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常春藤長野(長野電鉄)、長野(JR・しなの)、市役所前/中華料理
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夜の点数:3.7
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¥10,000~¥14,999 / 1人
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料理・味 3.6
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|サービス 3.5
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|雰囲気 3.4
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|CP 3.2
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|酒・ドリンク 3.7
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[ 料理・味3.6
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| サービス3.5
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| 雰囲気3.4
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| CP3.2
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| 酒・ドリンク3.7 ]
アイディアとおもてなしの気配り、創意的な中華に感動@長野
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2025/08/10 更新
常春藤さんは、中華料理といっても一般的な町中華とは一線を画す特別なお店です。シックな建物にはただお店の名前が玄関内に記されているだけです。
提供されるのはコース料理のみで、単品注文はありません。その分、内容は季節感と創意工夫に満ちており、旬の食材をふんだんに取り入れた料理が次々と登場します。何が特別なのか、例と共にその一部をご紹介します。
テーブルに着くと、今日の食材を記したお品書きが日付と共に置かれています。訪れるたびにメニューが変わるため、「今回はどんな食材をどんな組み合わせで出すのだろう」「こんな調理方法があるのか」と示唆に富んでいて、まるでシェフとの謎解きのようです。
例①例えば、今回は天龍鮎とだけ書かれたメニュー、皆さんは何を想像しますか?私は鮎の塩焼きを想像してしまったのですが、なんと幼少期の小型の柔らかい鮎の包まれた春巻きだったのです。山椒塩か、鮎の内蔵で作ったソースのいずれかで提供され、これがパリッとしてスパイシーでめちゃめちゃ美味い。やばいです。
コース後半には定番料理もきちんとあります。例えば麻婆豆腐。しかし変態的こだわりの詰まった麻婆豆腐で、ぐつぐつ煮える土鍋で提供され、使われている豆腐も味が染みやすい穴だらけの豆腐でした。そして私達もシェフの変態的こだわりのスパイス遊びに参加できるよう、特別な辣、または特別なホアジャオ、地元の八幡屋礒五郎オリジナルスパイスが添えられます。彼は麻婆豆腐って料理そのものが、シンプルな豆腐という食材とスパイスの料理なんだなと気づかせてくれるのです。小盛りのご飯もそっと出されて頂きましたが、語る必要もないですが麻婆豆腐とご飯は最高のカップルです、瞬殺です。
味わいはもちろん、盛り付けや構成にもシェフのアイディアが光り、食事を通じて四季の移ろいも感じられます。
例③例えば、中国では陰陽で体を冷やすとされて夏によく食べられる冬瓜ですが、今回の冬瓜のスープは、なんと冬瓜が丸ごと容器として提供されて、くり抜いてスープが出されました。勿論見た目だけでなく、惜しみなく使われたフカヒレとホタテが、冬瓜のゼリーのような食感と相まり、とてつもなく旨いスープ、としか表現できないですが、旨いのです。少しツンデレなホールスタッフの方の手際というか作業が早すぎて、すぐに下げられてしまい写真に撮る事はできなかったのですが、芸術的な飾り包丁カットで提供されていました。
おしぼりも二度提供されて、最初は冷たいおしぼり、後半は熱々のおしぼりで、いい香りがしました。高級店のサービスです。そして最後はシェフも厨房から出てきてくれて、挨拶してくれました。この日は何組か他にもお客様あり、忙しいのにツンデレスタッフとわざわざ店外まで見送りまでしてくれて、感動です。
こんなすごいお店が長野にあるのが誇らしく、中華の枠を超えた新鮮な体験を求める方には、ぜひおすすめしたい一軒です。あまり教えたくない気持ちもあるのですが、地元とお店の売上に貢献できればと皆様に共有します。シェフもきっとこの記事を読むでしょうから、お礼を伝えます。今日も感動をありがとう、感謝です。
ご馳走様でした。また必ず来ます。