8回
2025/08 訪問
夏の終わりに、松茸も仲間入り
【お値段】14000円
食材の高騰に悩まされる中、鱧、そして松茸を使って、お酒代込みで14,000円と言う、相変わらずのコストパフォーマンスの高さ。
【お料理】
①茄子のごま酢がけ
②冷製かもハム
③子持ちヤリイカの山椒オイルサーディン
④からすみ餅
⑤お造り…鱧と鱒(ます)
⑥とうもろこしとウドが入った春巻き
⑦ 鱧カツサンド
⑧ 白バイ貝の茶碗蒸し
⑨鯖寿司
⑩ひやむぎのジェノベーゼ
⑪松茸ごはん
⑫果物のソルベを2種類
一生、通いたい。
そう思わせてくれる料理の味と、お店の雰囲気と、小川さんやスタッフの接客や気配り。
定番のメニューを基本にしながら、季節に応じて変わっていく一品、そして逸品を楽しむ。
次の日には、もう一度行きたくなるような気持ちにさせてくれる、大好きな食堂おがわ。
2025/10/28 更新
2025/07 訪問
季節を味わう
【お値段】コース14000円
ブルータスと言う雑誌のインタビューで、店主の小川さんが、食堂という名前を冠して営業しているので、黒板に記載されているメニューも、気軽に遠慮なく注文してほしいとおっしゃっていたが、ほぼ誰も黒板メニューからは注文していない。
だから、何か注文しづらい雰囲気。
黒板メニューにも、食べたいメニューが沢山あるのになぁ。
店主の小川さんの気さくな接客も、無くなったお酒にすぐに気付いてくれる気配りも、丁寧に下準備をしたのが分かるお料理も、全てが素晴らしいと思います。
【お料理】
①冷製かもハム
②白バイ貝の茶碗蒸し
③煮蛸と大根
④からすみ餅
⑤お造り…鱧
⑥お造り…炙り鰹に、玉葱を乗せて
⑦とうもろこしとウドが入った春巻き
⑧鱧カツサンド
⑨ひやむぎのジェノベーゼ
⑩果物のソルベを2種類
2025/09/03 更新
2025/06 訪問
何度でも通いたくなる、これが本当の名店
【お値段】14000円(全て込み)
【お料理】
①なまこ酢
②茄子の胡麻和え
前回が白ずいきの胡麻和えだったが、今回は素材を茄子に変更。
茄子と胡麻和えの相性抜群。
③白バイ貝の茶碗蒸し
④からすみ餅
⑤鯵(あじ)と鰹(かつお)のお造り
鯵に対する、僅かな包丁の入れ方で食感が変わる。
そして、こんな肉厚でしっかりした味わいの鰹が仕入れられるのも、小川さんならでは!
⑥ゴマサバのお造り
ゴマサバと言っても、胡麻を使った料理ではございません。
このゴマサバは、淡路島から届いた鯖(さば)で、
夏に脂が乗る魚です。
普段の鯖より味がしっかりしてて、美味しいです。
⑦蛤(はまぐり)のにゅうめん
⑧稚鮎(ちあゆ)の天ぷら
⑨鯛の白子の春巻き
白子と一緒に、ウドも入ってるのだが、このウドが良いアクセントになっている。
⑩ギンポとごぼうの煮付け
⑪ ギンポとごぼうの煮付けを白御飯にかけて
⑫ひやむぎのジェノベーゼ
ひやむぎの麺の太さは直径1.3mm以上1.7mm未満とされている。
素麺は直径1.2mm以下とされ、直径1.7mm以上はうどんに分類される。
⑬鱧(はも)寿司
⑭オレンジとりんごのシャーベット
今回、
蛤のにゅうめん
ひやむぎのジェノベーゼ
が、長年通ってきた中でも、新作として登場した。
蛤のにゅうめんは、蛤の素材がお出汁に染み込み、とても良い味わいになっている。
ひやむぎのジェノベーゼは、いわゆるイタリアンのジェノベーゼを小川さんらしく、和の夏の麺料理として昇華させている。
食堂おがわとして定番の鶏の唐揚げや、出汁巻き卵も良いが、新しい新作も、期待を良い意味で大きく裏切ってくれる為、次回の来店も楽しみである。
2025/06/10 更新
2025/05 訪問
定番料理も、全て、進化し続ける
【お値段】14000円(お酒代込み)
【お料理】
① 白ずいきの胡麻和え
やっと、毎年楽しみにしている、この一品がお店で出される季節がやってきた。
店主のおがわさんが、元々、京都の余志屋で修行されており、そのお店の名物の、ずいきの胡麻和えをおがわさん流に進化させたもの。
白ずいきが新鮮で、食感が良く、胡麻和えとの相性抜群。
②白バイ貝の茶碗蒸し
③ナマコ酢
④からすみ餅
⑤ 紋甲いかと鯵のお造り
鯵の質が絶品。
直近で、大阪の鮨 三心に行って鯵を食べたが、そちらの鯵と同じくらいの質。
⑥鱧のお造り
こちらも鱧の質が絶品。
理由は、通常の店は鱧を数本しか仕入れないが、おがわさんは1回で20本近く仕入れるため、その中から良いものを刺身にしたり、脂の乗り具合により、鱧カツサンドにしたりする。
仕入れる数が多い分、食材を選ぶ選択肢が増える事が、食堂おがわにとって有利なのです。
⑦鰹の塩たたき
⑧稚鮎の天ぷら
⑨ぎんぽとごぼう
⑩鯛の白子の春巻き
dancyuって雑誌でおがわさんが連載されてるが、もう書くネタが無いので(笑)、春巻きの中身を何にするかが最近のテーマだそうです。
その最新作が、鯛の白子ですが、春巻きとの相性抜群です。
⑪胡麻豆腐
⑫筍ご飯
時期的に、筍は今回が最後になると思います。
以前は京都の筍が思った出来では無かったため、福岡の筍を仕入れていらっしゃったが、京都の筍が思った出来になった為、今回は京都の筍をいただいた。
やはり、仕入れる時期が的確な、小川さんチョイスの筍はおいしい。
⑬鯖寿司
来店するたびに、季節の移ろいとともに、料理も変わっていくのが、本当に楽しみ。
定番の料理も、わずかな工夫の積み重ねで、常に進化している。
2025/05/23 更新
2025/04 訪問
4月は筍の季節。早めの入荷の鱧もあり。
今まで何度も食堂おがわにお邪魔させてもらってるが、食べログに投稿し始めて、1回目の点数は4.6で、2回目の点数は4.8で、3回目にして、忖度なしの5点である事を確信した。
それは、店主の小川さんが、今だにトイレ掃除を自分でしており、他のスタッフにさせないと言う姿勢であったり、周りのお客様への気配り、料理に対する真摯な姿勢、全てを含めて、改めて思い知らされたからだ。
【お値段】14,000円(お酒、消費税込み)
【お料理】
①なまこ酢
②あん肝
上に甘辛いソースがかかっています。
③白バイ貝の茶碗蒸し
④からすみ餅
⑤筍
蒸した筍で、福岡県産。
今年は京都産の筍が不作な為、福岡県産を送ってもらってるとの事。
福岡県産は、コーンのような甘い香りが特徴で、味わいもジューシー。
⑥鱧と紋甲烏賊(もんこういか)のお造り
紋甲烏賊は、丁寧な包丁の入れ方によって、素材の良さを、さらに引き立てる食感に仕上がっている。
兵庫県淡路産の鱧も、絶妙な骨切りによって、ふっくらとした食感に仕上がっている。
鱧をお客様に提供する前に、少し包丁を入れて、お造りにするのか、湯引きにするのかを見極めて提供すると言う。
以前、NHKのプロフェッショナルで、京都の日本料理店「浜作」の大将が、鱧の骨切りをする際に、骨だけではなく、ギリギリ、皮も少し包丁を入れる事によって、より、ふっくらとした食感に仕上げるとおっしゃっていたが、食堂おがわの大将もそれに近い事をやっていると思う。
とりあえず、絶品。
⑦鰹のタタキ
⑧稚鮎(ちあゆ)の春巻き
⑨ギンポ(という海水魚)とごぼう
⑩鱧カツサンド
⑪たっぷりの葱をのせた胡麻豆腐
⑫筍御飯
⑬鯖(さば)寿司
その季節の旬の素材を最高の形で提供してくれる、最高の店。
今、日本で一番好きなお店。
一生、通いたい。
今回、この空間に居られる事と、素材を最高の形で提供してくれる事で、食事中に涙が出そうになった。それと同時に、料理の美味しさから、自然に笑顔になってしまう。
両者が重なる複雑な感情になった。
2025/04/10 更新
2025/03 訪問
黒板にメニューはあるが、基本は店主のおまかせコース。メニューは定番+季節のお料理で、毎回安定の美味しさ。
店内は常連客で埋め尽くされている。
新規のお客様は、皆、常連客に連れてきてもらっている。
相変わらず予約困難な中、今年2回目の訪問。
店主の動き、気配り、技術、味を見れば、全てが納得出来る。
【お値段】おまかせコース10000円ぐらい+お酒代で、15000円行かないぐらい。
はっきり言って、圧倒的なコストパフォーマンス。
今回は全員がおまかせコースで、黒板からアラカルトを注文するお客様は、おられなかった。
【お料理】
①なまこ酢
②白バイ貝の茶碗蒸し
③くもこポン酢
④からすみ餅
⑤ふろふきかぶら
かぶらがホクホクで、柚子と味噌が相性抜群です。
⑥造り
紋甲烏賊(もんこうイカ)と河豚(ふぐ)
今回も河豚の火入れが最高。
⑦くもこの春巻き
⑧河豚(ふぐ)の唐揚げ
⑨ごまどうふ生姜あんかけ
⑩ぎんぽとごぼうの煮付け
良いぎんぽが取れたので、是非食べて欲しいとの事
⑪鯖寿司
⑫とりからあげ
⑬林檎と蜜柑のシャーベット
毎回、料理の順番は多少違えど、安定の定番メニュー+季節のお料理を入れて、圧倒的な安心感と味。
常連客が離れない訳だ。
2025/03/14 更新
2025/02 訪問
予約困難、電話番号非公開…でも、コストパフォーマンスと味は最高
昔は電話番号も公開されていたが、今は電話番号非公開で9割が常連のお客様となっている。
新規も予約を取れなくはないが、ほぼ絶望的な為、常連に連れて行ってもらうしかないと思う。
2025年も年内は、ほぼ予約で埋まっているらしい。
自分は何年も前から通っている為、何とか滑り込ませてもらっている。
【お値段】おまかせコース…約10000円
追加でドリンクやお酒を頼むと、コース料金にプラスされる。
【お料理】
黒板にメニュー表があるので、アラカルトでも注文できるが、基本はお任せコースで注文。
①付きだし
白バイ貝の茶碗蒸し
②なまこ酢
③くもこポン酢
④オイル子持ちヤリイカ
⑤あん肝
⑥からすみ餅
⑦河豚(ふぐ)のてっさ
⑧剣先イカのお造り
⑨鰤(ぶり)のたたき
もはや感動レベルの火入れ。口にしたら、美味しすぎて笑ってしまう。
冬はぶりが提供されるが、夏前の季節の鱧の、素材も火入れも感動レベル。何年も前に食べたのに、未だに忘れられない。
⑩とりからあげ
⑪ファイアーひれ酒
火を起こして、ひれ酒を作ってくれるので、このネーミング
⑫すっぽん鍋
⑬くもこの春巻き
⑭だしまき
⑮いわし飯
⑯ぎんぽとごぼうの煮付け
ぎんぽとは、鰻(うなぎ)みたいな見た目の海水魚。
あまり、お目にかからない高級魚。
⑰鰆(さわら)とぬか漬けのサンド
⑱林檎と蜜柑のシャーベット
腹一杯食べて、お酒も飲んで、お会計が1人13000円なら、リピーターも増加しますって…
2025/03/01 更新
作家の山脇りこさんの本で、 10月24日発売の「歩いて旅する、ひとり京都」の中に、食堂おがわ事件という項目があります。
食堂おがわに対する想いを綴ってられますが、大変同感出来ました。
是非、ご一読下さい。
皆さんが1番気になっているのは、予約方法だと思います。
この本を読みながら、僕も食堂おがわに通い始めた時の事を、ふと思いだしました。
今は電話番号非公開ですが、昔は電話番号を公開されてました。
10年位前ですが、食堂おがわが今と同じ2回転制であり、2回転目の21時からが、空きが出やすい穴場と言う事を知り、2回転目の21時を狙って電話をかけて、初来店させていただきました。
その頃から既に予約困難店でしたが、毎日電話をかけていると、2週間に1回位は空きがありました。
そこから、2回転目の21時を狙って、毎月通いまくって、顔を覚えてもらって、次の予約も取れるようになって…という感じです。
山脇理子さんも本の中で記載されてますが、小川さんはイジワルで新規のお客さんの予約を受け付けてないのではなく、それを上回る位、常連さんからの圧倒的な信頼を受けているので、どうしても、常連のお客さんの予約で埋まってしまいます。
中には、京都の木屋町四条に移転する前から通ってられるお客様も多数いらっしゃりますし、そんなお客さんには僕も、かないません。
アドバイスするなら、まずは身近な人で、常連の方に連れて行ってもらう所から、道は開けると思います。
10年前は飲んで食べて、お会計が7000円でした。
今は14,000円にはなりましたが、それでも小川さんの圧倒的な営業努力と、仕入れ先との信頼関係によるもので成り立っているものだと思います。
正直、私ですら、今回の来店時に、小川さんが来年の予約も必ず取ってくれるとは伝えてくれましたが、まだ来年の予約を受付けてない為、いつ、どのように、受け付け開始なのかが明確ではありません笑
そんな、愛すべき食堂おがわの今回の献立です。
【お料理】
①なまこ酢
②なすのごま酢がけ
③山椒オイルサーディン
④新いくらのおこわ
⑤からすみ餅
⑥お造り 鱧と鯵(鱧の時期は5月〜12月で、12月に向けて、脂が乗ってくるので、どんどん美味しくなってくるとの事)
⑦百合根の春巻き
⑧白バイ貝の茶碗蒸し
⑨ぐじからあげ(甘鯛)
⑩鯖寿司
⑪松茸めし
⑫ナポリタン
⑬自家製シャーベット 洋梨と桃
今回の新作は、
•百合根の春巻き
•ぐじからあげ(ぐじからあげ自体は以前から存在したが、衣の揚げ方が変わった)
•ナポリタン(小川さん著書の「食堂おがわの妄想料理帖」の表紙の一品!)