『ラーメン店レビュー・化学調味料に思う事①』Sanurai Jさんの日記

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大味必淡(そうでないのも亦楽しからずや)

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Sanurai J (50代後半・男性・岐阜県)

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以前、家庭での食事は基本無化調に近い形で料理した物を口にしている、と
書いた事がある。
そんなにストイックな気持ちで続けている訳でもないのだが、そもそも妻が
舌の(も)敏感な体質で、強めの調味料や人工的な味に弱くすぐ舌が荒れる、
という事情があったので、結果的にそんな生活が20年以上続いている。

勿論、日常の買い物で何から何まで本当の意味での無化調何てことは無理なので
醤油やお酢、味醂、味噌、ウスターソース、マヨネーズ、油等は普通にスーパー
等で購入するが、醤油、酢、味醂はなるべく良い物、味噌はJA系で地元で作る
混ぜ物無しの物、出汁は昆布や煮干し、削り節で取り、ポン酢、ドレッシング、
そばつゆなどは自分で作る、といった具合。
マヨネーズは、カロリーハーフ系は混ぜ物の味が強すぎて気持ちが悪いので
使わない。
イタリアン等を自分で調理する際は、高リコピン系のトマトジュースやホール
トマト缶、トマトを購入して使用すればOK。
ハーブ類も普通にスーパーで売っている物を使用。ただパセリやローズマリー、
バジル等はベランダでの家庭菜園程度で簡単に育成できるのでそれらも使用。

そんな生活を20年近く続けてきた結果どうなったかと言うと、日常的な外食が
どんどん不自由になっただけ(苦笑)。
若い頃は平気で口に出来た物が、不自然な旨味成分や味の濃さで気持ち悪く
なって食べられなくなる、という状況になる。
よって、外食チェーン系やラーメン店などへ自主的に行く機会が激減。

そんな中、先日久しぶりにラーメン店、多治見のワンタン麺専門店の
「たゆたふ」さんへ訪れた。詳細はレビューをお読み頂ければよいが、上記の
通り基本的には好んでラーメン屋へは行かない。期待して行ってみて、ガッカリ
した回数の方が多いので。
但し、日常の外食として問題ない程度のお店は、中華料理屋や定食屋含め
普通に行く。

無化調云々は、要は程度の問題なのである。
ビジネスとして定量的に毎日安定した味の物を提供する為に、コストと価格の
為に、タレや調味料に出来合いの旨味調味料を使用する事は理解出来る。
1杯、あるいはその1セットで客を取り敢えず満足させるためにも必要だろう。
それは企業努力でもある。
日常の外食はそれでいい。あそこの定食屋へ行こう、あそこのラーメン屋へ
行って昼を済まそう等、食事をするにしても、ある程度自分の中で取捨選択して
出かける程度の日常の外食はそれで充分かとも思う。

*続く*
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