5回
2024/04 訪問
月替わりで変わるメニューが楽しみなので、毎月来訪したいお店
こちらのお店が好き過ぎて、4回目の再訪です。
毎月変わるメニューに創意工夫されていて、楽しみなんです。
【お値段】お昼のコース7500円
【お料理】
①筍
鳴門ワカメ、菜の花、人参、明石の蛸、山ウド、カラスミエンドウを添えて。
螢烏賊(ホタルイカ)を別添えで。
②お椀
筍の真薯、ほうれん草、菊芋、小松菜、聖護院蕪
が入ってます。
③お造り
明石鯛、メイタガレイ、鰤(ハマチ)
小鉢が2種類
1.ほうれん草の茎菜と釜揚げしらす
2.上賀茂のすぐき漬け、中骨、酢の物、水菜の花
④藁で炙った和歌山県産の鰹
⑤焼き筍(筍のひめ皮という部分で出汁を取っている)の、にゅうめん
ヒラメの子を炊いたもの、長芋を炊いたものの唐揚げ、小松菜の花を添えて
⑥筍の田楽
木の芽味噌を添えて
⑦デザート
中に餡子が入っていて、上に桜の花びらが乗ってます。
2024/06/03 更新
2024/02 訪問
旬のお魚とお野菜を、のどかな上賀茂でゆったりといただく
【お値段】6500円
【お料理】
①おでん
おでんの原型のお料理が田楽。
田楽に「お」という文字が付いて、おでんという言葉になったとの事。
炊いた大根の上に、蕗のとう味噌。
白葱と炊いた白菜をすり潰したものを乗せて。
下には、白葱と白菜の豆乳仕立てのスープが敷いてあります。
金時人参、葱の青い所をすり潰したもの、白菜、ルッコラ、柚子、ブロッコリー、蟹、鱈の白子が入ってます。
②椀物
明石の手長蛸の真薯。
キャベツ、ほうれん草、菊芋(菊菜という植物の根っこ。菊は牛蒡の仲間なので味が似ている)が入ってます。
③お造り
明石産の黒鯛の稚魚、下ビラメ(柚子をかけた塩がオススメ)、富山産鰤(生姜醤油がオススメ)、ミル貝のお刺身。
小鉢は釜揚げしらすと、すぐき漬物をあえたもの。
魚の中骨を塩焼きしたものをほぐした、酢の物。
④炙ったお魚とミル貝
⑤お鍋
⑥椎茸とお肉のすき焼き
卵をといて、付けて食べます。
⑦御飯と漬物
おこげに味噌を付けて食べるのが、美味しいです。
⑧デザート
毎月お伺いしたいですが、3月は魚も野菜も不作の時期なので、4月から魚と野菜の種類が豊富に出回ってくるために、4月以降が来店するならオススメと大将から教えていただきました。
今までお昼ばかりだったので、今度は夜にお邪魔したいです。
2024/05/06 更新
2024/01 訪問
コストパフォーマンスが高く、大将の人柄が現れた優しい味わいで、ここに来たら落ち着きます。
【お値段】コース6500円
【お料理】
①待合室で待ってる間に出される、梅昆布茶
② 炊いたお出汁に、伏見の山本本家の酒粕を使用した粕汁が入ってます。
底に豆腐が敷いてあり、雲子、大根、金時人参、からすみ、蕗のとう、くわいが入ってます。
からしで召し上がります。
③椀物
蟹真薯、堀川ごぼう、人参、菜の花が入ってます。
④お造り
黒鯛、明石の天然ひらめ(どちらも塩を付けて食べるのがオススメ)、京都舞鶴産のよこわ(生姜醤油がオススメ)の刺身。
鯵、鯖、鰤(あじ、さば、ぶり)は魚を食べているから魚臭いが、黒鯛はイカ、タコ、カニ、エビを食べているから魚臭くない。
今回は、主に海苔を食べている稚魚を送ってもらったと言う小話まで聞かせていただきます。
後は、釜揚げしらすとすぐきが入った小鉢。
⑤周りを炙ったお魚におろし大根を乗せて
⑥焼いた小蕪を山椒味噌と葱のスープで頂きます。
素揚げした蕪の葉を乗せて。
⑦豚肉と芹が入った、みぞれ鍋
⑧御飯、漬物、からすみ
お好みで味噌も頂けます。
御料理秋山さんは、その季節の旬のものを、秋山さんならではの味付けでお出ししてくださるので、お料理に人柄が現れていて、とても優しい味わいです。
次は鱧の季節に再訪したいです。
2024/05/06 更新
2023/11 訪問
コスパ高く、体に優しいお料理
【お値段】お昼のコース6500円
【お料理】
①待合室で出されるレモングラスのお茶
② 根菜…素揚げした小蕪の葉を添えて
焼いた小蕪、今朝作られた自家製豆腐、鱧の焼き霜、原木栽培の椎茸の餡(あん)、かぶらの葉、かぶの葉をすり潰したピュレ、蟹、丹波町の大黒しめじが入ってます。
③椀物
さつまいもの真薯(しんじょ)、小松菜、丹波町の畑しめじ、金時人参
④刺身と小鉢
北海道の鰤(ぶり)は、生姜醤油が相性が良いとの事。
明石産の鯛、焼き目を付けた鰆(さわら)、明石の鯵(あじ)は、塩かカボスを絞って。
紅葉の器の小鉢は、魚の皮と中骨を塩焼きして、ほぐした酢の物。
魚の器の小鉢は、ほうれん草、釜揚げしらす、大原のしば漬け。
草喰なかひがし様もですが、魚の皮や中骨といった廃棄されてしまいそうな部位も、きちんと料理として昇華させると言うのは、大変好感が持てます。
むしろ、廃棄されてしまいそうな部位を、いかに美味しく料理してくださるかが、お料理の楽しみの1つでもあります。
⑤ 腹の部分を炙った鰤…からし醤油で頂く。
⑥兵庫県赤穂産のカキフライ…柿のソースで頂く。
⑦さつまいもの白味噌仕立て
11月1日の京都の護王神社で行われる亥子祭(いのこさい)に因んで、猪の形に見立てたお料理。
中に柚子味噌が乗った里芋の唐揚げが入ってます。
緑のもろこインゲンが牙、素揚げした里芋の皮が背中、炭火で炙った赤い唐辛子が足、油炒めして、らっきょうで和えた舞茸が尻尾…に、見えますかね?
⑧はりはり鍋
信州の豚農家の、さんさん豚(この豚はラフランスを食べて育ったとの事)と水菜が材料の鍋。
本来は鯨を使用するが、希少なので豚で代用。
⑨御飯、漬け物
⑩亥子餅
大将のトーク、お料理に対しての熱意、コストパフォーマンス、全てにおいて良かったです。
2024/02/12 更新
大将が病気をされて、1年ほど休養されてたが、昼の営業のみで復活されました。
元々、お弟子さんが3人ほどいらっしゃいましたが、休業時にお店を去られたみたいで、今は大将と女性2人で営業されてます。
実際に料理をメインで作られているのは大将なので、コースの時間は3時間半ほどかかってしまいますが、ご理解いただける方のみ、ご来店していただければと思います。
【お値段】昼のコース…9000円(税込)
【お料理】
コースが始まる前に待合室で待ちますが、この時にドクダミのお茶を提供してくれます。
毎回、待合室で提供される色々なお茶が、気持ちをリラックスさせてくれます。
そして、カウンターに案内されてから、まずはコース内容とは別に、りんご、みかん、パイナップルが入った自家製のミックスジュースを注文。
コース内容は、
①先付け
奥の小鉢…蟹、京都大原の大根おろし、京都大原のしば漬け、柿フライ、柿の種
中の小鉢…柿と瓜(うり)の辛子和え
下の小鉢…柿なます(柿、人参、大根の胡麻和え)
② 椀物
里芋をくたくたになるまで炊いて、白味噌仕立てのお出汁で炊いてます。
里芋、いもご(里芋の葉の付け根にできる球芽で、「むかご」の別称)、ジャガイモと菊芋とキャッサバ芋と紅芋のチップス、鱈(たら)の白子が入ってます。
③吸い物
さつまいもの真薯(しんじょ)、丹波町の畑しめじ、小松菜、金時人参、柚子が入ってます。
④向付
手前の小鉢は刺身…
明石の鯛(春の鯛はイカやタコを食べているが、秋の鯛は海老を食べている。だから、断然、今回の秋の鯛の方がおいしいとの事。)
明石の鰆(さわら)
太刀魚
北海道の鰤(ぶり)
左上の小鉢…きのこの油炒め、蒸した南瓜(かぼちゃ)、菊菜の柚子味噌和え
右上の小鉢…水菜、唐辛子のらっきょう和え
⑤刺身
藁で炙った、北海道の鰤。柚子大根おろしを乗せて。
⑥揚げ物
牡蠣フライに、柿ソースを添えて
⑦カワハギの煮付け
カワハギのお出汁で炊いた聖護院かぶらに、肝味噌を乗せて。
春雨も入ってます。
⑧鍋
丹波地鶏、平茸、アワビ茸、舞茸、原木椎茸を炊いたもの
⑨ご飯
肝味噌、とうもろこしと胡麻とくるみの味噌。
この2種類の味噌を、ご飯の後に提供されるおこげに付けて食べると、さらに美味しく召し上がれます。
⑩デザート
亥子餅。里芋の皮と、南瓜(かぼちゃ)の種を乗せて
休養明けでも、大将は元気そうで、相変わらずのマシンガントークだったので安心しました。
今までは、別に3人のお弟子さんがおられたところを、ほぼ大将がメインで仕込みをされているので大変だと思いますが、これからも続けられる限り、続けていただきたいお店です。