TO.さんが投稿したタリカロ(奈良/近鉄奈良)の口コミ詳細

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移転タリカロ近鉄奈良、奈良/インドカレー、カレー、インド料理

1

  • 昼の点数:4.5

    • ¥2,000~¥2,999 / 1人
      • 料理・味 4.6
      • |サービス 3.5
      • |雰囲気 4.3
      • |CP 4.0
      • |酒・ドリンク 3.5
1回目

2014/05 訪問

  • 昼の点数:4.5

    • [ 料理・味4.6
    • | サービス3.5
    • | 雰囲気4.3
    • | CP4.0
    • | 酒・ドリンク3.5
    ¥2,000~¥2,999
    / 1人

タリカロはパワーアップして再登場!

(2014.5.4 ランチ訪問)
当店をこよなく愛されるKHさんのレヴューで、昨年訪問したタリカロが新店舗に移転して先月オープンを認知。少し落ち着いてきたかな、ということで、連休の日曜日に福井から当店だけを目当てにJRの1デイパス(3600円)を利用して訪問しました。

奈良駅東口を出て正面の道を椿井(つばい)小学校を目指して進み、小学校の向こう隣りが新店舗。混み合うことも考えて開店20分前に着き、暫く待っているとリカさんが出てきて「中でお待ち下さい」。土間に置かれた椅子に座って待ちます。程なくカップル1組も入店。

接客の方がメニューを持って来られて「先に注文を聞きますよ」「スペシャルのマトンプレートは有りますか?」「売り切れなのでスペシャルはフィッシュカレーです」「じゃあ一番辛いタリカロカリープレート(九百円)。それからエビカリー単品を追加できますか?」「チョッとお待ち下さい。訊いてきます」・・・・「ランチタイムは単品は受けられないとのこと。申し訳ありません」。

開店時刻の11時半丁度に「靴を脱いでお上がり下さい。カウンターの奥側にどうぞ」。杉の板の間にカウンター椅子6席、座布団に座る細長い机と円テーブル2つと、前の店舗に比べると倍はある席数となってます。奥には中庭が見えて、良い風情です。

コブラビール(六百円)を追加注文して飲みながら待つこと10分で、丸い金属プレートに乗って出てきました。ターメリックライスの横に骨付きチキン腿1本がドンと。チキンのスープカリーとダールカリーが器で。あとは少量のポリヤルとアチャールとヨーグルト。

チキンは、煮崩れる少し手前の煮込み加減で、骨からハラリと外れる柔らかさ。これをチキンカリーに入れてライスにかけて頂きます。ホールのクローブと赤唐辛子とペッパーが効いた爽やかな激辛で、美味しいです。

ダルカレーは、豆の風味が良く出ており、激辛が辛い方には、口休めになります。

美味しくて一気に食べて、福井からここだけのために来たけど他のセットをもう1人前は無理だよな、と思いながら会計を済ませると、レジの横にサイドメニュー表が。魚の南蛮漬け、ラムピックル(六百五十円)、マラック(Maraq、羊スープ、八百円)。忙しい時にはお出し出来ません、と添えられてます。リカさんに「ラムピックルとマラック、もう一度注文して食べられますか」「どうぞどうぞ」。

ラムピックルは、采の目のラム6、7個にカレーリーフやパクチーがかけられ、ピリ辛に味付けられてます。これは美味しいです。ラムを食べに来た甲斐があります。

マラックは、羊の骨に極少量の肉が残ったものと、ビロードのような食感のラム肉片、あとはコラーゲンたっぷりのスープです。クミンとペッパーと赤唐辛子が効いた非常に薄味のスープですが、辛さは十分。南インドのスープに付き物の酸味は全く無く、ラムの風味をそのまま味わうような、初めての料理で、美味しいです。アーンドラキッチンでもアーンドラダイニングでも、見たことがありません。リカさんに「これはどこの料理ですか?」「当店は全てアーンドラや、ハイデラバードの料理です」。帰ってきてMaraqをネットで調べると、ソマリアやイエメンが本場との情報もあります。今度、東京のアーンドラ2店に行ったら、確かめて、出来るなら作ってもらいたいと思います。

ということで、アーンドラ料理を満喫することができ、福井まで3時間余の帰路につきました。

---------旧店舗のレヴューーーーーーーーーーーーーーー

(2013.10.12 ランチ訪問)
関西在住のマイレヴュアーのBLACKCOM様が絶賛されているのを見て認識し、その後、奈良に在住のマイレビュアーのnaba-mie様とぱたぱたぱたごにあ様のレヴューも拝見し、よっしー♫様やカレーおじさん\(^o^)/様も高評価ということで、気には留めてました。何と、南インドで一番辛いアーンドラのカレーを標榜すると。アーンドラキッチン&ダイニングと同じ志を当地で展開するとは!

が、東京にはカレーを食べに月に一度は赴く私ですが、奈良は中途半端に遠いイメージがあり行きそびれていました。先週末に関西ワンデイパス三千五百円を有効に使ってのランチ三軒のハシゴで味をしめ、路線を見ると京都から南下するJRみやこ路快速で40分、帰りに大阪に廻ってランチのハシゴをしても、鈍行列車で夕刻には帰って来れることも、肩を押しました。で、店のホームページを見ると、当店はラムではなくマトンを北海道から半頭買しており、今週前半に捌くとの告知で、ワクワクしてきました。

土曜日の朝に出立し予定通り11時頃にJR奈良駅に降り立ち、所用を済ませて、開店時刻11時半の5分前に到着。皆さまのレヴューにあるとおり、南インドなのでナンは無いとか、子供向けは無いとかの、掲示物を見ながら待ちます。11時35分にドアが開き、入店。女性店長に、前出のホームページのコメント欄でマトンが食べられるか問い合わせた者と名乗り、自動的に、アーンドラマトンカレープレート(千四百円)のオーダーが通ります。「ライスは三分の一。インドビールも」「コブラ(七百円)になります」

ビールを飲みながら待つこと10分で、金属のミールスプレートに、中カトリのマトンカレー、小カトリのトゥールダール・スープ、柿のピクルス、胡瓜のマスタードシード味、キャベツのポリヤル、台形状に象られた日本米のターメリックライス、で登場。店長「マトンは、股の部分を使ってます」。「ライスを平らに崩して、色んな物を混ぜて食べて下さい」と強く指示。私は一品ずつライス無で味わいたいのですが、取り敢えず、格好だけマトンとダールスープは合わせました(笑)

マトンカレーのスープは、アーンドラダイニングのラッサム程度にサラッサラ。玉葱とトマトベースで、クローブ、クミン、乾燥カレーリーフ、マスタードシード、ブラックペッパーが強く香り、アーンドラダイニングのマトンプルスのような風味。辛さはダバインディアの南インドの辛いマトンカレーやアーンドラ2店のマトンヴェプドゥのデフォルト位で、ココ壱の3辛相当かな。辛くは無いけど、マトンの旨みがシッカリ出て、スパイスの立った、ラマナイヤを彷彿させる絶品。肉は中振りが4個と少なめですが、ジューシーさが残り、流石に品定めして北海道から取り寄せただけある高級品で、極旨。日本人で、いや、日本のインド料理店で、ラマナイヤに迫るアーンドラのマトンカレーを頂いたのは、初めてです。これ一品なら、★5です。参りました。惜しむらくは、量が少ないこと。余程お代わりをお願いしたい所でしたが、1日10食限定でランチで売り切れるとの事前情報があり、他の方の楽しみを奪ってはと、思い留まりました。頼んでも駄目だったでしょうが。

トゥールダール・スープは、クミンや豆自体の辛さとホールのレッドチリが効いて、レベルは高いです。ピクルスやポリヤルも、少量ですが良い仕事されてます。惜しむらくは、ライス。バスマティとはいいませんが、せめてジャスミンライスで、食べたいです。

サイドメニューからビーフピックル(五百五十円)を追加。冷製の牛のサイコロ状が5、6個。カルダモンが強く香ります。これ一つ頂いても、夜のツマミのレベルの高さが推し量れます。

サイドメニューの中に激辛アチャール(三百円)を発見。注文すると、店長「初めての方には出せません」私「辛いのには大丈夫なので、是非」「後で体調が悪くなっても責任持てませんよ」。渋々、小皿にほんの少量の、玉葱が(会計時二百円)。一口で行っちゃいました。三十秒位して、激辛が襲ってきました。カーナピーナのベリーホット位かな。でも、一味唐辛子臭もありません。良い辛さです。ブットジョロキアも使ってないというし、何でできてるか、もう少し、常連になってから、尋ねてみたいと思います。

★5と行きたいところですが、量的な面とライスの問題もあり、この評価とさせて頂きます。再訪を重ねて、店長じゃなく、シェフのお考えも聞けて納得できれば、評価が上がる可能性、大です。

最後に、奈良市民の皆さま、関西随一のノンベジの南インド料理店が市内にあって、羨ましい限りでございます。

2014/05/08 更新

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