2回
2025/02 訪問
東京レヴェルのイタリアンが頂けます!
岡山在住の息子が久々に水戸の自宅に来たので、前回夜の予約が取れなかったリベンジで5500コースとマルゲリータ1400二人でシェアを予約して土曜日のランチタイムに訪問。一週間前に予約しましたが、当日はテーブル満席。バレンタインということで、デザート2品用意されました。もっぱらウイスキー派でワインは食後に残るので敬遠していますが、折角なのでペアリング3種2400も頂きます。
先ずは前菜用にピエロマンチーニ ブリュット。一品目の青森産のれそれ(穴子稚魚)は、昨年のよし町では甘酢醤油で頂きましたが、エキストラバージンオリーブオイルにビネガーやセロリで調整され最後に唐墨と片喰みの花と葉が掛けられて。のれそれの白魚の様な食感はもちろん、スープも極旨故にスプーンで残さず頂きます。
次に、拘りの牧場から取り寄せた牛乳で自家制作した5φx2H程のモッツェレラチーズ2個に、近県より取り寄せた生ハムを載せて。塩味の感じない生ハムを食べながら脇に寄せてモッツェレラをフォークで触るとスープが出てきます。これは、当店でもピザに用いるものとは別格ということ。食べ終えて残ったスープが絶品、スプーンで掬うのにも限界がありバケットを予定より早く。一時的に調理経験のある息子も、ここまでで圧倒される。
前菜の最後は、シェフが渡伊時に学んだ近郊のトスカーナ郷土料理INZIMINO(イカ・ホウレン草の煮込み料理)、興味のある方はネットで検索を。本来の調理法とシェフの話を比較すると、イカのワタと濾したジャガイモを加えて濃厚なスープにするのがオリジナリティで、海の風味が感じられるのが好きな人には堪らない。合わせたのはビッビアーノ赤、魚介には白が普通ですが、この濃厚さは肉料理に相応しいので深い赤は正解。前菜と言えどもメインに匹敵する存在感で、魚介料理の一品として受け取りました。
パスタは、ベニハルカの干し芋の為に熟成した物を分けてもらい皮として、リコッタチーズと芋を詰め物として、ソースは子牛と鶏で出汁を取りバターで合わせる。掛けるのはパルミジャーノチーズ。地産地消ならでは。加熱する前の状態も写真で紹介、シェフがカウンターの端で専用調理器具を用いて調整。
メインに合わせてシェフが3種のワインを悩む表情でテイスティングして選んだのが独との国境地域で生まれるロック白。魚が赤で肉が白と普通の逆になりましたが、調理師が選定故のベストマッチ。入店直後に今日のメインは肉でボリュームありと伝えられたので、白と合わせるの?と期待が高まります。出されたのは、うずら肉半羽にモリーユ(編笠茸)添え。うずら肉の内臓を取り除いた空間には、サルシッチャ(伊ソーセージ)腸詰前の粗挽き豚が詰められて。ソースは主に魚のメインと合わせるブールブラン、うずら肉の淡白さに合わせたオリジナリティ。希少茸モリーユは一皿に1個(半割れ2個)と贅沢に使われており食感は楽しめましたが、北インド料理の名店シターラ青山の季節限定モリーユカレー程には風味が感じられません、今後極めて頂きたい。うずら肉やモリーユは調達が難しいだろうと問うと近年、伊食材の商社が千葉県に出来たとのこと。安心・安定で料理に励めますね。
マルゲリータはコースのデザートの前に挟んで頂きました。ビックリなのがフライパンで調理。シェフはピザ専門店出身とのことで熟知しており、どんなオーブンでもピザ窯の温度400℃台に達しないので、強火の蓋をしたフライパンなら可能で周囲の焦げ目だけバーナーで付けるという工夫。クリスピーなピザとして愛されるのも納得。とうがらしオイルの相性は抜群、お試しあれ。
デザートの前に飲物をメニューから選択、私は紅茶で息子はコーヒー、何れもストレート。一品目は、常陸太田で栽培される苺のヤヨイ姫とパンナコッタ。二品目はショコラテリーヌ・カカオソース。
シェフや息子との会話も弾んだ3時間のコースを存分に楽しめました。レヴューで紹介したペアリングも含めて9000弱は超リーゾナブルで、何より将来の伊の巨匠、西連地元気との出会いを求めて都心からでも、お運び下さい!
ドリンクメニュー
テーブルセッティング
ピエロマンチーニ ブリュット
のれそれ
モッツェレラ&生ハム
モッツェレラ&生ハム 食中
バケット
ビッビアーノ赤
赤烏賊とホウレン草の煮込みトスカーナ風:INZIMINO
パスタ茹でる前
パスタ
ロック白
うずら・モリーユ添え
マルゲリータ
コーヒー
やよいひめ・パンナコッタ
ショコラテリーヌ・カカオソース
2025/02/17 更新
2024/06 訪問
東京レヴェルのイタリアンが頂けます!
オーナーシェフが料理人を目指した時から、おばあさんが運営していた同市佐和駅近くの二ツ森稲荷神社に因んだ二ツ森食堂の名を継ぎたいと。そのままではイタリアン?なので2にローマ字で続け最後だけ伊語でよりポピュラーなliにして2tsumoli。東京で3.5年の修行の後、イタリアのフィレンツェ及び程近い高地で1年間学んで帰国し、創業。それでたちまちU-35 Bronze Silver連続受賞は素晴らしいと話を向けると、たかだか35歳以下ですからと、志は高い。https://www.redu35.jp/chef/8613/
新しい店が適正な評価を得ていくためには食べログの評点向上も望ましく、その最低条件として20程度のレヴュー数は必要。夜は繁盛している様ですが、一般的に地域の方はレヴューの投稿に控えめですので、当店を応援しひいては茨城を盛上げる気持ちがある方には、短くても写真無しでも食感レヴューの投稿を希望します。
ランチが可能な土曜日の2日前に予約の電話を入れると6月15日からコースメニューを更新。https://2tsumoli.owst.jp
スープは削除など品数を少なくして質を向上させるとのこと。一般の方々が利用し易い一番安い3800にしました。なお、土、日と祝日のみのランチは、店入り口の掲示にある通り前日までの予約のみとなります。
セットドリンクメニューからジンジャエールを選択。
前菜盛合せは調理が進められ15分ほど経って、5種の前菜が手前右から反時計回りに下記の順に一皿に盛られて登場。一品毎に手間がかけられた逸品そろいで楽しめました。白ワインが合いそう。
ティジェッラ:モデナ地方の伝統的なパンで伊のおやき。2片にカットされ具を挟んで
ズッキーニ:ズッキーニ素揚げにモッツァレラチーズ添え。チーズが軽く相性抜群
鰹:トレビスに載った朝どれ鰹にマリネしたアーティチョークがタップリ添えられ
パネッツァメルダ:パンの耳、胡瓜、トマトと玉葱をタップリとサラダ仕立てに
生ハムソテー
パスタ:ピチ・アラ・スーゴディカルネ;フォンドボー味のトスカーナ州シエナで親しまれている太打ちの伝統パスタと名付けられ、メインが魚なので具材を豚と牛にしてヴォリューム感タップリ。ピチの味付けとしては王道で、素晴らしい
メイン:青森産平目のムニエルに近隣で採れた脇芽ブロッコリー添え。蕪ベースで青海苔を加えたスープで分厚い平目を頂きます。脇芽ブロッコリーは山菜の様な風味でミントも良いアクセントになっています
デザート:イバラキングメロンとジェラートをハーブオイルに甘酒風味を加えたソースで。甘酒は風味だけでノンアルコール
以上のランチコース3800の完成度を評すると、前菜盛合せに夜のコースで一皿づつで出される品を少量づつ組合わせて多種が楽しめ、魚メインにパスタの具材を肉としてバランスが取れ、デザートも質・量ともに良であり、素晴らしい出来栄えと思います。私は小食で満腹になりましたが、若い方でより量が欲しい向きには、夜に用意されているレバーペーストとバケット1100をサービスで700にして追加できるオプションを設ければ、更に良いと思います。
駅近で特急も止まる交通の便も良く、東京レヴェルのイタリアンが頂ける当店は超お薦め!
2024/06/19 更新
オーナーシェフが料理人を目指した時から、おばあさんが運営していた同市佐和駅近くの二ツ森稲荷神社に因んだ二ツ森食堂の名を継ぎたいと。そのままではイタリアン?なので2にローマ字で続け最後だけ伊語でよりポピュラーなliにして2tsumoli。東京で3.5年の修行の後、イタリアのフィレンツェ及び程近い高地で1年間学んで帰国し、創業。それでたちまちU-35 Bronze Silver連続受賞は素晴らしいと話を向けると、たかだか35歳以下ですからと、志は高い。https://www.redu35.jp/chef/8613/
新しい店が適正な評価を得ていくためには食べログの評点向上も望ましく、その最低条件として20程度のレヴュー数は必要。夜は繁盛している様ですが、一般的に地域の方はレヴューの投稿に控えめですので、当店を応援しひいては茨城を盛上げる気持ちがある方には、短くても写真無しでも食感レヴューの投稿を希望します。
メニューを含む店の紹介は下記に詳しい。なお、土、日と祝日のみのランチは、前日までの予約必須。
https://2tsumoli.owst.jp
2025/02/17 更新