、7.5%と度の高いインドビールは全部いっちゃいました。

次にラッサム。大きな、凄ーく大きなカップに500cc位入って登場。タマリンドは使わずトマト・豆とスパイスで作られ、アーンドラのグリーンチリとタマリンドが効いたラッサムとは異なり、ペッパーの効いた味わい。カレーリーフの先端部分が5センチ長で入っており、やるな!という感じ。飲み終えるのに、5分かかりました。終える頃に男性店員が申し訳なさそうに「インディカ米で注文受けたのですが手違いで一時間位かかるので日本米で宜しいですか。お詫びにマンゴージュースをサービスします」「仕方ないですね。じゃ半ライスの更に半分にしてください。ジュースは要りません」

折り返して直ぐに、金属プレートでメインが登場。中ぐらいのカトリにマトンカレー。パクチーの先端部分5センチ長1本。薄いドレッシングに浸されたレタス。タンドーリチキン1本。タンドーリチキンティッカ2個。ティッカが円形の大振りなのでチキンだけでも相当な量です。福井米が山型で。

マトンカレーのルーは、玉ネギ、トマト、唐辛子、ターメリック、カルダモン、カレーリーフ、クミンシード、コリアンダーシード、シナモン、ニンニク、生姜あたりでしょうか。ホールスパイスを多用して、複雑な香りに仕上げられています。マトンのグレービー(肉汁)も十分です。外に添えられたパクチーも勿論投入して良い風味です。この出し方はパクチー嫌いな人には有りがたいだろうな、と行き届いた心使いに感心。マトンは、かなりしっかり煮られ、煮崩れる少し手前で柔かい。堪能するに十分な量の肉でした。

マトンは70℃位から硬化するので、そのあたりの温度で硬化する前にミディアム位で出すか、一旦硬化させて更に煮込んで煮崩れる少し手前で出すかが、スープにグレービーが十分に出て且つ柔かい肉を客に出す方法ですが、昨日頂いたアジャンタ同様に後者で作られています。後者の場合、経時と加熱でスパイスの活きが失われて行く欠点があり、アジャンタは欠点を補うことができていませんでした。しかし当店のマトンカレーはスパイスの活きも十分。煮込んで作られているエーラージ同様、ちゃんとスパイスの香りが出るよう工夫しておられます。南インドの煮込み系では、非の打ち所の無い高レベルです。個人的にはミディアムで出すダバやアーンドラの方が好きで、好き嫌いは個人の問題です。食べログ評価は個人の好みも含むので、料理については煮込み系で最高の★4.5とします。

チキンは到底全部食べられる量ではないので、タンドーリチキンティッカ1個だけ頂きました。前述の観察の通り2度焼きは分かっているのですが、2度焼きに有りがちなパサパサ感など微塵も無く、中はジューシーで表面はパリッ、極控えめに塗られたタレと相まって、素材の旨さが際立つ絶品です。近年チキンの焼き物を普段食べないのもありますが、生涯通じて一番でしょう。

最後に会計と言うと、セットに含まれる当店名物のマンゴープリン「一口でも」と促され、一口だけ頂き、美味しゅうございました。素早く、容器に入ったタンドーリチキン1本、タンドーリチキンティッカ1個、ビニール袋に入った十分大きなハーフナン1個が、テイクアウト用の紙袋で渡され、店を後にしました。

当初26席の店でフロア担当の店員4名は多すぎないかと思いましたが、終始満席で客の食事進行に合わせた十二分に丁寧な対応には、必要なんだなと納得。セットメニューの内容の豊富さも凄いです。遠方から噂を聞いて訪れる人も多いと思いますが、質・量共に最高なので、近隣千葉県からの常連の方に愛されて終始満席なんだろうと、想像します。

東京からカナリ時間と交通費はかかりますが、最高レベルの料理・コスパ・接客が揃った当店に、一度は行ってみて損は無いと思います。

2012/08/26 更新

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