Sanurai Jさんが投稿した前田(京都/祇園四条)の口コミ詳細

レビュアーのカバー画像

大味必淡(そうでないのも亦楽しからずや)

メッセージを送る

Sanurai J (50代後半・男性・岐阜県)

この口コミは、Sanurai Jさんが訪問した当時の主観的なご意見・ご感想です。

最新の情報とは異なる可能性がありますので、お店の方にご確認ください。 詳しくはこちら

利用規約に違反している口コミは、右のリンクから報告することができます。 問題のある口コミを報告する

前田祇園四条、京都河原町、清水五条/日本料理

1

  • 夜の点数:4.0

    • ¥15,000~¥19,999 / 1人
      • 料理・味 4.0
      • |サービス 3.5
      • |雰囲気 3.5
      • |CP 4.0
      • |酒・ドリンク -
1回目

2013/03 訪問

  • 夜の点数:4.0

    • [ 料理・味4.0
    • | サービス3.5
    • | 雰囲気3.5
    • | CP4.0
    • | 酒・ドリンク-
    ¥15,000~¥19,999
    / 1人

俊英の料理人、祇園に立つ。

昨年9月オープンしたばかりとの事で、期待と若干の不安を胸に、お邪魔しました。

ご主人、本当に見た目もお若いです。
しかし、競争の激しい祇園の中で堂々と店を構えるだけの腕があるのだ、という事を充分に感じさせて
くれたお料理でした。
伊達に木屋町櫻川の料理長を務められていませんね。

<当日のお品書き:夕食>
ゴマ豆腐の揚げ物 山葵と菜の花の出汁餡かけ:
  外はカリッと香ばしく、中はトロっとゴマ豆腐。控えめで品の良い出汁餡に、細かく刻んだ葉物が
  散らしてあります。この後を期待させる付き出しです。

イイダコの煮物:
  これはうって変わってしっかりと甘味・醤油が効かせてありました。美味しいのですが、割と普通のお味。

筍の木の芽味噌和え
  朝掘りの筍を、その場で練った木の芽味噌に和えて、温かい内に頂きます。
  濃厚な味噌と山椒の香りが際立ち、通常の木の芽味噌和えとは一線を画す、素晴らしい一品でした。

芝海老・山芋短冊・くちこ・海苔の佃煮:
  良い具合に霜降りにしてある海老を、上記の食材と混ぜて頂きます。
  どれも割と味のインパクトが強いものですが、一緒に食す事により満足感の高い和え物となっています。

椀物:グジと筍
  まずお出汁が素晴らしい。節系の香りは控えめに、昆布出汁ベースで本当に淡い、しかし切れ味鋭い
  おつゆです。使われている筍は先端部らしく、非常に甘くて美味しい。
  ただ、その分若干グジの味わいがボケたかも。

刺身:真鯛とサヨリと雲丹 蕗の佃煮添え エビの内臓パウダー塩
  サヨリと鯛の締め具合が素晴らしい。醤油も供されますが、一緒に添えてある蕗とおろし山葵とで頂けば、
  非常に上品な旨味が広がります。エビの内臓パウダー塩は雲丹に振って頂きました。

箸休め: 蕗・鯛の白子
  殆ど塩味のない出汁で炊かれた蕗。逆に白子には、割とガツンと醤油と酒の効いたポン酢ジュレ。
  ここのコントラストも見事。

蕨・ホワイトアスパラ・鮑の胡麻だれ掛け:
  濃厚かつ上品な胡麻ペーストとホワイトアスパラは抜群の相性。鮑と合うかと言われると・・・う~ん?

焼き物: 金目鯛の粕漬け 蕗味噌添え
  これは文句無しに美味しかったです。丁寧に炭火で焼かれた脂の香ばしさ。蕗味噌の、後に残る上品な
  ふくよかさ、どれも大好き。

野菜炊き合わせ: 里芋・筍のひめ皮・鯛子
  京都らしい、はんなりとした甘めの、しかし切れ味の良いお出汁で炊かれております。
  ただ、鯛子じゃなくても良いような気がしました。時期的にも若干早いのでは?

ご飯:焼きおにぎり石焼風 餡かけ 山葵
  混ぜておこげを食べる形になります。でも味わいは決して下卑たものにはならないのが流石。

水物: フルーツの文旦ゼリーがけ/ワラビもち抹茶ソース(中に白餡)
  ありがちな「デザート=普通のワラビ餅」ではなかった事に安心。ワラビ餅も、エンドウ豆のパウダーが
  掛かった白餡入りです。
  実際の食味も、甘さとコクが調和し、一歩進んだ満足感のある美味しい和菓子でした。

コース全体を見返すと、それ程突飛な食材の組み合わせもなく、オーソドックスに近い感じを受けました。

しかし、味の緩急が素晴らしい。
濃いものは濃く、淡いものは淡く、どっしりとインパクトを付けるものはその様に、と言った感じでメリハリが
効いている為、食べていて飽きさせません。

京料理としての基本がガッチリ出来ている上で、己のスタイル(味付けの方向性・世界観)が既に完成
しているんだな、と感心しました。

勿論、細かい事を言えば、気になる部分も無いではありません。
例えば、筍や山葵、蕗など、食材の使い回しが多いのは少し気になりました。
「食材の持てる美味さを余す事無く伝えたいが為」であろう、とは思わせるだけのお料理でしたが、
それなりのお値段の和食のコースというものを俯瞰で捉えた場合、これをどう見るか?
人によっては気になる所かもしれません。

又、品数の割に、満腹感が思った程にはなかった。これはコース全体での料理の量だけでなく、
トータルの水分量や食材・味付けでのバランスの課題なのかも知れません。

しかし、いずれもあくまで「高いレベルでの」要求事項であり、逆に言えばそこまで期待しても良いと思える
レベルのお料理だった、という事です。

ご主人の年齢を考えますと、今後更なる進化を遂げるお店であろうと期待充分です。

2013/03/31 更新

エリアから探す

すべて

開く

北海道・東北
北海道 青森 秋田 岩手 山形 宮城 福島
関東
東京 神奈川 千葉 埼玉 群馬 栃木 茨城
中部
愛知 三重 岐阜 静岡 山梨 長野 新潟 石川 福井 富山
関西
大阪 京都 兵庫 滋賀 奈良 和歌山
中国・四国
広島 岡山 山口 島根 鳥取 徳島 香川 愛媛 高知
九州・沖縄
福岡 佐賀 長崎 熊本 大分 宮崎 鹿児島 沖縄
アジア
中国 香港 マカオ 韓国 台湾 シンガポール タイ インドネシア ベトナム マレーシア フィリピン スリランカ
北米
アメリカ
ハワイ
ハワイ
グアム
グアム
オセアニア
オーストラリア
ヨーロッパ
イギリス アイルランド フランス ドイツ イタリア スペイン ポルトガル スイス オーストリア オランダ ベルギー ルクセンブルグ デンマーク スウェーデン
中南米
メキシコ ブラジル ペルー
アフリカ
南アフリカ

閉じる

予算

営業時間

ページの先頭へ