『GW食紀行・備忘録②』Sanurai Jさんの日記

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大味必淡(そうでないのも亦楽しからずや)

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Sanurai J (50代後半・男性・岐阜県)

日記詳細

GW半ば、長浜の蕎麦さくら井さんへ行ったついでに琵琶湖周辺にある道の駅の
一つに立ち寄ると、思いの外面白い物が置いてあった。

琵琶湖産のモロコ、小鮎、ビワマス関連の各種加工食品、各種熟れ寿司から
猪・熊肉まで置いてある。長浜周辺での湖産魚介類系食品の扱いは魚三さんが
強いようだが、何とハスの塩焼きまで置いてあった。30㎝弱のサイズだ。
通常ハスを口にする機会自体あまりなく、売っていても小型の物の佃煮系が主な
物なので、これはと思い買ってみた。
夕食時レンチンしていざ口にしてみる。いやいや、美味い。想像の2つ上を
行くくらいの美味さだった。淡水魚にありがちなクセも殆どなく、しっとりと
した口当たりの、淡白で、それでいて品のある旨味もある。鯉科の魚らしいが
その味わいはむしろ鱒に近いものを感じた。
その筋の情報では「小骨が多いのが難」とされているが、そもそも淡水魚の
殆どは小骨だらけなのであまり気にはならない。
しかもこの塩焼き、350円で売られていた。個人的には、高価だけど味わいに
欠けるそこらの本モロコを買うより断然お薦めしたい。
これは是非また探して買おうと思った。
(道の駅の名称は伏せます。興味のある方は探してみてください)

GW後半はやや疲れが溜まってきていたが、今年は早くイサキ釣りが始まって
いたので大山沖へ釣行。寝不足と強い風・波のせいか、久しぶりに船酔いを
してしまい散々な体調で帰宅。釣果も散々で、イサキ1匹、ウマヅラハギ1匹で
終わってしまった。
とは言うものの、両方とも38cmある中々のサイズ(ウマヅラに至っては過去
最高サイズ)であり、翌日の昼食用に捌いておいた。ウマヅラは抱卵しており
肝も結構あったので、卵は炊いて、肝は下処理後叩いて刺身用に。
ウマヅラのアラは吸い物にした。

ウマヅラハギの刺身にたっぷりと肝を乗せ、作っておいたポン酢と共に食す。
あ~~、美味い。
イサキは半身を刺身にして山葵醤油で、半身は皮目を残しバーナーで焙り、
叩き風にして塩で食す。
あ~~、美味い。
2匹分とは言え、通常店で出て来る刺身の量で考えれば各4~5人前は優にある。
十二分に堪能した。

これだから釣りは止められない。

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