Sanurai Jさんが投稿したお宿たなか(石川/輪島市その他)の口コミ詳細

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大味必淡(そうでないのも亦楽しからずや)

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Sanurai J (50代後半・男性・岐阜県)

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お宿たなか輪島市その他/料理旅館、日本料理

4

  • 夜の点数:4.0

    • ¥15,000~¥19,999 / 1人
      • 料理・味 4.0
      • |サービス 3.8
      • |雰囲気 4.0
      • |CP 4.2
      • |酒・ドリンク 3.7
4回目

2025/04 訪問

  • 夜の点数:4.0

    • [ 料理・味4.0
    • | サービス3.8
    • | 雰囲気4.0
    • | CP4.2
    • | 酒・ドリンク3.7
    ¥15,000~¥19,999
    / 1人

復興への一歩、春の恵み

ここ7、8年、毎年の常宿にさせて頂いているお宿たなかさん。
2023年末にも宿泊し、2日後の自宅のTVで知ったあの惨状。加えて昨年のあの洪水被害。

朝市で知り合ったおばちゃんも含め、皆さすがにあの時は心が折れていた。痛々しかった。
「また泊まりに行けるのは、早くて2~3年後になるのかな」
そう思っていた中、こちらでの通常宿泊(夕食・朝食付き)が再開されたと知り、微力ながら復興
応援の意味も込めGWに宿泊させて頂いた。

洪水で泥水だらけになっていた事は微塵も感じさせない、元の綺麗なお宿に戻っていた。
部屋も問題なく、温泉ではなくなっているにせよお風呂も気持ちよく使わせてもらった。

夕食の時間。
「山も港もあんな状況だから、いつもの様な山海の地物食材で、いつもの様な完成度のお料理は
厳しいだろう。でも、構わない」
そう思っていた自分を恥じた。

能登輪島の春を彩る食材の数々。鰆、筍、海藻、紅ズワイガニ、山菜等々。
流石に踏み入れる事の出来るエリアは限界があるとの事だったが、それでも採取した山菜や
自家栽培の物で頑張って料理をされていた。
突き出し八寸の焼き海老はガスエビに変わっていたが、いやいや美味い。殻ごと頂くが、濃厚な
旨味が口いっぱいに拡がる。
椀物にはタラの芽と筍、美味かった。吸い地も見事だった。
山菜の天婦羅、美味かった。
自家製山椒味噌を塗った鰆の焼き物、見事だった。大変美味な物だった。
筍の炊き込みご飯、上品で済んだ旨味の味わいで美味。釜の中を食べ尽くした。
能登の味噌ベースのお味噌汁も品良く仕上げられ、タネの鰯つみれも見事。

朝食も変わらぬ品数で、お馴染みの出汁湯豆腐は輪島で唯一残った豆腐店の物だそう。
小松菜のスムージー、美味かった。
何とか入手出来る海藻の酢の物、美味かった。厚いボタノリの板、如何にも手作りな
感じのこれも味が濃く、他のつゆに浸してご飯と食せば堪らない。
ワカメと筍を味噌で炊いたもの。見事に美味かった。味噌とは言うものの、一段調子の上がる
味わいに仕上げてある。
ワラビ入りお味噌汁も優しくも味わい深い。
柳ハチメに軽く味醂醤油で味付けした焼き物も美味だった。あっさりかつ品の良い脂と調味の
バランスが良い。

輪島の郷土色を出した味わいを保ちつつ、上質なお料理に仕上げていくご主人の手腕に翳りは
無かった。嬉しかった。
結果、美味しい輪島のお料理を充分堪能させてもらう事が出来た。

能登半島、特に七尾より向こうはまだまだ宿泊施設も限られており、大箱の温泉旅館の多くは
まだ営業再開が出来ていない。人も戻ってきてはいない。輪島市内・周辺ではあちこちに仮設
住宅が見受けられ、地面、崖、建物の破損も残っている。更地になった場所も多い。

それでも、能登半島の現状を知り、伝え、そして現地の食事、買い物を楽しんでお金を使う。
これらも現地復興の一助になる事は間違いないと思います。
お宿たなかさんは変わらず美味しいお料理で営業を再開。支援云々を抜きにしても、間違いなく
お薦め出来るお宿かと思います。
皆さんも足を運んで頂ければ幸いです。

2025/04/30 更新

3回目

2021/08 訪問

  • 夜の点数:4.0

    • [ 料理・味4.0
    • | サービス3.7
    • | 雰囲気4.0
    • | CP4.2
    • | 酒・ドリンク3.7
    ¥15,000~¥19,999
    / 1人

変わらぬお料理の質とCP

ここ数年、能登旅行時には何度かお世話になっていますが、コロナ後の世の中になってからも
変わらぬ質とボリュームのお料理を提供してくれています。
こちらのお食事の要点を改めて以下に。

・能登の海、山の高品質な食材が数多く用いられ、且つかなりのレベルの調理と味付けで
 提供される。
・通常コースでもボリューム満点。「ごっつお料理」のコースにすれば、それこそ
 食べ切れない位のお料理が出てくる。

今回も「ごっつお料理」のコースで宿泊しましたが、まあ、腹がはち切れる程頂きました。
夫婦二人なのに、刺身料理”だけ”でも通常の3~4人前はあろうかという量が出されます。
しかもどれも良い質の物。
今回はカンパチ、赤イカ、トビウオの昆布締め、キジハタ、ノドグロ炙り、サザエ、甘海老。
下世話な言い方ですが、普通これだけの量・種類・質の刺身皿を注文したら一体いくら
取られるの?という感じです。

味付けもセンスが良く、郷土料理らしくしっかりと濃い味付けの物もありながら、決して下卑た
ものではありません。海草系の小皿も食材・タレ共に本当に美味い。
料理の端々で出汁が上手く効かされております
今回の焼き物は地元定番の魚種ハチメの高級種、ヤナギハチメでしたが、まさか焼き物にして
あんなに美味しい物か、と感じました。あっさり品良く、しかし適度な脂乗りもあり、大変美味
な物でしたね。締めのサザエの釜飯も美味かった。

ですので、こちらの宿に泊まる事を考えると、個人的には「道中類似の食材(能登の海産物)を
無理して口にする必要もないか」とすら思えます。

営業形態はあくまで「民宿」なので、そのお料理の質とボリュームに対するCPは破格です。
数年前に比べ若干の値上がりはしている様ですが”それでも”です。
些か乱暴な言い方ですが、同レベル&ボリュームの料理を同県内の旅館スタイルの宿で堪能
しようとすれば、恐らく宿泊金額は倍では済まないでしょう。
勿論、宿全体のサービス・施設の利便性等もあるので一概には言えませんが、これが正直な
印象です。

昨今のコロナ騒動の中、宿泊部屋数制限や入浴時の交代制等対策も徹底されています。
(むしろ、その意味では以前より快適に過ごせるとも言えますが(苦笑))

厳しい時期が続きますが、今後も変わらず今のサービスを提供していって頂きたいと
切に願います。

2021/08/23 更新

2017/08/19 更新

1回目

2017/08 訪問

  • 夜の点数:3.9

    • [ 料理・味3.9
    • | サービス3.5
    • | 雰囲気4.0
    • | CP4.2
    • | 酒・ドリンク3.7
    ¥15,000~¥19,999
    / 1人

又一つ、凄いCPのお宿に出会った

某お気に入りのお店の方から「ここ、中々良いですよ」と紹介頂いた事が頭に残っており、
盆休みに宿泊。
小奇麗な料理民宿で、輪島の漆器類を贅沢に使用されたお料理が出るとの情報。

満腹になりたいが為、「ごっつぉ料理」のコースで予約。
とは言え、それでもお値段\1.5万/人程度です。ですので、料理に対する期待値は正直
それ程上げてはいなかったのですが、良い意味で裏切られました。

宿のロケーションこそ、小さな街なかにいきなりポンという感じです。が、一歩中へ入れば
小さいながらも見事なしつらえの漆塗りの床、地元珪素土の壁、小奇麗な漆器インテリアで
完成された空間です。漆とお香の香りが、高級旅館にいるかの如き味わいを与えてくれます。
(お部屋は流石に普通でしたが)

字数も限られるので、夕食に関してのみ言及します。
夕食の場所へ行くと、既に各種お料理が色々な漆器類に盛りつけられています。
見た目はもう既に高級旅館ですが、お味が又それに勝るとも劣らず。

選んだコースのせいか、サザエ、鯛、アカイカ他たっぷりの刺身盛り合わせを含め、色々と
料理が出てお腹一杯だったのですが、幾つか印象に残っている物を挙げます。
・鬼海老の塩焼き:
 殻のまま頭から尻尾まで全部食べ尽くせます。あのサイズの鬼海老を殻ごと全て頂いたのは
 初めてですが、いや、美味い。旅館や民宿でありがちな「取り敢えず海老の塩焼」とは訳が
 違う。
・海そうめん(もずくのような海藻):
 小さな漆器に盛られていますが、通常この手の物って大体三杯酢かポン酢が使われるもの
 ですが、これはお出汁と山葵のみで調理されていました。美味いし、見事なセンス。
・トコブシ煮:
 これもこの手の旅館料理では良く見かけるもの。しかし、質が全然違う。柔らかくも淡く
 出汁で煮られており、甘ったるさ皆無。逸品と言って良いと思う。
・野菜と魚介類のいしる鍋風:
 ホタテ貝の器に盛られた食材を、お馴染みの固形燃料君が熱します。
 いしる料理って、やたらしょっぱかったり濃くなりがちなんですが、これも良い塩梅。
 野菜もイカも美味しく頂ける。
・鯵の熟れずし:
 チョコンと盆の片隅に添えられてありましたが、ガツンとくる発酵具合は、この手の
 物が好きな人間にはたまりません。鮒の熟れずしよりこっちの方が好きかも知れない。
・海草(カジメだったかな?)とお揚げの煮物:
 甘味とごま油が主張しがちなこの手の炊き物も、まあ、はんなりとした上品なお味だこと。
・お口直しで出された冷たい出汁素麺、中にムール貝がおりました。
 これも、京都の一流料理屋で出されていてもおかしくないお味。
・締めに出されたのは、シシッポ(カナガシラ)のフライ。
 味付けは殆どされておりません。能登の塩に付けて頂くと、いや、これがまた美味い。
 言ってしまえばただの魚フライなんですが、決して下卑た味わいではなく、あっさりしつつ
 食べ応えのあるフライでした。
 材料だけではなく、間違いなく仕事が良いせいかと思います。

海辺の料理民宿としては、かなり垢抜けた仕事がされており、見た目も味も量も満足しました。
今回はごっつお料理のコースでしたが、多分通常のコースでも充分満足できる品数・料理だと
思います。

宿のシステムについて簡単に。
・お風呂は24時間使用可。小さいですが、檜の良い香りでリラックス出来る。
 バスタオルは無いが、通常タオルが実質使い放題。
・夕食は○時から食事場で、という前情報だけもらい、後はめいめい食堂へ向う。
・朝食も、7時から8時の間にすますという前情報で、これもめいめい食堂へ向う。
・布団は自分たちで好きな時に押入れから出して引く。
ある意味簡潔にシステム化されているようで、宿の方が部屋にあれこれ伝えに来たり
世話しに来たり、という事はありません。
コスト的な理由かとは思いますが、逆に言えば、その分気楽とも言えます。

ただ、夏にあの布団は暑すぎるなぁ。半袖短パンしか寝間着として用意してこなかった私は
布団かぶる→暑い・寝苦しい→布団蹴る→寒い→布団かぶる、の繰り返しで、上手く寝付け
なかった(一晩中クーラーを点けておくのも嫌いなので)。

しかし、それでも「上記レベルのお料理で1泊2食付\1.5万/人以下」という事実は、否定
し難い魅力である事は間違いありません。

「輪島周辺で、お値打ちで美味しいお宿は?と聞かれた場合、真っ先に名前が挙がるお宿」
という評判も、今なら納得出来ます。

2017/08/16 更新

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